2015-09-03 20:14

存立危機条項はアメリカを縛る鎖


8月28日、朝日新聞が「集団的自衛権―存立危機とは何なのか」とする社説を掲載した。安保法案の国民理解が進んでいないとはよく言われるが、インテリ朝日新聞が、存立危機の意味を理解出来ないとは信じ難い。理解出来ないふりをしているだけではいのか?。

社説の最後には、「存立危機事態とは何か、その認定の明確な基準すら見えない欠陥法案である」と断じられている。しかし、法律において基準はあとから詰めてくものだし、発生する具体事例や変化する社会情勢等によって変化させていくものだ。

手順として、法案の根幹となる理念や定義について妥当性を協議し、法案が成立したら細かな基準や手続きについて決めれば良い。朝日ら法案反対派は、重箱の隅をつつく様な個別事例や基準の前に、存立危機自体の定義について態度をはっきりさせるべきだ。

存立危機事態は、改正自衛隊法第七十六条に「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」と定義される。

根幹となる存立危機事態の定義について、賛成か反対かを示していただきたい。「事態とは何か?」とか「そんな事態が起こりえるのか?」等と疑問を呈する前に、この重大リスクへの備えを法に明記する是非について、態度を明確にしていただきたい。

反対派は廃案を求めているから、この定義を法に載せることは反対なのだろう?。ならば、わざわざ基準や事例の詳細を挙げずとも、「国の存立が脅かされようが、国民の生命・自由等が脅かされようが、国が責任を負う必要は無い!」と門前払いすれば良いではないか。

そもそも、朝日ら反対派は存立危機条項の狙いを曲解している。存立危機条項はアメリカを縛る鎖だ。いざ有事が起きた際、アメリカに手のひら返しさせないための牽制である。

「一国平和主義」と嘲笑される歪な安保体制の日本において、いざ有事が起きた場合、「本当にアメリカは共に戦ってくれるのか?」、「日本人のために血を流してくれるのか?」、といった懸念は根強い。安保法案賛成派・反対派に共通する疑念だろう。

つい先日、アメリカで人気急上昇の暴言王、トランプ大統領候補が、「アメリカを守らない日本を、どうしてアメリカが守らねばならぬのか」と言い放った。さすがの暴言だが、アメリカ人で無くとも心情的にも論理的にも理解し易い考え方だ。

存立危機事態条項は、この手の暴論を封じ込め、アメリカの逃げ道を絶つ狙いがある。「我が国と密接な関係にある他国」とは、安倍総理らが何と言おうがアメリカを指している。

本当は、朝日新聞だって分かっているのだろう?。シールズみたく低脳プロ市民共ならいざ知らず、インテリ朝日新聞様ならば、存立危機事態条項の本当の狙いも、それを安倍総理らが明言できないワケも、全部理解しているのだろう?。

no-risuは、朝日新聞の知的水準を信用している。朝日新聞は、安保法案に反対する活動や意見は積極的に報じても、自分では「戦争法案」とは書かない。安保法案が戦争法案ではないことを、朝日新聞は理解しているからだろう。

理解しているくせに、自分の主義主張を通したいがため、政府が明言しない・できないことにつけ込んで、本来議論すべき定義等より木っ端末節な事態や基準に固執し、戦争法案などと喚く野党を支援し、愚民を煽動しているに決まっているのだ。

法案はすでに参議院にある。この期に及んで姑息な偏向報道は止めよ。反対なら反対で構わないから、もっと論理的な報道で国民の法案理解を深める努力を尽くせ。公平公正な報道で国民の知る権利を守る、それがマスメディアというものだろう?。




