2015-07-17 22:32

卑劣!、密室を貫いた反辺野古第三者委員会


7月16日、辺野古移設に係る前知事時代の埋め立て承認を覆すため、翁長知事の命令で法的瑕疵を検証していた第三者委員会が、「瑕疵があった」とする報告書を提出した。法的瑕疵の内容は未公表だが、7月10日に産経新聞が驚くべき内容を暴露していた。

産経新聞によると、第三者委員会は有力な法的瑕疵を見つけられなかった。しかし、第三者委員会は最初から結論ありきなので、何としてでも法的瑕疵を報告せねばならない。そこで、承認審査に関わった県職員の手続きミスを捏ち上げることにした。

翁長の意向を叶えようと、無実の県職員を犠牲にすることを選んだという。これが事実なら、驚くべき人権侵害である。まもなく事実は判明するだろうが、すでに毎日新聞も似たような内容であることを匂わせており、おそらくは事実なのだろう。

これは恐ろしいことだ。

埋め立て承認の法的瑕疵を負わされる県職員は、反基地派からヘイトの標的にされかねない。野蛮で凶悪な反対派プロ市民が集う沖縄にあっては、冗談抜きに命の危険性に晒される可能性もある。県庁職員としての処遇にも影響しそうだ。

そして、濡れ衣を着せられた県職員には無実を証明する術が無い。瑕疵が「無い」ことを証明することは困難だし、無実を証明するための肝心要、第三者委員会の議事録が公開されていないからだ。未公開なら希望はあるが、議事録は存在しない可能性が高い。

第三者委員会は、6月29日に第12回目の会合を開いている。議事録は一度たりとも公表していないが、12回目の会合まで日程だけは公表していた。ところが、12回目を最後に次回日程まで秘密にした。そして、秘密のまま7月16日の報告がなされた。

12回目の会合後、記者会見で「密室議論がすぎるのではないか」と質問が出された。赤旗によれば、大城浩委員長は「議事録、経過が開示されないことは制度上ない。第三者が検証することは可能だ。そういう懸念は一切ない」と断言した。

議事録は未だに開示されていない。一応、沖縄県のwebサイト(http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/gyokaku/daisanshaiinkai.html)に「議事概要」が掲載されている。しかし、議事録と議事概要は違うし、この公表資料は概要ですらない。

沖縄県の議事概要には、議論の中身が一言も書かれていない。例えば、12回会合の議事録(http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/gyokaku/documents/dai12kai
_gijigaiyou.pdf)には次のとおり書かれている。
_________________________________________________________________________________________________________________________

"普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立承認に関する
第三者委員会(第12回)"
"日時:平成27年6月29日(月)10:00-12:05
場所:沖縄県庁6階第1特別会議室
出席者:【委員】大城委員、桜井委員、平委員、田島委員、土屋委員、當真委員
【事務局】砂川総務統括監、真鳥行政管理課長、行政管理課担当職員等"

"議事概要:以下のとおり
1 検証作業について
所要の各論点について、鋭意検証作業を進行した。
2 進行協議について
次回の検証作業予定を確認した。"

____________________________________________________________________________________________________________________________

これを「議事概要」とは呼ばない。ただの「見出し」だ。no-risuが会社で会議概要の作成を命じられ、同様の概要報告書を提出したら、間違いなくぶっ飛ばされる。もし部下が提出してきたら、蹴り飛ばして都庁前で20分正座させるだろう。

当たり前だが、この議事概要で第三者が検証することは不可能だ。大城は検証可能と言っていたから、さすがにこれとは別の「議事録」が存在すると思いたいが、おそらくは存在しない。大城は口から出任せを吐いたに違いないのだ。

当て推量ではなく、それなりに根拠もある。大城は「議事録が開示されないことは制度上ない」と述べているが、第三者委員会の設置要綱(http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/gyokaku/documents/daisan
sha_youkou.pdf)に議事録の定めは無い。他に要綱・要領等も存在しない。つまりウソだ。

