2017-07-13 20:46

豊洲の観光拠点「千客万来施設」が撤退を検討?、当然だw


豊洲新市場が築地市場に負けない集客力を持つように、東京都は「食」をメインに温泉や宿泊施設を備えた総合施設を併設する計画を立てている。当初は「すしざんまい」が参入するはずだったが、すしざんまいは2015年5月に「辞退」してしまった。

経緯は酷い話で、すしざんまいは「豊洲に協力してやるから東京都はうちだけを応援しろ。競合他社(大江戸温泉ね)との関係は切れ。それを文書にして約束しろ」などと我侭三昧を突きつけた。東京都は拒否、するとあっさり「辞退」したのだった。

東京都は代替企業を探したが、なにせ巨大商業施設なのでそうそう替わり見つからない。困り果てていたとき、素晴らしい事業計画(千客万来施設)を携え救いの手を差し伸べたのが、万葉の湯を展開する「万葉倶楽部」(神奈川県)だった。

窮地を救われた東京都だったが、その後、東京都は恩を仇で返す対応を続けることになる。2016年8月、小池都知事が誕生したからだ。小池新都知事は、「豊洲の地下は汚染されているからとっても危険!」との風評を撒き散らし、直ちに移転延期を決定した。

当然、都としては小池都知事の意向は無視できない。忖度しなければならない。同年9月、都はオリンピックに間に合わせようと工事を急ぐ万葉倶楽部に対し、非情にも工事停止命令を出した。施設の駐車場が地下に設計されていたからだ。

「安全性を調査するから結果を待て」というわけだ。しかし、地下汚染問題は泥沼化し、小池都知事も「総合的判断」を示さず事態は膠着した。2018年8月から順次開業を予定していた万葉倶楽部は焦ったが、選挙ファーストの小池はどこ吹く風だった。

3ヵ月後の11月、先の見通しが立たないため、万葉倶楽部は「工事着工を先送りする」と発表した。「市場がないのにうちだけポツンとあっても意味がない。移転の可否を早く決めてほしい」と小池都知事に訴えた。が、小池都知事は無視した。

そのまま半年以上放置され、都議選間際になってようやく小池の「総合的判断」が明らかにされたが、その内容に万葉倶楽部は絶句する。築地跡地に大規模な「食のワンダーランド」なるテーマパークを新設する計画だったからだ。

千客万来施設との競合は目に見えており、万葉倶楽部が「さんざん待たされた挙句に裏切られた!」と激怒したであろうことは想像に難くない。どうするのだろう?と思っていたが、案の定、万葉倶楽部は撤退も視野に東京都に説明を求めていたことが判明した。

万葉倶楽部によると、東京都は説明から逃げ回っているらしい。無理もなかろう。東京都には説明できないからだ。築地跡地計画の全ては小池都政のブラックボックスであり、それが判明しないことには都も身動きが取れない。

この事態がバレて、都は「千客万来施設事業を推進できるよう誠意を持って対応している」とのコメントを出した。対応していないくせに「誠意」って何?。もしも対応していたとしても、万葉倶楽部を説得する「誠意」って何よ?。金か?。土下座か?。

バカめ。いまさら金を積んでも土下座しても無駄だ。小池が食のワンダーランド計画を撤回しない限り、万葉倶楽部も千客万来施設を作れまい。それでなくても豊洲は風評被害で傷ついたのに、都知事肝いりで競合テーマパークなんぞ作られたら商売あがったりだ。

よいよい。万葉倶楽部はさっさと撤退を表明し、あとは東京都に補償金を請求すれば良い。no-risuが関係者ならそうする。こんな危うい事業計画に乗れるわけなかろうw。千客万来施設が完成したら是非とも行ってみたかったが、まあ仕方あるまい。

