2015-04-01 22:12

無花粉杉では間に合わぬ


国民病となった花粉症の撲滅に向け、国や自治体は無花粉杉・少花粉杉(従前品種の1%程度)を開発し、順次植え替えていくよう支援を行っている。平成27年度予算では、ようやく林野庁が補助金付きの植え替え支援を盛り込んだ。大変結構!。

杉の苗木定植数は、林業・林業者の縮小に伴い年々減少しているが、それでも年間1500万本になる。その内、無花粉・少花粉杉は200万本程度が使用されてきたが、林野庁は補助金をつけることで1000万本にまで増加させたい意向だ。素晴らしい!。

しかし、大変結構で素晴らしい話ではあるものの、実際問題として喜んでばかりもいられない。というのも、植え替えペースが遅すぎて、効果が現れるまで待っていられないからだ。待っていたら、花粉が無くなる前にno-risuの寿命が枯れ落ちる。

現在、杉林は人工林の面積だけでも448万haだ。杉の苗木は1haあたり1600本くらい定植される。苗1000万本なら植え替え面積は0.625万haだ。1000万本と聞くと頼もしく感じられるが、このペースでは全てが植え変わるまでに717年かかる。

もちろん、ある程度植え替えた段階で改善効果が見られ始めるだろう。でも、何割植え替えれば効果が出現するのかは不明だし、1割植え替えるだけでも70年以上かかるわけで、どう考えても効果が出る前に今の患者全員が死んでしまう。

大袈裟では無く、花粉症は憲法で保障された基本的人権の侵害である。人生の1/4を花粉症で苦しむとか、そんな哀れな人生は真っ平ごめんだ。我々は、日本政府は、花粉に蹂躙された人権を直ちに取り戻すべきではないのか。患者を救え。

方法はある。花粉症患者なら、誰もが一度は願うであろう杉林の根絶方法だ。その技術は太古の昔から存在し、費用対効果が高く、必要な労力や財政負担は少ない。やれ。


焼き払え! 

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東京:少・花粉スギ 後押し 林野庁 花粉症対策に本腰
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015031202000124.html
 国民病と呼ばれる花粉症の対策に林野庁が本腰を入れる。補助金を出して従来のスギを伐採し、花粉の出にくい苗木に植え替えを促すのが柱だ。これまでも花粉症対策の苗木は供給されていたが、全体の約一割にすぎず、植林を順調に進めるには林業現場の協力を得られるかが鍵を握る。 (小野谷公宏)
 戦後、日本では木材の供給量を増やすため、成長が早いスギの植林が進んだ。現在、人工林のうち四割強をスギが占めており、花粉症が広がる原因の一つとなってきた。
 改良した苗木は、一般のスギと比較して花粉の発生量を1%以下に抑えたのが特徴。林野庁はこれまでも普及を後押しし、苗木の供給量は二〇〇〇年代半ばから増えているが、伸びは緩やかだった。一三年度に供給された約千六百万本の苗木のうち、花粉症対策の苗木は約二百万本にとどまっている。
 新年度予算案では、従来のスギを切って、新しい苗に植え替える場合に支給する補助金を盛り込んだ。伐採や除去、植栽などの経費に対して国と都道府県が合わせて約七割を負担する。一七年度には花粉症対策の苗木供給量を一千万本に引き上げたい考えだ。
 しかし、新しい苗木がうまく成長していくか判断するには時間がかかるため、「林業業界では実績のある従来の苗木へのこだわりが強い」(林野庁)ことが植え替えのハードルとなっている。林野庁は関係者の理解を得ることが重要だとして、今後は新しい苗木の成長性の高さなどを訴える啓発活動にも力を入れる。
 また、林業の低迷も植え替えの逆風になっている。国産のスギ価格は近年やや持ち直しているが、ピークだった一九八〇年と比べると、三分の一程度で推移。「木材が高く売れる保証はないのに、わざわざ新しい苗を植えようという意欲はわかない」(岐阜県の山林所有者)と冷めた声もあり、花粉症対策には林業再生もカギになりそうだ。


産経:安倍首相、花粉症撲滅を宣言 自らも花粉症「話をするだけで目がかゆくなる」
http://www.sankei.com/politics/news/150327/plt1503270035-n1.html
 安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、自らも花粉症に悩まされていることを告白した上で「来年度から発生源のスギの伐採と同時に、花粉の少ない苗木への植え替えを支援する。花粉の少ない森林への転換を進めていきたい」と述べ、花粉症撲滅に向け対策を進める考えを示した。
 維新の党の小野次郎氏は「今週は(花粉症の症状が)特にひどい。スギ花粉症は日本にしかなく、人災であり公害の一種だ」と指摘し、政府の取り組みをただした。
 首相は、国民の約3割がかかっているとして「社会的、経済的にも大きな影響を与えている。政府を挙げて対応すべき大きな課題だ」と強調。同時に「スギ花粉の話をしているだけで、何となく目がかゆくなってくる」と症状を訴え、場内の笑いを誘った。








