2014-10-27 20:45

多数決で決めて、多数決の是非を多数決で決めて、多数決の是非を多数決で決めることの是非を多数決で決めて・・・



橋下市長がとんでもなくお馬鹿な条例案を提出しようとしている(笑)。

議会と深刻な対立を続ける大阪都構想の協定書議案について、橋下市長は「是非は住民が決めるべき、議員は『議会が決める』と言っており、プロセスで対立している」と指摘、都構想の是非を議会か住民投票かを決める住民投票を実施したいらしい。

つまり、「住民投票するかどうかを住民投票で決めたい」と。議会制民主主義の否定に加え、議会決定が気に入らなければ同じ理屈で何度でも住民投票を繰り返すことが可能になるわけで、無限ループの奈落に足を踏み入れる愚行ではないか。

冷静を失っているとしか思えない。都構想は橋下市長の一貫した公約だし、反対ありきで結束する野党に苛立つ気持ちも分かるが、いくら議会の決定が不服だからといっても、住民投票で決め直すかどうかを住民投票で問うなど馬鹿げている。

産経新聞によると、新住民投票の結果「議会決定支持」が多数派なら、橋下市長はそれに従う意向を示している。議決に従うということは、すなわち都構想の完全な頓挫を意味する。努力が全て台無しになるが、本当に受け入れるのだろうか。

逆に「住民投票支持」が多数になっても、議会は認めないだろう。法的拘束力は無いし、前回の市長選の記憶も新しいし、橋下市長の気まぐれ住民投票になど縛られるわけがない。議会が住民投票結果を無視したら、橋下市長はどうするつもりか。

「民意は住民投票であることが証明された!」、とか何とか言って専決処分で強行突破する?。そもそも、こんなお馬鹿な条例案を議会が採択するとでも思ってるの?。

橋下市長は、「議会が条例案を否決する理由はまったくない」と強がっている。でも、議会が賛成する理由も全く無い。前回の市長選だって、橋下市長は「対立候補を立てない理由はまったくない」と主張したが、無視されて独り相撲を取らされた。

都構想は面白そうだと思うし、根拠も示さず反対する議会もどうかと思う。しかし認めねばならない。橋下市長は負けた。全方位に敵を作り敵を打ち倒し、フワリとした民意を掻き集め一気に突破する。その歪んだ政治手法の限界が露呈したのだ。

とりあえず今回は諦めたら?。もう泥沼、一度ひいて体制を整え再出撃した方が早いだろう。橋下市長には戦略的撤退をお勧めしたい。




産経:橋下氏、新たな住民投票を提案へ 都構想の協定書案否決への対抗策
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141024-00000512-san-pol
 大阪都構想の協定書議案が大阪府・大阪市の両議会で否決される公算が大きい中、橋下徹市長(大阪維新の会代表)は23日、「議会が最終決断(否決)していいのか、(可決して)住民投票で決めるべきなのかを住民に問いたい」と述べ、都構想審議の進め方をテーマとした新たな住民投票を実施する条例案を市議会に提出すると表明した。
 協定書議案否決への対抗策を打ち出し、看板政策の実現に執念を見せた格好だ。野党側は「議会は市民には判断が難しい政策の専門的な部分を審議して是非を決める」などと反発しており、条例案が可決されるかは不透明だ。
 大都市地域特別区設置法(都構想法)が定めた手続きでは、両議会のうち一方でも協定書議案を否決した場合、市民を対象に都構想の是非を諮る住民投票は実施できない。橋下氏は協定書議案が否決された場合に再提案の意向を表明してきたが、現状では可決される見通しは立っていない。
 橋下氏は「僕は都構想の是非を住民が決めるべきだと思うが、議員は『議会が決める』と言っており、プロセスのところで対立している」と指摘。どちらの主張を支持するかを市民に問う住民投票の条例案を今会期中に提出するとした。
 また「(住民投票の結果に)法的拘束力はないが、『議会で決めて』という声が多数なら従う。議会が条例案を否決する理由はまったくない」と強調。条例案が否決された場合、議決を経ない専決処分に踏み切る可能性も否定しなかった。






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