もっとも、千客万来施設が成功すれば、築地に食のワンダーランド計画を作ろう!なんてトチ狂った計画は消滅すると思うけどね。




産経:豊洲の観光拠点「運営会社」が築地再開発に難色 知事方針なら「採算取れなくなる」
http://www.sankei.com/politics/news/170712/plt1707120019-n1.html
" 築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題で、豊洲の敷地に整備予定の観光拠点「千客万来施設」の運営会社「万葉倶楽部」(神奈川県小田原市)が、小池百合子知事の基本方針に基づき築地再開発が行われれば採算が取れなくなるなどとして、都に難色を示していることが11日、分かった。
 小池氏は6月、築地跡地を市場機能を持った「食のテーマパーク」として再開発する基本方針を表明。同社担当者は取材に「築地に千客万来施設と同じような施設ができれば、撤退の可能性も含め検討せざるを得ない」と話した。都に説明を求めているという。
 千客万来施設は江東区が市場受け入れの条件とし、都も整備を約束。都は「千客万来施設事業を推進できるよう、事業者と誠意を持って対応している」などとするコメントを出した。
 都は、築地のにぎわいを継承・発展させることなどを目的に整備を計画。整備、運営を行う事業者を公募し、温浴施設を展開する万葉倶楽部に決まった。
 事業期間は50年間、用地貸し付け料は月額約720万円。江戸の街並みをイメージした飲食店街、温泉、ホテルを整備し、市場本体施設に隣接する立地を生かして新鮮な食材を販売する計画で、今年1月の着工予定だったが、移転延期の影響で先送りされている。"






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2017-07-03 20:12

今が絶頂期の都民ファースト、反省見えぬ都議会自民


東京都知事選の結果が出揃った。都民ファーストの大勝利、自民党は歴史的大敗、その他は民進党が選挙前に自滅した以外は概ね変わり無しとなった。都ファが予想以上に議席を伸ばしたが、予想されていた範疇の順当な結果と言えるだろう。

面白いのは、翌3日の各社の社説が「自民党大敗」をテーマにしていることだ。朝日は「都議選、自民大敗 政権のおごりへの審判だ」、毎日は「都議選で自民が歴史的惨敗 おごりの代償と自覚せよ」、東京は「大敗の自民『安倍政治』への怒りだ」、といった具合。

自民大敗が嬉のは分かるが、パヨクが勝利したわけでもないし、普通は歴史的大勝利を収めた新勢力についてこそ語るべきだろ。まあ、反アベファースト連中にしてみれば、自民を負かせれば誰でも構わないということか。相変わらず人間性醜い連中だなw。

で、個人的な感想としては、なかなか面白い結果になったと思う。悪くない。反アベ連中は「自民党支持者ザマァ!」と歓喜しているが、自民党支持者のno-risuは全然悔しいと感じていない。だって、支持しているのは国政の安倍自民党なんだからw。

そもそも、都議会自民党は負けるべくして負けた。ドン内田の後継者の女が落選し、彼女は逆風を起こした国政自民党に恨み節を口にしていたが、そうやって責任を他に求める傲慢さこそが、民意の自民党離れを招いたことを反省するべきだ。

まさかもう忘れたか?。

国政の影響もあったが、小池勢力台頭の発端は、都議会自民党の傲慢と怠慢、悪しき政治体質にあった。全国最低レベルの情報公開、腐れ既得権益の議員復活予算枠、ガキのイジメじみた嫌がらせ、それら全てが小池都知事・都ファを輝かせた。

だから小池が都知事で当選し、その流れのまま都議選の勝利を収めた。国政自民党が逆風を起こしたと嘆く前に、都議こそ国政自民党の足を引っ張りまくったことに対し猛省し謝罪しろ。内田の後継者とやら、お前のような人間は落選して当然だ。

大阪自民もそうだったが、地方議会の自民議員はバカが多い。それは他の勢力でも同様だろうが、支持政党の地方議員がバカなのは不愉快だ。今回の大敗北は、バカで傲慢な都議会自民党にとっていい薬だ。都政にとってもこれで良かった。

さて、大勝利した都民ファースト(以下、都ファ)だ。断言できると思う。都ファの支持率は今がピークだ。これ以上は無い。今後、支持率は確実に下がり始める。小池都知事・都ファをディスっているわけではなく、民意・支持率とはそういうものだ。

下落幅をどれだけ抑えられるか、それが小池都知事の腕の見せ所であり正念場と言える。従前の手法、前都知事や自民党を敵に仕立てて打ち倒していく橋下的戦法は使えない。もう勝ったからね。政治ゴロでなく、本格的に政治能力が試される。

