2012-10-18 22:49

クレーマー橋下市長

橋下市長が週刊朝日の記事に激怒し、「朝日新聞本社の見解を聞くまで朝日新聞と朝日放送の取材は拒否する」と通告した。問題となった週刊朝日の記事は、出自を調べて「DNA」から橋下市長を誹謗中傷する内容で、まあ何というか、所謂「便所の落書き」だ。

 

橋下市長の求める「朝日本社の見解」は、要するに全面謝罪を意味しているのだろうが、朝日新聞は「朝日出版は別会社だ」と謝罪を拒否している。橋下市長は怒り狂い、18日には「血脈主義、部落差別思想を全面肯定する朝日新聞は説明せよ!」とツイートした。

 

週刊朝日の記事は、差別的で卑劣な個の圧殺とでも言うべき代物だ。しかし、残念ながらno-risuは橋下市長を応援できない。橋下市長もまた、週刊朝日並に低レベルな論調で朝日新聞本社を中傷しているし、無茶な要求を突きつけての取材拒否は理不尽だ。

 

 

そもそも、橋下市長はどうして週刊朝日(朝日出版)をガン無視し、親会社の朝日新聞社のみ(オマケで朝日放送)を攻撃目標に選ぶのか。もっと言えば、まずは記事を書いたノンフィクション作家・佐野眞一を締め上げるべきだろう。週刊誌だぞ?(笑)。

 

確かに、完全子会社である朝日出版の不祥事は、親会社たる朝日新聞社にも責任がある。民法715条で定められた「使用者責任」だ。でも、だからってフリーラーターの週刊誌記事でいきなり朝日本社に噛みつくかね(笑)。

 

 

上にも書いた通り、橋下市長は「血脈主義、部落差別思想を全面肯定する朝日新聞」とレッテルを貼った。朝日新聞は、血脈主義者でも部落差別思想を全面肯定する新聞社でもないことは明白だ。と言うか、朝日新聞はその真逆じゃないか(笑)。

 

橋下市長は被害者だ。しかし、被害者なら何をしても正当化されるわけではない。まずは週刊朝日に説明と謝罪を求め、どうせ突っぱねるだろうから、その時は朝日新聞に使用者責任を求める。朝日新聞が何もしなければ、取材拒否でも裁判でも好きにすれば良い。

 

 

手順と段階をすっ飛ばし、レッテル張りで誹謗中傷し、取材拒否で恫喝しながら見解と言う名の謝罪を要求する姿は、もはや被害者様の類いだろう。バイト店員の態度に激高し、「社長出せ!」と喚き散らすクレーマーと同じじゃないか(笑)。

 

他にも橋下市長はツイッターで、「ナチス」だの「民族浄化」だの「人種差別」だのと、週刊朝日ではなく朝日新聞を攻撃している。まるで火病を起こした韓国人だ。つくづく堕ちたもんだな(笑)。

 

 

毎日:橋下市長:朝日新聞の取材拒否…週刊誌連載記事に反発

http://mainichi.jp/select/news/20121017k0000e040215000c.html
 橋下徹大阪市長は17日、週刊朝日(10月26日号)が掲載を始めた橋下氏の出自に関する連載記事「ハシシタ 奴の本性」について「血脈主義、身分制に通じる極めて恐ろしい考え方だ。一線を越えている」と批判し、朝日新聞社の見解を聞くまでは同社と朝日放送からの質問に答えないと表明した。橋下氏が取材拒否の措置を取るのは異例で、議論を呼びそうだ。
 記事は、ノンフィクション作家の佐野眞一氏らが執筆。橋下氏の実父の縁戚者のインタビューや家系図を掲載。佐野氏は記事で「解明したいと思っているのは、橋下徹という人間そのもの」「橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげなければならない」と意図を記している。
 これに対し、橋下氏は市役所で記者団に「言論の自由は尊重されるべきだが、一線を越えている」と批判。「ナチスの民族浄化主義につながる非常に恐ろしい考え方だ」と話し、18日の会見で見解を示すよう朝日新聞社に求めた。同社は取材に対し「コメントできない」としている。
 週刊朝日は、朝日新聞社の100%子会社「朝日新聞出版」が発行。朝日放送は、朝日新聞社が筆頭株主。【茶谷亮、原田啓之】

