2015-03-30 20:59

翁長と会談する意味って何?


7回。翁長沖縄県知事が、自民党閣僚らとの会談を求めてアポ無し上京した数だ。ただし、沖縄メディアらは安倍自民の印象を貶めるために「7回も無視した」といった論調で伝えているが、全国知事会など本来業務による上京も含まれている。

このことについて、沖縄メディアはじめ報道各社は「自民党は翁長知事と会談せよ」との論調だ。野党も軒並み同意見で、もちろん翁長自身も「来いと言われれば明日にでも上京する」などと会談実現を要求し続けている。

しかし、翁長と会談して何の意味があるのだろうか。単に「会談した」という実績だけ残しても意味は無い。会談を要求するサヨクメディアや野党らは、会談でどの様な意見が交わされ、それによって何がどうなることを期待しているのか。

翁長は何度も「辺野古移設に反対であることを伝えたい」と述べている。移設反対で選挙に勝ったし、「あらゆる手段で移設を阻止する」と公言しているから、反対意見を伝えたい立場は理解出来る。でも、それならわざわざ会談する必要は無い。

何故なら、翁長が移設に反対していることは、安倍総理も菅官房長官も誰もが知っているからだ。周知の事実を再確認するだけならば、一方的に意見表明されるだけならば、そんな非生産的な会談は不要だろう。むしろ溝を深めるだけだ。

3月23日、翁長は移設に係る海上作業の全停止を防衛局に指示した。27日には官邸に意見書も送りつけた。しかし、翁長の指示には法的根拠が無く、「阻止したい」との思いを根拠に出されており、知事の立場を悪用した「理不尽」な指示だった。

その理不尽な指示に対し、沖縄防衛局は農林水産省に指示無効の申し立てを行い、30日に林農水相が「指示は無効」との常識的判断を示した。ところが、翁長は農水相の判断を「理不尽だ!」と批判し、「基地は造らせない!」と気炎を上げた。

翁長は自分が理不尽な要求を突きつけておきながら、それが思い通りにならないと相手に「理不尽」のレッテルを貼って攻撃したわけだ。翁長の理不尽まみれの言動を見れば、会談したところで対話が成立せず、平行線で終わることは目に見えている。

立場を異にする者同士の対話には、お互いの歩み寄りが必要だ。政府は1500億円もの予算増額措置を実施し、米軍の訓練の一部を沖縄県外に分散し、さらに分散するべく佐賀県に働きかけるなど、誠意の大盤振る舞いで歩み寄りの姿勢を示してきた。

政府の誠意を受けて、仲井真前知事は埋め立てを承認した。お互いが歩み寄った結果、現在の辺野古移設作業が進められている。

ところが、翁長は政府と仲井真前知事の努力の成果を一方的に破棄した。しかも、政府の歩み寄りによって生じた恩恵は一つとして返納しない。さらには不法な作業停止指示を出し、不法に活動するプロ市民らを激励し、恒常的に政府批判している。

こんな状況で「意見を言いに行くから会談しろ」と翁長に言われれば、自民党でなくても「ふざけんな!」と怒るのではないか。客観的に見れば、誰だって「会談しても意味無いな、むしろ会わない方が無難だな」と思うのではないか。

それでも、サヨクメディアや野党らは会談をした方が良いと言う。さっぱり理解出来ない。会談を求める移設反対派に聞きたい。自民党と翁長が対談して何の意味があるのか、どの様な進展や成果を予想しているのか。




中日:指示無効に「理不尽」 沖縄知事、移設推進の政府を批判
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015032902000092.html
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古(へのこ)移設をめぐる問題で、翁長雄志(おながたけし)知事は二十八日、知事が沖縄防衛局に出した作業停止指示を林芳正農相が一時的に無効とする意向を固めたことを受け、移設を推進する政府の姿勢を「理不尽だ」と重ねて批判した。那覇市の会合で語った。
 今後、訪米して米政府に辺野古反対の意志を直接伝える意向も表明した。会合には沖縄選出の国会議員らが参加。翁長氏は「新辺野古基地を造らせないという大きなうねりをみんなでつくっていきたい」と訴えた。
 一方、県は国への対抗策を検討している。沖縄防衛局は、緊急的に知事の指示を無効にする執行停止に加え、正式な指示取り消しを求める審査請求をしている。審査結果(裁決)が出るまでの期間は決まっていないが、林農相は裁決で指示を取り消す可能性があり、県は取り消しの無効を求める仮処分の申し立てが可能かどうか検討している。







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コメント

>こんばんは。

>翁長と会談する意味って何?

報ステの何とかというコメンテーターの最後っ屁と同じく、

・会談したという既成事実を作りたい。
・言うことは言ったという既成事実を作りたい。
・安倍ちゃんの揚げ足を取れればめっけもの
・「俺は頑張っている」と身内にいい顔をしたい。

ではないでしょうか。結果はなくても充分なのでしょう。
でも農林水産大臣が県知事指示(バカ)の停止指示を出すんですね。大臣の指示に逆らえるかどうか見物です。
  1. 2015-03-31 03:58
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

沖縄県、辺野古作業許可取り消し見送り方向 

>沖縄県は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設めぐり、沖縄防衛局への海底作業許可取り消しを当面見送る方向。(共同通信)

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=109481

 夕べこんなニュースがでました。
 
 とりあえず法的根拠のない作業許可取り消しは引っ込めざるを得なくなったようです。
  1. 2015-03-31 09:11
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

To kogumaさん

こんばんは。

おそらくそんなとこなんでしょうね。ですから会談する意味は無いと言えます。

なんですけど、このことを移設反対派に「そうなんだろ?」と突きつけた場合、高確率で「そ、そんなことないから!」と否定すると思うのです。

そして、何かもっともらしい屁理屈を考え出して、会談の必要性を主張すると思うのです。私はそれをぜひ聞いてみたいです。

  1. 2015-03-31 19:41
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To よもぎねこさん

こんばんは。

まあそこうなるでしょうね。今日もサヨクメディアは「先送りせず直ちに発令せよ!」等と喚いていましたが、普通は直ちに発動なんて出来るわけがありませんよね。

ただ、翁長らは法的根拠とか考えていないと思います。あくまで戦略的に留保しただけで、カードの効果が最大限発揮できるタイミング、あるいは本格的手詰まりで同朋サヨクに背から刺されそうになった時、法など関係なくカードを切ってくると思います。

いつ切ってきても不思議ではありませんが、第三者委員会が「前知事の埋め立て承認は違法」の報告書をでっち上げた時が本命ですかね。8月あたりでしょうか。

  1. 2015-03-31 19:53
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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