だが、これは非常に困難だ。

まず、豊洲・築地を負のレガシー化させたことが大きい。この問題の追及が当分続くことは避けられない。食のテーマパークなど失敗するに決まっているが、失敗するからと方針転換すればやはり批判を招く。無傷で乗り切るのは無理だろう。

また、支持率を維持には実績作りが一番だが、都ファの公約は議会改革メインで実績が見えにくい。それ以外は誰もが公約に掲げそうな内容ばかりで、奪い取った議員予算枠をどう活用するか、小池の苦手そうな地味な努力が求められる。

そして、一番のネックは「勝ちすぎた」ことだと思う。当選多すぎw。多いにこしたことは無いと思われるかもしれないが、これは小池都知事にとってリスクが高い。諸刃の剣だ。都ファ議員の不祥事は、小池都知事の評判に直結するからだ。

都ファは、首長と議会の役割分担を無視した一心同体組織であり、共産党じみた小池独裁組織である。普通なら、議員の不祥事で知事がダメージを受けることは無いが、二元代表制が崩壊した都ファの場合は小池都知事が一身に被る。

二元代表制崩壊の指摘を受け、小池は都ファ代表から退くことを電撃表明したが、今更そんなことしても無駄だろう。どうせ院政しくわけだしw。そんな都ファはかつての橋下維新に似ていると評されるが、都ファは維新以上にやばい。

橋下の場合、維新立ち上げまでに長い時間をかけた。まずは首長としての手腕と実績を披露して、有権者の信用を獲得した上で、十分説明しながら維新を立ち上げた。小池の場合、勢いに任せて即席で作ったから実績と信用が無い。

また、橋下は松井と共同代表制を採用し、決定過程に専門家会議等を活用しているから、責任問題が発生しても分散・遮断することができた。小池独裁の都ファはできない。そこにきて、都ファは維新以上にやらかしそうな議員がうじゃうじゃいる。

特に、小池政治塾から抜擢した素人議員は要注意だ。維新も政治塾から抜擢したが、時間をかけ手順を踏んでいた。それでも苦労させられた。小池塾は、養成期間が短く選抜方法も独断だから、ハイリスクだし小池は責任から逃れられない。

さあ、都民ファーストの仮面を被った小池ファーストがどこまで頑張れるか。実に楽しみだ。個人的には、維新ほどうまくはいかないだろうと予想している。もちろん、都ファで都政がうまくいくならそれで問題ない。うまくいくにこしたことは無い。

そのときは、自民党は健全野党のお手本を見せよ。まかり間違っても、反アベ連中みたいな愚劣な批判に走らないように。そうなったら、政治家としても人としても終わりだ。4野党や、秋葉で「アベ帰れコール」を仕掛けた奴らみたいには絶対になるなよ?。




産経:「票を積み増しても国会サイドが崩す。苦しい選挙だった」自民陣営に都民の怒り直撃
http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030055-n1.html
" 都議選で歴史的敗北となった自民党。選挙戦終盤、閣僚を歴任した深谷隆司元衆院議員は台東区の現職の応援演説で怒りを込めた。「票を積み増しても国会サイドが崩していく。こんなに苦しい選挙はなかった」
 「恥さらしだ。自民党に期待しているけど頭にきてるんだよ」。葛飾区で最後の1議席に滑り込んだ現職の舟坂誓生氏(69)が6月30日朝、亀有駅前で演説の準備をしていると、自民支持者という男性がスタッフに詰め寄った。舟坂氏は演説で「毎朝ビラを配っているが、『首相を辞めさせろ』『自民党には投票しない』と言って通り過ぎる人ばかり。大変厳しい選挙だ」と吐露した。
 八王子市で落選した新人、鈴木玲央氏(39)の支援者は「電話をかけても『今回は入れない』と断られることがあった」と明かす。別の選挙区の自民関係者は「後援会名簿を使って選挙はがきを送ると、『名簿から抜いてくれ』と突き返しに来た人がいた」とさじを投げた。"






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2017-06-21 20:48

これが小池都知事の「ワイズ・スペンディング」かw


小池都知事は、合理的根拠無く豊洲移転を凍結し、維持費だけ無駄に払い続け、無駄な地下水再調査に大金をつぎ込み、無用の追加安全対策に大金をつぎ込み、業者に多額の補償金を支払い、豊洲新設経費を回収するための築地跡地売却は白紙撤回した。

