2014-11-10 21:47

沖縄県知事選:朝日新聞・共同通信の世論調査結果捏造疑惑


少し前、本ブログでは沖縄県知事選挙に係る沖縄タイムズと琉球新報の世論調査報道について疑問を呈した。両紙は世論調査を行い、「翁長優勢、追う仲井真」と報じておきながら、肝心の世論調査結果(数字)を公表しなかったからだ。

特に、琉球新報は世論調査結果に「独自取材の情報を加味」して、加味された情報がどの様なものなのかは何も説明しなかった。謎の情報を追加すれば、統計理論に基づく世論調査結果は台無しで、如何なる結論も口に出来なくなる。

「まあ所詮は琉球新報だからな」と失笑したわけだが、何とクオリティペーパーを自負する朝日新聞様が同じ過ちをしでかした。10日の記事から当該部分を以下に抜粋しよう。

 朝日新聞社は7、8の両日、沖縄タイムス社、琉球朝日放送と共同で電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。前那覇市長の翁長雄志氏が優位に立ち、現職の仲井真弘多氏が追っている。

「取材で得た情報と合わせて」

先にも書いた通り、余計な情報を加味した世論調査は世論調査ではなくなる。そして、琉球新報の時と同じく、追加された情報の正体は全く説明されていない。

・追加された取材情報とは何か?

・取材の対象や規模は?

・誰が情報追加を指示したのか?

・情報追加に合理的な理由は存在したか?

・合理的な理由とは何か?

・情報を追加しなかった場合の評価は?

分からないことだらけだ。分からないことだらけだが、一つ確かなことは、わざわざ「取材で得た情報と合わせて情勢を探った」と書いているからには、追加情報無しの純粋な世論調査結果とは評価結果が異なる可能性が高い、と言うことだ。

つまり、世論調査だけなら「翁長優勢、追う仲井真」ではなかった可能性が高い。世論調査結果で「翁長優勢」なら、余計な情報を「合わせる」とか「加味した」とは書かない。世論調査結果「では」、取材結果「でも」、といった書き方になる。

世論調査結果では翁長優勢、独自に行った取材結果からも翁長優勢、といった報じられ方になるのが自然だろう。そもそも、高い金支払って行った世論調査なのに、あえて調査結果を台無しにするなんて不自然極まりない。

そして、朝日新聞らがどうしてそんなことをしたのか推察すれば、世論調査の結果が望んでいた結果ではなかったから、望ましい結果に作り替えたかったから、と考える以外になかろう。望ましい結果とは、「翁長優勢、追う仲井真」のことだ。

朝日新聞らは、移設反対派である翁長が優勢であってほしいと願っている。推進派の仲井真優勢など絶対に容認出来ない。だから、世論調査結果を覆すために独自情報を混ぜ、世論誘導を目的に反対派優勢ムードを捏ち上げたのではないか。

沖縄タイムズ・琉球新報に続き朝日新聞まで(沖縄タイムズは2回目)、こんな不自然な世論調査報道が偶然であるものか。意図的かつ卑劣な偏向捏造報道に決まっている。朝日新聞よ、そこまで堕ちたか。

なお、琉球・朝日らと全くの同種記事を共同通信が配信し、東京新聞ら供給を受けた提携各紙が掲載している。もう面倒なので、一々指摘せず記事だけ下に紹介しておく。何だか分からなくなってきた。選挙報道って前からこんなだっけか?。




朝日:沖縄知事選、翁長氏が優位 朝日新聞社など情勢調査
http://www.asahi.com/articles/ASGC853JMGC8UZPS001.html
 16日投開票の沖縄県知事選について、朝日新聞社は7、8の両日、沖縄タイムス社、琉球朝日放送と共同で電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。前那覇市長の翁長雄志氏が優位に立ち、現職の仲井真弘多氏が追っている。前衆院議員の下地幹郎氏、元参院議員の喜納昌吉氏は厳しい。
 調査時点では、有権者の3割が投票態度を明らかにしておらず、今後、情勢が変わる可能性もある。
 投票態度を明らかにした人を分析すると、翁長氏は幅広い年代から支持されており、全体の7割を占める無党派層にも広く浸透している。支援を受けている共産、社民両党の支持層も固めた。知事選への対応を自主投票とした民主の支持層の大半も支持をしている。
 仲井真氏は推薦を受けた自民の支持層の8割から支持を得ている。しかし、自主投票を決めた公明の支持層の支持は、翁長氏と分け合い、無党派層への浸透では、翁長氏に差をつけられている。下地氏、喜納氏は支持の広がりが見られない。
 〈調査方法〉 7、8の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、沖縄県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は2058件、有効回答は1206人。回答率59%。


