2014-11-04 21:21

沖縄県知事選:琉球新報の世論調査結果捏造疑惑


11月16日に投開票される沖縄県知事選挙。争点は普天間基地の辺野古移設に係る是非で、反対派の翁長雄志前那覇市長と推進派の仲井真弘多現職による勝負となっている。他にも雑魚2人が立候補しているが、まあ無視して差し支えない。

情勢は翁長やや優勢、仲井真が追う展開となっているらしい。これは沖縄タイムズが9月25・26日実施の世論調査結果を元に報じていたが、琉球新報も11月4日の記事「翁長氏先行、仲井真氏追う展開 県知事選で世論調査」で改めて報じた。

琉球新報によると、沖縄テレビと合同で世論調査を行った結果、「翁長雄志氏が先行し、仲井真弘多氏が追っている」とのこと。

ちなみに、沖縄タイムズはより詳細な情勢を伝えており、「地域別で翁長氏は北部、中部、那覇、南部、離島の各地域で先行。特に中部、那覇で優位に立っている。仲井真氏は南部、離島で翁長氏に迫っている」と書かれている。

琉球新報・沖縄タイムズの報道からは、「翁長やや優勢」どころか、すでに勝敗が決したかの様な印象を受ける。何せ、仲井真には優勢な地区が一つも無く、かろうじて南部・離島で巻き返しを狙う苦戦っぷりだ。どう考えても必敗だろう。

ただ、どうにも腑に落ちないことがある。沖縄2紙はそれぞれ世論調査を行い、結果から「翁長先行 仲井真追う」と伝えているわけだが、具体的な支持率を公表していないのだ。したがって、翁長と仲井真にどの程度差がついているのか分からない。

何故、数字を公表しないのか。

先に調査を行った沖縄タイムズが非公開で報じたとき、no-risuは「言うほど差がついていなかったから隠したのでは?」と疑った。移設反対派の圧勝を期待していたから、そうあってほしいから、そうでなくては困るから、あえて公表しなかったのだと。

でもまあそれはいい。上記推測が正しく、記事が偏向報道だったとしても、沖縄タイムズが嘘をついたわけではないからだ。しかし、琉球新報の記事には捨て置けない一文が書かれていた。

調査結果に本紙の取材を加味すると、無所属新人の翁長雄志氏(64)が先行し、無所属現職の仲井真弘多氏(75)=自民推薦=が追っている」

は?、何それ?(笑)。

世論調査の数字に別の情報を足して評価したら、それはもう統計的に無意味だ。しかも、「本紙の取材」が何なのか、何かしらの数字なのか、街頭インタビュー等の手応えなのか、合理的根拠なのか、感情的根拠なのか、それすらも不明だ。

そして、わざわざ「本紙の取材」を加味して評価したと言うことは、加味しなかった場合は全く逆の評価(世論調査結果)だった可能性が高い。つまり、世論調査結果だけを見れば、知事選でリードしていたのは仲井真現職ではなかったのか。

琉球新報は、移設推進派の優勢を認めたくなかった、報じたくなかった、反対派の翁長を応援したかった、反対派優勢のムードを醸成し県民世論を誘導したかった、だから「本誌の取材結果」を加え、世論調査結果を都合良くねじ曲げたのではないか。