築地跡地には市場機能を残した上で、規模も時期も建設コストもコンセプトも何もかも不明、成功するのか不安この上ない官製ビジネス「食のワンダーランド」なる新テーマパークで安定的にボロ儲け、数十年かけて豊洲経費を回収するという皮算用を示した。

これが「総合的判断」の結果かw。

移転凍結判断により、これまでいくらの損失が発生したか、今後いくら発生するのか、食のワンダーランドを作るのにいくらかかるのか。築地跡地を売却せず、さらに大規模な箱物を作りまくって、東京都の市場会計は持ちこたえられるのか。疑念は尽きない。

疑念の根源は、小池都知事が自画自賛する「総合的判断」の中身があまりにも不透明だからだ。いったい、何を根拠にして、どの様な合理的判断をしたから、今回の結論に至ったのか。その全ては小池の頭にのみ存在する。ブラックボックスそのものだ。

総合的判断には3つの決定要素があった。専門家会議、有識者会議、戦略本部だ。が、専門家会議は追加安全対策を提言しただけ、有識者会議は移転・存続・両立の生煮え3案を列挙しただけ、設置されたばかりの戦略本部など提言する段階に無い。

普通に考えて、豊洲移転に関する判断根拠としては甚だ不十分、これで巨大市場と巨額の税金の命運を左右されてはたまらんだろう。都民ファーストの議員は「都知事の決断に従う」らしいが、正体不明の「食のワンダーランド」に賛成するわけだw。

東京都民はこの現実をよ~く見て考えて欲しい。これが小池の言う「都民ファースト」の「ワイズ・スペンディング」だ。実態は明らかに「小池ファースト」であり「フーリッシュ・スペンディング」だろう。そりゃそうなるとも、小池自身がフーリッシュなんだからw。

はっきり言って、都知事のイエスマンであることを隠しもしない都民ファーストの議員など、都民・都政にとって害悪でしかない。しかも、泥舟から逃げ出した頭の黒い民進党議員が、元民進党であることを隠して大量に紛れ込んでいる。

都民ファーストの会とは、腰ぎんちゃくの輝けTokyo・隠れ民進党・マジキチ共産党、そして創価学会ファースト公明党の連合が、自分最優先の独裁者として君臨する小池都知事に忠誠を誓う組織だ。決して都民の味方ではない。

6月20日、「総合的判断」の記者会見。明らかに都議会選対策のタイミングで、実現性怪しく八方美人的青写真を「総合的判断でございます」と公表し、「最終決定は都議会」と責任を押し付け、質疑応答を4分で打ち切りトンズラした姿勢からも、小池の無責任と都民軽視がよく表れている。

公務終了後、小池は「定例会見でもしっかり答えたい。ただ豊洲に移せばいいという単純な議論ではない」と述べたそうだ。バカめ、単純に豊洲へ移れば良かったのだ。複雑化させたのは小池であり、多くの関係者を苦しめ、無駄な税金垂れ流したのもお前だ。

小池には灸をすえるべきだ。「賢い金の使い方」より、「正しく金を使う賢い政治家」が必要だ。ワイズであるべきは、政治家を選ぶ都民自身ということを胸に刻み、都議選の投票先を選んで欲しいと思う。まあ、総合的に判断すれば自民党しかあるまい。

