2013-11-27 22:12

「侵略」でも「挑発」としか書けないマスコミ

中国国防省が東シナ海の大半に防空識別圏を設定し、日米韓の政府が強く反発し、日本のマスコミは(さしもの売国新聞も含めて)各社一斉に「危険な挑発」と中国を批判した。中国を非難することは結構なことだが、しかし、これは「挑発」と呼べるのだろうか?。

中国の意図や本音はひとまず脇に置き、東シナ海における状況を俯瞰したとき、中国の行動はもはや「挑発」ではなく「侵略」と表現するべきではなかろうか。

中国は、尖閣諸島を「核心的利益」として東シナ海全域の領有権を主張し、領海侵犯を繰り返し、領空侵犯も始め、海上保安庁の巡視船にはレーダー照射を行い、そして今回は防空識別圏を設定した。防空識別圏と領空圏は別物だが、実質似たようなもんだ。

ある日、あなたの自宅に強盗が現れた。強盗の目的は金品の強奪ではなく、金品含めた自宅丸ごと、全ての財産だ。「この家はオレ様の核心的利益でアル」。あなたは拒否するが、強盗はお構いなしに我が物顔で自宅に出入りを始めた。

自宅にはバットや包丁があるので、やろうと思えば強盗を撃退することも可能だが、「家訓第9条」で先制攻撃は禁じられている。だから睨み付けるくらいしか対抗手段は無いが、強盗は懐から拳銃を取り出し、あなたに狙いを定め、撃鉄を起こすのである。

そして強盗は言った。「オレ様の自宅なのだから、出入りしたければオレ様に許可を取れ」、と。

さて、強盗の行為は「挑発」と呼べるだろうか?。

拳銃の件はレーダー照射を表しているが、撃鉄を起こされてなお「挑発は止めよ!」などと牽制し、それじゃあ何時になったら防衛行動が許されるのか。拳銃から弾が発射されて、「あれ?、これは挑発じゃないな?、いけんいけん!」と慌てても遅すぎやしないか。

日本人には、「挑発に乗ったら負け」の意識がある。政治家の「挑発」発言はただの忍耐だが、マスコミの「挑発」には、日本の防衛行動を牽制する意図が込められている。明らかに「侵略」でも、認めれば専守防衛による軍事力の行使が可能になるからだ。

売国マスコミら9条教徒は、専守防衛を容認していない。先制攻撃等の議論封じ込めに利用しているだけで、連中の目標は非武装無抵抗だ。だから、いざ専守防衛による軍事行動が必要な段階になっても、その行使に繋がるような言動は絶対にしないのである。

見てるがいい。今後中国の行動がさらにエスカレートし、尖閣諸島に人間を送り込み、居住施設や港湾を整備され、それこそ実効支配を確立されても、産経・読売以外のマスコミは永遠に「挑発するな」「対話せよ」「大国の責任を果たせ」などと言い続けるから。

朝日や毎日あたりに、何時になったら「侵略」と書くのか聞いてみたいもんだ。まあ「書きません!」とは言えないだろうから、「侵略の定義は学術的に定まっていないので・・・」などと言葉を濁すのだろうか(笑)。



毎日:社説:中国防空識別圏 危険な挑発行動やめよ
http://mainichi.jp/opinion/news/20131126k0000m070091000c.html
" 中国国防省が東シナ海の大半に防空識別圏(ADIZ)を設定した。圏内を飛行する航空機が国防省の定める規則に従わないと戦闘機の緊急発進を行うという。
 きわめて乱暴で危険だ。東シナ海上空は、これまで半世紀以上も日本、韓国、台湾の防空識別圏が存在し、それによって平和な秩序が保たれてきた。防空識別圏について国際法上の根拠はまだ確立していないとしても、長い実績がある。"
" それを中国が一方的に、武力によってこの空を排他的に占有すると宣言した。アジアの安全に挑戦する挑発的な行為といわざるをえない。
 東シナ海は沖縄の在日米軍基地にも近い。北朝鮮のミサイル危機が起きると東シナ海上空を日米の戦闘機、警戒管制機が飛ぶ。中国はそのたびに戦闘機を緊急発進させて追い出すつもりか。米中の武力衝突がどれほど危険なことか、「富国強兵」の国策に浮かれる中国の指導部に頭を冷やしてもらいたい。・・・"



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