東京:前那覇市長の翁長氏がリード 沖縄県知事選情勢
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014110801001725.html
" 共同通信社は7、8両日、任期満了に伴う沖縄県知事選(16日投開票)で電話による世論調査を実施、取材結果を加味して情勢を探った。無所属新人の前那覇市長翁長雄志氏(64)がリードし、無所属の現職仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=が追う展開となっている。
 知事選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」が合わせて9割を超え、有権者の関心は高い。ただ2割が投票先を決めておらず、情勢が変化する可能性もある。"
" 翁長氏は共産、社民両党と、沖縄社会大衆党の支持層の9割超を固めた。
 仲井真氏は自民党支持層の5割超を固めたが、無党派層で2割弱と浸透し切れていない。"





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コメント

性懲りのない腐った大新聞

印象操作というか誘導記事というかあれほどの大騒ぎを起こした朝日新聞はどうすれば懲りて反省するのでしょうか。


あとはコメントする気も失せます。
  1. 2014-11-11 04:57
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  3. そうかせんべい #-
  4. 編集

こんばんは。
私は公選法138の3への配慮だろうと考えています。
善意の気遣いではなく抜け穴くぐりでしょうけど。
誰が優勢などと根拠不明瞭に喧伝するのは明らかに選挙への害ですから、是非やめてもらいたいものです。
  1. 2014-11-11 18:35
  2. URL
  3. ciel #-
  4. 編集

To そうかせんべいさん

こんばんは。

風邪で床に臥せっておりました。

朝日は懲りないし反省もしないでしょうね、だって朝日新聞が正義なのですから(笑)。


  1. 2014-11-13 19:35
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To cielさん

こんばんは。

なるほど、138の3なら説明がつきますね。
厳格に運用すれば「独自取材を加味」してもアウトなんですけど、抜け穴というかグレーゾーンを利用しているのかもしれません。

で、仰られる通り、情勢報道は厳に慎むべきですね。百害あって一利なし、公選法に138の3が作られた理由は現状を見ればよく分かりますよ。


  1. 2014-11-13 19:40
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

読売も概ね同じような内容の調査だったのでそれなりの調査てはあったと思いますが、、、
  1. 2014-11-15 20:30
  2. URL
  3. 一読者 #-
  4. 編集

To 一読者さん

こんばんは。

別の方の指摘にあったように、マスコミが公選法に配慮した結果だったのかもしれません。ただ、いつもはこうじゃなかった様な気がするんですよねぇ。


  1. 2014-11-15 20:35
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

残念ながら報道が正しかったことを結果が証明しました。

読売産経は自民不利を本気で報道しなかっただけ。

自民有利なら読売産経も本気報道はあきらか。

マスコミの良識は一体どちら?
  1. 2014-11-16 20:30
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  3. 名無しクマー #qGGbmiD6
  4. 編集

報道通りでしたね
  1. 2014-11-16 21:59
  2. URL
  3. 名無しー #-
  4. 編集

こんばんは。

何とも残念な結果に終わってしまいました。彼の地の左翼団体は早速大はしゃぎで気勢を上げているとか。朝日陣営の鬼の首を取ったような反安倍キャンペーンが始まりそうな予感がします。

しかし、外交・安全保障は国の専権事項ですから、県知事の口を出す問題ではありません。ましてや辺野古移設は法的にも有効になっているので、後任の知事による工事妨害は違法行為になる可能性もあります。安倍政権は臆することなく、粛々と進めるべきでしょう。

解散総選挙も合わせて、何やら来年の政局は波高しといった感です。
  1. 2014-11-17 17:23
  2. URL
  3. cn2100 #-
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To 名無しさん

こんばんは。

ですね。

まあ予想通りです。週刊新潮が、自民党独自データを入手して翁長45%・仲井真30%と情勢報告していたので、個人的な感覚も加味して「そんなもんだろうな」と思っていました。

  1. 2014-11-17 20:54
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  3. no-risu #-
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To cn2100さん

こんばんは。

残念ですが、まあ予想通りの結果でもあります。朝日らサヨクメディアは早くも大はしゃぎで、今日の朝日朝刊なんてほとんど沖縄特集でした。

この結果を受けての政権の対応ですが、理屈ではcn2100さんの仰ることが正論だと思います。論理的に考えれば、他に取るべき道は無く、毅然とした態度を貫き粛々と進めるべきです。

ただ、現実問題としてそれだけでは足りないとも思います。あめ(金)を増やせとの意味ではありません。何か別のもう一手が欲しい。

その一手においては、反基地派にも主体性(=責任)を持たせ、妙案が出ればそれはそれで良し、どうせ自爆するだろうからそれを利用するのも良し、そんな一手が求められるな、と。


  1. 2014-11-17 21:14
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  3. no-risu #-
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To 16日の名無しさん

失礼、返信もれしてました。

何だかんだ言って、マスコミの世論調査と選挙結果はおおむね一致しますからね。今回の結果も予想通りといったところです。詳しい数字は、週刊新潮が翁長45%・仲井真30%と報じていましたし。

まあ、優勢の余裕からか、サヨクメディアにしては抑制的な選挙報道だったと思いますよ。「基地以外の公約にも注目すべし!」、などと盛んに書いていましたから。もっとも、上から目線で命令するだけで、マスコミ自身は論じませんでしたけどね。


  1. 2014-11-17 21:21
  2. URL
  3. no-risu #-
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