でも、「食のワンダーランド」が完成したら絶対に行くけどねw。




産経:小池節、切れ味なし 「最終決定するのは都議会」 質疑応答わずか5分で打ち切り
http://www.sankei.com/politics/news/170621/plt1706210006-n1.html
" 市場移転問題について豊洲への移転と築地再開発の方針を表明した東京都の小池百合子知事。この日の会見時間32分のうち質疑応答はわずか5分足らず。工程や財源については、明らかにしなかった。「最終的に決定するのは都議会」とも述べるなど、曖昧な説明に終始した。
 「将来への責任、後世へのツケに真正面から応えられる計画がなかった。市場のあり方を総点検したおかげで、さまざまな選択肢が出てきた」。20日午後3時半から東京都庁で始まった会見の冒頭、小池氏はまずこう語った。
 この後、豊洲への移転と築地再開発という「両立プラン」を示した小池氏。詰めかけた多くの報道陣からは「移転後、市場機能を築地に戻して市場が2つということになるのか」「追加される税金はいくらになるのか」など具体的な説明を求める質問が相次いだ。
 市場機能の将来像について小池氏は「豊洲は新たな中央卸売市場としての機能を優先させるが、築地も転換期にあるので市場機能を確保できる方策を見いだしていきたい」と、あくまで「両立」の回答。記者から「市場機能の一部が築地に復帰するということなのか」と追及されると「いろいろな選択肢があるかと思う」と明言を避けた。"
" 工程や財源などについても不透明さを残した。小池氏は「詳しい日程等々は、それこそ市場関係者と詰めないといけない」「さまざまな方法を考え、ベストなワイズスペンディング(賢い支出)でいきたい」と独自色を出そうとしたものの生煮え感は拭えなかった。
 質問の手は続々とあがっていたが、小池氏は「公務の都合」として計32分間の会見のうち質疑を約5分で打ち切り一礼して降壇。「知事、大事な問題なのでもう少し質疑応答をやりませんか」などと記者から会見の継続を求める声もあがったが、小池氏は口元に笑みをたたえたまま、無言で会見場を後にした。
 小池氏は公務の後、報道陣に「定例会見でもしっかり答えたい。ただ豊洲に移せばいいという単純な議論ではないということで今日は提案させていただいた」と述べた。"





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2017-05-12 21:25

小池都知事の余裕は胆力か鈍感か演技力か


5月11日、小池都知事が「東京五輪の仮設整備費を都が全額負担する」と電撃表明した。電撃と言っても遅すぎる決断であるが、議論ばかりして決断しないことに定評のある小池都知事にあっては、「突然の表明」との印象を受けるのもいたし方あるまい。

小池都知事には、協力自治体と協議・交渉した形跡が無い。豊洲では、あれほど「工程」に拘っていたくせに、仮説整備費に関する議論は全く聞こえてこなかった。この状況で、「都が500億円全額負担します」なんて、不自然極まりない。小池らしくない。

オリンピック予算の縮減は、都民ファースト政策の柱の一つのはずで、就任後真っ先に会場整備費の縮減に着手していた。一定の額を縮減できたので、小池都知事も満足げであった。仮設費用も、本当ならできるだけ他県に押し付けたかったはずだ。

しかし、その思惑は失敗した。小池流のプロセスでは遅すぎて、協議入りする前に協力自治体がブチ切れた。何度も「早く協議しよう」と申し出ていたのに、協力してもらう立場の小池都知事が不誠実を続けてきたのだから当然だ。

千葉・埼玉・神奈川県知事らは一斉に小池知事を批判、「小池都知事に言ってやってくれまいか」と国に泣きついた。内心、小池都知事は逆切れしていたことだろう。「雑魚がこのワタクシに逆らうとは!」、「無礼者め!、ワタクシに忖度せんかい!」、と。

とは言っても、このままでは東京五輪で東京が孤立しかねない。組織委員会と険悪で、国との関係も微妙、その上、そこそこ強い周辺自治体が反小池連合化し、小池都知事は仮設費用500億円全額負担の「決断という名の譲歩」に追い込まれた。

決断の決め手は、発表前日に行われた安倍総理との会談と思われ、「国との調整」が背中を押したことは想像に難くない。

協力自治体の費用負担は仮設費と運営費が議論されているが、小池都知事は仮設費用だけの負担を表明した。これは、より金額の大きな運営費の決断を先延ばしにしたいのだろう。「しばらくは黙っとけ」、「なし崩し的に全額負担はさせねーぞ!」と。

さて、唯我独尊小池ファーストを謳歌してきた小池都知事だが、ここにきてようやく「追い込まれる事態」が発生した。小池都知事は認めず、「全額負担は以前から決めていた、総理との会談後になったのは偶然」と強がるが、その言葉に説得力は皆無だ。

