2015-06-24 21:07

日韓外交の勝負所、譲歩せず徹底的に攻めよ


悪化した日韓関係は、よくチキンレースに例えられる。お互いに日韓友好の重要性は理解しているのに、意固地になって自分から歩み寄ることに躊躇していると。さながら我慢比べのチキンレースで、崖から落ちる前にブレーキを踏まねばならないと。

しかし、この例えは的確とは言い難い。チキンレースに参加しているのは韓国だけで、日本は韓国の独り相撲を冷めた目で眺めていた。韓国は一方的に日本を攻撃し、朴槿恵自ら告げ口外交を展開したが、安倍総理は一度たりとも批判していない。

韓国政府は反日予算を増額し、韓国司法は日本を糾弾し、見せしめと言わんばかりに産経記者を吊し上げ、自治体も反日決議を連発し、マスコミは反日報道を垂れ流し、学校では反日教育が温存され、国を挙げてチキンレースに興じていた。

ブレーキを踏むも何も、日本はアクセルを踏んですらいなかった。韓国は「こっち見るニダ!」「早く誠意を見せるニダ!」「お、落ちるニダァ!」と必死のアピールを続けたが、日本はそっぽ向いて「そのまま崖から落ちても良いのよ?」と突き放した。

これが安倍政権下での日韓関係だった。韓国の扱い方としては満点に近い。物足りなさも感じるが、韓国人は相手にされず孤立することを何より嫌う。相当こたえただろう。で、その韓国がついにブレーキを踏んだ。洗面器から顔を上げた。

6月21日、韓国のユン外相が訪日し安倍総理と会談した。ユンは筋金入りの反日政治家だが、訪日に際して安倍総理に訪韓した祖父の写真を手土産に持参し、先日までユネスコに圧力をかけまくっていた世界遺産登録で譲歩することを約束した。

朴槿恵が「1000年経っても忘れない」と言い放ったのに、ユンは慰安婦問題の「最終的解決」を口にした。日韓首脳会談にも意欲を見せた。「日本が歴史を直視し誠意を見せねば会談しない」と言い張っていたのに、今回は前提条件を出さなかった。

安倍総理と朴槿恵は、当初絶望視されていた日韓国交正常化50周年の記念式典に参加し、日韓友好に向けたスピーチを行った。韓国メディアには日韓関係の雪解けを期待する好意的報道が溢れ、日本メディアもこの件を大々的に報じた。

驚きの変化であるが、no-risuはこれを素直に喜んでいる。隣国との関係は良好であることにこしたことはない。また、国民が韓国に対してどの様な感情を持っていようと、韓国が態度を改めるなら日本としては歓迎し受け入れるしかない。

ただし、喜ばしいはずの雪解けムードに懸念も感じている。それは、雪解けに浮かれるサヨクメディアらが、早くも「お互いに歩み寄ろう!」等と言い始めていることだ。「韓国が譲歩したのだから日本も譲歩せよ」と言うのである。とんでもない暴論だ。

韓国の示した譲歩は、厳密には譲歩と評価すべきものではない。一方的かつ理不尽な難癖の数々について、一部を撤回したからと喜び勇んでこちらも譲歩するなど馬鹿げている。難癖は全て撤回させねばならない。原状回復がスタートラインだ。

日本の立場としては、韓国の歩み寄りを受け入れるだけでも多大な譲歩だろう。本来なら、韓国に土下座謝罪させてから話を聞くべきところを、寛大な安倍政権は無条件で歩み寄りを許した。大人の対応である。今のところ、これ以上の譲歩は無用だ。

また、韓国は平気で約束を破ることも忘れてはならない。お互いに譲歩しても、高い確率で韓国は一方的に反故にする。あげく、日本の譲歩が新たな反日材料として悪用される。その最たるものが河野談話で、日本は同じ過ちを繰り返してはならない。

現状、日韓外交は明らかに日本優位だ。譲歩は優位を崩し将来に禍根を残す。譲歩する筋合いも無い。我々の考える譲歩と韓国人のそれは意味が違う。日本人は優しいから簡単に韓国を許しそうだが、仏心で間違ったメッセージを送ってはならない。

