2012-07-16 21:20

イジメは人権侵害ではない

マスコミ各社は、大津市のイジメ事件を連日大きく報じている。イジメの実態を周知する意味では大きく評価出来るが、それ以上のことは期待できない。マスコミの大半は、イジメとは何かを全く理解していないからだ。

 

大津市イジメ事件に関する社説をいくつか読んだが、「イジメは人権侵害だ」とか「子供に配慮した調査で真相究明」などと書かれているものばかりだ。イジメ問題を人権問題と考えるマスコミは、イジメとは何かを一から学び直すべきだ。

 

イジメとは、人権侵害ではなく「犯罪」だ。したがって、イジメ問題を解決しようとした場合、加害者生徒の人権を制限する必要がある。しかし、子供の人権ばかりを重視するマスコミらは、教師による加害児童への制裁を肯定出来ない。

 

それではイジメなんて何時まで経っても無くならないし、今あるイジメを止める事も出来ない。そして、どういうわけか子供の人権を叫ぶ奴らに限って、子供の気持ちをまるで分かっていない。7月13日の朝日新聞社説などその好例だ。

 

朝日:いじめと自殺―生徒の死と向き合う

http://www.asahi.com/paper/editorial20120713.html#Edit1

 

 越市長は自殺の背景を調べるため、専門家による調査委員会をつくり、いじめの実態を改めて調べることを決めた。
 その矢先、滋賀県警は学校と市教委を家宅捜索した。昨年9月の体育大会で、同級生3人が生徒の手足を縛り、口を粘着テープでふさいだ暴行の容疑だ。
 いじめが背景にある事件では証拠の任意提出を受けるのが一般的で、強制捜査は極めて異例だ。教諭のノートなどを押収したが、それは任意で提供を求めてもよかったのではないか。

 

これほど市教委らの隠蔽体質を見せられて、なおも警察による押収ではなく任意提出を主張する朝日新聞。お人好しにもほどがあり、度を越したお人好しはもはや害悪ですらある。

 

 

 県警は生徒の遺族から3回にわたって相談を受けながら、被害届を受理しなかった。そのことへの批判をかわすため、強制捜査に乗り出したと思われても仕方がないだろう。夏休みに在校生らの事情聴取を進めるというが、保護者の立ち会いのもとで慎重な捜査を求めたい。

 

警察による生徒への事情聴取に保護者を同席させろと言う。イジメの何たるかを理解せず、子供の気持ちを理解せず、現場への想像力が欠如しているからこんなことが言える。馬鹿ではないのか、保護者の同席など論外だ。

 

子供には子供の世界があり、子供なりにプライドもある。親の前では口に出せない、出したくない話もあるのだ。また、聴取する警察にとっても親は邪魔な存在だ。少し聞き方を誤れば、「うちの子を疑っているのか!」と怒り出す保護者もいる。

 

生徒から真実を聞きだそうとするのなら、親の同席は百害あって一利無しだ。自分の告白を警察以外に誰も聞いていない、外に漏れない状況でなければ生徒は全てを語れないのだ。

 

 

 1人の少年の死に真正面から向き合おうとしているのか。
 教育現場や警察の混乱ぶりに目を奪われがちだが、重要なのは、なぜ生徒の自殺を防げなかったのか、ということだ。どの時点でSOSに気づくことができたのかをきちんと顧みれば、自殺を防ぐ手立てにつながるだろう。

 

真正面から向き合っていないのは朝日新聞で、向き合った気分になっているだけだ。いくら生徒がSOSを出しても、大津市皇子山中学の教師は放置した。気がつかなかったのではなく無視した。SOSに気がついた後、教師がどう動くかこそが重要なのだ。

 

しかし、教師がイジメ解決に動くなら、加害者生徒の人権を制限せざるをえない。だから、子供の人権が大好きなサヨクマスコミや日教組らは、教師の対応にまで踏み込んで語ることが出来ない。これではイジメ問題解決など夢のまた夢だ。

 

 

 それは大津市の立ち上げる調査委員会に期待したい。専門家だけでなく、委員には校区の住民もいれるべきだ。

 

