2015-04-14 21:14

福井地裁は反原発村の手先


心底腹立たしいニュースが飛び込んできた。

関西のプロ市民9人が関西電力高浜原発3・4号機の再稼働差止めを求めた裁判で、福井地裁がプロ市民の訴えを認めて再稼働差止めの判決を下したのだ。福井地裁の裁判長は、昨年5月に大飯原発の再稼働差止めを認めた樋口である。またお前か!。

大飯原発の差止めを認めたとき、樋口が語った判決理由は「100%の安全が証明・保障されていないから」というものだった。馬鹿げている。この世に「絶対」など存在せず、樋口の判決理由がまかり通れば今後あらゆる原発は再稼働できなくなる。

「絶対」を求めることは論理的・科学的にあり得ず、こんな滅茶苦茶な非常識がまかり通れば社会は成り立たない。そんな不合理・非常識な主張を、かりにも地裁の裁判長が振りかざしたのだ。

そして、樋口は今回の高浜原発訴訟でも大飯原発と同様の見解で再稼働の差止めを認めた。判決理由について、樋口は次の様に述べている。

「基準地震動を超える地震が高浜原発に来ないというのは根拠の乏しい楽観的見通しにすぎず、現実的で切迫した危険がある」

「原発の新規制基準は緩やかに過ぎ、適合しても安全性は確保されていない。新基準は合理性を欠く」


いずれも樋口の主観に過ぎず、科学的・論理的な裏付けは一切無い。「根拠の乏しい楽観的見通し」も、「現実的で切迫した危険」も、「新基準は合理性を欠く」も、全て樋口が「そう思う」だけの話であって、客観的根拠は何も無いのだ。

樋口の主張がいかに不合理か、例えば基準地震動一つとっても明白だ。あまり知られていないと思うが、再稼働に向け高浜原発に設定された基準地震動は700ガルだ。申請当初は550ガルだったが、反原発派の妨害活動が功を奏して引き上げられた。

700ガルは震度にして7以上で、阪神淡路や東日本大震災など最強クラスの地震に相当する。高浜原発は、それらの地震に耐える条件で新基準をパスした。ところが、樋口は「もっと強い地震が発生しないと考えるのは根拠の乏しい楽観的見通し」と言う。

そう言うなら、樋口が700ガル以上の地震が発生する根拠を示さねばならない。証明責任は「ある」と主張する側にある。樋口の要求した無の証明は、証明不可能ないわゆる「悪魔の証明」であり、判決理由に用いるなど絶対にあってはならない。

ついでに言えば、「新基準は合理性を欠く」何て理由もおかしい。この裁判は新基準の妥当性を問う裁判ではないし、科学的根拠を基に作られた基準を、ど素人の樋口が評価出来るわけがない。しかし、樋口は個人的な思いで新基準にダメ出しした。

樋口の判決はいくら何でも酷すぎる。no-risuは、科学的根拠に基づいた論理的説明がなされるのであれば、原発再稼働の差し止め判決が出されても文句は言わない。素直に受け入れる。だが、福井地裁・樋口の判決はそうではない。

樋口にも信念があるのかもしれないが、法より信念を優先した判決は裁判官にあるまじき裁判所の私物化である。到底受け入れられない。もはや、福井地裁は反原発村の御用裁判所だ。樋口は放射脳の手先である。もしくは樋口が放射脳なのだ。




朝日:高浜原発再稼働を差し止め 福井地裁が仮処分決定
http://www.asahi.com/articles/ASH3X43MLH3XPTIL00M.html
 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町、定期検査中)について、福井地裁の樋口英明裁判長は14日、再稼働を差し止める仮処分決定を出した。原発の運転をただちに禁じる司法判断は初めて。2基の原発は当面動かせず、関電がめざす11月の再稼働も難しくなる可能性がある。
 仮処分を申し立てたのは福井、京都、大阪、兵庫4府県の住民9人。
 住民側は、高浜原発の使用済み核燃料プールは原子炉のように堅固な施設に囲われていないなどとして、その安全性は「確たる根拠がない脆弱(ぜいじゃく)なものだ」と主張。「重大事故が起きれば、生存権を基礎とする住民らの人格権が侵害される」と訴えていた。
 一方、関電側は、津波の被害を受けても原子炉の冷却ができるよう発電装置を準備していることなどを挙げ、安全性を強調。「具体的な危険はない」と申し立ての却下を求めていた。
 樋口裁判長は昨年5月、関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転をめぐる訴訟で差し止めを命じる判決を出した。だが、関電が控訴して判決は確定せず、原子力規制委員会が新規制基準にすべて適合すると判断すれば再稼働できる状態にある。
 このため住民らは昨年12月、より法的な即効力がある仮処分の手続きをとり、大飯、高浜両原発の再稼働差し止めを求めて訴えた。樋口裁判長は、再稼働に向けた規制委の審査に今年2月に合格した高浜原発についての判断を先行させる考えを表明。慎重な検討を求める関電側の主張を退け、3月に審理を打ち切っていた。(室矢英樹、太田航)







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コメント

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  1. 2015-04-14 22:20
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To e・・・さん

こんばんは、お久しぶりです。

誤字の指摘ありがとうございました、直ちに修正しました。

で、樋口の人事ですけど、時系列的にちょっとよく分からない部分もあるのですが、地裁の裁判長から家裁に異動なら降格人事=左遷でしょうね。ざまぁ(笑)。

どうせ、福井地裁の裁判長も年功序列のお情けで就任させてもらったに過ぎないでしょうに、身の程をわきまえず怒りを買ったのでしょう。

何はともあれ、胸のすく情報ありがとうございました。

  1. 2015-04-14 22:39
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  3. no-risu #-
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  1. 2015-04-14 23:43
  2. #
  3. 編集

