2014-04-27 22:32

日米首脳会談は失敗と印象付けたいマスゴミ

当初、オバマ大統領の来日にno-risuは何も期待していなかった。来日目的は、中国を念頭に置いたアジアの軍事的安定と、難航しているTPP交渉の打開だが、オバマは中国に配慮するだろうし、TPP交渉では日本側の譲歩が危惧されたからだ。

しかし、オバマ大統領は尖閣防衛を明言した。この言質が取れただけでも会談は成功だ。TPPは前進しなかったが、TPPなど決裂しても構わない。問題無い。むしろ、妥協を回避した日本側の大勝利で、悔しがるフロマンの顔が目に浮かぶようだ(笑)。

TPP交渉について、焦っているのは明らかにアメリカ側だ。あくまで関税ゼロを主張するアメリカは、「いずれ妥協する」と日本をなめていた。民主党時代の日本を記憶しているからだろうが、なかなかどうして、現在の交渉団はよく耐え凌いでいる。

直前の日豪EPAのトップ合意も衝撃的だった。no-risuは日豪EPAにも反対していたが、合意内容は穏やかで、あれなら許容範囲内だ。TPPにおける強力なカードになったのも間違いなく、日本が高度な外交戦略を描き、それを実行している様がうかがえる。

フロマンらアメリカ側の交渉団は、オバマ来日が近づくにつれ譲歩姿勢を見せ始めた。そりゃそうだろう。アメリカ交渉団には、オバマ大統領に「成果」を献上する至上命題が課せられていた。TPPという経済戦争での勝利報告が必要だったのだ。

ところが、米ポチとなめていたはずの日本がアメリカ様に譲歩しなかった。大統領が応援に駆け付けてくれたのに、フロマンらは何の手土産も用意できなかったわけだ。ただでさえ気乗りしない韓国訪問に、オバマ大統領の足取りは一層重かったことだろう。

結果として、日本はTPP交渉に確固たる意志をアメリカに示し、尖閣防衛に係る大統領発言を引き出し、日米首脳会談は大成功であった。そして、これを成功させたのは日本であり、安倍内閣の意思と、実現させた官僚の努力と能力は高く評価されねばなるまい。

ところが、この成功に我慢ならない連中がいる。売国メディアの方々だ。こいつらは、会談が始まる前から大統領夫人が同行しないとか、大統領が迎賓館に宿泊しないとか、何とかしてアメリカの日本軽視を印象付けようと画策し、中韓のご機嫌取りに必死だった。

そのマスゴミ共は、会談終了後も「失敗」と言いたいがために、甚だ低レベルな報道を垂れ流している。中でも、最も頻繁に目にするのが寿司屋での会食についてだ。

いわく、オバマ大統領は寿司を半分近く残した

いわく、実務の話ばかりで友好的な会話がなかった

売国メディアの連中は、主に上記の理由から安倍総理とオバマ大統領の冷めた関係を強調している。馬鹿ではなかろうか。国民を愚弄するのも大概にしろと言いたい。

寿司屋での会食はオバマサイドの要望だ。安倍総理は出された20貫の寿司を完食している。要望しておきながら食べ残し、実務を優先せなばならないほど切羽詰まり、さらに「人生で一番美味しい寿司」とリップサービスしたオバマ。その横で完食した安倍総理の余裕。

TPPを抜きに考えても、アメリカが得たものは何も無かった。日本にはあった。正論を背景にした強気の安倍総理と閣僚に対し、TPP、中国・韓国との関係改善、米軍基地や集団的自衛権など軍事負担、対露制裁、アメリカにはおねだりすることが盛りだくさんだ。

そもそも、日本はすでに集団的自衛権や沖縄米軍基地でアメリカに貢いできたのだから、次に誠意を見せるべきはアメリカであった。そして、日本はオバマから尖閣防衛の明言と言う誠意を引き出した。

しかし、それだけでは不足で日本は新たな譲歩を見せず、だからオバマらはもっと交渉したかっただろうが、アメリカが自ら短縮した日程のせいでそれも叶わず、泣く泣く韓国に向かった。自業自得だ。言うまでもなく、訪韓で得られたものも皆無だった。

