2015-02-13 19:56

教頭がたたき割ったモノ


昨年7月、大阪市立小学校の教頭が、職員女子更衣室で発見された盗撮カメラを自宅に持ち帰り、ハンマーでたたき割った。カメラは女性教師が発見し、教頭は校長に報告したが、校長は2度にわたり調査を拒否、そして教頭が証拠隠滅した。

おそらく、校長と教頭はバレないと思ったのだろう。被害者より我が身が大切、聖域扱いされ閉鎖的世界で生きてきた人間の発想、イジメ自殺でもよく見られる愚劣で醜い保身行為だ。しかし、事態は校長・教頭の目論み通りには運ばなかった。

当然のことながら、調査が進まないことに発見者の女性職員は疑念を抱く。同僚に相談した結果、校内でも大騒ぎになった。隠しきれないと悟った校長と教頭は、ついに大阪市教委と大阪府警に報告・相談することを決めた。事実上の自首である。

結果、校長には停職1ヶ月の処分、教頭は停職2ヶ月に加え左遷の沙汰が下された。教頭により重い処分が下されたのは、たぶん証拠隠滅の罪が加算されているからだろう。心底しょうもない奴らだ。これが子供を預かる聖職者とは情けない。

教頭については、僅かながら同情の余地はある。校長に報告して調査を拒否されたということは、校長に事件のもみ消しを強要されたに等しい。もちろん、教頭は他の教員に相談することも出来ない。つまり、教頭が自分で証拠を隠滅するしかない。

しかし、その程度で罪は相殺されない。校長はもちろん、教頭の罪も極めて重い。証拠が隠滅されたことで、被害事実が確認出来なくなった。自宅で確認した教頭は「盗撮映像は無かった」と証言するが、事件隠蔽の実行犯の言葉など信用出来ない。

何も映っていないのなら、わざわざたたき壊す必要性は薄いとも考えられる。本当は、エロエロお着替えシーンが映っていたからこそ、(とりあえず自分のPCにデータを保存してから)事件を隠蔽するためにハンマーでたたき割ったのかもしれない。

また、物証の消滅で手がかりが失われ、犯人はこのまま野放しになる可能性が高い。女性職員は被害の実態を知ることが出来ないまま、同僚の中に居るかもしれない盗撮犯に怯えながら仕事をせねばならない。疑われる男性教師もいい迷惑だ。

教頭だってそれくらいのことは理解していただろう。証拠隠滅が、法的にも道徳的にも間違っていることは承知していたはずだ。それでも校長の意向を優先させた。世間と隔絶した閉鎖組織では、組織の長に逆らえない空気が支配する。

だからこそ、同様の問題が全国の学校で発生し、橋下市長の様に組織改革を求める動きが生まれる。橋下改革について、マスコミや日教組共は「教育に政治が干渉するな!」と批判していたが、教育のための組織改革なのに、議論をすり替えるなと言いたい。

さて、停職2ヶ月を食らった教頭だが、処分の影響は今後の出世や給料に重くのしかかる。もう校長にはなれないだろうし、生涯賃金は数百万円~1千万円以上減少するだろう。同僚や保護者から冷たい視線も浴びせられ、肩身を狭くして生きていくことになる。

教頭が自宅で盗撮カメラをたたき割った時、それは自分の人生をたたき割ることとでもあった。自分で自分の人生を破壊した。当時は、そこまでの認識と覚悟は無かっただろうけど、今頃は身にしみて理解出来ているはずだ。もう手遅れだが。

今回は教頭に注目したけど、もちろん校長もクズ野郎である。教頭は校長を恨んで良い。そして、真の問題はこれが学校という組織の体質に根ざしており、全国で似たような実態が蔓延していることで、もうずっと昔から指摘されてきたことだ。

やはり、色々と失敗もしているが、橋下市長みたく先頭に立って斬り込んでいく政治家が必要なのだ。学校の自浄作用など、これ以上待てないし信用も出来ないのである。




読売:「盗撮」調査を拒んだ校長、カメラを捨てた教頭
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150205-OYT1T50073.html
 大阪市立小学校で昨年7月、教職員用の女子更衣室で盗撮用カメラとみられる不審物が見つかったのに、男性教頭(47)が廃棄処分にしていたことがわかった。
 教頭は男性校長(58)に報告したものの、「犯人捜しはしたくない」と対応を拒まれたためという。市教育委員会は今年1月29日付で教頭を停職2か月、校長を停職1か月の懲戒処分とし、2月1日付で別の教頭を着任させた。
 市教委によると、夏休み中だった昨年7月25日、女性教諭2人が、児童らのプール利用の付き添いを終えて更衣室に戻ってきた際、レンズの付いた黒い名刺大の箱が床に落ちているのを見つけ、教頭に手渡した。
 教頭は同日、校長に報告したが、校長は「犯人捜しはしたくない」と不審物の確認を拒否。このため教頭は、自己判断で自宅に持ち帰り、パソコンに接続して記録などを調べた。映像は見つからなかったという。
 教頭は翌26日、「実害はなかった」などと校長に報告したが、校長は再び対応を拒んだため、教頭は自宅で不審物をハンマーでたたき割って捨てたという。
" 女性教諭らは経過を知らされなかったため、同僚に相談。校内で問題化し、校長と教頭は昨年9月になって、大阪府警と市教委に相談や報告をした。
 市教委の調査に対し、2人とも「不審物を置いたのは自分ではない」と話しているという。"







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テーマ:教育問題
ジャンル:政治・経済

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コメント

自己保身、これもサヨクの一種なのだろうか

学校の聖職者と言われる屑共は正義感の欠如した自己保身が強い人種ですね。

生徒の虐めによる自殺問題でも教育委員会が、「亡くなった原因が虐めに有ったとは信じ難い」「登校では友愛精神の教育方針だから虐めなどは有り得ません」「校長、京共闘に聞き取りしたが事実は有りませんでした」・・・ところがマスゴミの大々的な報道に晒されると、「私たちの知らないところでどうも有ったようです」「遺憾です」「アンケートの中身は個人情報の観点で明かせません」の大汗かいての言い訳のオンパレード。

ま、どんな問題を起こしても教育現場には村社会の構図があるのでしょうか。

その点、橋下市長は(こういう時は)バーンと教育委員会などを攻撃してくれるから頼もしいと思います。

このような自己保身の根っこには日教組、サヨクの血が影響しているのでしょうね。
  1. 2015-02-14 07:51
  2. URL
  3. そうかせんべい #-
  4. 編集

To そうかせんべいさん

こんばんは。

サヨクは自己保身の度合いが強いですし、日教組の連中にも同じことが言えますし、件の教頭と校長は日教組上がりだった可能性はありますけど、これで断じるのは決めつけが過ぎる様に思います。

閉鎖世界に生きていれば、サヨク云々に限らずその世界に染まりますからね。学校が閉鎖世界というのは間違いないと思いますので、本件はそちらを理由に考えたいと思います。

橋下市長、最近は頼もしいとは言い難いですよ。失敗続きだし、裁判でも敗訴続きだし、都構想の住民投票は危なそうだし、明るい材料は文楽関係くらいでしょうか。


  1. 2015-02-14 20:24
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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