2016-02-29 20:34

裏沖縄旅行記 Part6 海中道路

・海中道路へ

道の駅「おんな村」を出発、太平洋を目指して西へ。国道58号から県道73号にスイッチ、うるま市北部に入る。海沿いに20キロ弱南の与勝半島を目指し走る。R君お勧めの観光名所、絶景と名高い「海中道路」を走りに行く(正直、あまり興味は無い)。



kaichuudouro.jpg


うるま市の海沿いを南下中、港に「監視船」と書かれた船が停泊していた。漁船に似た小型船で、海保の船ではなさそうだ。密漁監視でもするのだろうか。R君に聞いてみた。

no-risu 「沖縄でも密漁とかあるんだ?」

R君 「あれは辺野古ですよ」


思わぬところで「辺野古」が出てきた。

ちなみに、興味の無い海中道路観光を了としたのは、「あわよくばついでに辺野古見物」の目論見があったからだ。うるま市北部から南下せず、北上すれば20キロ強で辺野古バラックに着く。今回は時間に余裕が無くて諦めた。

no-risu 「ここからじゃ遠いけど、何を監視するの?」

R君 「一応、漁業者を監視してますけど・・・」

no-risu 「ああ、推進派が反対派を監視する船か?」

R君 「そうじゃないです」

no-risu 「?」


R君の説明によると、「辺野古で漁船を監視する」という名目で地元漁民らが手配した監視船で、要は(本当は不必要な)監視業務を請け負って辺野古マネーの恩恵を受けている、とのこと。

no-risu 「ついでに反対活動を見物するのもありだった?」

R君 「やめた方がいいです(即答)」

no-risu 「辺野古は何も無い田舎だもんなぁ」

R君 「いえ、あいつら凶暴なんですよ。一般人が近寄ると危険です」

no-risu 「へー(だよねー)」

R君 「それに、うろつくと公安にマークされかねませんし」

no-risu 「車から降りずに通過しつつ見物ならどうよ?」

R君 「安全でしょうけど、あ、今日(日曜)は誰もいませんよ」

R君 「彼らも仕事ですからね、役所に合わせて土日休みです」

no-risu 「仕事か(笑)」

R君 「仕事です、県外市民が共産党らのバスで出勤してきます(笑)」


海中道路を走る。想像どおり何ら感動は無い。ここは真夏の海水浴客が高揚し歓声をあげる道で、2月の強風に荒れる海を横目に走って楽しむ道ではない。さて、海中道路の中間にある道の駅「あやはし館」でトイレ休憩&作戦タイムだ。



ayahasikann.jpg


海中道路を渡ると平安座島(へんざじま)、その先に宮城島が続く。平安座島から浜比嘉大橋を渡れば浜比嘉島だ。

「平安座島には何がある?」 「何もありません」

「宮城島は?」 「何もありません」

「浜比嘉島は?」 「何もありません」。

なるほど、「何も無いがある」ってやつか。そういう場所にこそ、観光客向けに整備されたナンチャッテ沖縄とは違う、本当の沖縄の価値が隠されているはずだ。少しずつ日も傾いてきた。よし決めた、「何も無いがある」を確かめに行くぞ!。

R君 「けど何もありませんよ」


次回、「裏沖縄旅行記 Part7 平安座島・いっぷく屋」




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2016-02-28 20:18

裏沖縄旅行記 Part5 おんな村


・おんな村へ

渋滞を脱出したところでコンビニトイレ休憩。沖縄のコンビニには、ローソン・ファミマ・ココストアがある。セブンイレブンは無い。コンビニであの新聞を購入。もちろん沖縄タイムスと琉球新報だ。ついにその実物を手にした。感無量(笑)。

「買うならタイムスの方が良いですよ、新報は新聞じゃありません」とR君。自分も常々そう感じていたが、現地民から見てもそうらしい。それとも、元は本土の人間だから同感覚なのか。でも今回は2紙とも購入、帰りの飛行機で読むのだ。

R君と運転を交代。晴れ渡った空の下、国道58号を気持ち良く北上する。ちなみに、2月の沖縄は天候が悪い日が多いらしく、今日みたいな好天は稀とのこと。

車窓から見る沖縄の住宅は、相変わらずどれもごつくて四角かった。集合住宅の割合が異常に高く、一軒家は少ない。コンクリ打ちっぱなしなのか灰色の建物が多く、大半が薄汚れている。築年数の浅そうな物件はほとんど見当たらない。

たまにオレンジ色の沖縄瓦をふいた建物が現れ目を引くも、その多くは台風で破損していた。面倒くさくて直さないのか、直す金が無いのか。優雅なリゾート地は外向けの顔であり、一歩内に入れば途端に厳しい現実が見えてくる。



Y.jpg


前方を走る車のナンバーが「Y」で始まっている。Yナンバー車両は米軍関係者だ。普天間基地周辺でわんさか見かけた。R君が憤慨して言う。「米軍の奴らは、事故を起こすと基地に逃げ込むから、まず泣き寝入りになっちゃいますよ」。

レンタカーを借りるとき、やたらとオプション保険を勧められたが、まあそういう理由なのだろう。沖縄で運転する旅行者は気をつけた方が良さそうだ。ただし、見たところ運転マナーはYナンバーよりウチナンチューの方が圧倒的に悪い。

沖縄県民は頻繁に車線を変更する。しかも意味の無い車線変更だ。斜め前に空間が出来ると、灯りに誘引される蛾の様に、あちこちで軽自動車が右にフラリ左にフラリと移動する。何割かはウィンカーも出さない。沖縄でしか見られない光景だ。

観光名所の琉球村を素通り。しばらく行くと海に出て、海沿いを走ると目的地の「おんな村」が見えてきた。ムフフ。おんな村。ここで我々は、金の力に物を言わせて、たぎる欲望を開放するのである。高鳴る気持ちを抑えて素早く駐車。

店の入り口にズラリと写真が並んでいる。この店は写真を見て選ぶシステムだ。店一番の色白もっちり肌を選び、先に会計を済ませて呼ばれるまで外で待つ。この待ち時間がたまらない。10分ほどでお呼びがかかり、いざ店の中へ。

