2015-10-21 21:00

言語道断、辺野古移設の正義と信用を破壊した環境監視委員会


普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境監視等委員会。

通称、環境監視等委員会。26年4月に設置。委員は学識経験者13人。

委員会の使命は、運営要綱第1条に「普天間辺野古移設を円滑かつ適正に行うため、環境保全措置及び事後調査の合理性・客観性を確保するため、科学的・専門的助言を行うこと」とある。また、第7条には「運営・庶務は沖縄防衛局が担う」と定めている。

この環境監視委員会に倫理的な問題が発覚した。委員の内4人が、辺野古移設関連事業の受注業者から「寄付」または「報酬」を受け取っていた。さらに、環境保全事業の受注業者が、委員会の運営事業を受託していた。まとめると次の様になる。


中村由行(委員長) 横浜国立大大学院教授
東洋建設から研究費50万円。

荒井修亮 京都大教授
環境建設コンサルタント「いであ(株)」から研究費800万円。

茅根創 東京大大学院教授
「五洋建設」から研究費200万円。
建設コンサルタント「エコー」から研究費50万円。


原武史 全国水産技術者協会理事長
08年から「いであ(株)」の会長が代表を務めるNPO「地球環境カレッジ」で理事を務め、年間200万〜300万円の報酬。

環境建設コンサルタント「いであ株式会社」
環境保全関連事業について、委員会発足後だけでも19億円分を随意契約で受託。にもかかわらず、事業内容及び事後評価を担う委員会の運営事業も受託。


辺野古移設反対派は大激怒、新聞でもテレビでも大々的に報じられている。当然だろう。批判の役目は反対派に任せておけば良いか、とも思ったが、やはり我慢ならない。言わずにはおれない。クソが。

なにさらしてくれとんじゃボケ!。

このことについて菅官房長官は、「法的な問題は無い」「委員会は公平中立な立場で議論が行われている」と委員らを擁護した。しかし、これは法的な問題ではなく倫理的な問題だ。

委員らは、「環境監視委員会とは無関係の金」「手心は加えていない」などと釈明した。到底信じられない。身勝手な性善説に説得力は無い。それが本心だったとしても、金を受け取った事実が無意識にバイアスをかけた疑念は残る。

大学教授らが企業から研究資金の提供を受ける、それ自体に問題は無い。しかし、利害関係者から金銭を受けているなら、委員就任の打診は辞退するべきだった。就任後なら、金か委員ポスト、どちらかを選択するべきだった。両方は無い。

いであ(株)は、沖縄タイムスの取材に「公正の精神で業務を遂行している。監視委業務は運営補助で、事業を監視やチェックする立場にない」と不正を否定した。そう言うしかないだろうが、本当に公正の精神があれば、疑わしい寄付金や事業受託などしまい。

そもそも、沖縄防衛局が担うはずの委員会運営を、どうしてわざわざ外注に出したのか。たかだか13名の委員が月一会合を開くだけなのに、外注に出すほどの業務量や必要性があったのか。あるならば、それはいかなる「運営補助」か。

もし、国家公務員が同様の金銭支援を受けたら、たちどころに倫理違反で処分される。最悪、収賄罪で懲戒免職だ。国立大学の教授様なら許されるのか?。ふざけるな。癒着委員は直ちにクビ、いであ(株)の運営補助業務は問答無用で解消せよ。

これを放置・容認するのなら、翁長知事が設置した御用第三者委員会を批判する資格もあるまい。言い訳の余地無し。倫理について移設反対派から説教食らうとか、恥さらしにも程がある。政府を信用してブログ書いてたno-risuも恥ずかしいわ。




毎日:辺野古環境委員:3人に合計1100万円 受注業者が寄付
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20151020rky00m040007000c.html
 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に向け、沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会の委員13人のうち3人が、昨年4月の就任以降、工事の受注業者から合計1100万円の寄付を受けていたことが分かった。別の1人は、工事を受注した企業の会長が代表を務めるNPOから年間200万〜300万円の理事報酬を得ていた。4人とも受け取りを認めている。委員会が「監視」する防衛局の工事を請け負う業者から、委員が金銭的な支援を受けていた構図となる。
 寄付は、ジュゴンなどに詳しい荒井修亮京都大教授に環境建設コンサルタント「いであ」から800万円、サンゴ礁に詳しい茅根創(かやね・はじめ)東京大大学院教授に五洋建設から200万円、建設コンサルタント「エコー」から50万円。委員長の中村由行横浜国立大大学院教授に東洋建設が50万円を寄付した。
" 寄付は「研究助成」の名目で大学を通して行われ、寄付を受けた教授は大学当局や寄付者に使途を報告する義務はないという。
 荒井氏と茅根氏は、寄付を受けたことが委員会での審議内容には影響しないと話した。違法性はないが「世間的に不適切と言われれば辞任も考えざるを得ない」と委員辞任を検討している。"
" 委員の原武史・全国水産技術者協会理事長は、「いであ」の会長が代表を務めるNPO「地球環境カレッジ」で08年から理事を務め、年間200万〜300万円の報酬を得ていた。
 一方、寄付した企業のうち、新基地の護岸工事を受注した五洋建設は19日、同社に防衛省OBが勤務していることを明らかにした。OBの人数や新基地建設への関わりは「答えられない」とした。"
" 防衛省の公開資料によると、同じく寄付をした環境建設コンサルタント「いであ」も2010年に防衛省OBの天下りを受け入れている。
 菅義偉官房長官は19日の記者会見で「委員会は公平中立な立場で議論が行われている」とし、業者からの寄付や報酬は問題ないとの認識を示した。"


