2014-01-20 21:09

名護市長選:負けても成果は上々

任期満了に伴う名護市長選挙が実施され、普天間基地辺野古移設に反対する稲嶺進現職が再選を果たした。投票率は76.7%、得票数は稲嶺進が19,839票、基地移設容認派の末松文信が15,684票の結果だ。稲嶺再選は想定内、基地移設に向けては上々の結果と言える。

反対派の稲嶺が再選されたことで、基地移設反対派の売国メディア共は見苦しいまでに喜びペンを振るっている。「大勝利!」「大差で勝利!」「安倍内閣に打撃!」「民意が明確に示された!」等々、報道機関にあるまじき偏向っぷりには思わず苦笑する。

この結果のどこが「大勝利」なのか(笑)。

稲嶺19,839票と末松15,684票を割合で比較すれば、稲嶺56%の末松44%になる。12%が「大差」と言えるだろうか。6%の反対派が容認に転じれば基地移設容認派が勝利する計算になり、これを「大勝利!」と喜ぶのは些か無理がある。接戦を制した、と言うべきだ。

また、安倍内閣に打撃が無いとまでは言わないが、稲嶺の再選は想定の範囲内であり、だから名護市長選挙前に仲井真知事を説得して埋め立て承認を勝ち取った。今更市長選がどうなろうと、辺野古移設は計画に則って粛々と進められていく。

そもそも稲嶺は元々市長だったわけで、再選は単なる現状維持に過ぎない。安倍政権にとってはプラスマイナスゼロだろう。いや、辺野古移設容認派からみれば、末松の敗戦には大きな収穫があった。試合には負けたが勝負には勝った、と言える。

まず、移設容認派候補が擁立されただけでも近年見られなかった快挙だ。しかも、44%が基地移設に容認する結果で、およそ二人に一人が容認していることになる。反対派の言う「沖縄の総意」とか「オール沖縄」とか、あんあものは嘘っぱちだ。

稲嶺や反対派メディアは「民意が示された!」と喜んでいるが、44%もの民意を完全に無視する言動にはおぞましさすら感じる。なんせ、こういう連中が特定秘密保護法に関して、自民党の法に基づいた民主的採決を「強行採決」と声高に糾弾しているのだ。

自分達に都合が悪ければ圧倒的多数派の民意でも「強行採決」「独裁」などと誹謗中傷し、都合が良ければ半数近い民意も平気で黙殺するわけだ。ご都合主義、ダブルスタンダードと呼んでは生ぬるい。自己中の極み、軽蔑し排除すべきマジキチだ。

44%が容認派に投票した。この事実は大きい。負けはしたが、安倍内閣もそう認識しているだろう。そして、反対派が「民意」と言うたびにつきまとう現実だ。稲嶺は市長権限による妨害を宣言しているが、「やれるもんならやってみろ!」、と言いたい。

公約は法律ではない。法的に問題が無ければ妨害など不可能だ。ただ、売国サヨクは法律を守らないので、稲嶺も選挙結果を理由に権限の悪用で対抗する可能性はある。しかし、不当な権限乱用で首を絞めるのは自分だ。日本は法治国家である。

不法行為で妨害すれば、反対派は喜ぶだろう。琉球新報や沖縄タイムズも社説やコラムで賞賛するだろう。でも、その醜悪な姿に容認派は益々容認の意思を堅くするだろうし、反対派からも疑問を抱く市民が続出するだろうし、不法行為の代償は必ず降りかかる。

選挙直後で狂喜乱舞している稲嶺や売国メディアも、もう少し落ち着けば気がつくだろう。今回の選挙により、移設反対派が得たものは何も無いこと、辛くも最終防衛ラインを維持しただけであることを。せいぜい今だけ喜んでろ。直に阿鼻叫喚と化すから(笑)。

まったく、何が「政府から要請があっても応じない」だ。安倍自民党は国民の信を得た与党であり、アメリカとも仲井真県知事とも約束を交わした。それも期限付きだ。莫大な予算もつぎ込んでいる。稲嶺が応じなければ無視して進めるだけだ。政府にも他に選択肢は無い。


沖縄タイムズ:名護市長選:稲嶺氏大勝 辺野古移設にノー
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=61001
 【名護市長選取材班】任期満了に伴う名護市長選挙は19日投開票され、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する現職の稲嶺進氏(68)=無所属、社民、共産、社大、生活推薦=が1万9839票を獲得し、移設推進を掲げた新人の末松文信氏(65)=無所属、自民推薦=に4155票の大差をつけ再選を果たした。仲井真弘多知事の辺野古埋め立て承認後、初めての市長選は辺野古移設問題が最大の争点となり、稲嶺氏が当選したことで、地元市民が辺野古移設に「反対」の明確な意思を突き付けた。・・・




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コメント

市長の権限も法の下

no-risuさん、こんばんは。
今年もよろしくお願い致します。

さて、たしかに予想したより末松氏は頑張りましたね。
選挙カーで「名護~の未来は ぶ・ん・しん♪」
などというセンスのない歌を流していたので、もっとダメだと思っていました(笑)
まぁ、ちょっとゼニゲバ感が出過ぎていましたね…。

稲嶺氏は市長の権限の行使をほのめかしていましたが、市長の権限といっても、法令に従った手順であれば認可せざるを得ないので、時間の無駄以外の何でもないと思うのですけどね。
まぁ、今後の動向を注視するとしましょう。

それにしても、今夜の選挙結果に関連した偏向ステーションの報道は反吐が出そうでしたよ。

江村というイカした…もとい、イカれたコメンテーターが、国が法に従って移設を進めることを否定していましたし、流血を前提に話をしていました。

また、朝日新聞の出口アンケートの回答項目には回答者の年代もあったはずですが、そのデータは示していませんでした。
稲嶺氏の顔写真を体に張り付けて活動していた支持者は老人が多かったですから、若者の多くは末松氏に投票したのかもしれません。

他の新聞のアンケート結果が気になりますね。
  1. 2014-01-20 22:47
  2. URL
  3. mine-y #-
  4. 編集

To mine-yさん

こんばんは、こちらこそ本年もよろしくお願い申し上げます。

ゼニゲバ感と言えば、石破幹事長が500億円の支援をゼロベースで見直すそうですね。せいぜい時間稼ぎ程度の効果しかない市長選のために、名護市が逃した魚はあまりにも大きかったと思います。ゆすりたかりの名人も、たまにはミスることもあるようで(笑)。

報道ステーションは見ませんでした。あちこちで「あれは酷かった」との声を聞きますね。私もその様に予想していたので、もう見たくはありませんでした。ストレスたまるだけですから。朝日新聞やgoogleニュースでお腹一杯です(笑)。

アンケート調査について、よっぽど都合の良い結果が出てこない限り、マスコミはこれ以上報道しないと思いますよ。市長選も「大勝利!」と騒ぐ割には、得票数や得票割合については最低限しか報じていません。意図的に避けているとしか思えませんよ。

  1. 2014-01-21 20:00
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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