2015-10-07 21:26

また公務員給与で大衆を騙すのか


日経新聞が報じたところによると、民主党と維新の党が来夏の参院選で、「公務員給与の2割減」を共通公約に明記するそうだ。これに、おおさか維新の橋下市長が噛みついた。橋下市長はツイッターで次のように民主・似非維新を批判した。

「笑えないコントだ。そんな公約、(民主党には)実現不可能だと国民は見抜く」

「民主党が与党のときに何もやってない!過去できなかったことを将来できるわけない」

「公務員の労働組合から選挙応援を受けてできるわけない」

「本物の維新、おおさか維新の会にしかできない」


アホちゃいますか(笑)、と。

何のことは無い、橋下維新も「身を切る改革」とやらで、公務員給与削減を公約に盛り込むわけだ。いい加減にしろ。大衆のルサンチマンを無意味に煽る選挙戦術にはウンザリだ。しかも、橋下市長は憎悪に目がくらみ、事実関係すら間違っている。

民主党は、国家公務員人件費2割カットを公約に政権を強奪した。与党になった民主党は、国家公務員2種の採用数を30~40%も削減し、給与も平均8%カットを断行した。公務員労組は民主党を支持していたが、お構いなしに強行したのだ。

国家公務員人件費削減において、民主党は与党時代にやることはやっていた。やらなくてもいいことはしっかりやる、それが民主党である。ちなみに、政権奪還後の自民党も、マスコミは全く報じないが、国家公務員給与をガッツリ削減している。

自民党は昇給率を下げた。で、現状の給与と削減後の給与との整合性をとるため、3年間の昇給凍結を実行した。マスコミは全然報じなかったから、国民の大半は知らないだろう。昇給を凍結した結果、前回の人事院勧告では官民給与が逆転した。

さらに、退職金を数百万単位で下げ、直近では年金も一元化して「二階建て部分」を削った。つまり、公務員人件費削減は、おおさか維新でなくても、自民党でも民主党でも出来るし、実際に出来たわけだ。橋下市長は認識を改めるべきだろう。

そして、こちらの方が重要なのだが、いったい何のために公務員給与を削減するのか。

表向きは、借金だらけの国の財政再建だ。でも、それはウソだ。国家公務員給与を2割削ったところで8千億円にしかならない。年金・医療など社会保障費は、年に1兆円以上も増え続けている。財政再建するならば、社会保障に切り込むしかない。

「まずは身を切る」。公務員給与削減を口にする政治家は、橋下市長も民主党もその他野党も、みんなそう言う。しかし、何のために「身を切る」のか。身を切る見返りとして、お前たちは国民にどの様な「痛み」を背負わせようとしているのか。

その説明こそが肝要で、政治家が国民に説明するべき政策だろう。目的を説明せず、手段だけ示して誤魔化そうとは、国民を馬鹿にするにもほどがある。そして、最近はずっと、そんな国民を馬鹿にした選挙が繰り返されてきたのだ。

橋下市長よ、国民は見抜いている。公務員を生贄にすれば、ネットの一部やサヨクメディアらにチヤホヤされるかもしれないが、大多数の国民はそこまでアホではない。だから、自民党が政権を奪い返すことが出来た。いい加減に学べ。




Itmedia:民主・維新「公務員給与2割減」公約に橋下氏「笑えないコント」と批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000065-zdn_mkt-soci
 民主党と維新の党が来夏の参院選に向け、「公務員給与の2割減」を共通公約として明記するという報道に対し、橋下徹大阪市長は10月5日、「笑えないコントだね。そんな公約、実現不可能であることは国民は見抜く」と自身のTwitterで批判した。
 維新の党を離党し国政政党「おおさか維新の党」を結党したばかりの橋下市長は「まず民主党が与党のときに何もやってない!過去できなかったことを将来できるわけない」「公務員の労働組合から選挙応援を受けてできるわけない」と批判。「公務員の給料削減、国会議員の定数削減は、本物の維新、おおさか維新の会にしかできない」と主張し、実績を強調した。
 日本経済新聞は同日付で、維新の「身を切る改革」を民主党が受け入れ、国家公務員の給与の2割減を明記するほか、国会議員の定数削減も盛り込む方針だと報じた。一方で、民主は維新に対し消費税増税などの受け入れを迫るという。







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テーマ:橋下徹
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コメント

身近に国家公務員がいますが、地方公務員に激怒したり…

世の中誤解だらけ、国家公務員は、人事院が給与の裁定権を持ち政治家(立法府と行政府)の長が、様々な形で人事院勧告を指示します。
国家公務員の労働組合は、正式にはあってなきが事し団体だけ、地方公務員は、旧社会党係の民主党御用団体、自治労と日本共産党係の全自労が、足を引っ張りあいながら地方公務員連中の、横暴を守るていたらく。
地方公務員連中の出張は、外出の事、外出で出張費を、国民から掠め取る恥じ知らず、国家公務員は、定刻の仕事なんて夢のまた夢、霞ヶ関は眠らない、地方公務員風情がえばるから、国家公務員まで、風評被害に合うと知り合いが、激怒したり…
  1. 2015-10-09 19:01
  2. URL
  3. プロ市民嫌い #HurUS3vk
  4. 編集

沖縄の地方公務員は休日に対する執着と飲む事しか考えない怠慢連中ばかりの慣れ合い集団です! 特区ですからね!
  1. 2015-10-09 23:00
  2. URL
  3. 三助 #-
  4. 編集

To プロ市民嫌いさん

こんばんは。

人事院に給与の裁量権や決定権はありませんよ?。ただ「勧告」するだけです。あくまで勧告にすぎず、決定権者である政府には従う義務もありません。

外出で出張費を国民から掠め取っていたのは、国家公務員も同じですけどね(笑)。最近はかなり改善された様ですが。

  1. 2015-10-10 18:34
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

「特区」は理由になっていないような・・・。

  1. 2015-10-10 18:52
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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