仮設費用全額負担など、所詮は一時しのぎに過ぎず、運営費など今後の協議・交渉はさらに厳しくなると予想される。協力自治体は反小池で連携してしまったし、押せば譲歩する前例も作ってしまった。全て自業自得だが、不味い立場になりつつある。

目下のところ、五輪費用以上に不味いのが豊洲移転問題だ。こちらは完全に泥沼化している。とてもじゃないが「総合的判断」を下せる状況ではないし、判断に近づくどころかどんどん後退している。決断のタイムリミットはとっくに過ぎているのに、だ。

豊洲移転をだらだら延期させているせいで、莫大な費用が発生している。豊洲の維持費、築地業者への補償、そしてメディアは全く報じないが、豊洲の減価償却費も凄まじい金額だろう。その損失額は、つるせこ舛添前都知事の比ではあるまい。

で、これがよく分からないのだが、かなりの窮地に立たされているにも係わらず、小池都知事はいたってマイペースに見える。表情や言葉に焦りの色が全く見えない。これはどういうわけか。どうして余裕でいられるのか。

小池都知事は、よほど肝が据わっているのか、状況が理解できないほど愚鈍なのか、それとも演技力が抜群なのか。演技力であって欲しいものだ。危機感無くしてワイズ・スペンディング無し、都民・国民の負担は際限なく膨らみかねないのだから。




東京:小池氏「負担覚悟決まっていた」 五輪・パラの仮設費用
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017051101001831.html
" 東京都の小池百合子知事は11日夜、共同通信の単独インタビューに応じ、都が2020年東京五輪・パラリンピック会場の仮設整備費を負担することは「覚悟も、大枠も決まっていて、首相との会談に向けて協議を積み上げてきた。(国の調整で)急に決めたというのは間違いだ」と語った。
 追加種目の野球・ソフトボールが行われる福島県や、今後決まるサッカー会場も「システムを決めたので当てはめればいい」とし、同様に都が原則負担する枠組みになると説明した。
 小池知事は、安倍晋三首相との会談は5月2日に決まっていたと強調した。"




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2017-04-10 20:05

「強欲は不幸をまねく」という昔話の教え


舌切り雀、こぶとり爺さん、花咲か爺さん等の昔話。共通するのは、謙虚で心優しい善良な人は幸せになり、強欲で自己中なカス野郎は不幸になる、という勧善懲悪だ。主に、心優しいお爺さんお婆さんが幸せになり、強欲ジジイらが不幸になる。

この現代版とも呼ぶべき事例が福岡市で発生した。

4月3日に西日本新聞が報じたところによると、福岡市・天神の新天町商店街内の歩行者用通路をめぐり、2017年度から固定資産税などを全面的に課そうとする市と、これまで通り免除を求める商店街の意見が対立しているそうだ。

記事のタイトル「商店街と市が対立 30年たって今更なぜ? 非課税の通路に課税方針 福岡市」を見たとき、福岡市もせこいことするなぁ、今時の商店街イジメてどうすんのよ?と思った。しかし、記事を読むと、どうもそういうことではないらしい。

福岡市の課税方針転換は、一言で表すと「商店街の強欲が招いた自業自得」であるようなのだ。事の経緯はこうだ。

1.新天町商店街の敷地は市有地である

2.市有地なので課税対象である

3.公共性が高いことを理由に、福岡市はメイン通路の課税を免除してきた

ここまでは問題ない。が、福岡市の配慮に感謝して満足していれば良いものを、優遇され続けて勘違いした商店街は欲を出した。

4.歩道や通路等の市有地も非課税にせよ!

5.いや非課税だけじゃ納得できねぇ!、これまで払った税金も返せ!

6.福岡市が要求を呑まないなら裁判だ!

