2015-02-06 21:10

再稼働の審査書類を簡素化すべき


報道によると、関西電力高浜原発の安全審査が終了し、原子力規制委員会は2月12日に合格した旨の審査書をまとめるそうだ。大変結構な話だが、ようやっと2例目の審査結果が出される作業スピードには懸念を抱かざるを得ない。あまりにも遅すぎる。

停止中の商用原発は全国54基。1年に1件なんてペースで審査をしていたら、全ての審査が終わるjまでに50年以上かかる。このままいけば、多数の原発が審査を待つ間に耐用年数が経過してしまうわけで、審査方法としては完全に破綻しているだろう。

審査の詳細は把握していないが、時間がかかる最大の理由は「膨大な必要書類」にあることは間違いない。九電の川内原発では、情報が入る度に提出書類の量が増え、4万ページを突破したところまで聞き及んでいるが、最終的なページ数は知らない。

今回の高浜原発においても、すでに8万ページを越えているそうだ。4万とか8万とか、常軌を逸しているとしか思えない。コピー用紙で積み上げれば4~8メートル、作成する電力会社の労力はもちろん、それを読み込み審査する規制委員会も大変だ。

この破綻した再稼働審査について、疑義を唱えたマスコミ報道は産経などごくわずかで、逆に反原発メディアらは「再稼働に前のめり」「拙速な判断」「もっと議論を尽くすべき」などと批判し、さらなる審査の厳格化を求めている。正気の沙汰では無い。

4万や8万の書類がどの様な内容なのかは知らないし、「どうぞ」と出されても絶対に読みたくないわけだが、それらが全て絶対必要不可欠な書類であるはずがない。削減可能な書類もそうとう含まれているに違いない。審査方法こそ再審査されるべきだ。

また、審査適正化には人員増も不可欠だ。電力会社は全力を尽くしているだろうから、審査する側の人員体制を大幅に増やすべきである。せめて、1年に10件は審査を終えられるくらいの体制や手続きにしなければ、現実問題として審査にならない。

さすがに、安倍政権はこの問題を認識していると思うが、具体的な見直し作業に取り掛かる気配が無い。タイミングを見計らっているのか、水面下では動いているのか、地方選を意識しているのか知らないが、早急に何とかしてほしいものだ。




読売:高浜原発、12日にも安全審査「合格」…2例目
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150203-OYT1T50198.html?from=ytop_main1
 関西電力が再稼働を目指す高浜原子力発電所3、4号機(福井県)について、原子力規制委員会は12日にも、再稼働に必要な安全審査に合格したことを示す「審査書」をまとめる方針を固めた。
 同日に予定する定例会合で決定されれば、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に次いで、2例目の合格となる。
 合格後は、安全設備などの詳細設計をまとめた「工事計画」と、運転管理計画を記した「保安規定」などを認可する手続きに移る。地元同意などの手続きも残り、再稼働には、合格後、最短でも数か月かかる見通し。昨年9月に合格した川内原発も、工事計画の必要書類がそろわず、認可を得るのに手間取っている。






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