「アバサー汁、お待たせしました!」



abasa-jiru.jpg


アバサーとはハリセンボンである。棘だらけの皮を剥くと、もっちりプリプリの白身が姿を現す。市場等ではその状態で売られている。狙って獲れない高級魚で、ここのアバサー汁は単品1200円。他のメニューと比較してかなり高い。

なお、汁はトラウマ級の味に悶絶した(笑)。たまごポークおにぎり200円、テビチ400円、魚介ウニソース200円~500円、黒糖ポーポー200円、牛筋の煮物などを追加。朝から生カキ1個、限界に達していた我々の(食)欲は大いに満たされた。


onnnamura.jpg


ちなみに、「おんな村」とは「恩納村」(オンナソン)にある道の駅だ。まさか、何か別の想像や期待をした人はいませんね?。

道の駅の入り口に見慣れないものを発見。そこそこ大きくて、色は様々で、伝統を感じさせる建物の一部の様な、得体の知れない何かが、山裾に大量に放置されている。



okinawaohaka.jpg


no-risu 「あれは何だ?、建築資材か?、不法投棄か?」

R君 「いやいや、あれはお墓ですよ(笑)」

no-risu 「おお!?、随分と立派だな!」

R君 「これはまだ小さい方ですね」

no-risu 「庭付きみたくなってる」

R君 「旧正月に親族が集まり、そこで宴会することもあります」


旧正月は2月23日、ちょうど沖縄タイムスが写真つきでそれを報じていた。

いいね。こういう伝統はいつまでも残ってほしいと思う。



okinawakyuushougatu.jpg



次回、「裏沖縄旅行記 Part6 海中道路」



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2016-02-27 23:25

裏沖縄旅行記 Part4 イオンライカム


※タイトル詐欺です

・イオンモール沖縄ライカムへ

ionnraikamu.jpg


2015年4月、イオンが中頭郡北中城村に開業巨大ショッピングモールを開業した。コンセプトは「リゾート」。webサイトで確認すると、そこそこ魅力的な施設に映った。せっかくの沖縄旅行だし、少しくらいはリゾート成分も取り入れたい。行くべし。

no-risu 「次はライカムに行きたい」

R君 「ただのイオンですよ(笑)」

no-risu 「リゾート・ショッピングモールだぞ?」

R君 「でも中身はイオンですよ(笑)」

no-risu 「200店舗以上入ってるぞ!」

R君 「沖縄と関係無い店舗ばっかですよ(笑)」 


ナイチャーの浮ついた観光心を軽く粉砕するウチナンチュー。ぐぬぬ。しかし、ご指摘はもっともなので、ライカムは外から眺めるだけにして、ドライブメインの行程に変更した。とりあえずライカムに向けて車を走らせる(走らせてるのはR君だけど)。

那覇市内はやたらと渋滞が多い。ナビを広域にすると、そこかしこが渋滞を示す赤線表示になっていた。日曜日とはいえ、オフシーズンにこれではオンシーズンが心配だ。沖縄は観光客増加を目指しているが、キャパは大丈夫なのか。

渋滞の原因は、計画性の無い道路整備と車の多さにある。「全ての道は那覇中心部に通ず」と表現すべき道路網は、出来の悪いクモの巣状になっている。ちょっとやそっとのことでは改善できそうにない。そこにきて、致命的に車が多すぎる。

沖縄の公共交通機関は脆弱だ。鉄道は無くモノレールが1本だけ。必然的に県民の車保有率は高くなる。R君の説明によると、県民保有の車を国道に並べた場合、車間距離わずか1メートルの間隔で国道を埋め尽くすそうだ。

自動車は圧倒的に軽自動車が多い。しかも古い車が多い。R君によると、沖縄県は世帯所得が低く、税金の安い軽自動車を選ぶ人が多いとのこと。そういえば、最近の沖縄メディアや沖縄行政は、やたら「沖縄の子供の貧困」で騒いでいるナ。

no-risu 「どうして沖縄の貧困率は高いの?」

R君 「産業も不足してますが、特徴としてシングルマザーが多いです」

no-risu 「そんなに離婚が多い?」

R君 「バツ2バツ3がゴロゴロしてます」

no-risu 「どうして離婚が多いのだろう?」

R君 「沖縄の女は働き者なのに、男がぐうたら飲兵衛だからですよ(笑)」

R君 「嫁の親も、孫をこさえてくれりゃ御の字、くらいに考えてるフシがあります」


no-risu 「結婚するなら沖縄にかぎるな(笑)」

no-risu 「・・・あぁ!、それで沖縄は出生率が高いのか」


R君 「おかげで子供の貧困率も高くなってますけどね」 


翁長ら沖縄行政は、子供の貧困対策として基金を積んだり児童館を作ったり子供食堂を提供したりしているが、これらは全て対処療法だ。問題を根幹から改善するために、まずは禁酒令から始めてみてはいかがか。男性限定で。



沖縄マラソン


那覇市の渋滞を抜けてしばらく走ると、今度は沖縄マラソンの交通規制渋滞に捕まった。予想以上に大会規模が大きかったらしい。遅まきながら調べてみると、今のルートは交通規制でライカムに入場できない。目の前まで行けるのに。

渋滞のライカム坂をノロノロ走る。イオンライカムはすぐそこだ。横の対向車線をランナーが次々と通過していく。これはある意味、最高のマラソン観戦方法ではあるまいか。

no-risu 「ときにR君、ライカムって名前はどうなのよ」

R君 「何かおかしいですか?」

no-risu 「ライカムの由来はGHQ司令部だろ」

R君 「それは知りませんでした」

no-risu 「イオンGHQ司令部は県民感情的にどうなの?って話よ」

R君 「う~ん、問題になったことは無いと思いますねぇ」



ライカム交差点に到着。手を伸ばせば届きそうな距離にあるイオンライカム。しかし反対方向に誘導する無慈悲な交通整理。まあいいか。外から眺めるだけの予定だったし。どうせ中身はただのイオンだし。全然悔しくなんかないし。

