2015-03-24 20:35

屏風の虎


とんちの得意な一休さん、知恵比べで勝ちたい室町幕府三代目将軍・足利義満将軍様、「一休さん」のアニメや物語を知らない人は居ないだろう。将軍様が無理難題を出し、一休さんがとんちで見事解決するのがお決まりのパターンだ。

中でも「屏風の虎」のとんち対決は有名だ。いつもの様に、将軍様は一休さんをギャフンと言わせるため屋敷に呼び出した。将軍様は言った。「巷に虎が現れて人々に迷惑を掛けている。一休さんの知恵で虎を捕獲してくれまいか」と。

人々を苦しめる虎を放置しておくことはできぬ、一休さんは快く引き受けた。一休さんは将軍様に聞いた。「その虎はどこにいるのですか?」。してやったりの将軍様、おもむろに屏風にかかっていた白布を取り外す。「虎はここにおる」。

屏風には虎が描かれていた。「見るからに獰猛な虎であろう。こやつが屏風から抜け出し人々に害をなすのじゃ」。もちろん、絵の虎は屏風から抜け出したりしないから、一休さんは虎を捕まえることが出来ない。将軍様は勝利を確信する。

だが一休さんは動じない。腕をまくり、捕獲用の縄を構えて、屏風の虎に対峙して言った。「さあ将軍様、虎を屏風から追い出して下さいまし。さすればこの一休が見事召し捕ってご覧に入れましょう!」と。将軍様は言った。「ギャフン!」。

これが屏風の虎の物語だ。他人を貶めるため実行不可能な難題を押しつける将軍様の愚を示し、その悪人が返り討ちに遭うという勧善懲悪ストーリーである。「将軍様みたいな人になっちゃいけないよ」と子供達に教える物語でもある。

でも、普通の大人は思うだろう。将軍様みたく幼稚な嫌がらせをする大人は居ないと。居たとしたら、それは社会に相手にされない愚かで惨めな人間だと。あれは架空の物語にすぎず、現実社会に将軍様の様な権力者はそうそう居やしないのだと。

甘い。それが居たのだ。沖縄県に。

「あらゆる手段で辺野古移設を阻止する」と宣言した翁長県知事は、県を指揮して国に「壊れたサンゴの原状回復と作業の一時停止」を求めているそうだ。沖縄タイムズによると、この要求が無視されたら知事承認を取り消す暴挙に出る腹づもりらしい。

しかし、壊れたサンゴの原状回復など不可能だろう。砕けた珊瑚の欠片を集めて接着剤でくっつけても原状回復とは呼べないし、別の海から似たような珊瑚を運んでくれば、その別の海の珊瑚を破壊してしまう。原状回復など出来っこない。

翁長らだって出来ないことくらいは理解しているはずで、不可能を要求し相手を攻撃する手法は、まさに屏風の虎で一休さんを貶めようとした将軍様である。これが辺野古移設に反対する人間の民度か、馬鹿丸出しだな(笑)。

ここは、国も一休さんのとんちにあやかってはいかがか。珊瑚の原状回復を快諾し、専門のチームを組織し、多額の予算も確保して、翁長知事に言ってやれば良い。「さあ準備は整いました、原状回復の方法を教えて下さい!」、と。

まあ、翁長ら移設反対派は将軍様みたく潔くはないし、根が善良な人間でもないから、負けも過ちも認められずヒステリーを起こして、無様に逃げ出すだけだろうけどね。




沖縄:「知事、近く最大決断」辺野古集会で副知事明言【動画あり】
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=108216
 名護市辺野古の新基地建設に反対する県選出の野党国会議員や県議会与党会派、市民団体でつくる「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」は21日、建設に向けた作業を進める政府に対する抗議集会を名護市瀬嵩の浜で開き、3900人(主催者発表)が参加した。翁長雄志知事の代理として県首脳で初めて集会に出席した安慶田光男副知事は「翁長知事が近いうちに必ず最大の決意、決断をする時期が来る」と発言、新基地建設阻止に向けた知事権限の行使を示唆した。
" 安慶田副知事は集会での発言後に記者団の取材に応じたが、最大の決断の内容は「近いうちに知事が会見をするので待っていてほしい」と述べるにとどめた。
 県は新基地建設の作業を進める国に対し、壊れたサンゴの原状回復と作業の一時停止を月内にも求め、対応次第で岩礁破砕の許可取り消しを検討している。安慶田副知事の発言は岩礁破砕をめぐる対応を念頭にしているとみられる。"
" 辺野古周辺での大規模な集会は2月22日に続き4回目で、沖縄防衛局が海底を掘削するボーリング調査を再開してからは初となる。
 会場となった瀬嵩の浜は沖縄防衛局の海上作業が進む大浦湾を望む。海をバックにして設置された舞台の上では実行委の共同代表を務める県選出の野党国会議員や市民団体、地元住民らが「この海は日米両政府ではなくウチナーンチュの海だ」「建設断念まで闘おう」と団結を誓った。"
" 海上では午前中に国会議員、県議らが海上行動で建設中止を訴えた。連日、国の作業に抗議している市民らの船団、カヌー隊は集会参加者とエールを交換。集会中に市民が海上保安庁に拘束される場面もあったが、その後に解放された。
 実行委員会は4月28日にキャンプ・シュワブゲート前で数千人規模の5度目の集会を開き、5月17日には沖縄セルラースタジアム那覇で万人規模の決起大会を開く。"






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テーマ:沖縄問題
ジャンル:政治・経済

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