こうして商店街は本当に裁判を起こし、地裁では勝訴したものの、高裁で負け、最高裁でも負けた。こんな裁判で最高裁まで争うとか、商店街の連中はどんだけ銭ゲバ揃いなのか。で、商店街の主張が退けられた理由は、次の3点だった。

(1)通路上に建物があり、建築基準法では建物の敷地

(2)商店街全体の顧客誘引力を高めることが主目的

(3)建物の増改築ができ、物置場などとして自由に使用し、収益を出すことができる


つまり、公共性より営利目的で活用されており、現状変更も私的な理由で行えるし、法的には通路ですらないと。また、商店街側は「誰でも通行可にしているから公共性がある」と言うが、地図で確認すると「通行可」にする必要性は低そうに思える。

さて、商店街として敗訴して終了のつもりだったのかもしれないが、勝訴した福岡市には別の課題が発生することになった。2016年2月に下された最高裁判決に照らせば、これまで税金免除してきたメイン通路も課税対象とる。

税の公平性を担保するためにも、課税すべきものには課税するしかないわけで、こうして福岡市は商店街に課税を通告することになった。「30年たって今更なぜ?」。そりゃ、商店街の強欲がいらぬ最高裁判決を引き出してしまったからだろう。

商店街は訴訟も辞さずの抵抗姿勢らしいが、見苦しいにもほどがある。福岡市の課税判断は、先の最高裁判決を背景にしており、裁判を起こしても勝ち目はあるまい。潔く諦めよ。自分達の強欲が招いた自業自得なのだから、大人しく従うべし。




西日本:商店街と市が対立 30年たって今更なぜ? 非課税の通路に課税方針 福岡市
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00010009-nishinpc-soci
 商店街の通路への課税は是か非か-。福岡市・天神の新天町商店街内の歩行者用通路をめぐり、2017年度から固定資産税などを全面的に課そうとする市と、これまで通り免除を求める商店街の意見が対立している。両者は過去に裁判で争った経緯があり、今回も法廷に持ち込まれる可能性が出てきた。識者は、地域発展のため、協力すべき両者に無用な亀裂を生みかねないとして、「市は課税理由を説明する必要がある」と指摘している。
" 「通告するだけで、取り付く島はなかった」。86店が連なる新天町。商店街商業協同組合の前理事長、足立憲弘さん(69)は昨年11月の出来事を振り返る。
 数人の市職員が組合の事務所を訪れ、これまで非課税だった部分(総延長約180メートル)も含め、17年度から商店街の通路全てに固定資産税や都市計画税を課すことを通告。新たな課税額は計約3200万円に上るという。
 「公共性は高いはずなのに理由の説明もない」。商店街側はその後も市に協議を求めたが、明確な説明はないままだという。"
"  福岡市にある同様の通路でも、博多川端商店街(博多区)は市道なのに対し、新天町は商店街商業協同組合などが所有する私道。ただ、地方税法では私道でも「公共の道路」は非課税になる。アーケードがある部分はこれに該当するとされ、1986年ごろから課税されていなかった。30年たって今更なぜか。商店街関係者に思い当たるのは、市と争った裁判だ。
 新天町商店街にはこれまで、アーケードなどの「非課税」通路と、ビル1階などを通り「建物の敷地の一部」とみなされてきた「課税」通路が混在していた。この「課税」通路について組合と新天町商店街公社は「終日開放しており、不特定多数の人が利用している」と公共性を主張。12年に市を相手取り、過去に支払った固定資産税などの損害賠償を求めて提訴した。"
"  一審の福岡地裁は商店街側の主張を認めたものの、福岡高裁では逆転敗訴。判決は「課税」通路が公共の道路ではない理由について(1)通路上に建物があり、建築基準法では建物の敷地(2)商店街全体の顧客誘引力を高めることが主目的(3)建物の増改築ができ、物置場などとして自由に使用し、収益を出すことができる-などとした。最高裁も昨年2月に商店街側の訴えを退け決着した。
 市は「個別の事案については答えられない」(課税企画課)とするが、17年度から「非課税」通路も課税対象とする方針に転換したのは(2)と(3)などの理由が背景にあるとみられる。「裁判を起こしたことへの意趣返しなのか」。商店街関係者からはため息が漏れる。
 市からの納税通知書は月内にも届く見込み。商業協同組合と商店街公社は3月に合同役員会を開き、通知に対して行政不服審査法に基づく不服申し立てを行う方針を決定。市が棄却すれば、争いは法廷に持ち込まれる公算が大きい。
 名城大法学部の伊川正樹教授(税法)は「約30年間続いてきた非課税の方針を覆すには十分な説明が必要。地元の発展のため互いに協力してきた信頼関係が揺らぐのは、市にとっても得策ではない」と指摘する。"






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