2014-07-14 21:26

民主党政治の災禍を忘れた滋賀県民


2009年の衆議院選挙前、メディアはオール・マスコミとも言える異例の体勢で自民党バッシングキャンペーンを展開した。そのマスコミと結託して追い風を受けたのが民主党で、社会には政権交代と民主党政権樹立を待望する空気が醸成されていった。

マスコミの自民党ネガキャンはネットにも及び、朝日新聞らは業者を雇ったり自社にネット工作部隊を配置したりして、自民党に対して目を背けたくなるような汚らしい罵詈雑言を並べ、民主党を批判する人々に「ネトウヨ」のレッテルを貼って罵倒した。

2chの政治板において、自民支持派と民主支持派の書き込みは拮抗していたが、自民党支持派は論理的な意見を述べていたのに対し、民主党支持派は自民党及び支持派への誹謗中傷罵詈雑言が基本路線だった。下品なコピペやAAも多投された。

そんなある日、2chに衝撃的な事件が発生した。我が目を疑う光景だった。

2chの運営が、朝日新聞からの異常なアクセスを検知しアクセスをブロックしたのだ。するとどうなったか。驚くべき事に、あれほど溢れていた民主党支持派の下品な書き込みがきれいに消えた。「減った」のでも「大幅に減った」のでもなく、「ほぼ消滅」した。

台風一過の穏やかな晴天の様に、2chは平穏な時間に包まれた。自民党支持派は一様に驚き、「あいつらはどこに消えた?」「朝日一社を拒否しただけなのに信じられない!」などと、マスコミによるネット工作の実態と規模に愕然としたものだ。

マスコミ各社は頻繁に世論調査を行い、結果は民主党優勢、しかも選挙が近づくにつれ民主党優位は強まった。一方、ネットではニコニコ動画が世論調査に力を入れていた。そちらでは概ね自民党が優勢を保ち、メディアの世論調査結果とは乖離した。

マスコミ世論調査のサンプル数は数千、せいぜい2~3千人だ。ニコニコ動画のサンプル数は数万~数十万で、サンプル数だけ見ればニコニコ動画の結果の方が正確と考えられる。しかも、2chの一件で民主党支持派の大半が工作員とも判明していた。

しかし、実際の選挙結果はご存じの通り民主党の勝利で、マスコミの世論調査通りの結果となった。つまり、いくらネットが普及したと言っても、その影響力はマスコミと比較すればアリと巨人だったのだ。情報戦において、マスコミが貫禄の圧勝を飾った。

民主党政権の誕生後、自民党支持派が指摘していた問題点が次々と表面化した。民主党は悪政の限りを尽くし、たった3年で下野した。ネットの自民党支持派の正しさ、マスコミ主導による衆愚政治の危険性、それらが証明された3年間でもあった。

普通なら、ここで気がつき学習する。同じ過ちは繰り返すまいと慎重になる。しかし、滋賀県の有権者は気がつかなかった。学習能力が無かった。馬鹿が多過ぎた。7月13日の県知事選挙、2009年と同じ構図で民主党知事を当選させてしまったのだ。

自公推薦の小鑓隆史氏が負けたのは、集団的自衛権とセクハラ野次問題で自民党バッシングが吹き荒れた影響が大きいと分析されている。確かに、この問題での自民党叩きは常軌を逸しており、2009年のネガキャンを彷彿とさせるものがる。

しかし、冷静に考えれば集団的自衛権に過剰反応するなど馬鹿げていることが分かる。国際的に認められた権利であり、他国では議論の対象にすらならない。反対派は「戦争する国になる」「戦争になる」が口癖だが、世界的に見てその様な事例は見当たらない。

セクハラ野次問題にしても、たまたま(?)発言者が自民党都議だったから自民党を叩いているが、もともと地方議員などゲスな親父の巣窟で、自民党だけ叩くのは見せしめの効果はあっても問題の全容解明とは全く別の話だ。

まして、野次と言うのなら国会における民主党の野次は本当に酷い。自民党議員が発言に立つと、野次で発言が聞こえなくなる。なのに、安倍総理だったか菅官房長官だったかが苦言を呈した時、マスコミらは全く問題にしなかった。

