2014-01-06 22:20

冷凍食品農薬汚染、中国産野菜を疑わない不思議

マルハニチロHDの子会社「アクリフーズ」の冷凍食品から高濃度の農薬が検出され、多数の健康被害も発生した事件について、アクリフーズの社内調査やマスコミ報道があまりにも不自然極まりない。何が不信かと言えば、いずれも中国への言及が一切無いことだ。

冷凍食品の農薬混入と言われれば、誰もが「中国の毒餃子事件」を思い浮かべるだろう。そして、アクリフーズの冷凍食品にも、やはり中国産の野菜が使用されている。アクリフーズはイオンや西友のPB商品を製造していると聞き、「もしや」と思い調べたら案の定だった。

参考:中国産野菜について(アクリフーズHP)
http://www.aqli.co.jp/ansin/ansin02

貧乏人のエサでしかない冷凍食品など、中国産野菜で十分上等なのである。ところが、マスコミ報道に「中国産野菜」の文字は一言も出てこない。「群馬の工場で製造された」ことばかりが強調され、意図的に中国の話題を逸らしているかの様でもある。

県警などの捜査によると、製造段階のラインで農薬が混入したとは考えにくいそうだ。ならば、原材料が汚染されていたか、包装段階以降に汚染させられたことになる。ただ、包装後であれば袋に注射器の穴などが見つかるはずだが、今のところ発見されていない。

したがって、現段階では原材料の汚染が最も疑わしい。それも野菜が疑わしい。当該製品はピザなので小麦粉の可能性もあるが、それなら被害はもっと広範囲になるはずだ。独自ルートで輸入していた中国産野菜を疑うのが合理的と言える。

まして、中国には毒餃子の前例もあるし、食品衛生の概念が甚だ稀薄だし、愛国無罪の反日国家でもある。しかも、厳しい検査体制を自負するアクリフーズの中国野菜検査体制は、上記のリンク先を見ても分かる通り、穴だらけの杜撰な検査体制なのだ。

現地では中国人の良識頼みの農薬指導、どうせ口ばかりのトレーサビリティー、収穫前3日に検査して収穫後には検査しないザル検査、アクリフーズの国内検査は基本的に年2回のみ。「検査してます」とのアピールが目的で、消費者の健康など二の次だ。

どう考えたって中国産野菜が怪しいし、少なくとも調査対象には含めるべきだろう。ところが、マスコミは一切そのことに触れないし、驚くべきことにマルハニチロHDとアクリフーズは包装段階以降に重点を置いて社内調査を進めているらしいのだ。

とうてい納得できない。不自然極まりない。中国に都合の悪い報道をしたくないマスゴミ、中国における貧乏人のエサの原材料生産拠点を失いたくないマルハニチロHD、それら消費者を置き去りにした利害計算を疑いたくなるのも当然だろう。

もちろん、犯人は中国ではなく日本の可能性だってある。しかし、重ねて言うが調査はするべきだ。もし国内で原因が発見できず「原因不明」と逃げたり、後になって「今思えば中国が怪しかったかもしれない」なんて言い訳しても絶対に許されない。

万が一no-risuの懸念が的中したら、アクリフーズはPBもろとも市場から消え失せよ。また、報じない自由で消費者を蔑ろにしたマスゴミも同罪である。


朝日:群馬県警、アクリフーズ工場で実況見分 農薬検出問題
http://www.asahi.com/articles/ASG142S8LG14UHNB003.html
 マルハニチロホールディングス(東京都)の子会社アクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品から農薬が検出された問題で、群馬県警が4日朝、同工場で実況見分を始めた。何者かが故意に農薬を入れた業務妨害の疑いもあるとみて調べている。
 午前9時ごろ、捜査1課などの捜査員約50人が工場に入った。捜査関係者によると、冷凍食品の製造ラインを確認し、農薬の混入が可能な場所などを調べる。また、同日から現場管理職らの任意聴取を本格的に始める。
 農薬「マラチオン」が検出された商品は別々のラインで加工された後、包装段階で同じ部屋に入っていた。両社は包装段階以降に重点を置いて社内調査を進めている。
 



追記(1月7日):見解の修正と追加

続報などで事件のあらましを再確認したところ、事件の規模は想像以上に大きいことが判明しました。また、農薬汚染はピザ以外にもグラタンやコロッケの衣からも確認されたとのことです。このことから、疑わしい原材料は中国産野菜よりも?国から輸入した小麦と考えられます。

マルハニチロHDらは、相変わらず梱包後に絞って調査し、現在は製品を詰めた段ボールを調べているらしいですが、全く馬鹿じゃねーの!と思わずにはいられません。

さらに、容疑者が小麦になったことで、新たに確認すべき事項が増えました。

当該製品について、それがどこまで群馬工場で製造されていたのか、という点です。例えば、ピザなら土台のパンは海外工場で焼いて輸入している可能性があり、グラタンなら具材入り味付け済みのホワイトソースを輸入している可能性があり、コロッケなどは完成品を輸入して袋を詰め替えているだけの可能性などがあります。

つまり、すでに汚染されていた半完成品を輸入してしまった、といった可能性も考えなければなりません。

いずれにしろ、輸入原材料の調査は最優先で実施すべきだと私は思います。
 



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コメント

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  1. 2014-01-07 16:25
  2. #
  3. 編集

Re: 生産地・・・

こんばんは。

コメントいただき恐縮なのですが、本件については見解の追加と修正を行いました。いただいたコメントに近い内容も含まれておりますので、ご一読いただければさいわいです。
  1. 2014-01-07 18:51
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

犯人捕まったけど、追加の記事出さないの?
  1. 2014-01-27 19:00
  2. URL
  3. 名無しクマー #-
  4. 編集

To 名無しさん

こんばんは。

見事に予想が外れましたからね、お詫びもかねて書きたいとは思っています。けじめはつけないといけませんよね。ただ、現時点ではブログを書くほどの情報が集まっていないので、もう少し続報を待ちたいと思います。


  1. 2014-01-27 20:37
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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