越直美が設置するとした外部調査委員会に期待する人もいるようだが、あんなものは全く役に立たない。委員会と言っても人数は2~3人に過ぎず、大学教授や評論家がろくに権限も無い中で報告書をまとめるだけだ。

 

朝日は校区の住民も入れろと言うが、保護者が他の保護者を調査することなど出来るわけがない。第一、校区の住人は誰を選抜するのか。加害者側との繋がりが噂されるPTA役員でも入れるか?(笑)。

 

 

 学校ばかりに責任を負わせることはせず、その地域で暮らす大人たちがいじめの問題に取り組むきっかけにする。子どもたちの異変に気づく機会を増やすことを考えたい。

 

学校が何も責任を取らない現状で、それを改善するのではなく地域住民に責任を転嫁する傲慢。子供達の異変に気づくけばイジメが改善すると考える勘違い。その先の対応には一切言及出来ない似非人権派の限界。

 

イジメを人権問題として考える限り、その解決は出来ない。すなわち、イジメに苦しむ子供達を助けられない。イジメが加害者の人権を制限するべき「犯罪」と認識しなければ、生徒の死と向き合うことなど無理なのだ。

 

何度でも言う。イジメは犯罪だ。人権など関係ない。

 

 

 

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コメント

No title

こんばんは
 
まぁまず日本人の人権を侵害しているメディアが語るべきものではないですな
遺族が家族の遺体を見てショック受けてる時に
撮影禁止の場で取材や撮影かます連中が
人権がどうのこうの言う資格は無い
 
で、仰る通り犯罪と認識すべきですね
 
そもそも人が死んでいるのに人権侵害だのなんだので片づけるなと
イジメを苦に自殺した少年とそれを追い込んでいた少年ら
完全に被害者と加害者の構図しか当てはまらないって言うのに
  1. 2012-07-16 22:55
  2. URL
  3. 黄昏の森 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

いじめは犯罪は違います。
肉体的攻撃は犯罪です。もちろん行き過ぎた口撃も犯罪ですが。

いまはどうか分かりませんが中学校、高校には大概、番長と言う存在が有り
弱いもの、手を出さないhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%25B9%25B3%25E5%2592%258C%25E4%25B8%25BB%25E7%25BE%25A9/" class="keyword">平和主義の生徒をいじめると番長が加害者を体育館の裏辺りに呼びつけヤキをいれたものです。
番長の掟としては弱者には手を出さず、やんちゃな生徒や自分の地位を慄かす生徒と対マンで決着をつけたものです。

解決する効果的な策は加害者の生徒に直接注意するなり、場合によっては体罰で分からせるのが良いと思います。
その結果、いじめの被害者に報復などしようものなら更に強く肉体的に分からせるべきです。
私は全ての悪質な犯罪の加害者には人権は無いものと思っています。

大津の教師、市教委のこれまでの行動は加害少年を守る態度に終始しているとしか思えなく、加害者の少年は「俺は学校にも教育委員会にも守られている」という、間違った教育をしてしまったことは非常に残念です。

担当教諭。校長や学校経営の関係者、市教委は全員罷免すべきです。

それから先日のスパーモーニングによれば、今回何故これほど学校も市教委も
自殺を認めなかったかと言うと、昨年にこの中学校が、
2年間ほどの追跡調査野結果、健康的なモデル校に表彰選ばれたから
自殺を認められないという事情も有ったようですね。

何れにせよ本当に卑怯な連中と思います。
  1. 2012-07-17 08:25
  2. URL
  3. tomo3753 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

こんにちは。

イジメは決してなくなりません。
しかし、イジメを発見もしくはその情報を得た時に然るべき対処を行っていれば、その後の事態(イジメのエスカレート等)を防ぐ事が出来ると考えております。
対処療法が最も効果的だと思いますよ。勿論、教育も大事ですがね。
イジメに人権などを持ち出すなんて論外ですよ。
まあ、似非人権主義者の考えそうな事ですがね。