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  1. 花粉症
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2015-03-14 20:15

花粉症に○○が効く効く詐欺


今年も憂鬱な季節が到来した。花粉の飛散が本格化し、花粉症患者であるno-risuにも症状が現れ始めた。目が痒くてクシャミが出る。ただ、花粉飛散量は例年より多いと予想されていたものの、今のところ酷い症状は出ていない。まだ花粉地獄の一丁目である。

この時期になると、必ず「○○を食べると症状が緩和する」といった怪しげな食事療法が跋扈し始める。毎年のように新しい食材がクローズアップされ、もっともらしい「専門家の説明」と共にメディアで劇的な効果が紹介される。今年は「レンコン」だ。

哀れな花粉症患者は希望があればすがりつく。ヨーグルトをなめ、竹酢を風呂に入れ、「紅ふうき」なるお茶を飲み、柑橘を頬張った。しかし、その全てが花粉症患者の期待を裏切った。no-risuも全て試した。効果は全く無かった。

未だにヨーグルトは効果があるかの様に扱われているが、本当に効果があれば次から次へと新しい食事療法など紹介されないだろう。本当に効果があるなら、ヨーグルトだけ食ってれば事足りるのである。効かないから、別の何かが紹介され続ける。

だから、おそらくレンコンも花粉症には効かない。ネットで情報を調べると、レンコンの絶大な効果が書かれている。でも、これまでの食材だって同様の情報が溢れていたはずだ。効くと言った専門家、宣伝番組を作ったディレクターらは全員縛り首だ。

レンコンについては、ポストセブンが魅惑的な提灯記事を掲載している。記事には「食事療法に詳しい埼玉医科大学の和合治久教授」なるセンセイが登場し、「620人で実験したら、3か月間でなんと81%の人に症状改善が見られました!」とのこと。

花粉症患者からしてみれば、81%に効果があるなんて夢のような話だ。感動的ですらあり、ただちにレンコンを買いに行きたい衝動に駆られるだろう。しかし落ち着け同志よ。この検証記事は何かがおかしい。また我々を騙そうとしている。

まず、症状は具体的にどう改善したのか。10回出るクシャミが9回に減ったとか、鼻水が1cc減ったとか、その程度の改善かもしれない。しかも、記事には「ヨーグルトと組み合わせれば劇的な効果」とあり、レンコン単体では劇的に改善しないこともうかがえる。

さらに怪しいのが、「3ヶ月」という不自然に長く設定された実験期間だ。一般的に、花粉症は2月下旬に始まり4月下旬に終息する。3ヶ月だ。GWには通常生活を取り戻す。3月から4月上旬が症状のピークで、その後は緩やかに良くなっていく。

3ヶ月も経てば、普通は症状が改善していくわけだ。3週間ならまだしも、3ヶ月で81%で症状が改善されるのは当然の結果で、それをレンコンのおかげと言うのは無理がある。第一、3ヶ月間も毎日毎日レンコンばっか食ってられっか!、って話だ。

希望を絶って申し訳ない。でも、散々騙されてきたのだから、いい加減に食事療法など効かないと学ぶべきだ。我々花粉症患者は食い物にされている。

レンコンは効かない。レンコンにすがるなど愚の骨頂である。ただ、「じゃあ、お前はレンコンを絶対に買わないか?」と聞かれれば、「買わないとは言っていない!」と答えるが(笑)。まあ、レンコンは普通に美味しいし。フライか天ぷらが好みだ。




ポストセブン:ネットで「レンコンが花粉症に効く」説 医師がその真偽解説
http://www.news-postseven.com/archives/20140330_248617.html
 マスクをして花粉対策用眼鏡をかけて、それでも止まらないくしゃみ、鼻水、目のかゆみ。そんな花粉に悩めるかたに朗報が。実は今「花粉症に効く」と話題になっている食品がある。
" それは「れんこん」。ネット上には、「れんこんを食べて症状が緩和された」という意見が数多く寄せられ、なかには「まったく症状が出なくなった」という人もいるほど。
 食事療法に詳しい埼玉医科大学の和合治久教授は、れんこんの効果を次のように解説する。"
"「これまで、身近な食材で花粉症などのアレルギー反応を抑えられないか研究してきました。そして数ある野菜の中で、れんこんの効果が高いとわかったのです。
 620人を対象にした実験で、れんこんの成分をお茶やみそ汁に入れて摂取してもらったところ、3か月間でなんと81%の人に花粉症の症状の改善が見られました。"
 れんこんには、アレルギーの原因物質『アレルゲン』に特異的に反応する『IgE抗体』を抑制する働きがある『タンニン』などのポリフェノールが多く含まれています。それに花粉症を抑える効果があるんです」
" 1日40g、輪切りで3つほど食べ続けると、約2週間で効果が表れ始めるという。
 和合教授のおすすめは、ポタージュスープにして飲むこと。れんこんの成分を小腸からダイレクトに吸収できるという。
 さらに、れんこん単独ではなく、組み合わせて食べることで効果を高められるという。"
「腸内環境が崩れていると、花粉症などのアレルギー反応が大きく出るといわれています。ヨーグルトなど、乳酸菌の含まれる食べ物と一緒に摂取すると、劇的な改善作用があると、最近の研究でわかってきたんです」(前出・和合教授)
" れんこんの効果は、食べるだけにとどまらない。なんと塗っても効くのだ。
「れんこんに含まれる粘り成分『ムチン』には、粘膜の炎症を抑える効果があります。れんこんを皮ごとすりおろしてガーゼなどで濾し、その搾り汁を綿棒などで鼻の内側に直接塗れば、鼻づまりの解消につながります」(前出・和合教授)"