 

 

 

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コメント

No title

>もっと言えば、まずは記事を書いたノンフィクション作家・http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E4%25BD%2590%25E9%2587%258E%25E7%259C%259E%25E4%25B8%2580/" class="keyword">佐野眞一を締め上げるべきだろう。

http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E4%25BD%2590%25E9%2587%258E%25E7%259C%259E%25E4%25B8%2580/" class="keyword">佐野眞一氏「編集部に聞いてほしい」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121018/waf12101821050037-n1.htm

この記事は佐野が一人で書いたわけではありません。 週刊朝日の取材班が一緒に取材して書いています。

本紙取材班=今西祟之、村岡正浩
http://hamusoku.com/archives/7522742.html

 そもそもhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%2595%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC/" class="keyword">フリージャーナリストとか作家とかは星の数ほどいるので、その中の誰を使うかは編集部側が完全な決定権を握っています。
 人権侵害につながる記事なら、原稿を読んだ時点で没にする事もできるし、そうするべきだったのに、しなかったのは週刊朝日です。

 そして週刊朝日は朝日新聞の100%出資会社です。 朝日新聞は週刊朝日の編集権はなくても、経営権は完全に握っているのです。
 
 そのような権限があるのですから、朝日新聞が週刊朝日の記事が身分差別を助長して、朝日新聞の方針にそぐわないなら、朝日新聞は週刊朝日の社長を更迭するべきです。

 けれどそのような話が出てこない所をみれば、週刊朝日は親会社朝日新聞の意思に沿った編集をしていると考えるべきでしょう。
  1. 2012-10-19 11:57
  2. URL
  3. よもぎねこ♪ #79D/WHSg
  4. 編集

No title

こんにちは。

目糞鼻糞を笑う、というところでしょうか。ネットを使った中傷合戦はみっともない限りです。こんな騒動はハイエナ「人権屋」を喜ばせるだけで、お互いに得るものは何もありません。
選挙を睨んだ上でのネガティブキャンペーンは、何も日本のマスコミに限ったことではありません。米国ではもっとえげつないやり方で政敵の追い落としを謀ります。
この程度の週刊誌記事でカッカしていたら、とても海千山千の西洋人や支那人とは戦えません。政治家は清濁併せ呑む器量がないと、あっという間に燃え尽きてしまいます。
国政に打って出るならば、橋下氏はもっと冷静に、したたかに立ち回る知恵を持つべきでしょう。
  1. 2012-10-19 15:59
  2. URL
  3. cn2100 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

このところ維新の会の内紛や低迷傾向もあり歯切れの悪かった橋下ですが、今回の件ではパワー全開ですね。これを機に維新の会の支持率急回復なんてこともあるかも。維新の実態や政策とは無関係の橋下個人的な問題ではあってもとにかくマスゴミをねじ伏せて目立つだけでも支持したりするのが日本国民ですからねえ
  1. 2012-10-19 18:00
  2. URL
  3. ibohatago #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To よもぎねこ♪さん
こんばんは。

少し整理しながらお話しましょう。

朝日新聞は「親会社」です。朝日出版は「100%子会社」です。

100%子会社であっても、朝日出版は別会社ですから独自の経営戦略で運営されます。

しかし、親会社たる朝日新聞は朝日出版に対し経営関与という「権利」を持ちます。権利を持つので「責任」が発生します。

これが「http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E4%25BD%25BF%25E7%2594%25A8%25E8%2580%2585%25E8%25B2%25AC%25E4%25BB%25BB/" class="keyword">使用者責任」です。

http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E4%25BD%25BF%25E7%2594%25A8%25E8%2580%2585%25E8%25B2%25AC%25E4%25BB%25BB/" class="keyword">使用者責任が問われる条件は、子会社が自社の解決能力を超える過失を招いたとき、あるいは、親会社の指揮による過失である場合です。