沖縄:辺野古ジュゴン保全 監視委ら計画から事業チェックまで関与
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=137955&f=i
 沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、天然記念物ジュゴンの保全計画が、国の建設工事を監視する「環境監視等委員会」の荒井修亮委員(京都大学教授)、原武史委員(全国水産技術者協会理事長)の研究成果を基に作られていたことが20日、分かった。一方で監視委の運営は、両委員と共に研究を進めていた環境コンサルタント「いであ」(東京都)が請け負っていた。同社は計画策定段階から関連事業を多数受注しており、保全策の妥当性を審議する監視委の独立・公平性がいっそう問われそうだ。
 全13委員のうちジュゴンの専門家は両委員のみ。計画策定から実施までに関係の深い研究者や受注業者が、事業の適正運営をチェックする側にも関与していたことになる。
 ことし6月の第5回会合で審議されたのは、両委員と同社が共同研究で開発した「ジュゴン監視・警戒システム」などのジュゴン保全策。ジュゴンの鳴き声を探知して位置を把握し、接近が確認されれば工事を一時中止する計画で、議事要旨によれば委員から異論は出なかった。日程上の理由で荒井委員は欠席した。
 一方、同社(共同企業体含む)は2006年度から環境影響評価業務などを複数請け負っていた。14年度には同システムを運用する事業で計9億円を請け負う一方、システムの実効性などをチェックする監視委の運営業務も受注。委員に対する事前説明や、議事要旨の作成を担っていた。
 本紙の取材に、同社は「公正・独立の精神のもと業務を遂行している。(監視委業務は)運営補助で、事業を監視やチェックする立場にない」と回答。荒井委員は「問題があるかないかを含めて言及する立場にない」とした上で「良かれと思って過去10年の研究成果を提案してきた。(ジュゴン以外の)異なる専門的立場から他の先生方も審議している」とした。
 同社は監視委発足後、関連9事業で18億9452万円を受注し、この全てが随意契約。10年には防衛省OBが天下りしている。
 両委員は環境影響評価の補正(修正)作業でも、防衛省に助言する有識者委員会の委員を務めていた。監視委就任決定後には、荒井委員が同社から800万円の寄付、原委員が同社関係法人から年間200万円の報酬を受け取ったことが明らかになっている。







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テーマ:沖縄米軍基地問題
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コメント

あいや~!私の住む沖縄って色んなモノが乱れる場所だこと 皆さん、ごめんなさい。
  1. 2015-10-21 21:16
  2. URL
  3. 三助 #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

三助さんのせいでも沖縄のせいでもありません。沖縄は良いところですよ。

※現在、コメントしても反映に時間がかかることがあります。

  1. 2015-10-21 21:58
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

やってくれちゃいましたね、大学教授の皆さん。

せっかく宜野湾市の有志が翁長知事を訴えた矢先にこの不祥事では、翁長一味追求の鋭鋒が鈍らないか心配になってきました。

沖縄県は土木業が経済を支えている特殊な地域です。基地に絡む利権も複雑怪奇で、サヨクとウヨクがカネでもたれ合う、本土ではおよそ考えられない現象も平気で起こる土地柄です。

イデオロギーの問題じゃない、アイデンティティーの問題だとしたヅラ知事の発言は、ある意味正しいのかもしれません。
  1. 2015-10-22 11:52
  2. URL
  3. cn2100 #-
  4. 編集

To cn2100さん

こんばんは。

だからでしょうか。

本件について、反対派の反応には妙な違和感を感じていました。
というのも、いまいち彼らから本気の怒りを感じないのです。

確かに、直後は大々的に報道もしました。しかし、それにしても淡々と事実関係を報じる内容が多く、いつもみたく怒りや憎しみの迫力がありません。さらに、報道は早くも収束気配すら漂っています。

「私と彼らでは怒りのポイントが違うからだろうか?」、等と推察していましたが、沖縄特有の事情も関係しているのかもしれませんね。

  1. 2015-10-22 19:48
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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