2014-09-08 21:26

名護市議選は移設容認派の完敗


9月7日に名護市議会選挙が実施され、辺野古移設反対派候補が定数27議席の内16議席(稲嶺市長派14議席、公明党2議席)を獲得した。接戦だったと評価する意見も見るが、個人的には移設容認派の完敗だったと思う。素直に残念だ。

一応、移設容認派のno-risuは選挙結果を分析し、容認派にとって有利な数字を探してみたりもした。でも見つからなかった。むしろ、移設反対派の強さを示す現実ばかりが浮かび上がった。

例えば得票率だ。議席の比率こそ59%対41%だが、全候補の反対派と容認派の得票率は66%対34%になる。投票率は過去最低の70%だったらしいが、未投票の全員が容認派に投票してようやく互角になる計算だ。

得票順位を見ても、上位10人中7人が反対派で、上位8人中で見れば7人を占めている。落選候補8人に目を向ければ、移設容認派がワースト5に名を連ねている。無残な結果に目を覆いたくなる。

唯一、移設容認派が1議席伸ばし、反対派が1議席減らしたことは好材料だ。ただ、好材料には違いないものの、それだけで全体評価に手心加えるのはちと苦しい。そうは言っても、この結果をすんなり受入れることにも抗感はある。

どうせ、沖縄主要メディアは移設反対一色の報道を垂れ流し、反対派候補はメディアの追い風を存分に受けたはずだ。自然破壊の観点からのみ反対する人も多いだろうし、そもそも迷惑施設にあっては常に反対派が有利になるものだ。

その中にあって、有権者の34%が反対派に流されず現実的判断を下したことは評価するべきかもしれない。いや、評価するべきだろう。

しかし、それはそれ、結果は結果である。反対派が大差で勝利した、この現実には向き合わねばならない。不都合な現実から逃げていては左翼のクソ共と同じ穴の狢だ。

もちろん、辺野古移設は国家問題であるから、名護市議選の結果が直ちに移設を撤回させるものではない。名護市の民意より、国益と国民全体の民意が優先されるべき問題だ。地方選挙だけで国益は語れない。国民の民意は圧倒的に自民党を支持している。これも向き合うべき現実だ。

したがって、辺野古移設実施は粛々と進めるべきではあるものの、国は迷惑施設受入れに反対する地元住民に一層の配慮が求められるだろう。それは決して反対派の言いなりになることを意味するのではなく、移設を前提に推進する国が地元配慮に関与することだ。

例えば、事実上の移設バーター条件として手厚く配分されている交付金の使途について、沖縄県に丸投げするのではなく、国は県に対し当該地域を重視するよう指導すべきではないか。

昨年までの交付金について、これまで報道等で漏れ聞こえてきた情報によると、基地と自治体の関連性は考慮されず、まず県が交付金の大半を確保し、残額を人口規模を基本に自治体間で激しく取り合う浅ましい絵図だったらしい。

交付金は基地移設というムチに対するアメではない、という建前論のせいで、交付金が負担自治体に十分配分されてこなかった。くだらない建前論などぶち壊し、名護市等に重点配分するよう、国が県に働きかけるくらいのことをするべきではないか。

いずれにせよ、名護市議選の結果は無視できない。政府・自民党がどう受け止めるか、受け止めた結果どう動くのか、私達有権者はその動向を注視せねばならない。




東京:名護市議選「反対派」過半数 官房長官「移設淡々と進める」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014090802000213.html
 菅義偉(すがよしひで)官房長官は八日の記者会見で、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への賛否が焦点となった名護市議選で移設反対派が過半数を獲得したことに関し、選挙結果とは関係なく移設計画を進める考えを示した。「普天間飛行場の危険除去と、在日米軍の抑止力を考えた時、辺野古移設が唯一の解決策だ。淡々と進めていきたい」と述べた。
" 菅氏は仲井真弘多(なかいまひろかず)知事が昨年末、辺野古沿岸部の埋め立てを承認していることに触れ「辺野古への移設は沖縄県知事から承認を得ているので、法律に基づいて粛々と進めていくという立場に変わりがない」と述べた。
 選挙結果については「政府の立場でコメントすることは控えたいが、推進派の議員が逆に一人増えている」と指摘した。"
 仲井真氏は八日朝、選挙結果に関し「判断の仕方はいろいろある」と述べ、名護市辺野古移設に反対の民意が示されたとの見方を否定した。県庁で記者団の取材に答えた。
" 仲井真氏は七日に県内の他市町村であった議員選の結果にも触れ「私の政策に賛成する方が多い。名護市だけが沖縄ではない」と述べ、自身が三選出馬を表明している十一月の県知事選への影響も否定した。
 市議選は定数二七のうち、辺野古反対派が十六人当選し、容認派は十一人だった。"





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