2015-04-09 21:17

福島原発事故の教訓とは?


福島原発事故の教訓。よく聞く言葉だ。主に反原発派が使用する。ただし、反原発派は「福島原発事故」と言わない。「フクシマの教訓」とか「福島の教訓」など、「原発事故」の部分を省略する特徴が見られる。サヨクの好む表現方法で、そうする理由はナゾだ。

言い方はさておき、福島原発事故から学ぶことが重要との主張には賛同できる。反対する人など居ないだろう。しかしながら、no-risuの考える福島原発事故の教訓と、反原発派のフクシマの教訓は全く内容が異なる。何故なのか。我々は何を学ぶべきなのか。

反原発派の「フクシマの教訓」は単純だ。原発は事故を起こす可能性があると証明された、だから全ての原発を無くすべきである、というものだ。シンプルで分かりやすいが、これは本当に教訓から学んでいると言えるのだろうか。論理の飛躍が過ぎないか。

彼らは「原発に絶対の安全など無い」と言う。しかし、それは福島原発事故とは関係ないだろう。何故なら、「絶対」なんてものが存在しないことは最初から分かっている不変の真理だからだ。

また、彼らはテロや隕石や火山のリスクを挙げるが、それも福島原発事故とは何も関係ない話だ。福島原発事故は、津波による電源喪失による冷却機能の停止が最大の要因で、あとは地震のダメージと民主党の指揮のマズさにあった。

福島原発事故に学ぶのであれば、直接的に関係のある事象から学ばねばならない。しかし、反原発派の「フクシマの教訓」は全て無関係に思える。彼らの主張は従前の主張と同じにしか見えない。これでは「学んでいる」と言えないだろう。

no-risuの場合、まずは事故原因を考え、対処策を施すことで事故の再発を防ごうと考える。対策が不可能であった場合、「廃炉」が選択肢として発生する。

福島原発事故の場合、まずは電源の確保が課題になる。これは技術的に対策は容易だ。耐震性の向上も同様である。さらに安全性を高めるため、電源喪失に陥ってもリスクの生じない原発の開発を考える。そして、次世代原発はすでに技術的問題をクリア済みだ。

高温ガス炉方式なら、電源喪失に陥っても原子炉は自然と冷却される。さらに、次々世代原発として研究が進んでいる核融合方式原発はさらに安全性が高い。こちらは水辺に建設する必要すらない。次世代・次々世代原発なら福島原発事故は起きない。

したがって、福島原発事故の教訓とは、旧型原子炉の電源確保を幾重にも張り巡らせ、同時に新型原発の建設と研究のピッチを上げることではないのか。福島原発事故の教訓に学ぶとは、その動きを現実的に加速させることではないのか。

二度と原発事故を起こさせない。その思いは反原発派と同じなのに、原発容認派と反原発派の考え方は水と油だ。どちらの意見に賛同するかは人によるが、少なくとも、no-risuには反原発派の考え方に賛同する論理的根拠が思い当たらない。

はたして、福島原発事故の教訓として原発の改良・開発を進めるべきか、それともフクシマの教訓により全廃炉するべきか。あなたはどう思いますか?。




琉球:<社説>原発回帰提言 福島の教訓を忘れるな
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241593-storytopic-11.html
 東日本大震災から4年たった今も福島県双葉町など東京電力福島第1原発の周辺地域は帰還困難区域に指定されている。約2万4400人が古里を追われ、避難生活を続ける。福島の人々の願いは「安心して暮らせること」であり、事故から学んだのは「安全に絶対はない」ということだったはずだ。
 避難者の願いとは裏腹に自民党は7日、2030年の電源構成比率として、原発を2割程度含むベースロード電源を6割に高める提言を安倍晋三首相に提出した。太陽光など再生可能エネルギーの比率を20%台半ばに抑え、原発を20%程度確保したいとする経済産業省の考えと一致する。政府・与党が原発回帰を目指しているのは明らかだ。
 大震災以降、日本は原発への依存を見直し、10年度の電源構成比率で29%あった原発は13年度に1%へ低下した。政府のエネルギー基本計画は、原発を「可能な限り低減させる」としている。
 首相も施政方針演説で「長期的に原発依存度を低減させる方針は変わらない。徹底した省エネルギーと、再生可能エネルギーの最大限の導入を進める」と明言した。提言はその言葉にも逆行している。
 そうした国民との約束をほごにし、再び原発依存を深めるのは、競争力を維持するため「安価な電力」を求める産業界の要望と、固定価格買い取り制度見直しで再生エネルギー普及に待ったをかけた政府の見通しの甘さにある。
 経産省の方針とは別に、環境省は送電網整備などの対策を講じれば、30年時点の発電量のうち、最大35%を再生エネルギーで供給可能と試算している。こうした試算を机上の空論と片付けず、政府は発送電分離などエネルギー改革を進めるのが本筋だろう。
 世論も原発再稼働に否定的だ。昨年衆院選時の共同通信社による世論調査では、自民支持層でも再稼働に賛成したのは49%と過半数に満たない。他の政党支持者は反対が上回る。一方で当選者のうち自民の9割、公明の約8割が再稼働に賛成している。民意と政治のねじれは深刻だ。
 ことし3月11日、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「事故の教訓に学ばないなら原子力はやめた方がいい」と推進派にくぎを刺した。福島の教訓を基にすれば、安易な原発回帰は避けるべきだ。政府が力を注ぐべきは、再生エネルギー普及に向けた改革にある。






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テーマ:原発再稼働
ジャンル:政治・経済

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コメント

おはようございます。

科学や工学の世界では、失敗を教訓に更なる前進を行います。もちろん、時には放棄する選択もあります。ただし、これらは科学的知見から導かれた結果に依ります。これより現在自分達は便利で快適な生活を享受しています。

翻って、放射脳は科学的知見よりお化け屋敷を選択する傾向があるようで。福島原発は海面に近いところまで土地を切り下げたことや、非常電源の装備を軽んじていたことが事故の一因ですから、今後の原発は海抜数十mの高さに作り、非常電源や冷却装置を三重化し、重要な建物には過重な免震装置(not東洋ゴム製)を装備する等、現在考え得る安全装備を幾重にも装備し、安定した新技術を投入すればいいだけのことです。
少し前に、田舎における太陽光発電の接続御免事件がありましたが、電気的に受け入れ不可能なだけであったのを彼等は電気村の魑魅魍魎が拒んだと宣っています。
どこかの半島民やカツラ知事と同様、このような輩には科学的にどうこう言っても「ウリが絶対」言われるだけでどうしようもないものと考えます。
官房長官に期待すること大です。
  1. 2015-04-10 09:14
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

To kogumaさん

こんばんは。

別の方のコメントにもありましたけど、翁長って頭髪修正主義者でしたっけ?。たしかにそれっぽく見えますけど・・・。

電気受入れもそうですけど、反原発派らはすぐに陰謀論に走りますよね。先日、八重山日報が移設反対派が少女を暴行していた問題を報じたところ、某サヨクメディアがすかさず「移設反対派を貶めようとする陰謀だ!」と喚きました。被害者の心配なんてこれっぽっちもせずに。

やはり、ああいう人達とは分かり合えないんですかねぇ。まあ、分かりあいたいとも思わせてくれないわけですけど・・・。

  1. 2015-04-10 20:34
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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