さて、沖縄のマラソンも渋滞も十分すぎるほど堪能した。ライカムもちゃんと見た。
「もういい、東シナ海に向けて走れ!」、「そうですね!」。


次回、「裏沖縄旅行記 Part5 おんな村」。




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2016-02-25 20:40

裏沖縄旅行記 Part3 道の駅いとまん


・道の駅いとまんへ

しょうもない寄り道をしたが、今度こそ地元民に愛される本当の市場を見るべく「道の駅いとまん」に向った。県南部の糸満市にある道の駅で、立派なファーマーズマーケットが併設され、魚介類専用の施設もある。観光スポットでもある。



いとまん


まずは魚介類の販売所へ。南国色の魚もいるが、やたらとマグロの切り身が多い。沖縄ではマグロの季節とのこと。ただ、その刺身は一見して不味そうに見える。いや、マグロだけでなく、どれもこれも小さく薄く、実に不味そうな外観だ。

no-risu 「どうしてこんなに小さく薄く切るの?」

R君 「どこもこうじゃないですけど、小さなサクを垂直に薄く切るクセがあるんですよね」


店頭に大量のカキを発見。蓋を開けたカキに、レモンの切れ端が乗っけてある。砕いた氷の山に数十個もズラリと並び、1個250円~300円で売られていた。剥きたてをその場で食べる用で、本土の観光魚市場でも良く見る光景だ。大好物である。



いとまんカキ


no-risu 「沖縄県民はカキが好きなのカイ?」

R君 「いえ、中国人観光客によく売れるんですよ」

no-risu 「このカキは九州産と書いてあるね」 ※画像は拾い物で北海道産になってます。

R君 「中国人に産地なんて分からないですから(笑)」


日本人だけど300円のカキを購入。しかし、正直これはイマイチ。味も香りも無い。そういえば、カキは並んでいるのにカキを剥いている気配が無い。おそらく、普通の生食用カキをカキ殻に乗せただけの「偽装の剥きたてカキ」だ。

まあ、「剥きたて!」とは書かれておらず、厳密には偽装と呼べないかもしれないけれど、あれはどう見たって剥きたてのカキであって、いくらなんでもちょっと酷いよ。(後でまた覗いたら、中国人旅行客が群がっていた。何だか申し訳ない。)

農産物館へ。

見慣れた農産物が大半だけど、沖縄ならではの野菜や果物や加工品や惣菜も多い。ラインナップの季節感もかなり違う。島にんにく400円、島唐辛子200円×3、シークワーサー100%ドリンク200円×4、R君お勧めソデイカの燻製800円を購入。

沖縄の農産物は総じてサイズが小さい。島にんにく、島唐辛子、島ラッキョウ、島バナナあたりは品種の関係と思うが、ニラやトウモロコシやサツマイモなども、細かったり短かったり小粒だったりする。R君に聞くと、沖縄の土地が痩せているとのこと。



ルートビア


お土産物売り場に移動。ここでR君に「ルートビア」なる沖縄ソウルドリンクを飲まされた。詳細は沖縄グルメ回でお伝えするが、悪魔的激マズ。

さあ、次に行くぞー。


次回、「裏沖縄旅行記 Part4 イオンライカム」。





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2016-02-24 20:48

裏沖縄旅行記 Part2 龍柱



・龍柱へ

牧志公設市場がいまいちだったので、地元民に愛される本当の市場を見るべく「道の駅いとまん」に向う。県南部の糸満市にある道の駅で、立派なファーマーズマーケットが併設され、魚介類専用の施設もある。道の駅だから観光スポットでもある。

レンタカーに乗りナビをセット。

R君 「せっかくなんで龍柱見ますか?」

no-risu 「龍柱?、ナニソレ?(すっとぼけ)」

R君 「道中ですし、笑っちゃうほどでかいですよ(笑)」


龍柱とは、中国福州市との姉妹都市締結30周年を記念して、那覇市の新たなシンボルとして製造された、龍の彫刻をあしらった石柱だ。わざわざ中国に発注・製造し、3億円もの税金を注ぎ込む価値があったのか、市内外から疑問の声が上がる。

R君の提案にのって那覇港に向かった。運転は彼に任せて車窓から街を眺める。台風常襲地帯のため、建物はどれもごつい鉄筋でカクカク四角い。視界に斜めや曲線の無い世界は、圧迫感なのか威圧感なのか、何やらとても不快である。

沖縄ならではの看板が目に留まった。「軍用地専門!、資産運用は○社にお任せ!」。

no-risu 「軍用地で資産運用?(すっとぼけ)」

R君 「軍用地は絶対に儲かる超優良資産ですよ!」

no-risu 「じゃあ普天間返還されたら地主は困るかな?」

R君 「嫌がりますね、だから裏で辺野古反対を支援する地主も多いです」


目的地に到着。現場には小さな公園と有料駐車場があり、有料駐車場は最初の30分が無料。車を停めて外に出る。確かに巨大だ。15メートルとは聞いていたが、5階建てのビルに相当する高さ大きさは圧巻である。長くて太い。



龍柱3


しかし、この辺りは観光と無縁の通過地点にすぎない様に見える。龍柱は那覇港に来る豪華客船の客をお迎えするらしいが、誰にも見向きされないだろうと思う。3億円ねぇ。

龍柱の足元は青いビニールシートで覆われ、鉄柵で近づけないよう囲われていた。除幕早々の今年1月、龍柱に落書きされる事件が起きたから、その影響だろう。ビニールシートの隙間から、黒いペンキが見えた。まだ消していないらしい。