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  1. 花粉症
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2014-02-15 18:38

祝!舌下免疫療法の治療薬承認


憂鬱な季節が近づいてきた。


中国の大気汚染がなんぼのもんか、PM2.5よりも恐ろしい微粒子が飛び交う。


そう、今年も悪魔の黄色い粉が漂い始めたのだ。


「焼き払え!」
クシャナ花粉


この時期に喜ぶ人も大勢いる。製薬会社や関連商品会社は「花粉商戦」に沸き返り、マスコミは効きもしない民間療法やアイデア商品を楽しげに紹介する。no-risuら花粉症に苦しむ人々は、金を巻き上げられながら、ひたすら5月まで堪え忍ぶのである。

花粉症は、今や国民病と呼ばれ4人に1人が患者らしい。体感的にはもっと多いように思うけど、たぶん地域によっても異なるのだろう。苦しんでいるのは自分一人ではない、わかり合える人が身近に居る、それだけが唯一の精神的慰めだ。

花粉症は本当に辛い。くしゃみ・鼻水・目の痒み・微熱などの症状が複合的に常態化し、鼻周りはひりつき、目玉を取り出して歯ブラシで磨きたい衝動にかられ、微熱で頭が霞み仕事中でも眠気に襲われ、夜は中々寝付けず、明け方には苦しさで目が覚める。

休日の外出も億劫で、麗らかな春の日差しを部屋から眺め、加湿器を炊いて閉じこもる。そんな生活が2月から5月まで続く。no-risuは体質なのか薬も効かず、どんな薬も2時間くらいで効果が切れ、副作用で体中が乾燥し、倍返しの症状に襲われる。

地獄だ。これで憂鬱にならない人間はマゾであろう。no-risuはマゾではないので憂鬱になり、そして怒りの矛先は本気で問題解消に動かない行政(厚生労働省)と、対処療法で延々と荒稼ぎする製薬会社と、利権を守る両者の癒着に向かうのである。

ところが、ここにきて朗報が飛び込んできた。厚生労働省が3日、舌下免疫療法による治療薬を承認したのだ。我ら患者の希望の光、承認されたのは鳥居薬品の「シダトレンスギ花粉舌下液」で、4月に保険適用され、6月以降から販売が開始されるらしい。やった!。

舌下免疫療法は、今のところ花粉症を根治する唯一の手段だ。全員に効果があるわけではないけど、8割に改善効果が認められ、6割は劇的に改善され、3割は治癒すると言われる。従前は長期の病院通いが必要だったが、今後は手軽な利用が可能になる。

それにしても、製薬業界と癒着していた厚生労働省がよく承認したもんだ。厚生労働省は、かつて農林水産省が開発した免疫療法「花粉症緩和米」について、「薬は厚労省の所管である、農水省が口出しするな」と妨害した実績がある。ようやく改心したか?。

何はともあれ、来年からは花粉症とおさらばし、人並みに春を満喫することができそうだ。免疫療法が効かない2割に該当しないことを祈るのみである。以前より「杉林などことごとく焼き払うべし」と述べてきたが、とりあえず1年間だけ待ってやる(笑)。


産経:口に含む花粉症薬承認 6月以降に処方薬へ
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140203/bdy14020321240001-n1.htm
 厚生労働省は3日までに、口に薬液を含む新しいタイプのスギ花粉症治療薬を初めて承認した。アレルギーのもとになる花粉エキスを舌の下に垂らし、徐々に体を慣れさせる仕組みで、既存の注射薬よりも患者の負担が少ない。
" 承認されたのは鳥居薬品(東京)の「シダトレンスギ花粉舌下液」。4月に保険適用され、6月以降に処方薬として発売される見通し。
 12歳以上が対象で、1日1回薬液を舌の下に垂らし、数分後に飲み込む。徐々に量を増やして体を慣れさせることで、アレルギーのもととなる花粉に対する過敏な反応を減少させる。"




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