さらに、同記者会見において報告書提出後の情報公開についても問われ、大城は「報告書が一番最初に提出されるのが県になる。その後どういう発表の仕方になるかは県が考えること。われわれの責任は報告書を出すまでだ」と言い放った。

報告書を提出した後、第三者委員会は一切の説明責任を負わない、と宣言したわけだ。報告書はすでに提出された。第三者委員会は何も説明していない。もっと言えば、大城ら第三者委員会メンバーには、すでに説明する権利が存在しない。

と言うのも、前述の設置要綱において、「第2条 委員は、第3条で定める知事への報告を行ったときは、解任されたものとみなす」と定められている。つまり、7月16日に報告書を提出した瞬間、大城らの解任が成立した。もう第三者委員ではない。

公表を約束し検証可能と明言した議事録は公表せず、あると言った公開制度も無く、最初から最後まで密室議論を貫徹し、県職員に冤罪を被してまで法的瑕疵を報告し、最後は設置要綱にこっそり忍ばせた条項でトンズラした。

ここまでやられて、なおも大城を信用しろと言われても無理だ。信用する奴はアホである。

結局、情報公開は翁長知事の裁量に一任された。だが、翁長知事も議事録等の情報は公開しないだろう。サヨクは情報を公開しないものだ。気づいたときにはもう手遅れ。今はただ、生贄の県職員に実害が及ばないことを祈るのみである。

そして、願わくば、卑劣極まりない翁長と第三者委員会及び左翼のクソ共の実態を世に知らしめ、法あるいは社会の裁きがあらんことを。なお、もしも第三者が検証可能な議事録が公開された場合、直ちに本エントリに謝罪修正を加筆したいと思う。

7月30日追記
沖縄県webサイトにおいて、議事録と報告書が公開されました。一部確認したところ、発言者が匿名になっている問題はあるものの、「議事録」と呼ぶに足る公表資料だと感じました。したがいまして、本エントリで議事録非公開を前提に、翁長知事および第三者委員を批判した部分について、これを撤回し謝罪いたします。申し訳ありませんでした。
 
 





産経:県職員に責任転嫁狙う 辺野古承認撤回提言へ 強引な論法に批判
http://www.sankei.com/politics/news/150710/plt1507100020-n1.html
" 沖縄県の有識者委員会が名護市辺野古の埋め立て承認の取り消し・撤回を提言するにあたり、承認手続きに関わった県職員をスケープゴートにする意図があると指摘される。手続きに明確な瑕疵を見つけられない証しで、強引な論法との批判があがっている。
 県幹部は「手続きの瑕疵とは本来、外形的に明確なものを指す」と指摘。踏むべき手続きや審査が欠落していれば瑕疵となり得る。
 有識者委の議論ではそのような瑕疵は見つかっていない。職員に対するヒアリングでも、瑕疵を認めるような発言は一切ない。これでは承認の取り消し・撤回に向け、有識者委は翁長雄志知事の背中を押せない。
 そこで防衛省が予定する環境保全措置には不備があると決めつけ、審査にあたった職員が不備を見過ごしたことは瑕疵にあたると結論づける挙に出ようとしている。このことが職員のスケープゴート化とされる。
 ヒアリングで環境保全措置への職員の見解をただしているのもそのためで、認識の甘さや不作為を強引に認めさせようとしている。"
" ただ、ヒアリングで浮かび上がったのは、あくまで環境保全措置をめぐる委員と職員の「見解の相違」に過ぎない。政府高官は「見解の相違を瑕疵認定につなげていくことは客観性に欠け、無理筋だ」と断じる。
 翁長氏が承認の取り消し・撤回に踏み切れば政府との法廷闘争に発展する見通しで、有識者委の提言は法廷闘争を支える論拠としても極めて薄弱だといえる。(半沢尚久)"







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テーマ:沖縄問題
ジャンル:政治・経済

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コメント

この亡者共を早く餓鬼道へ封じ込めたいですね!
  1. 2015-07-18 07:50
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  3. 三助 #-
  4. 編集