龍柱


R君 「龍の指が4本ですよね、中国の龍は5本です」

no-risu 「何か意味あるの?(すっとぼけ)」

R君 「4本龍は5本龍の格下、沖縄は中国の臣下ってことです」

no-risu 「すぐそこに建ち並ぶホテルに豪華客船の客は泊まらないの?」

R君 「あれはラブホですよ(笑)」


龍柱2
背後の建物は全てラブホ。マスコミらは絶対にこの角度で写真を撮らない。


車に戻りエンジンをかける。

日曜日の11時、龍柱付近は公園含めて我々以外に誰も来なかった。


次回、「裏沖縄旅行記 Part3 道の駅いとまん」に続く





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2016-02-23 21:32

裏沖縄旅行記 Part1 国際通り・牧志公設市場


ANA.png



沖縄県に行ってきた。個人的な興味を優先したので、一般的な観光旅行とは言い難いけど、それなりに面白い旅になった。るるぶ等のガイドブックには載らないであろう「沖縄」について、実際に見て聞いて感じてきたことを書き記しておきたい。

・ガイド

今回の旅行は現地ガイド付き。仮にR君と呼ぶ。彼は友人であり会社の後輩だが、10年前に転職して今は那覇市在住。仕事柄、沖縄の様々な事情を知るポジションにある。ちなみに、彼はno-risuの政治的思想や本ブログについて何も知らない。

・いざ国際通りへ


国際通り


全長1.6キロの国際通りは、一般的には沖縄観光の名所とされる。沖縄料理店をはじめとして、おびただしい数の飲食店や土産物屋が並ぶ。派手な土産物屋が多く、どの店も売っているものは同じだ。経営者が同じなのかもしれない。

最初こそ、大都市に引けをとらない煌びやかな賑わいに驚いた。しかし、過ごすうち「ここは沖縄じゃないな」と痛感するようになった。「沖縄」から最もかけ離れた仮初の世界、観光客向けに作られた異空間、それが国際通りの実際だ。

no-risu 「張りぼてだな」

R君 「まあ、地元民はほとんど近寄りませんし」


地元民に愛されない観光名所。道頓堀やアメ横や鎌倉参道などとは違い、国際通りにマイナス感情を抱く根源的な理由だ。国際通りは、道は直線的でも中身は歪んでいる。

R君 「昔はここまでじゃなかったのに、年々ひどくなってます」

有名な「石垣島ラー油」を発見。1個1000円。高すぎると文句を言ったら、売り子のお婆さんが「仕入れ値が820円だからねぇ」と言う。なら仕方ないかと我慢して購入。

後日、その近くの別の店で800円で売られていた。クソババアめ。

R君 「ここらの商人は平気で観光客を騙します(笑)」


・牧志公設市場へ

no-risu 「牧志公設市場に行きたい」

R君 「ええ~・・・(嫌そう)」

no-risu 「どうした?」

R君 「あそこは地元民が寄らない観光市場ですよ」

R君 「それに値段は高いし、観光客に平気で嘘もつきますよ」
 


no-risuは市場が好きだ。ズラリと並ぶ農産物や海産物は見ているだけで心を癒す。R君の反対は無視した。

歩いて国際通りから公設市場通りに入り、牧志公設市場に向かう。牧志公設市場はメジャーな観光スポットで、ガイドブックには必ず紹介されている。国際通りから歩いてすぐだから、国際通りとセットのお決まり観光ルートである。

公設市場通りをしばらく歩くと、唐突にR君が「着きました」と言う。「どこよ?」とno-risu。彼が指差す方向には暗く狭い入り口があり、上に「牧志公設市場」と書かれていた。



牧志入り口

外観は想像していたよりもはるかにボロい。入り口が暗く狭いから入るのに躊躇しそうだ。でも、この感じは嫌いではない。むしろ風情や人情味があってよろしい。

青果物は市場の外で売っていて、見慣れない農産物、特に果物が面白かった。スターフルーツを購入。2個で350円。大きさ質ともに上等で、良心的な値段設定だ。柑橘風味の梨みたいな味がする。クセが無くとても美味しい。


スターフルーツ


市場内部に入る。まず漬物屋があって、島ラッキョウの試食の猛攻を受ける。高いので購入は拒否。沖縄グルメはいずれまとめて紹介するが、たいして美味いものが無い沖縄グルメの中で、島ラッキョウは食べるに値する。

奥に進むと肉屋と魚屋が並ぶ。魚屋には、テレビや図鑑でしか見たことのない、美味そうな海老や貝がゴロゴロしている。市場の2階は食堂になっていて、買えば2階ですぐに料理してくれるらしい。



牧志エビ2


美しく巨大なイセエビ、ウチワ海老、セミ海老、ノコギリガザミ、夜光貝。これらの生簀を見ながら興奮するno-risuに、R君が申し訳なさそうな顔でそっと耳打ちしてきた。「東南アジアあたりからの輸入物が大量に混じっていますよ」。

言われて冷静に見渡すと、「どこどこ産」といった産地表示が全くされていない。完全に違法行為である。まあ、一々咎めようとも思わないが、仮にも「公設」市場のくせに、食品表示法をガン無視するのはいかがなものか。

no-risu 「あっちの豚肉屋はどうなんだ?」

R君 「ここのは本物でしょうけど、アグー(沖縄ブランド豚)は偽物だらけです」

no-risu 「マジ?」

R君 「生産量に対して流通量が多すぎますから(笑)」 



次回、「裏沖縄旅行記 Part2 龍柱」に続く




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2016-02-19 21:33

改憲派と護憲派、どちらも平和を望んでいる


日本国憲法の前文には、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」、とある。

ご立派で秀麗な理想であり、国民の誰もがそうありたいと願うだろう。しかし、この前文には重要な疑問と欠陥が内包されている。

「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」するのは良い。では、信頼が裏切られたら?、諸国が平和を愛していなかったら?、公正や信義を持たなかったら?、公正・正義・平和の定義が異なったら?。これらに対する答えは憲法に無い。

日本が平和を希求する羊の国となってから、諸国は我々の信頼を何度も裏切った。また、諸国における公正・正義・平和の定義は、必ずしも日本のそれと一致せず、日本の一国平和主義こそ無責任であり裏切りであるとの批判も受けた。

理想とかけ離れた国際社会の厳しい現実だ。そして、数々の厳しい現実的課題を目の当たりにして、その課題を解決するために、すなわち国際平和と我らの安全と生存を保持するために、憲法改正の必要性を訴える人々が生まれた。