今は心を鬼にして攻めるときだ。無慈悲かつ徹底的に叩きのめす気概が求められる。譲歩などという慈悲は、日本の大勝利が確定してから施せばよろしい。




北海道:日韓国交正常化50年 歴史かみしめ歩み寄りを
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0027031.html
" 日本が、終戦まで35年間にわたって植民地支配していた韓国と国交を正常化させて50年を迎えた。
 この間、日韓両国はさまざまな曲折を経ながらも人の往来を着実に増やし、市民団体の交流、貿易・投資なども活発化させてきた。"
" しかし近年、島根県・竹島の領有権問題や、従軍慰安婦問題をめぐって対立が激化し、半世紀の節目を祝うには程遠い、冷え込んだ状態に陥っている。
 2012年12月の安倍晋三政権、13年2月の朴槿恵(パククネ)政権発足以降、一対一の首脳会談は一度もない。極めて異常な事態である。"
" 地理的にも経済的にも共通点が多い隣国同士が協力すべき課題は山積している。
 両首脳は長年にわたる交流の歴史の重みをかみしめ、関係打開へ歩み寄りを急ぐべきだ。
■植民地支配清算せず
 両国は1965年6月22日、日韓基本条約に調印した。"
 付属する請求権・経済協力協定では、日本が韓国に無償3億ドル、有償2億ドルの「経済協力金」を支払うことで両国間の財産・請求権問題が「完全かつ最終的に解決された」と確認した。
" 植民地支配への謝罪や賠償は盛り込まれず、韓国内では激しい反対運動が起こったが、朴正熙(パクチョンヒ)大統領の軍事独裁政権が抑え込んだ。
 韓国で民主化のうねりが高まった90年代に入り、従軍慰安婦問題をはじめとする歴史問題が一気に噴出したのは、条約で植民地支配についてきちんと清算できていなかったことを示している。"
 それでも日韓関係が深刻な緊張状態に陥ることなく発展する土台となったのは、歴代首相らの談話や政治文書である。
 慰安婦問題を反省、謝罪した93年の河野洋平官房長官談話、植民地支配への「痛切な反省と心からのお詫(わ)び」を表明した95年の村山富市首相談話、小渕恵三首相と金大中(キムデジュン)大統領が「未来志向的な関係」をうたった98年の「日韓パートナーシップ宣言」などだ。
" 良好な関係を維持しようとし、歴史に正面から向き合おうとする首脳らの姿勢がうかがえる。
 だが安倍首相は第2次政権発足と前後して村山談話や河野談話の見直しに言及、13年暮れには靖国神社参拝で対立を決定的にした。"
" 韓国側も12年に李明博(イミョンバク)大統領が竹島に上陸、後任の朴氏も執拗(しつよう)に対日批判を繰り返している。
 両国が積み上げてきた努力と成果を踏みにじるような姿勢は互いに改めるべきだ。
■慰安婦問題知恵絞れ"
" 首脳会談が実現しない最大の理由は慰安婦問題をめぐる意見の違いである。
 韓国は日本政府による謝罪や補償を求めているが、日本側は元慰安婦を含む請求権問題は法的に解決済みとの立場だ。"
" この問題をめぐり、きのう韓国外相として約4年ぶりに来日した尹炳世(ユンビョンセ)氏は、岸田文雄外相と会談した。
 両外相は、韓国側が反発していた「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録問題で歩み寄ったものの、慰安婦問題では外務省局長級による協議の継続を確認するにとどまった。"
" 五十数人になった元慰安婦の人たちの平均年齢は90歳近くになり、残された時間はわずかだ。
 その救済と名誉回復を最優先に考え、解決を急ぐべきだ。
■友好損なわぬ談話に
 今後の日韓関係改善に向け、安倍首相がこの夏、発表する戦後70年談話は極めて重要である。"
" 首相は村山談話の「侵略」や「お詫び」などの文言をそのまま踏襲することに否定的だ。4月の米議会演説でも先の大戦への「痛切な反省」を表明するにとどめた。
 日本外交の根幹を成す村山談話の核心部分の変更は、韓国のみならず国際社会から歴史の修正と受け取られ、日本の信用を損なう。きちんと引き継ぐべきだ。"
" 韓国国会は5月、安倍首相の米議会演説を「侵略の歴史と慰安婦に対する反省がない」と非難する決議を採択した。
 外国首脳による第三国での演説を国会決議で非難するのは明らかに行きすぎだ。過剰な対日批判は関係改善にプラスにならないことを韓国側も自覚すべきだろう。"
" もちろん日韓が取り組むべき課題は歴史認識問題だけではない。
 核・ミサイル開発を進める北朝鮮や、軍事的台頭著しい中国への対応など安全保障分野のほか、内政でも、急速に進む少子化と高齢化、都市と地方の格差拡大など共通する課題は多い。"
 これらについて官民の各レベルで知恵を出し、協力する道を広げていくことが大事だ。半世紀にわたる交流で温めてきた隣国との友好関係を、次の50年でさらに深めることこそ、両国政府と国民に課せられた責務である。








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テーマ:日本と韓国
ジャンル:政治・経済

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