当選した三日月大造は民主党衆議院議員からの鞍替えだ。嘉田元知事と民主党の支援を受けて選挙に臨んだ。民主党執行部は三日月の鞍替えに反対したが、三日月は慰留を押し切り出馬した。普通なら、三日月は造反者として処分されるところだ。

ところが、民主党は党規より政局を重視して三日月支援に回った。しかも、民主党の看板を隠すため公認せず陰から支援した。そのくせ、三日月が当選するや「政権攻略の足がかりになる」と共闘意思を隠さず勝利にはしゃいでいる。何と姑息な政党であろうか。

選んだのは滋賀県民だ。でも分かっているのか?。君たちは馬鹿にされているんだぞ?。マスコミは、ネガキャンすれば滋賀の有権者がまた騙されてくれると考えた。民主党は、看板を隠せば滋賀の有権者は正体に気づず投票してくれると考えた。

そして、マスコミや民主党が期待したとおり、微差ではあるが騙された馬鹿の数が上回った。三日月は25万3728票、小鑓氏は24万652票、本当に差は僅かだ。マスコミの卑劣なネガキャンが無ければ、小鑓氏は難なく勝利したに違いない。

三日月に投票した滋賀県民は本当に阿呆だ。

小鑓氏の悪評も色々と聞こえてくるが、三日月よりはマシだろう。元JR西日本労組の幹部、鳩山内閣政務三役、外国人参政権賛成、反戦、反原発、事業仕分継承、家庭へのソーラーパネル補助金、平たく言えば極左プロ市民、菅直人系の人間である。

滋賀県は、日本で唯一地方新聞社が存在しない県だ。代わりに名乗りを挙げているのが「虚構新聞」である(笑)。虚構新聞はno-risuも大好きな新聞社だが、滋賀県知事選挙の三日月当選が虚構ではなく現実なのが本当に残念でならない。




読売:滋賀知事選敗北、失言・ヤジ問題で苦戦した自公
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140713-OYT1T50093.html
 政府・与党は、13日に投開票された滋賀県知事選で、自民、公明両党推薦の小鑓(こやり)隆史氏が前民主党衆院議員の三日月大造氏に敗れたことを受け、政権運営への影響を懸念し、挽回に全力を尽くす方針だ。
" 一方、民主党は「政権攻略の足がかりになる」とみて、他の野党と共有できる政策での共闘を模索し、勢いを強めたい考えだ。
 安倍首相の経済政策「アベノミクス」の立案にも携わった小鑓氏は、政府との太いパイプを強調し、中央での景気回復基調を地方の滋賀県経済にも波及させると訴えた。知名度不足の克服が課題だった小鑓氏を支援するため、政府・与党は地方選では珍しく、閣僚や党幹部を大量投入するなど全面支援の態勢で臨んだ。"
 ただ、告示日前後には、石原環境相の失言問題、都議会、衆院総務委員会での自民党議員によるセクハラヤジ問題で、野党に政府・与党批判の材料を与え、逆風にさらされた。また、告示後の7月1日、集団的自衛権行使の限定容認に関する新たな政府見解が閣議決定されたことを受け、読売新聞社など報道各社の世論調査で内閣支持率が低下した。
 政府・与党は、主要な敗因はあくまで知名度不足と自民党の弱い地域性にあったと分析している。だが、三日月氏陣営が、集団的自衛権に関する政権批判を選挙戦で訴えたことから「集団的自衛権が敗因と見られることが懸念される」との声も出ている。





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コメント

今回の滋賀県知事選挙

no-risuさん初めて。倫三郎というものです。

今回の滋賀県知事選挙についてですが私は京都在住ですが、滋賀県在住の伯父と伯母がいるのですが
親戚に選挙結果が判明した次の日に電話で誰に投票してそしてその理由も聞いてみました。
やはり伯父伯母ともに三日月氏だったようです。

理由は

第一に三日月氏を民主党出身者と言うより嘉田知事の後継者と言う認識だったようです。
いじめ事件の放置や未来の党のゴタゴタもありましたが女性知事として未だに人気はあるみたいです。
そして自民党は例のセクハラヤジがマスコミに大きく取り上げられ無党派層の多い女性の有権者に嫌われたのに対し三日月氏は民主党の公認等を断り見事に民主党出身者であることを有権者に隠すことに成功したようです。