改憲を進める安倍自民党について、護憲派は「戦争反対」「誰も殺し殺させない」等と批判する。しかし、改憲の目的は、まさしく戦争を回避し人々の命を守ることが目的だ。つまり、改憲派も護憲派も、手段は違えど目的は同じ「はず」だ。

なのにどうして護憲派はこうも過激に、知性や人間性を疑いたくなる様な言動で安倍自民ら改憲派を攻撃するのか。本当に不思議だ。目的は同じ「はず」なのだから、もっと理性的で知性的な反論や活動を示してはいかがだろう。

護憲派は改憲が戦争に結びつくと考えていが、改憲派は9条放置こそ有事を招きかねないと危惧する。でも、改憲派は護憲派みたく「戦争法案」などとレッテル張りはしない。国会デモを戦争デモと揶揄したり、護憲こそ人殺しの思想、などとは批判しない。

護憲派の中心人物を歴史上の罪人になぞらえて中傷することもないし、団体をナチス呼ばわりすることもないし、国会での議論を物理的に妨害しないし、性を武器にした女性の壁を作ったりもしないし、デモに子供を活用する虐待的動員もしない。

護憲派はこれら全てを実行しているが、これに何の意味があるのか。せいぜい、威嚇・威圧・嫌がらせといった類の効果しか見込めないと思うが、崇高な憲法と平和を守る言動としては、ちょっと恥ずかしすぎやございませんか?、と。

9条を守る方法は単純明快だ。それは国会前の絶叫ではない。改憲を促す諸課題について、山積し緊迫する現実問題について、改憲に頼らない解決方法を示すことだ。ちゃんとした代替手法があれば、改憲にこだわる必要も無くなる。

東京新聞は19日の社説で「国民の無関心が安倍自民の暴走を許す」と苦言を呈した。これは誹謗中傷に近い。「国民が無関心」の根拠は無く、「暴走」も主観的にすぎる。こんなことばかりやっているから、普通の国民はドン引きして背を向ける。

国民から相手にされていないことを「国民の無関心」と勘違いし、関心を集めたくて「暴走」などと過激な表現に走る。焦る気持ちは察するが、それは逆効果だろう。身内を鼓舞する効果はあれど、本質的には暴走族の自己アピールと大差無い。

もうね、そういうの止めた方がいいから。それがマジで護憲派のためだから。そもそも、ここまで改憲派を敵視する必要もないでしょ。目的は同じ「はず」なのだから。さあ議論を始めよう。「9条」ではなくて、「平和と命」を守るための議論を。



東京:廃止法案きょう提出 安保の根幹 正さねば
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016021902000139.html
" いくら積み重ねたとしても土台が揺らいでいれば、いつかは崩れてしまう。憲法違反と指摘される安全保障関連法。今こそ根幹を正さなければならない。
 昨年九月十九日未明、安倍政権が「平和安全法制」と呼び、採決を強行した安全保障関連法が参院本会議で可決、成立した。"
 あれからちょうど五カ月。政権のおごりか、ほころびか、閣僚や議員の相次ぐスキャンダルで、国会はすっかり政府・自民党の釈明の場と化し、安保法をめぐる議論は隅に追いやられた感がある。
 しかし、安倍政権の安保関連法をこのまま放置し、既成事実化させるわけにはいかない。他国同士の戦争に参加する「集団的自衛権の行使」を可能にし、多くの憲法学者ら専門家が「憲法違反」と指摘する法律だからである。
" 民主、共産、維新、社民、生活の野党五党はきょう安保関連法を廃止するための法案を提出する。
 野党側には安倍政権による安保政策の是非を、夏の参院選で争点化したい狙いもあるのだろうが、あえてその意義を認めたい。"
" 廃止法案に先立ち、衆院で統一会派を組む民主、維新両党はきのう、安保関連法の対案となる領域警備法案など三法案を提出した。
 安倍晋三首相が「全体像を一括して示してほしい」と野党側に求めていた対案の提出である。与党側は、廃止法案と合わせて、真摯(しんし)に法案審議に応じるのが筋だ。"
 安倍政権が成立を強行した安保関連法の最大の問題点は、主に自民党が担ってきた歴代内閣が踏襲してきた、集団的自衛権の行使をめぐる政府の憲法解釈を、安倍内閣が一内閣の判断で変更してしまったことにある。
"◆専守防衛、本来の姿に
 おさらいしよう。
 戦後制定された日本国憲法は九条で、国際紛争を解決するための戦争や武力の行使、武力による威嚇は行わないと定めた。"
 日本国民だけで三百十万人の犠牲を出し、交戦国にとどまらず、近隣諸国にも多大な犠牲を強いた先の大戦に対する痛切な反省に基づく、国際的な宣言でもある。
 その後、日米安全保障条約によって米軍の日本駐留を認め、実力組織である自衛隊を持つには至ったが、自衛権の行使は、日本防衛のための必要最小限の範囲にとどめる「専守防衛」を貫いてきた。
" 一方、集団的自衛権とは、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力で阻止する、国連憲章で認められた国際法上の権利だ。
 歴代内閣は、日本が集団的自衛権を有していることは主権国家である以上、当然だが、その行使は専守防衛の範囲を超え、許されない、との見解を貫いてきた。"
" 国際法との整合に挑んだこの憲法解釈は、国権の最高機関である国会や政府部内での議論の積み重ねの結果、導き出された英知の結集でもある。
 自国に対する武力攻撃は実力で排除しても、海外で武力を行使することはない。日本国民の血肉と化した憲法の平和主義は、戦後日本の「国のかたち」であり、安全保障政策の根幹である。"
 安倍内閣が二〇一四年七月に行った、集団的自衛権の行使を一転認める閣議決定は、憲法の法的安定性を損ない、安保政策の根幹をゆがめるものだ。この閣議決定に基づく安保関連法に対して、多くの憲法学者が「憲法違反」と断じるのは当然だろう。
 日本の安保政策を、専守防衛という本来の在り方に戻すには、集団的自衛権の行使を認める閣議決定を撤回し、安保関連法を廃止する必要がある。
 野党側による安保関連法廃止法案の提出を、専守防衛を逸脱しつつある安保政策の根幹を正す第一歩としたい。与党側も逃げずに、堂々と論戦に応じるべきだ。安保関連法は三月末までに施行されるが、とりあえず施行の延期を検討してはどうだろうか。
"◆無関心が暴走を許す
 憲法を逸脱しつつある安保政策を根幹から正すには、世論の後押しが必要だ。国会周辺をはじめ全国各地できょうも行われる路上の訴えに、安倍政権はあらためて耳を傾けるべきだろう。"
" そして何よりも、専守防衛という戦後日本の国是を守り抜く決意を、国民が自ら選挙で示すことが重要だ。諦めや無関心は、政権の暴走を許すだけだ。
 私たちの新聞が、平和主義を貫こうとする国民の側に立つのは当然だ。政府の言い分をうのみにせず、自らの判断力で問題提起を続ける。新聞として当然の役割を、この機にあらためて自任したい。"








