2013-12-21 23:12

放射能授業よ広まれ!

被災地の学生や避難先の被災者を対象に、放射能を正しく学んでもらう取組が少しずつ増えてきた。大変結構。放射能のリスクを正しく認識して正しく恐れることは、被災者に正しい安心と希望を与え、依然として払拭されない風評被害の根絶にも寄与する。

ただ、取組はまだまだ草の根レベルであり、少なくとも大手マスコミは一度として正確な放射能リスクを報じていない。no-risuは報道全てをチェックしているわけではないけれど、確信を持って「一度も無い」あるいは「無いに等しい」と断言出来ると思っている。

何故ならば、マスコミは未だに原発や放射能について科学的な説明を避けているからだ。科学的な説明を行えば、必然的に「大して怖くない」「恐れるほどのリスクではない」といった説明になり、(声の大きい一部の)国民感情に反するし、反原発活動にも不都合だ。

要は、科学的な放射能リスクはマスコミ指定の「特定秘密」である。おそらく、朝日新聞や東京新聞などは60年経過しても情報公開しないだろう。秘密を暴こうとする者は、原子力村などのレッテルが貼られ、ペンの力で社会的に抹殺されるかもしれない。

報じられないが正しく理解されるべき放射能の影響について、一例として健康被害の発生メカニズムがあるだろう。放射脳ら反原発派は「ヒバク」「甲状腺ガン」などとおどろおどろしい言葉を用い、「ヒバクしてガンになる」と極限まで単純化して不安を煽る。

しかし、被爆による癌生成のメカニズムは説明しない。たまにそれらしき説明も見かけるが、よくよく見れば根拠の怪しい非科学的な説明であることが分かる。

no-risuも専門家ではないので簡単にしか説明できないが、放射線が健康被害を引き起こすメカニズムはおおむね以下のようになる。

まず、放射線の大部分は体内の水分に吸収され(エネルギーを与え)、水分子が壊れてOH・H・eなどのフリーラジカルが発生する。フリーラジカルは細胞やDNAにダメージを与える。損傷したDNAが異常な細胞分裂を起こせば、すなわち癌になるわけだ。

つまり、放射能という悪の波動が直接的に癌を発生させるのではなく、放射能がフリーラジカルを作り、フリーラジカルで損傷したDNAが癌を生み出す。したがって、フリーラジカルの影響を軽減させれば放射能の影響が抑えられると言える。

で、美容やアンチエイジングに興味のある人なら、「フリーラジカル」の名前は聞いたことある人も多いはずだ。一時ブームになった「水素水」は、活性酸素というフリーラジカルを打ち消すアンチエイジング飲料である(効果があるのか知らないけど)。

他にも、カテキンやβカロテンやポリフェノールなどの、いわゆる抗酸化物質はフリーラジカルを消滅させる作用があり、そういった食品は放射能の悪影響も減少させる効果がある。また、ビタミンCやビタミンEも効果的にフリーラジカルを排除する。

要するに、栄養バランスのとれた食事、例えば「和食」を推奨すれば、すなわち効果抜群の放射能対策になるのだ。当たり前だが、バランスの良い食生活はその他諸々の健康管理にも繋がる。

では、食事などで消しきれなかったフリーラジカルの影響はどうするのか。実は、人体にはもともと対放射能防御機能が備わっている。細胞壁やDNAがダメージを受ければ酵素などで修復するし、修復できないDNAはアポトーシスにより除去される。

自然界には太古の昔から放射能が存在し、日本人は世界平均より低いが、それでも年間1.5ミリシーベルトの自然放射能を受けている。それなのにヒバクしてガンにならないのは、食事による有効成分の摂取と、生体防御機能が備わっているからだ。

こういう当然知っておくべき情報を、マスコミは全く伝えようとしない。正しい情報も与えられず、「放射能キケン」「ヒバク怖い」「甲状腺ガンガー」「原発イラナイ」等と延々吹き込まれれば、そりゃ誰だって不安になるさ。被災地の当事者ならなおさらだ。

マスコミよ、進み始めた放射能授業の取組をもっと大きく紹介せよ。授業が開催されたことだけではなく、授業の内容を国民に伝えよ。お前らの偏向報道で苦しむ人々を直視しろ。正しい情報を国民に伝え、国民の知る権利に報道機関の責任を果たせ。




dot:福島県・相馬市の中高生に「放射能授業」
http://dot.asahi.com/aera/2013112700047.html
 医師でもある福島県相馬市の立谷秀清市長にとって、そのアンケート結果は地域の将来を暗示しているように思えた。市内の女子中学生520人に将来の結婚について尋ねると、約4割が何らかの不安があると答えた。放射能が、子どもたちの心をむしばむ姿が浮かび上がった。
「30年、40年先の地域を考えたら、主役は今の子どもたち。その子どもたちが将来への不安を抱いて成長している。科学的な根拠を示して『この線量ならば大丈夫』と言うのが私たちの役目。夢や希望を持たせたい」
" 相馬市は昨年末から中学校で放射能をテーマに特別授業を行った。その取り組みが近隣市町の高校や小学校に広がっている。
 放射性物質の正確な説明をするためには専門知識を持った人材が必要だ。力を貸してくれたのは東京大学医科学研究所だった。震災直後から福島県で支援活動を行い、相馬市の放射能対策アドバイザーも務めていた上昌広特任教授(内科)の仲介で、坪倉正治医師が講師になった。同研究所所属の坪倉さんは、震災直後から医師不足に陥った福島に飛び込み、現在は南相馬市立総合病院などで非常勤医として働いている。・・・・"



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