朝日:集団的自衛権―存立危機とは何なのか
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
" 日本は直接攻められていないのに、他国のために自衛隊が出動する。そんな集団的自衛権がどんな時に必要だというのか。
 安倍政権が憲法解釈を変えた昨年夏の閣議決定から1年が過ぎても、いまだに具体的な想定が見えない。"
" 歴代政権は集団的自衛権をずっと否定してきた。その重い国策を転換しようというのなら、なぜ、どんなケースで必要か、国民に理解できる説明をするのは最低限の責務である。
 ところが、これだけ議論を重ねてもなお、説得力のある具体例は示されていない。"
" 他国への攻撃によって日本の存立が脅かされる明白な危険がある事態――。そんなときに個別的自衛権では対応できないことが、現実に起こりえるのか。根本的な問いに答えがない。
 もともと安倍首相が掲げたのは、日本人の母子が乗る米国の軍艦のイラストだった。「日本人の命を守るため、米国の船を守る」とし、それには集団的自衛権が必要だと語った。"
 だが、今週の参院で民主党が「邦人が米軍艦に乗っていることの、どこが『存立危機』なのか」とただすと、中谷防衛相は「邦人が乗っているかは判断の要素の一つではあるが、絶対的なものではない」と述べた。これでは説明になっていない。
" 政府は実際には、朝鮮半島有事で集団的自衛権をつかい、対馬海峡を自衛隊が封鎖する事態などを水面下で想定したことがある。そうした本音の具体例は今に至るも表で説明しない。
 それ以外に、これまでに政府側が挙げた具体例としては、公海上で弾道ミサイル対応に当たる米艦の防護や、中東ホルムズ海峡での機雷掃海がある。"
" だが、艦隊を組む米艦が自衛隊に守ってもらうような事態に現実味があるとは言い難い。
 中東での機雷掃海についても首相は「(原油が)途絶えれば救急車などのガソリンはどうなるのか。寒冷地で命に関わる問題となりかねない」という。それで国家存立の危機だと納得する国民がどれだけいるか。"
" 国民の目にはっきりと見える日本への攻撃と違って、他国への攻撃が日本の存立に影響するかを判断する認定は、政府の恣意(しい)に左右されやすい。
 だからこそ一定の基準が必要なはずだが、政府のいう武力行使の新たな要件は歯止めにはなり得ない。このままでは集団的自衛権を行使する決断を政府に白紙委任するに等しい。"
 存立危機事態とは何か、その認定の明確な基準すら見えない欠陥法案である。







関連記事
スポンサーサイト

テーマ:報道・マスコミ
ジャンル:政治・経済

  1. マスコミ
  2. TB(0)
  3. CM(3)

コメント

マスゴミの阿保だら念仏

マスゴミの報道しない自由にはもう笑います
世論操作のヤラセなんておてのもの
だからテレビなんぞみとりません
NHK日本犯罪協会の集金人追っ払うなぞ朝飯前、まあ今は、障害で免除ですが
ネット空中戦もおてのもの
自分の住んでる区と戦争して陥落させたり
今は東京都のある施設陥落寸前
まあ平穏に行きたいんですけどね
戦闘スイッチ入ると止まりません
やる気になれば桝添の首取りますよ
あまり言いたくないですが
実戦経験は12歳から、しかも勝ったもんだから
実は地位も名誉ある奴らほど落としやすいんですよ(笑)
  1. 2015-09-10 10:19
  2. URL
  3. プロ市民嫌い #e8dqewdg
  4. 編集

To プロ市民嫌いさん

こんばんは。

お気持ちは重々伝わってきますし、理解もできます。

ただ、今回のコメントはきわどいですね。

私はそうは思いませんが、見る人によっては犯罪予告や脅迫と受け取る気がします。もし誰かが、FC2運営あるいは警察に通報すれば、何らかの問題になるかもしれません。

運営ならコメントの削除指示程度で済むかもしれませんが、警察の場合はしゃれにならないかもしれません。なので、運営から指示があった場合、あるいはプロ市民嫌いさんの要望があれば、速やかにコメントの削除に応じようと思います。

  1. 2015-09-10 19:52
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

プロ市民嫌いさん 敵に回すとこわいお方ですね~!限りなく正論だとは思うんですが。(´^ω^`) 
  1. 2015-09-10 22:36
  2. URL
  3. 三助 #-
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する