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2016-02-18 20:39

言葉狩りは再び国民を欺くか


丸山和也参院議員(自民)の「黒人奴隷」発言が批判を浴びている。またも愚劣な言葉狩りだ。うんざりする。丸山議員は、「オバマ大統領の誕生は、黒人が奴隷だった時代のアメリカ人には想像もできないことだろう」、と歴史的事実を述べたに過ぎない。

かつてのアメリカには黒人奴隷制度があり、人種差別は今も根強く残っていることは、タブーでもなんでもない周知の事実だ。だからこそ、初の黒人大統領であるオバマ大統領が誕生したとき、アメリカでも日本でも時代の変化に大騒ぎしたのだ。

それがどうして、丸山議員がその事実を述べたら「人種差別発言」と批判されるのか。マスコミ各社はこぞって「問題発言」と報じた。しかし、具体的に何が問題なのかは言及を避けている。ただ「人種差別発言があった」と決めつけ、批判している。

丸山議員の発言の何が問題か。「黒人は奴隷にすべき人種だ」と言ったのか?、「オバマは黒人奴隷だ」と言ったのか?、丸山議員は言っていない。発言を切り抜き、内容を捻じ曲げ、失言をでっち上げ、発言者を攻撃するクズ共には反吐が出る。

発言後の翌18日、民主党の神山洋介がさっそくこの問題を追及してきた。「オバマ大統領に対する侮辱である」、「日米外交に悪影響が出る」、などと嬉しそうに批判していた。

しかし、丸山発言の趣旨は間逆で、オバマ大統領とアメリカ社会に賞賛を送るものだった。侮辱発言にすり替え批判する恥ずべき行為こそ、オバマ大統領及びアメリカ国民に対する侮辱である。だいたい、民主党が日米関係を心配するとか何のジョークだ。

レッテル張りと言葉狩り。この軽蔑すべき非倫理的で非知性的な攻撃は、かつて猛威を奮い民主党政権誕生に導いた。自民党が復権し安倍内閣が発足すると、マスゴミや野党はレッテル張りによる誹謗中傷を再開したが、言葉狩りは控えめだった。

単にネタ不足だったのかもしれないが、ここにきて二本柱が復活しだした。高市総務相の放送法発言、丸川環境相の除染基準発言、島尻大臣の歯舞諸島発言、丸山議員の黒人奴隷発言、問題無い発言が失言認定されバッシングを浴びる事例が相次ぐ

甘利問題以降、民主党ら反アベ連中は「今が攻め時」と息巻く。イケイケムードである。で、どうやって攻めるのかと思っていたらコレだ。

18日、民主党の岡田はワイドショー化した国会について、「国民にはご理解いただける」、「民主党の支持率アップ待ったなし!」、と胸を張った。ご理解してますとも。民主党政権だった悪夢の3年間、おかげで国民は経験し学び成長した。

民主党らは、丸山議員の議員辞職勧告決議案を参院に提出した。正気か。真に辞職させるべきは、政局優先で権利を乱用する民主党らのクズ議員共である。今度こそ、我々国民は良識を示し、政治を語らぬ政治屋を退場させねばなるまい。

「幼稚な言葉狩りに国民は騙されない」、そう願っていた2009年。だが、国民は予想以上に騙され民主党政権が誕生した。二度騙される人間は馬鹿だ。民主党やマスゴミは、「もう一回くらい騙せる」、「ちょろいw」、と国民をなめている。

国民よ怒れ。言葉狩りが、いかに愚かで無力で逆効果であるか、理解しようとしない馬鹿共に「ご理解」してもらおうじゃないか。





産経:菅官房長官「説明責任果たせ」 自民・丸山氏の「黒人は奴隷」発言に
http://www.sankei.com/politics/news/160218/plt1602180023-n1.html
 菅義偉官房長官は18日午前の衆院予算委員会で、自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会で「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷だ」などと発言したことについて「政治家は、与野党問わず、自らの発言に責任を持ち、国民の信頼を得られるよう説明責任を果たす必要がある」と述べた。民主党の神山洋介氏の質問に答えた。
 丸山氏は前日の参院憲法審査会で、「日本が米国の51番目の州になれば、『日本州』出身者が大統領になる可能性が出てくる。世界の中心で行動できる日本になりうる」とも述べ、人権意識や国の主権をめぐり、野党は批判を強めている。







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2016-02-17 20:47

丸川環境相発言で再認識した反原発メディアの醜い人間性


福島原発事故による放射能汚染について、当時政権にあった民主党は、除染基準に国際放射線防護委員会(ICRP)勧告を採用した。勧告は年間1~20ミリシーベトを目指すべきとされており、民主党は一番厳しい1ミリシーベルトの目標を定めた。

この目標については、早くから原発・放射能などの専門家らから疑念の声が上がっていた。ICRP勧告は安全より安心を追及した非科学的な勧告で、過度な目標設定は非現実的で莫大な費用もかかり、人々に余計な不安と負担を与えてしまう。

