2014-01-28 22:29

「失望」は米政府でなくバイデン副大統領の独断

1月28日の朝日新聞朝刊は、さながら靖国神社参拝問題の特集号であった。特別なコーナーなどを設けるわけではないが、大きな記事をいくつも掲載する手法で事実上の特集号になっている。昨年末の安倍総理参拝以降、朝日新聞はしばしば同様の特集を組む。

もちろん、朝日新聞が「靖国問題の真実や特亜の理不尽を国民に伝えたい!」などと考えるわけもなく、靖国参拝に対する批判で埋め尽くされている。日本人が読めば暗澹たる気持ちになるが、中国人や韓国人からは拍手喝采が贈られそうな偏向記事ばかりだ。

最近の傾向としては、「アメリカ大使館が発表した『失望』」と、「日中韓階段に向けた外交努力の水泡化」を軸にした批判が目立つ。言うまでも無いが、記事はそれぞれ悪意に満ちた偏向や、それにより民意を誘導したい意図がありありと感じられる。

ただ、朝日新聞には重要な情報も多々掲載されることも多い。問題は、重要な情報も書かれているのに、結論はいつも同じ(靖国批判)であることだ。結論は最初から決まっているから、途中の事実関係紹介との関連性は無視され非論理的な記事になる。

1月20日、日経新聞はアメリカ大使館の声明にあった「失望」が、バイデン副大統領の一存で追加された文言だったことをすっぱ抜いた。

1月21日、朝日新聞はケネディ大使にインタビューを行い、朝日はケネディ大使に「失望」の意味を改めて問い直した。ケネディ大使は朝日新聞の期待を裏切り、「米国は靖国参拝に失望したのではなく、日中韓関係を不安定にしたことに失望した」と述べた。

1月28日、朝日新聞は外務省が安倍総理の靖国参拝後に各国要人の様子を探っていたと報じ、「バイデン副大統領が激烈に怒っていた」、「バイデンは韓国で『安倍総理は靖国参拝をしない』」と説明し、韓国に和解を求めていた」、と外務省担当者の重要証言を掲載した。

昨年の12月3日、バイデン副大統領は安倍総理と会談し、6日には韓国の朴槿恵と会談した。安倍総理がバイデンに靖国不参拝を確約するなどありえないが、バイデンは朴槿恵に「安倍総理は参拝しないと約束してくれた、韓国も譲歩して欲しい」と持ちかけたらしい。

ところが、安倍総理は靖国神社参拝を決行し、勝手に「安倍総理の靖国不参拝」を韓国に約束したバイデンの面目は丸潰れ、逆ギレして大使館声明に「失望」をねじ込ませたわけだ。米政府の公式見解ではないが、副大統領の意向は尊重せざるをえない。

だから、ケネディに聞けば「失望している」と答える以外に選択肢は無い。朝日新聞のインタビューに対し、「靖国参拝ではなく地域を不安定にしたから失望した」などと言葉を選んだのもそのためだろう。バカな上司に苦労させられるのは、会社員も大使も同じだ(笑)。

とどのつまり、米大使館の「失望」はバイデンの独断にすぎず、日本は適当に受け流しておけば良かった。しかし、アメリカの「失望」に反日メディアや中国や韓国が狂喜して、「もっと失望してくれ、失望したと言ってくれ」などと群がった。

馬鹿馬鹿しい話だ。米政府は靖国参拝を批判していないし、批判することも出来ない。靖国に絡めて「失望」を繰り返し報じる朝日らメディアは、もうそれだけで偏向報道を行っていると断罪されるべきだ。おそらく、今頃はケネディも米政府もうんざりしていることだろう。


朝日:「あす靖国参拝」切れた日韓の糸 首脳会談協議の翌日、通知
http://www.asahi.com/articles/DA3S10948386.html?iref=com_top_pickup
" 「明日、総理が靖国に参拝する可能性がある。準備してほしい」
 韓国政府が日本からの非公式な通知を受けたのは、昨年12月25日夜。安倍晋三首相の参拝前夜だった。
 韓国側は絶句した。前日、日中韓首脳会談の実現に向け、東京で日韓の外交事務当局者が協議したばかり。1週間前の18日には、日韓首脳会談実現の・・・"

朝日:首相の靖国参拝、反対46% 朝日新聞世論調査
http://www.asahi.com/articles/ASG1W3TY3G1WUZPS001.html
 朝日新聞社は25、26の両日、全国定例世論調査(電話)を実施した。昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝について聞いたところ、「参拝したことはよかった」は41%で、「参拝するべきではなかった」の46%の方がやや多かった。首相の靖国参拝に対する中国、韓国、米国、ロシアなどからの批判を「重く受け止めるべきだ」は51%で、「それほどのことではない」の40%を上回った。
 首相の靖国参拝は、2006年8月15日の小泉純一郎氏以来。この直後の調査では「参拝はよかった」の方が多く、49%で、「参拝するべきではなかった」は37%だった。
 安倍内閣の支持率は50%。昨年11月上旬の調査の53%以来、2カ月半ぶりに50%台に戻した。内閣支持層では「参拝はよかった」は56%で、「参拝するべきではなかった」の35%を上回ったが、不支持層では20%対70%だった。無党派層は31%対50%で、「参拝するべきではなかった」の方が多かった。年代別では、50代が30%対59%だったのが目立った。・・・
 
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テーマ:靖国参拝
ジャンル:政治・経済

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