第二に三日月氏は地域密着型の県政を訴えたのに対して小鑓氏は国のパイプを活かしアベノミクスの恩恵を滋賀へと言う訴えから、小鑓氏を選ぶと滋賀が国に依存した県になると言うのを恐れたとのことです。
加えて与党議員が次々と応援に入ったこともその印象を強めたそうです。

第三に集団的自衛権に対しても典型的な団塊の世界で戦争に巻き込まれるマスコミの流した通りの意識を持っていました。
だから暴走する自民党にNOをとのことでした。

うちの伯父伯母の話なので一概には言えませんがいろんな要因が重なり民主党系の三日月氏の勝利になってしまったと思われます。
民主党政権の悪夢があるとは言えネットをしない層には売国マスコミの影響力はまだまだ強大であるとno-risuさんと同じく教えられた滋賀県知事選挙でした。
  1. 2014-07-15 18:35
  2. URL
  3. 倫三郎 #pOiywxxs
  4. 編集

To 倫三郎さん

こんばんは、初めまして。

まず、滋賀県の方々や滋賀県に家族知人を持たれている方々に対し、甚だ失礼なエントリーを書いたことついて、どうかご容赦いただきたい思います。申し訳ない、このブログはこういうスタイルなんです。

さて、倫三郎さんの御家族が三日月に票を投じた理由について、一つ一つ頷ける内容だと思います。

理由の1と3は、まさにこのエントリーで「滋賀県民は馬鹿」と吐き捨てた部分なので改めてのコメントはしませんが、問題は3ですね。地域目線の公約、これもよろしくない。

私も三日月の公約は読みました。地域目線で中々悪くない、それが第一印象でした。しかし、よくよく見れば「国民目線」「国民の生活が第一」をスローガンにした民主党マニフェストもどきで、やっぱり「騙されないぞ!」と思うわけですね。

また、当選後の第一声が「卒原発を引き継ぐ!」でした。ダメだこりゃ(笑)。

しかも、三日月は元国交省の政務三役でして、国とのパイプの重要性を理解しているはずなんですよね。滋賀県にもありますよね、切実な道路やトンネル整備の要望が。実際問題、国のパイプの恩恵は地域の恩恵なんですよ。でも、ネガティブなイメージを植え付けられているから気が付かない。

三日月はその重要性を理解していながら滋賀県民に隠し、「地域目線」の政治家を装ったわけですね。

まあ、意外としっかり知事の責務をこなすかもしれませんよ。しばらく様子見ですね。もちろん、私は全く信用していませんけど(笑)。


  1. 2014-07-15 19:30
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

お返事ありがとうございます。

お返事ありがとうございます。

no-risuさんの仰る通り民主党系の知事候補が国民目線うんぬん訴えていたら胡散臭く感じて伯父や伯母も思いとどまったかもしれませんが今回はマスコミの印象操作で民主党系よりも嘉田前知事の後継者と言う印象を有権者に(少なくとも伯父伯母に)与えたんでしょうね。

no-risuさんの仰っていることはもっともですし、このブログの方針ですのでそれにあれこれ言う気は毛頭ありませんのでこれからもためになる記事を楽しみにしています。
  1. 2014-07-17 07:33
  2. URL
  3. 倫三郎 #pOiywxxs
  4. 編集

To 倫三郎さん

こんばんは。

滋賀県在住のブロガーさんの報告によると、三日月は街頭演説で対立候補の悪口に重点を置き、反原発は封印していたそうですね。それを裏付けるかのようにマスコミも自民党のネガキャンしてましたから、騙される人が続出するのも無理なかったのかもしれません。

厳しいことを書いたのは、私の口惜しい思いの表れでもあります。

ためになるかは分かりませんが、読む人が何か一つでも「得るものがあった」とか「面白かった」とか思えるブログを心がけ、好き勝手に書こうと思います。好き勝手に書かないと続きませんからね(笑)。


  1. 2014-07-17 19:44
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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