だからと言って、直ちに民主党を批判するものではない。早急に除染基準を定めねばならず、しかし基準に関する科学的根拠がどこにも存在せず、もっとも「それらしい」根拠としてICRP勧告を用いた判断は、ベストが無い中でのベターな選択だった。

ただ、緊急時の判断としてはベターであっても、非科学的で非合理的な決定である以上、なるべく早い段階で見直されねばならない。なのに、今もって当時の基準は見直されず、警鐘を鳴らした専門家らの指摘どおりの事態に陥っている。

そして、問題認識の無いアホの民主党にも責任はあるが、政権交代しても基準が見直されない最大の原因、諸悪の根源は、反原発メディアによる著しい偏向報道にある。

まともな専門家は、判断に私情を挟まず科学的・論理的に意見を述べるから、必然的に除染基準は緩和される方向に議論が進む。これは、原発と放射能を絶対悪とみなす反原発メディアにとって、感情論的に許されない不都合な言論だった。

そこで、反原発メディアは科学的・論理的な専門家に「原子力ムラの御用学者」のレッテルを張り排除した。代わりに多用したのが、有識者という名の門外漢やプロ市民や芸人で、「原発イラナイ」「放射能キケン」の感情的な連呼が世論を塗り潰した。

ありもしないリスクで原発を批判し、放射能の恐怖を煽り、脱原発は世界的な潮流と嘘をつき、経済的負担を無視して電気は足りていると言い張り、とにかく反原発無罪の精神で偏向報道を垂れ流し、不都合な言論には黙殺あるいは攻撃で応じた。

偏向報道で操作された世論と、反原発メディアのヒステリックな攻撃を目の当たりにすれば、さしもの自民党も除染基準に関する言及は躊躇せざるをえない。「緩和すべき」などと発言すれば、反原発メディアの総攻撃を受けることは目に見えている。

一方で、自民党はしっかり問題認識を持ち、非科学的基準で不要な避難生活を強いられている被災者の問題、時間と金ばかりかかって復興が遅れ、コミュニティが崩れていく現状を理解していた。どうにか改善したいと考えていた。

そういう中にあって、丸川環境相は「除染基準は非科学的」「帰れるはずなのに帰れない人がいる」と述べた。発言は正しい。事実であり、現実であり、直視すべき課題である。

だが、これを正当な認識と評価した反原発メディアは皆無だった。「被災者を愚弄する失言」、「環境相の資格無し」、といった非論理的で感情的なバッシングが続いている。反原発思想こそ被災者を苦しめている張本人なのに。何たる理不尽。

反原発メディアは何も変わっていない。被災者より反原発願望を優先し、反原発・反アベのためなら被災者をも利用する。そのくせ、被災者に寄り添う社会的良心を自負し、真の良心に対して偉そうに説教を垂れている。人として最低ではないか。

最近は放射能がらみの報道が少なく忘れかけていたが、丸川環境相バッシングで再認識することが出来た。反原発メディアは腐りきっている。奴らの人間性はこの上なく醜い。



毎日:丸川環境相 自覚と誠実さに欠ける
http://mainichi.jp/articles/20160216/ddm/005/070/060000c
 放射線量がどれぐらいになったら安心して古里に戻れるのか。福島第1原発の過酷事故で放射能に汚染された地域の人々にとって非常に深刻な問題である。
 政府は国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき帰還の条件や除染の目標を定めているが、人々の納得が得られているとはいえない。帰還する人としない人の判断は分かれ、結果的に家族やコミュニティーの分断も招いている。
 そんな中、丸川珠代環境相が7日に長野県松本市で開かれた会合で、除染などによる年間の追加被ばく線量の長期目標について「何の科学的根拠もなく、誰にも相談せず、その時の環境大臣が1ミリシーベルトまで下げた」と発言した。「その結果、帰れるはずのところにいまだに帰れない人がいる」とも述べたという。
 長期目標はICRPが事故後に目指すべき線量として勧告する年1〜20ミリシーベルトのうちの最も低い値だ。この政策を現政権も維持している。にもかかわらず、除染の責任を担う環境相自らが、それは前の政権が決めた政策で意味がない、と言わんばかりの発言をするのは無責任だ。
 丸川環境相は先週末になって発言を撤回しているが、当然のことだ。ただ、発言の中身や、その後の対応を併せて考えると、撤回すればすむような「失言」とは思えない。
 この発言が報道された直後の記者会見や国会答弁で、丸川環境相は「そういう言い回しを使ったかどうか記憶にない」と述べた。その後も「誤解を招いたとしたら言葉足らずで申し訳ない」と釈明しつつ、発言は撤回しなかった。それが12日の夕方になって、「自分の発言内容が確認できた」として、「福島に関する発言を撤回する」と表明した。
 こうした一連の対応や受け答えからは、自分の誤った発言を率直に認め、責任を取ろうとする誠実さが感じられない。記者会見でも国会答弁でも質問に正面から答えず、はぐらかしているようにみえる。ICRPの勧告を知りつつ、野党批判のために被ばく線量を持ち出したのだとすれば、なおさら問題だ。環境相としての自覚に欠け、適性にも疑問を感じる。
" 原発事故から5年。除染と被ばくの問題は福島の人々を翻弄(ほんろう)し続けてきた。古里に帰りたい人々に安心して帰ってもらうためにどうすればいいのか。帰らないと判断した人々をどう支援していくか。政府が人々の信頼を得つつ解決しなくてはならない課題は山積しているのに、十分な対策が取られてきたとはいえない。
 そうした中での丸川発言は、政府への信頼をさらに失わせ、解決を遠のかせてしまう。"







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2016-02-16 20:56

「ヘイトスピーチだから」では説明になっていない


法務省の削除要請を受け、ニコ動は在特会の「ヘイトスピーチ動画」を削除した。動画の内容は、東京都小平市の朝鮮大学校の校門前で「朝鮮人を日本からたたき出せ」などと叫んでいたもの。あまり覚えていないが、自分も動画を観た記憶はある。