何が寿司外交だ。楽しく食事してお喋りして仲良しアピールして、そんなものに何の意味があるのか。日米首脳会談はバカンスでも女子会でもない。マスゴミがどう喚こうと、日米首脳会談は成功であった。安倍内閣と官僚の大勝利である。


東京:「仕事の話ばかり」と愚痴 首相、オバマ氏との会談
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014042501002740.html?ref=rank
 安倍晋三首相は25日夜、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官と東京・銀座のステーキ店で懇談し、来日したオバマ米大統領との会談について「仕事の話ばかりだった」と愚痴をこぼした。「ビジネスライク」と指摘されるオバマ氏と波長を合わせるのは難しかったようだ。
 首相は23日夜、オバマ氏を東京・銀座の高級すし店に招き、打ち解けた雰囲気を演出したが、環太平洋連携協定(TPP)交渉の日米協議で譲歩を迫られた。24日の首脳会談でも調整が難航し、共同声明の発表が25日にずれ込むなどペースをつかみきれなかった。(共同)




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コメント

ブログ内容に完全に賛成です。
韓国での慰安婦に対する発言をマスコミは取上げてますが
日本で言わず韓国で言った時点でリップサービスでしょう。
TPPでの譲歩があるかと思いましたがそれも無く
尖閣の安保適用を明言させことで完全に今回の会談は成功です。

平和ボケした国民にもあの厳戒態勢は国防の難しさが判って
良かったのではないかと思います。
  1. 2014-04-27 22:56
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  3. 大門 #-
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寿司外交を貶めたい願望

no-risu さん こんにちは

寿司外交を貶めたい願望がメデイアから伝わってきます。
つまり、寿司外交は,日本国外交の大成果と言いたい。

no-risu さんの記事に大満足です。
ただ、前後の脈絡から、メデイアは捏造に明け暮れしたと感じています。
韓国での、オバマ大統領の従軍慰安婦発言には奇妙な感覚を
感じていました。メデイアの仕業で大きな勝利が隠されるのは不純です。

  1. 2014-04-27 23:30
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  3. 日本復活 #hVFTBmM6
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To 大門さん

こんばんは。

オバマ大統領、本当に何しに韓国に行ったんでしょうね。

韓国は藪蛇の米韓FTA問題を持ち出されることを恐れていた様ですが、客船事故もあってお互いに何も言えない空気になりましたね。焼肉やキムチでも食べに行ったのでしょうか(笑)。

ちなみに、慰安婦発言は韓国マスゴミが執拗に質問したすえの発言だったそうで、オバマもますます「行かなきゃよかった」と後悔したに違いありません。

  1. 2014-04-28 00:52
  2. URL
  3. no-risu #-
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To 日本復活さん

こんばんは。

上の返信にも書きましたが、オバマの慰安婦発言は韓国マスゴミが執拗に問いただして渋々吐き捨てた言葉です。それを嬉しそうに報じる日本のマスゴミ。他に報道することは無いのかと(笑)。

韓米首脳会談なのに、韓米問題における成果は何も聞こえてきませんよね。重ね重ね、オバマは何しに行ったのかと(笑)。売国マスゴミは麻生副総理の失言まででっち上げて必死ですけど、日本外交の成果には大満足ですよ。


  1. 2014-04-28 01:02
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  3. no-risu #-
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おはようございます。

マスゴミの反応などさておき、尖閣防衛についての発言は本当に獲得成果でしょうか?
オバマ本人も言っているように、「安保5条が適用されるのは前から明らかなこと」。そんなの条文を読めば分かります。

問題は尖閣防衛に関し、オバマが軍事力行使を明言しなかったことではないでしょうか?これも、行使明言など議会の承認もないままできるはずもなく、そのこと自身がアメリカが助けに来てくれるとは限らないことを明示しています。

中国のなんとかいう報道官が言っていましたが、中国は自国の防衛に関し他国の顔色をうかがう必要はない・・今回ばかりは全く正しい発言と思います。

中国様に見習って、我が国も核戦力を含む独自防衛能力の獲得をする以外、安心できません。
  1. 2014-04-28 09:25
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  3. toshita1967 #-
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To toshita1967さん