したがって、今回橋下市長が朝日新聞を責めるなら、「朝日出版に問題解決能力が無い」もしくは「記事は朝日新聞の指揮で作られた」といった根拠が必要です。

しかし、橋下市長は朝日出版の問題解決策を聞く前に、最初から朝日新聞を攻撃しています。

一方、記事への関与は証明出来ないでしょうが、部落差別推進が朝日新聞の社是でないことは明白ですよね(笑)。

  1. 2012-10-19 18:52
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To よもぎねこ♪さん

続きです。

もちろん、そんなことは橋下市長も承知の上でしょう。本気で「朝日はナチスか!」なんて考えているわけではありません。

橋下市長が朝日新聞の見解を求めるのは、見解と異なる記事を書いた週刊朝日への制裁です。

戦略的には、ネットユーザーがテレビ番組ではなく、スポンサーに抗議するのと似ています。「スポンサードしてるんだから、御社もhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E9%259F%2593%25E6%25B5%2581/" class="keyword">韓流ゴリ押しに賛成なんですね?」みたいな。

違うのは、テレビ番組には再三の抗議を無視し続けた実績があり、朝日出版の対応はまだこれからであることです。

そして、朝日出版の対応が不十分なら、朝日新聞に見解を示す責任が生まれます。それが「親会社子会社」の関係で、問題処理に係る手順です。

橋下市長は手順がおかしいんですよ。 


「朝日新聞は週刊朝日の社長を更迭するべき」、橋下市長も「出資金を引き上げて潰せ」とか言ってましたね。個人的には賛成ですよ、週刊朝日なんて廃刊に追い込めば良いのです(笑)。

でもそれは私達の「希望」であって、現時点では朝日新聞が果たすべき「責任」ではありませんよね。

朝日出版が意地を張れば、やがて大手を振って朝日新聞に「お前の子会社なんだから潰せ!」と言えるようになるのですが、残念ながら朝日出版は早々に白旗揚げました。

朝日新聞が裏で動いたようですね。

  1. 2012-10-19 18:52
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To cn2100さん
こんばんは。

いえ、週刊朝日の記事は、明らかに超えてはいけない一線を一歩も十歩も越えています。朝日出版は徹底的に糾弾されるべきで、廃刊に追い込まれても文句は言えないでしょう。

しかし橋下市長は手段を誤りました。先ほどhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2583%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC/" class="keyword">ツイッターを確認したら、「朝日新聞を標的にした真意」なるものが明かされており、読んで爆笑しましたよ。

その理由は明日にでもエントリーに書きます。もちろん、橋下市長に批判的な内容で。

>橋下氏はもっと冷静に、したたかに立ち回る知恵を持つべきでしょう  

そうですね。今回の事件は、支持率低迷にあえぐ橋下市長にとって千載一遇のチャンスでもありました。いつも通り斬りつければ、霧散しつつある「ふわりとした民意」を、もう一度たぐり寄せることが出来たかも知れません。

  1. 2012-10-19 18:56
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To ibohatagoさん
こんばんは。

橋下市長はその機を逃しました。これまで通りの「橋下劇場」を演出すりゃ良かったのに、よほど頭に血が上っていたのでしょう。

明日あたり書きますが、今回の件で橋下市長の器は想像以上に小さかったことが分かりましたよ。

全然そんなつもりはありませんでしたが、私はまだ買い被りが過ぎていたようです。

  1. 2012-10-19 19:00
  2. URL
  3. no-risu #79D/WHSg
  4. 編集

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