昨年4月、仲井真前知事の辺野古埋め立て承認の取り消しを求めて、沖縄の金高望弁護士らのグループが国と県を訴える「辺野古承認取り消し訴訟」を起こしました。
問題はその骨子が、「手続きに瑕疵あり」とした今回の第三者委員会の報告と全く同じというところにあります。

翁長知事はこの「瑕疵」を根拠に埋め立て取り消しを求めて国を訴える事ができません。そんなことをすれば自分の主張の根拠を自ら崩すことになります。
金高望弁護士らが起こしている「辺野古承認取り消し訴訟」が負けたら、第三者委の「手続きに瑕疵あり」の骨子もこけてしまうのです。
逆に裁判に勝った場合も最悪です。「県に瑕疵あり」が認められて、決定過程でそれを放置してきた県幹部の責任問題に発展します。犯人探しが過激化して内ゲバに似た内紛が始まるかもしれません。県庁内における翁長知事の影響力は激減するでしょう。幹部や職員にそっぽを向かれた自治体首長がどうなるかは大阪や長野の例を紐解くまでもありません。

沖縄県は辺野古埋め立てをめぐる法律戦において、被告であると同時に原告になるかもしれない、極めて複雑で厄介な立場に追い込まれています。
弁護士グループが裁判で勝っても負けても沖縄県はダメージを受けます。翁長知事にとっては最大最悪の矛盾を抱えたと言っても良いでしょう。

ちなみにですが、上記の弁護士グループによる訴訟で沖縄県は国の「訴訟検事」の参加を依頼したそうです。
国が訴えられる分にはいいが自分らまで火の粉を浴びたくない、国だけを矢面に立たせたいという翁長知事の本音が垣間見えるようです。

追伸:今年に入ってから、琉球新報・沖縄タイムスによる金高望弁護士らの裁判報道がパタッと無くなったそうです。

もしかして、翁長一味から圧力受けてるのかな? 同弁護士のHPも5月から更新されていない様ですし。
  1. 2015-07-18 12:14
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  3. cn2100 #-
  4. 編集

こんにちは。

こんな内容で議事録を出したら゛自分もぶんなぐられますし、能力を疑われます。事実昭和の時代はぶんなぐられました。
で、報告書を出したら即解散であとは知らないと。

知事以下、仕事をしない(しなくても良いと規定それる)方々は大層いいご身分で。わめけば補助金を手に出来て、あまつさえ支那からも援助金が来るようです。
沖縄は今や地方自治が成り立っていないのですから、日本国政府の直轄領にすべきです。
  1. 2015-07-18 13:10
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  3. koguma #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

まあ、行きつく先は決まってますよ。連中にハッピーエンドはありませんから。

  1. 2015-07-18 19:44
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To cn2100さん

こんばんは。

そういえば、そんな訴訟もありましたねぇ。全然眼中にありませんでした(笑)。

ただ、よく分からないのですが、その訴訟結果は翁長と第三者委員会報告には影響しないのでは。翁長にとって、県に瑕疵ありと判断されても、それは翁長にとって願ったりかなったりだろうと思います。

奴にしてみれば、県庁職員のことなど知ったことではないだでしょう。仲井真の責任にできますし、それで職員が非協力的になれば、橋下市長以上の独裁横暴により粛清すれば済みますし(笑)。

もちろん、国の責任だけ断罪されてくれればなお良し、なんて思っているのでしょう。

金高望弁護士らの裁判報道がストップしている件、私も今後報道等を気にかけてみます。たぶん、裁判にこれといった動きがないことと、他に大きな話題が頻発しているから、報道に間が空いているのではないかと思いますが。

  1. 2015-07-18 19:54
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  3. no-risu #-
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To kogumaさん