このことについて、削除を求めていた市民団体や在日朝鮮人らは素直に歓迎するだろう。しかし、在日朝鮮人でも在特会でもない第三者からすれば、今回の動画の削除は知る権利を削除・制限されたも同然だ。素直には歓迎しかねる。

在特会の活動風景動画は、ヘイトスピーチ問題を考える上で極めて重要な資料だった。というか、これ以外にまともな資料は存在しない。

メディアや市民団体や国際団体が非難し、国会でも法規制が議論され、大阪市では規制条例が制定された「ヘイトスピーチ」。ヘイトスピーチという名称を知らない人はいないだろうが、その中身について知っている人はどれくらいいるのだろう。

おそらく、ほとんどの国民はヘイトスピーチと批判されている発言の実際を知らない。ヘイトスピーチは、在特会ら行動する保守の活動現場でしか聞けず、マスコミはヘイト活動の現場を報じないから、我々第三者には知る術が無い。

マスコミは、非常に限られたセンセーショナルな発言しか伝えない。「皆殺しにしろ!」と女子中学生が述べたケースなど、数少ない昔の同じ発言をずっと使いまわしている。最近は?、他の発言や頻度は?、現場のヘイト感は?、全く分からない。

これは恐ろしいことだ。

国が法で言論規制しようとしているのに、サヨクメディアらが規制を強く求めているのに、我々一般市民には規制されるヘイトスピーチの何たるかが知らされていない。規制を求める人々は、何故かヘイトデモの実態を伝えようとしない。

在特会がアップするネット動画は、ヘイトスピーチの実際を知るための、ほとんど唯一と言える貴重な資料だった。それが消された。まあ、削除しても複製されるだろうけど、本来目的は情報の抹消であり、知る権利的にどうなの?って話よ。

もちろん、一方的に知る権利を主張しようとは思わない。被害者側の感情もある程度は理解できる。見知らぬ集団に「出てけ!」と言われれば苦痛だろうし、ヘイトスピーチかどうかはさておき、朝鮮大学校前でやるべき活動でもないだろう。

しかし、被害者側の主張だって証拠動画を消されたら判断できない。判断すべきでもない。「証言」だけで同情するほどno-risuは優しくない。動画内容が記憶に残っていないのは、騒ぐほどの内容じゃなかったからでは?、という考えも浮かぶ。

そして、一番重要なことは、被害者側の主張に認められる部分があったとしても、動画の削除で国民の知る権利が制限された事実は残ることだ。

さしもの東京新聞も、動画削除を手放しでは喜ばなかった。しかし、「今回の削除はやむをえない」と容認していた。本当に「やむなし」だったのか?、「ヘイトスピーチ」や「人権侵害」で思考停止しているだけではないのか?。

ある権利を守るために別の権利が犠牲にされた是非について、ヘイトスピーチの実際を知るための資料が削除された事態について、本件はもっと議論されるべきだ。削除理由が「ヘイトスピーチだから」では納得しかねる。




東京:ヘイトスピーチ動画削除 ニコ動など 法務省要請で初
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201602/CK2016021402000125.html?ref=rank
 在日朝鮮人に対する差別的言動などのヘイトスピーチ(憎悪表現)の動画がインターネット上で公開されているのは人権侵害に当たるとして、法務省が複数のサイト管理者に削除を要請し、一部が応じていたことが、関係者への取材で分かった。ヘイトスピーチによる人権侵害を抑止するための法務省の措置が、動画削除につながった初のケース。
 法務省は昨年十二月「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の元代表にヘイトスピーチをしないよう勧告するなど、抑止の取り組みを強めている。今回は被害者側の申し立てに基づく要請で、勧告と同様に強制力はない。
 関係者によると、問題となった動画は二〇〇九年十一月、東京都小平市の朝鮮大学校の校門前で在特会メンバーが「朝鮮人を日本からたたき出せ」と大声を出している内容など。動画配信サイト「ニコニコ動画」などを通じて公開されていた。
 法務省は名誉毀損(きそん)やプライバシーの侵害があると判断した動画や書き込みについて、プロバイダーなどに発信者情報の開示や削除を求めており、この動画も削除を要請。十三日までにニコニコ動画を含む複数のサイトが「人格権侵害」などの理由で削除した。
"◆人権侵害 一定の歯止め
 法務省の要請に応じ、複数のサイトがヘイトスピーチの動画を削除したことは、差別的発言の拡散への一定の歯止めになると見込まれる。だが、削除要請の具体的基準は示されておらず、行き過ぎた対応が表現の自由の制限につながらないよう、慎重な対応を求める声もある。"
 ブログや会員制交流サイト(SNS)の普及に伴い、インターネット上での人権侵害を訴える声は増加している。二〇一四年に法務省が被害の申し立てを受けたのは過去最高の千四百二十九件に上り、十年間で約七倍となった。
 法務省によると、一四年にプロバイダーやサイト管理者に書き込みなどの削除要請をしたのは百五十二件。中学生を「死ね」と中傷する動画が掲載されたケースでは、投稿サイトの管理者に学校側が削除依頼しても応じてもらえなかったが、その後法務省が要請し、削除につながった。
 同省幹部は「申し立ての件数はどんどん増えているが、侵害の認定が難しかったり、管理者とのやりとりに時間がかかったりすることも少なくない」と対応の難しさを打ち明けた。
 ヘイトスピーチの動画削除について、ネット問題に詳しい落合洋司弁護士は「自分で解決できない被害者を救済するために今回のような対応は必要だが、行き過ぎると表現の自由への介入になる。節度を持ち、控えめに行使していくことが求められる」と指摘する。
 青山学院大の大石泰彦教授(メディア倫理)は「昨今のヘイトスピーチの状況を見れば、今回の対応はやむを得ない」としつつ、「被害者が特定できなくても関連団体が差し止め訴訟を起こせるなど、新たな制度をつくるべきだ。公権力が主導してネット空間が浄化されるスタイルが根付くのは危険で検閲性も高く、どのような言葉が入れば削除要請をするかなど、基準を明確化する必要がある」と話している。







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