2014-05-13 21:22

実は画期的な細川・小泉の反原発社団法人

細川・小泉の元首相らが、原発ゼロを目指す一般社団法人を立ち上げた。賛同者には、哲学者の梅原猛、精神科医の香山リカ、俳優の菅原文太、作家の瀬戸内寂聴、日本文学者のドナルド・キーン、音楽評論家の湯川れい子等、反原発著名人が名を連ねる。

反原発メディアはこの動きを歓迎し、結いなど反原発野党も連携を模索している様子だ。都知事選で細川小泉陣営と宇都宮陣営に分裂し、同じ穴の狢同士で口汚く罵り合っていたプロ市民共も、これを機に大同団結を呼びかけるなど好意的に受け止めている。

しかし、そもそも細川・小泉の反原発「一般社団法人」とはいかなる性格を持つ団体なのだろうか。各地で講演や勉強会を行い、折に触れて提言なんぞをするらしいが、だから何なのか。

まず、新技術を開発する法人でない。再生エネルギーの普及には、エネルギー変換効率、素材開発、製造方法、蓄電など、技術的な課題が山積みだ。反原発においても、放射性廃棄物の処理方法、廃炉技術、工程表など、やはり課題は多い。

しかし、この法人は技術集団ではなく設備も無い。小泉自身、「俺の考えることではない」と否定している。シンクタンクでもない。原発を全廃した場合、日本の経済や電力供給や環境に与える影響について、法人が何か研究したり予測したりはしない。

細川・小泉の一般社団法人は、それ自体が何かを生み出すことはしない。生産的な活動とは無縁の法人だ。一方で、反原発という明確な目的が存在し、その実現を目指して社会や政治に影響を与えるべく活動する。こういった団体は何と呼ぶべきか。

答えは明白だ。「圧力団体(ロビー・政治的利益団体)」である。それ以外の何者でもあるまい。

だから何なんだという話だが、実は意外と画期的な団体が誕生したのかもしれない。すでに反原発を主張する勢力はごまんと有るが、それは新聞社だったりプロ市民団体だったり野党だったり労組だったりしたわけで、専門法人の圧力団体は記憶に無い。

枯れ果てた老害のお戯れかと軽視していたが、国内唯一の反原発圧力法人で、賛同する俳優や医者や作家や評論家が、培った知名度や人脈などの影響力を、本業と関係無い反原発にいかんなく利用する、思っていた以上に厄介な団体かもしれない。

ところで、この社団法人に同調する政治家が出現し始めている。結いの江田、生活の小沢など、反原発野党のボス猿共だ。でも、これっておかしくないか。「元総理二人の社団法人」と言えば聞こえも良いが、実態は圧力団体・ロビー・政治的利益団体だ。

政治家が圧力団体と親密になろうと接近しているわけで、これは「連携」や「共闘」ではなく、「癒着」・「馴れ合い」・「既得権益誕生」・「反原発村」と表現するべきだろう。イメージ的には、日教組や民団と癒着し馴れ合う民主党みたいなものだ。

江田や小沢は大っぴらに連携意思を見せているが、その辺りの問題認識が欠けているのではないか。まあ、江田も小沢も傲慢かつ狡猾な政治屋だから、政治家としての倫理を期待するなど土台無理な話かもしれないが。


産経:小沢氏、細川、小泉氏と連携意欲 「脱原発、共通意識持っている」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140513/stt14051307410004-n1.htm
 生活の党の小沢一郎代表は12日の記者会見で、原発ゼロの実現を目指す一般社団法人を立ち上げた細川護煕、小泉純一郎両元首相との連携に意欲を示した。「脱原発を進めるのは大変に結構だ。共通意識を持っている」と述べた。
 細川氏が地方選などに直接は関与しないとしていることには「(原発政策は)政治でなければ変えられない。外野で言っていても意味がない」と指摘した。




関連記事
スポンサーサイト

テーマ:脱原発
ジャンル:政治・経済

  1. 反原発
  2. TB(0)
  3. CM(2)

コメント

 ハハハ、小沢達本気で小泉さんについていく気なんですか?

 小泉さんの道楽に議席を賭ける気なんですかね?

 小泉さんが脱原発は道楽でしかやらないことは明白でしょう? 都知事選の時だって、小泉さんは個人ボランティア以上の事は一切やっていないのです。

 政治家としての影響力を脱原発に使う気は全くないのです。

 だって小泉チルドレンで舛添要一を嫌う事では政界一であるはずの片山さつきにさへ声をかけていないのです。

 小泉さんが道楽で小沢一郎その他ゴミ左翼を全部脱原発のドブへ連れて行って溺れさせてくれたら安部さんも随分助かるでしょう。
  1. 2014-05-14 20:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

To よもぎねこさん

こんばんは。

小沢は「なりふり構っていられない」、江田は「手あたりしだい」、そんな印象を受けます。どちらも小泉や細川に対する敬意とか連帯感とか、そんな清々しいものではなくで、単に自分の利益になりそうな何かに寄っていっているだけでしょう。

小泉元総理の真意は本当によくわかりません。週刊誌などでいろいろ解説されていますが、いまいちピンとこない。ドカンと花火を打ち上げられる「臭い」で行動しているだけ、そんな気がしてなりません。あ、細川はどうでもいいです(笑)。

>小泉さんが道楽で小沢一郎その他ゴミ左翼を全部脱原発のドブへ連れて行って溺れさせてくれたら安部さんも随分助かるでしょう。

そういう読みをする意見もたまに見かけます。本当にそうなら策士ですよねぇ。ただ、私はそこまで小泉を信用していません(笑)。


  1. 2014-05-14 21:39
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する