こんばんは。

恐ろしくて提出できませんよね(笑)。
それを堂々と掲載するあたり、感覚がどこかずれているんですよね。

現状、沖縄と政府は完全に戦争状態だと思います。武力衝突はなくても、これは立派な戦争です。

翁長ら反基地派が完膚なきまでに叩きのめされたら、事実上、直轄領みたくなるかもしれませんね。ただ、翁長はわりとどうにかなりそうですが、マスコミがしぶとそうです。

  1. 2015-07-18 20:05
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  3. no-risu #-
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今の沖縄は地方自治が成り立っていない no-risu さんや他の方々の心強い確かな見解! ありがとうございます!
  1. 2015-07-18 21:44
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  3. 三助 #-
  4. 編集

嘘と欲望に塗れた捏造調査ってか

第三者委員会、即ち第三者だからこそ脳内白紙の状態でスタートすべきで始めから落としどころの結論有りきの考えであればどのような職員側の反論も正当化されないでしょう。

報告が纏まってからも記者会見もせずÅ42枚程度の要約書の配布で済ましたようですが、政府側が同じような対応をしたら沖縄の2大新聞も県知事も反対プロ市民派も気が狂ったように喚き散らすことでしょうね。

第一に第三者委員会と言いながら知事擁護派メンバーの委員会では職員側の意見は見解の相違で切り捨てられるのは目に見えているだけす。

ぜひ政府側はこの辺の私情に塗れた不正の委員会報告を糾弾して欲しいと思うのみです。

本当に沖縄の連中は中国人のように平然と嘘をついて自己を正当化し、韓国人のように被害妄想丸出しの火病抗議が得意なんですね。
  1. 2015-07-20 12:35
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  3. そうかせんべい #-
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To 三助さん

こんばんは。

まあ、沖縄問題はこれから一山も二山もあるでしょうけどね、腰を据えて見守りましょう。

  1. 2015-07-20 20:05
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To そうかせんべいさん

こんばんは。

第三者委員会のメンバー、これでまんまと逃げきったつもりでいるでしょうね。

しかし、今はネット時代ですから、連中の所業はバッチリ記録されます。一生、人生の汚点を背負って生きてもらいましょう。

ただ、沖縄県民の方々については、普通の人の割合も高いと思います。沖縄県民で一括りするのはよろしくないかと。

  1. 2015-07-20 20:08
  2. URL
  3. no-risu #-
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昨20日に産経新聞は、辺野古移設に関する有識者委員会の県職員へのヒアリング未公表議事録を入手した、と報じました。

紙面で公開されたやりとりは短いものですが、内容的になかなか興味深いものですので、ブログ主様も是非ご一読されてはいがかと思います。

結論ありきの詰問口調で話を進める移設反対派委員と、手続き論・原則論で反撃する県職員のバトルは面白いですよ。

さて沖縄では翁長氏のこれまで以上の鈍い反応に、今まで彼を支えてきた左翼急進派のフラストレーションが溜まってる様子です。一部では「公約違反」の声も出始めました。

翁長氏は沖縄のチプラスと化すのか、彼の会心の一撃や、如何に! 乞うご期待(笑)
  1. 2015-07-21 12:30
  2. URL
  3. cn2100 #-
  4. 編集

To cn2100さん

こんばんは。

産経の記事読みました、実に興味深いです。

いったい、誰がどんな目的で議事要旨を産経新聞に漏らしたのか。

おそらく、サヨク系メディアでは握りつぶされる内容だと思った県職員だろうと思います。それこそ、まさに報告書で責任を被された職員とか、その友人など、翁長や第三者委員会に反発し県の勢力ではないでしょうか。

県も翁長の元に一枚岩ではない、そうだろうと思っていましたが、想像以上に心離れが起きているのかもしれません。

翁長を支持する左翼共のフラストレーションは、第三者委員会が報告書を出したとき、翁長に対する沖縄メディアの態度から強く感じました。すさまじい突き上げでしたからね。

翁長は報告書を読んでから考えると述べたのに、「さあ承認撤回しろ」「すぐ撤回しろ」みたくプッシュプッシュしてました。で、翁長が最後まで明言を避けたら、「さすがは翁長知事、政府に手の内明かさず!」なんて報じてましたけどね(笑)。

  1. 2015-07-21 19:52
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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