こんばんは。

尖閣発言は成果と言えると思いますよ。今までも、尖閣が日米防衛の対象かどうか、アメリカの報道官らが何度も述べてきましたけど、どうも奥歯に物が挟まった物言いで、だから何度も確認を求められてきたわけです。

それが大統領のお墨付きを得られたのですから、もうこれ以上の担保はありませんし、今後はアメリカの誰もが大統領と同様の見解を説明するしかないでしょう。

これまで繰り返されてきた、アメリカの反日政治家の妄言やマスゴミの誘導尋問なども、これで全てご破算ですよ。

軍事力行使の確約を心配されているようですが、中国が「アメリカは軍事力を行使するかもしれない」と受け取れば、抑止力的には大して違いは無いと思いますよ。

また、共闘をより確かなものにするために、安倍総理は集団的自衛権の確立を進めています。我が国の軍事力を高めることはもちろん必要ですけど、それは現実的に難しく、出来ることを着実に進めていると考えれば良い仕事をしていると思いますよ。


  1. 2014-04-28 20:36
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  3. no-risu #-
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おはようございます。

ご指摘の、アメリカは軍事力行使するかもしれない、という可能性は今回の首脳会議の前後でなんにも変っていないと思います。

オバマは単に条文解釈を普通にしただけですので(と本人が記者会見で言ってます)。中国は素直にそう受け取るでしょうね。

従って、私は残念ながら今回の首脳会談での実質的な獲得青果は殆どない、共同声明を盾にとらえてTPPで強姦された、と思ってます(誤解しないでください、私はそうあってほしいと願う売国マスコミと同じではありませんよ)。

米中の狭間で日本が生き抜いていくには、長い年月がかかっても独自の防衛力・安全保障環境を獲得していくしかない、と再度強く感じた次第です。

一連の安部総理の行動が、そういう長期的展望を持ったものであると、強く強く願わざるを得ませんが、残念ながらそうは感じられない今日この頃です。
  1. 2014-04-30 11:05
  2. URL
  3. toshita1967 #-
  4. 編集

なぜか。

混合診療拡大首相指示、配偶者控除廃止首相指示、法人税減税首相指示、残業代ゼロ首相指示、とどめの一発TPP基本合意・・どれもこれも時代遅れの新自由主義一色です。

糸を引いているのは竹中、三木谷あたりかもしれませんが、指示出してるのは首相本人。

残念ながら小泉と何ら変わりありません。
  1. 2014-04-30 11:14
  2. URL
  3. toshita1967 #-
  4. 編集

To toshita1967さん

こんばんは。

仰る通り、オバマ発言で実質的に何かが変わったわけではありません。その意味では危惧されている通りですけど、今までアメリカが踏み込まなかった一線を、大統領自らが踏み越えた意味は無価値ではないでしょう。TPPについても、報道などで知る限りはアメリカの完敗です。

また、これも仰る通り、日本が自前の軍事力を整えるには長い年月を要します。だから、日本は今できることを優先せねばならず、アメリカの同盟義務をはっきり再確認させたことは、甚だ不十分であっても成果には違いありません。

理想はよく分かりますけど、今回のところはこれで良しかな、と。

ちなみに、混合診療解禁、配偶者控除廃止、法人税減税、残業代ゼロについては、それぞれ功罪があり一概に大反対とは言えないところで、整備される法の内容次第だと思います。例えば、ホワイトカラーエグゼプションなども単純な「残業代ゼロ」ではないようですし。


  1. 2014-04-30 19:33
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  3. no-risu #-
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おはようございます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140430-00000291-scn-cn

・・・とのことです。

そりゃそうでしょう。
  1. 2014-05-07 13:32
  2. URL
  3. toshita1967 #-
  4. 編集

To toshita1967さん

こんばんは。

この記事は私も読みましたが、よくある御用学者を使った海外メディア広報で、数ある意見の一つ、それ以上でも以下でもない、その程度の記事だと理解しています。

意見を述べている所長は、軍事ではなく経済研究所の所長ですし、TPPで圧力をかけたいアメリカか、尖閣で利害の一致した中国にでも頼まれたのでしょう。

真面目に相手にするような記事ではありませんよ。


  1. 2014-05-07 19:07
  2. URL
  3. no-risu #-
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