2014-07-16 19:57

飲酒規制論が聞こえない不思議


最近、飲運転や脱法ハーブによる交通事故をよく耳にする。特に、小樽の轢き逃げ事件は最悪で、女性4人が轢かれ3人が死亡、1人が首の骨を折り重体だ。犯人の海津雅英(31)は、12時間飲後にタバコを買うため車を運転し、携帯を操作しながら時速100キロでかっ飛ばした。

車はクライスラーのSUV・グランドチェロキーで、あんなごっつい車に時速100キロで轢かれればまず生きてはいられまい。被害者にとってさらにやりきれないのが、海津雅英が今年5月に自己破産しており、賠償金の類いは全く期待できないことだ。

だったらその命で償わせたいところだが、厳罰化されたばかりの危険運転致死傷罪でも最高懲役20年、他の罪を合算させ可能な限り重くしても懲役30年にしかならない。何の罪も無い市民を3人殺しても、死刑どころか懲役30年以下で社会復帰が許される。

何故被害者がこんな理不尽な仕打ちを受けるかと言うと、日本社会において人の命は平等に扱われていないからだ。被害者の命の価値は低く、加害者の命の価値は高く設定されている。

許し難い不平等、被害者及び遺族に対する人権侵害だと思うが、日弁連やサヨクメディアら人権派と呼ばれる人々は、「もっと加害者の命を大切にするべき」「死刑反対」などと主張している。「一度お前らが殺されてみろや!」と言ってやりたい。

さて、事故の原因が飲であろうと脱法ハーブであろうと、被害者の立場になればどちらも大差あるまい。ドラッグでラリッた車に轢き殺されるのは我慢ならんが、飲運転で殺されたのなら少しは許せます、何て思う被害者は存在しないだろう。

被害者の受ける苦痛は同等だ。しかし、脱法ハーブ運転と飲運転は、社会において全く別物として扱われている。報道を見れば一目瞭然で、脱法ハーブ事故はハーブ自体の取締りが提起され、飲事故は飲酒運転という飲酒後の行為が問題視される。

扱われ方が異なる理由は簡単で、飲酒は合法だが脱法ハーブは事実上の違法麻薬だからだ。法律上の扱いで区別されている。しかし、これはある種の思考停止ではないか。引き起こされる悲劇は同じなのだから、飲酒自体の是非が議論されないのはおかしい。

「飲酒は合法」で思考停止せず、「飲酒は合法のままで良いのか?」と疑念を抱くべきではないのか。まして、交通事故件数はジャンキーより飲酒運転の方が圧倒的に多い。多くなるのは母集団が大きいからで、母集団を減らすには法規制が効果的だ。

飲酒が規制されないのは、消費者ニーズとか経済への影響とか伝統文化とか色々理由はあるけれど、建前的には麻薬ほど中毒性が強くなく健康被害も大きくないからだろう。つまり、全て飲酒者目線の考え方だ。被害者目線は考慮されていない。

飲酒運転で事故が起きる度に、マスコミは生前の被害者の人柄などを紹介し、事故の悲惨さを増幅させて世論を煽る。そして決まり文句が「飲酒運転はやめましょう!」である。いやいや(笑)。飲酒運転の以前に、そもそも酒を飲まなきゃいいでしょうに。

ものすごく単純な理屈だと思うのだが、どういうわけか飲酒規制は議題に上がらない。誰か言い出しても良さそうなものだが、不思議と誰も言い出さない。何でかね?。

余談。アル中度数右肩上がりのno-risuは飲酒規制に反対。酒は人生の活力、真夏のビールは喉と心を潤す命の水。飲酒規制する前に、飲酒運転のさらなる厳罰化を検討すべき。海津雅英のごときクズを裁けるよう、最高刑は死刑まで引き上げるべきだ。



北海道:アルコール基準の3倍超検出 小樽ひき逃げ 容疑者、知人の海の家手伝い
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/551286.html
 【小樽】小樽市銭函3の市道で13日、海水浴帰りの女性4人がひき逃げされ、3人が死亡、1人が重傷を負った事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの疑いで逮捕された札幌市西区発寒11の4、飲食店従業員海津雅英(かいづ・まさひで)容疑者(31)の呼気から酒気帯び運転の基準値の3倍を超えるアルコールが検出されていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。同容疑者は「おたるドリームビーチの海の家で仕事を手伝いながら、事件直前まで約12時間、知人数人とビールや焼酎を飲んだ」と供述しており、小樽署は海の家の関係者や知人から当時の状況を聞き、飲酒量などを調べる方針。
 捜査関係者によると、事故後の呼気検査で、酒気帯び運転の基準値1リットル当たり0・15ミリグラムの3倍以上の0・5~0・6ミリグラムのアルコールが検出された。海津容疑者は西区の居酒屋で午前3時半ごろまで勤務した後、おたるドリームビーチにRVで向かい、知人が経営する海の家の仕事を手伝いながら、午前4時半から午後4時ごろまで飲酒していたとみられる。その後、午後4時半ごろ、RVを運転し、コンビニエンスストアにたばこを買いに行く途中に事故を起こした。




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コメント

こんばんは。

>アル中度数右肩上がりのno-risuは飲酒規制に反対。酒は人生の活力、真夏のビールは喉と心を潤す命の水。飲酒規制する前に、飲酒運転のさらなる厳罰化を検討すべき。海津雅英のごときクズを裁けるよう、最高刑は死刑まで引き上げるべきだ。

言われるとおりで。
口を酸っぱくして飲酒運転撲滅の啓発を続けるべきですが、一億国民の中にはどうしてもやってしまうのがいるのは仕方がありませんから、事故の結果に見合った処罰は必要です。

真冬のビールもいいものです。
  1. 2014-07-17 22:16
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

To kogumaさん

こんばんは。

もしも本当に飲酒規制論が社会の主流になったら、私には反論するすべがなさそうで考えたくないところです。喫煙者が非喫煙者に迫害されているように、お酒大好き人間は酷い扱いを受けそうで。

真冬のビールも良いですね!。鍋とビール、最高です(笑)。

  1. 2014-07-17 22:28
  2. URL
  3. no-risu #-
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