昔はイジメによる自殺なんて殆ど無かったと思いますよ。
ぶっちゃけ昔のように、イジメを行ってる生徒を見つけたら、先生がぶん殴って躾けるようにすればイジメやそれによる自殺も減ると思うのですがね。
ただ、今回のように隠蔽する事を第一義と考える教師に、殴る権利まで与えても大丈夫なのかは疑問ですけどね。
  1. 2012-07-17 10:44
  2. URL
  3. rikipep #79D/WHSg
  4. 編集

No title

こんにちは。

戦後教育のなせる業ですね。
いじめは人間の本能ですので根絶はできません、しかし理性で抑えることは可能です。
幼いころより大勢で一人とけんかすることは卑怯である、喧嘩は正々堂々とするもの、といった価値観がガキhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%25A4%25A7%25E5%25B0%2586/" class="keyword">大将や先生から鉄拳とともに教わってきました。
いまは人権第一主義で喧嘩や鉄拳は悪いこととされ人権に守られ、甘やかされた子供を大量生産されています。

教育勅語の12の徳目です。
3.夫婦はいつも仲むつまじくしよう(夫婦の和)
4.友だちはお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
5.自分の言動をつつしもう(謙遜)
6.広く全ての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
7.勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
8.知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
9.人格の向上につとめよう(徳器成就)
10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
11.法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
12.国難に際しては国のため力を尽くそう、それが国運を永らえる途(義勇)

このような世界に誇れる教育方針を捨て去ったのは残念です。
  1. 2012-07-17 12:35
  2. URL
  3. kanon11 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To 黄昏の森さん
こんばんは。

人権派マスコミも、いい加減に子供の人権との矛盾を感じないんでしょうかね。そこに気がつけば、自分達の主張する人権論が似非であることにも気がつくと思うのですが、まあ期待するだけ無駄でしょうね。

生徒が何人死んでも気がつかないのですから、この先いつまで経っても改善しないことは火を見るより明らかです。

  1. 2012-07-17 20:12
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To tomo3753さん
こんばんは。

私も体罰で分からせてやれば良いと思いますよ。理屈よりゲンコツ、大いに結構です。

でも、今のご時世は体罰http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB/" class="keyword">イコール暴力(人権侵害)で、教師はビンタ一発で懲戒処分ですからねぇ。ろくでもない世の中になったもんです。

体罰と暴力の違いを理解できない日教組教師や馬鹿親らがのさばっている現状では、イジメの解決なんて出来るわけがないんですよね。

>2年間ほどの追跡調査野結果、健康的なモデル校に表彰選ばれたから自殺を認められないという事情も有ったようですね。 

ほう、そんな事情があったのですか。ウソと隠蔽で勝ち取った表彰に何の価値があるのかと失笑しますね。

  1. 2012-07-17 20:12
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To rikipepさん
こんばんは。

昔は生徒が悪いことをしたら、教師がゲンコツや出席簿の角で制裁を加えて世の中のルールを教え込んだものでしたね。

で、ほっぺた腫らして家に帰ると、親がその理由を聞いてさらにゲンコツを食らう、と(笑)。

ところが今は、教師が折檻するとマスコミは暴力と騒ぎ、学校は謝罪し教師は懲戒処分をくらい、親は子供の悪事を叱らず教師を批判します。

情けないことに、この状況を作り出しているのは日教組の人権教育なんですよね。心配されるところも気をつけなければいけませんが、体罰の容認はイジメ問題解決の必須条件だと思いますよ。

  1. 2012-07-17 20:13
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To kanon11さん
こんばんは。

私が子供の頃、教育勅語は「天皇と国が戦争を肯定する為に行った洗脳教育」と教わりました。

教師を疑うことを知らず、わざわざ小難しい教育勅語の現代語訳するほど勉強熱心ではなかったno-risuはコロリと騙されましたね。

その後ネットに触れるようになり、改めて教育勅語の中身を知ったときは本当に衝撃的でした。まさに珠玉の教育論で、今すぐにでも復活させるべきだと思います。

  1. 2012-07-17 20:14
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

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