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=85038
ざっと目を通しましたが…
司法って何でしたっけね。
  1. 2015-04-15 00:42
  2. URL
  3. ciel #-
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百歩譲って裁判官(いろいろいますから)の信念で原発運転禁止の仮処分を出すのはて受け入れても、原子力規制委員会の審査基準にまで言及するのかと。
原告側申立書を見ていまんが、そもそも仮処分の決定の判断に現在の原子力規制委員会の基準が緩いと言い切ったのはいかがなものと。

判決決定後のテレビ映像に、おきまりの「裁判所から走って出て来るの図」に喚起する集団の中に、よく見るおばちゃんがいました。泣いてるおばちゃんもいました。大声で勝ったとわめくおじちゃんがいました。記者会見でもがなってましたが。彼等は原発を動かそうと止め続けようと核燃料は未だそこにあることを承知しているんでょうかねぇ。
  1. 2015-04-15 05:29
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  3. koguma #-
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私も先ほど新聞を見て全く同じことを思いました。
よくもまああんなイチャモンも見て、司法は生きていたなんて紙を掲げられるものだと心底腹が立ちました。
  1. 2015-04-15 06:30
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  3. hal #-
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同じ悪魔でも

今回の裁判長はなにか執念で判決を出したように見えます。

判決への反論は悪魔の証明を行なうのと同じように見えますが、私には悪魔の判決のように思えました。

大喜びで記者会見した原告団の弁護士もちょくちょくテレビで見かける脳内サヨクの弁護士でしょうか。

さも今後は全ての訴訟で連戦連勝できる様な樋口様様の浮かれようでした。

でも個人の主観の強い判決に対し裁判所の中から樋口の判決は酷いからと自浄作用は働かないものでしょうか。

菅官房長官はまたも再稼働に向かって粛々と計画を進めると会見してましたが、樋口判事も上から目線の政権の圧力だと言いだすのではないでしょうか。

それにしても今回の判決主旨はちょっと疑問に思える内容と感じました。
  1. 2015-04-15 11:02
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  3. そうかせんべい #-
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この樋口英明という裁判官、かなり問題のある御仁のようですね。主に民事畑を歩んでこられた方で、原発関係のように専門性の高い案件には全く不向きなように思われます。
これまでの判決でも原告に有利な裁定が多く、市民団体からは「人権派判事」と持ち上げられている仁です。これって司法のあり方として問題なのでは(笑)

昨年の差し止め訴訟では判決文のあまりの酷さに、関西電力側は樋口裁判長らの忌避(変更)を申し立てていましたが、今回は認められなかった様ですね。

今月の人事異動で名古屋家裁に降格されるらしいとのこと。関電側は樋口裁判官の移動を待って、「粛々」と異議申し立てをすれば良いでしょう。
  1. 2015-04-15 11:10
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  3. cn2100 #-
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To e・・・さん

こんばんは。

なるほど、珍しい対応ですね。

樋口が自分の「手柄」にこだわったのか、後任が「ちょ、就任早々勘弁してくれよ!」と拒んだのか、人事が後任の人生に配慮したのか、どれもありそうです(笑)。

で、樋口の理屈は屁理屈ですからね、あれがOKなら何だってありですよ。菅官房長官が「粛々」と進めると述べるのも当然ですね。

  1. 2015-04-15 19:54
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  3. no-risu #-
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To cielさん

こんばんは。

私も読みました。

これは司法判断ではなく、反原発プロ市民の作文ですよ(笑)。

  1. 2015-04-15 19:55
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  3. no-risu #-
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To kogumaさん

こんばんは。

基準が緩いと言い放ったことについて、規制委員会側も反論しましたね。意外なことに、規制委員会は基準に誇りを持っていた様です。ついでに、判決に事実誤認が多々含まれていたことも暴露されました。まあ、そんなことだと思っていましたけど。

プロ市民共の喜びようは見ていて呆れましたよ。だって、まだ地裁の仮処分にすぎなくて、上級審で負ければ最悪で仮処分期間分の莫大な補償金を請求されるのです。

しかも、判決内容は控訴審の敗北を予感させるに十分だったはずです。まあ、そんなことも理解できないから核燃料のリスクについても理解していないのでしょうね。

  1. 2015-04-15 20:01
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  3. no-risu #-
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To halさん

こんばんは。

安心してください。福井地裁の判決は間違いなく覆りますから。

そのとき、反原発派は怒り狂い発狂するでしょう。その様を見て溜飲を下げましょう。

  1. 2015-04-15 20:02
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  3. no-risu #-
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To そうかせんべいさん

こんばんは。

弁護団の弁護士はいつもの面子ですから、見慣れた顔が居るのは当然だろうと思います。

裁判所の自浄作用についてですが、どうやら樋口は名古屋家裁に左遷されたそうです。左遷は年始めあたりに本人に伝えられていたでしょうから、今回の判決は執念で急いで出した可能性もありそうです。

判決文について、あれは反原発プロ市民の作文としか思えませんでした。このことについては、今夜にでも記事をアップする予定です。

  1. 2015-04-15 20:08
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  3. no-risu #-
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To cn2100さん

こんばんは。

人権派(笑)。
裁判官に人権派等の偏りはあってはならないと思いますが(笑)。

別の方のコメントで教えていただきましたが、樋口はすでに名古屋家裁に左遷されていて、今回の判決だけ特別に樋口が担当したそうです。まあ、後任の裁判長もあんな判決読み上げたくないでしょうからね(笑)。

何はともあれ、これで放射脳らの頼みの綱も失われました。まあ、自ら切り捨てた様なもんですけどね。

  1. 2015-04-15 20:14
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  3. no-risu #-
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