露骨に怪しい。琉球新報ならやりかねない。少なくとも、「調査結果に本紙の取材を加味」したのであれば、それがさも世論調査結果かの様に報じるべきではないだろう。




琉球:翁長氏先行、仲井真氏追う展開 県知事選で世論調査
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-234069-storytopic-3.html
 県知事選(16日投開票)が10月30日に告示されたことを受け、琉球新報社と沖縄テレビ放送は1、2の両日、県内全域の有権者を対象に電話世論調査を合同で実施し、選挙戦の序盤情勢を探った。
 調査結果に本紙の取材を加味すると、無所属新人の翁長雄志氏(64)が先行し、無所属現職の仲井真弘多氏(75)=自民推薦=が追っている。これに無所属新人の下地幹郎氏(53)と、無所属新人の喜納昌吉氏(66)が続いている。まだ2割以上が投票先を決めていない。同日選の那覇市長選や県議補選、那覇市議補選はまだ告示されておらず、今後の展開は流動的だ。
 地域別では那覇市や北部、中部、南部、八重山で翁長氏が先行し、仲井真氏が追っている。宮古は仲井真氏、下地氏が競り合い、翁長氏が後を追う展開だ。喜納氏はまだ支持が広がっていない。
 支持政党別に見ると、自民支持層は6割以上が仲井真氏、2割弱が翁長氏を支持している。翁長氏は社民、共産、社大などの票を9割近く固めた。自主投票となった公明と民主の支持層から多くが翁長氏に流れているもようだが、公明支持者などでは態度未定が3割いる。
 翁長氏は無党派層からも多くの支持を得て、仲井真、下地氏が追っているが、同じく2割以上は態度を決めておらず、今後の情勢を左右しそうだ。
 一方、知事選で最大の争点となる米軍普天間飛行場の移設問題では、現行計画通り「名護市辺野古へ移設すべきだ」と答えた人の割合が15・1%にとどまった。「国外移設」は28・7%、「沖縄県以外の国内移設」(県外移設)は22・8%、「無条件の閉鎖・撤去」は22・3%で、県内移設反対は73・8%に上る。
" 投票先を決める際に最も重視することは「普天間飛行場などの基地問題」が46・3%と最も高く、「経済振興や雇用対策」(21・6%)、「医療や福祉の問題」(10・8%)、「子育てや教育の問題」(9・3%)と続いた。
 選挙に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人の割合は計85・4%と高く、注目度の高さがうかがえる。"
【調査方法】県内の有権者を対象に1、2の両日、無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話帳に載せていない人も調査可能で、年代や性別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。実際に電話がかかったのは890件で、このうち517人から回答を得た。


沖縄:翁長氏先行 仲井真氏追う 沖縄知事選・告示前情勢調査
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=88347
 沖縄タイムスと琉球放送(RBC)は25、26の両日、11月16日投開票の沖縄県知事選に向けた告示直前の県内情勢調査を実施した。立候補予定者のうち、前那覇市長の翁長雄志氏(64)が先行し、3選を目指す現職の仲井真弘多氏(75)が追う展開となっている。元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、前民主党県連代表で元参院議員の喜納昌吉氏(66)は伸び悩んでいる。
" ただ、調査時点では4割近くの有権者が態度を決めておらず、情勢が変化する可能性が残っている。
 同時に実施した普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う埋め立て承認に関する世論調査では、承認に反対する意見が62%を占めた。賛成は28%だった。
 普天間飛行場問題の解決手法は「県外」が29%、「国外」が47%で県外・国外を合わせると76%に達した。「県内」の回答は19%だった。・・・"






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コメント

こんばんは。

そもそも今時、電話世論調査なんてアテになるのでしょうか。固定電話の契約者数は10年前と比較して、約半数以上減っているのに。こう言ってはなんですが、私の知人の若い人たちは携帯のみで、固定電話を契約してる人はほとんどいません。それとも沖縄の事情は違うのかな?

回答率の低さも気になりますね。RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施したとありますが、具体的なデータは記載されていません。実際に電話がかかったのは890件で、このうち517人から回答を得たということですが、たった500人程度の回答で「民意だ」と振りかざすのは無理がありすぎると思います。

琉球新報のサイトとYahoo!ニュースとではニュアンスが違いますね。前者には「調査結果に本紙の取材を加味すると」の一文は見当たりません。Yahoo!ニュースの方ではしっかり明記されていました。本家の方がこりゃまずいと思って消したのでしょうか。

無理を通せば道理が引っ込む、某隣国で罷り通っているセオリーが沖縄でも通用していることに唖然とします。
  1. 2014-11-06 17:32
  2. URL
  3. cn2100 #-
  4. 編集

To cn2100さん

こんばんは。

固定電話は世帯が偏っているので、ご指摘の通り調査結果にも影響していると思います。私の周りも携帯だけしか持っていない人は多いです。

ただ、何だかんだ言って今のところはマスコミの世論調査はかなり信用できる水準だと思います。実際、選挙に関する世論調査は、結果を見ると近い選挙結果になりますから。

今回の沖縄タイムズ・琉球新報の調査は、全国紙の世論調査と比べてサンプル数が半数以下ですけど、沖縄だけなので特に問題ないかと。とはいっても、やっぱり信用しずらいですよね(笑)。

>琉球新報のサイトとYahoo!ニュースとではニュアンスが違いますね

琉球新報の方にもきちんと書かれていましたよ。見落とされたのでは。しかし、オフィシャルと微妙に異なるケースはよくありますよ。特に、紙とwebではかなり違います。たいていの場合は紙の方が情報量が多いです。無料と有料の違いなんでしょうね。


  1. 2014-11-06 20:18
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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