2015-10-22 20:40

冤罪に苦しむマクドナルド

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昨年8月から続出した異物混入問題により、消費者の信用が失墜して売上激減にあえぐ日本マクドナルド。下げ止まってはいるものの、原状回復にはほど遠く、新たな改善計画を打ち出せば、ネットのアンチ・マクド連中の燃料と化す。不憫である。

このことについて、アゴラが「ネット上での『マックいじめ』はもうやめよう(内藤忍)」との記事を掲載していた。内藤氏は、ネットにマクド批判が溢れる理由について、次の通り二つの仮説で説明した。

仮説1 マック批判の記事は人気が高く、PVを稼ぐことができる
仮説2 「マック=悪」という先入観があって、ニュースがあると、とにかく攻撃したくなる

その結論として、いずれにせよ褒められた動機ではなく、「子供が弱いものいじめをするようなネット上での「マックいじめ」はもうやめて、静かに見守ってはどうでしょうか」と結んでいる。

基本的には同意できる内容だが、内藤氏の提言ではマクド批判を減らすことは出来ない。何故ならば、マクド批判派にイジメの認識はなく、「マクドの自業自得」「批判されて当然の不祥事を起こした」等と認識しているからだ。

つまり、マクド批判派は「正当な批判」と考えている。その様な人々に、大した根拠も示さず、「お前のしていることは弱いものイジメだ!」と主観で説教しても、彼らは「理不尽なレッテル貼り」や「侮辱」としか感じないだろう。反省する理由が無い。

しかし、以下に紹介するマクドナルド異物混入問題の事実を知っていただければ、マクド批判派もいくらかは姿勢を変え、マクドに対して多少なりとも優しくなるのではないか。

マクドナルド異物混入問題について、概ね次のケースが問題視され、ネットやメディアで騒がれた。


1.ナゲットの中に白いビニール片が混入

2.ナゲットの中に青いビニール片が混入

3.フライドポテトに人間の歯が混入

4.固い異物で子供が口内を切るケガ

5.緑色にカビた不気味な原料牛肉(中国工場)
 



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これらは覚えている人も多いのではないか。では、次の情報もセットでご存じの方はどれほど居るだろう。


1.ナゲットの中に白いビニール片が混入
→マクドナルドの工場に白色ビニール資材は存在しない。

2.ナゲットの中に青いビニール片が混入
→ナゲット中に混入していたのに、ビニール片は加熱されていなかった。

3.フライドポテトに人間の歯が混入
→フライドポテトに混入していたのに、歯は加熱されていなかった。

4.固い異物で子供が口内を切るケガ
→被害者は実在しなかった。

5.緑色にカビた不気味な原料牛肉(中国工場)
→日本マクドの商品とは無関係。また、緑色はカビでなく冷凍焼け。


いかがだろう。「あれ?、何か思ってたのと違うな?」、とは感じないだろうか。



カビニク


問題が発覚したとき、マスコミはセンセーショナルに報じ、消費者のマクドに対する嫌悪感を煽り立てた。一方で、調査の結果「どうやらマクドのせいではないらしい」と分かっても、マスコミはほとんど報じなかった。報じても扱いは極めて小さかった。

日本マクドは総括的な大規模説明会を開催し、3時間以上かけて事件の経緯や科学的な分析結果等を公表・説明したが、ほとんどのマスコミはマクドの説明に興味を示さなかった。マスコミが求めていたのは、「事実」よりも「不祥事の証拠」だった。

マクドには、昔から根拠不明の怪しげな噂が蔓延っていた。パティにネズミの肉やミミズの肉が混ざっている、中国の汚染された牛肉や鶏肉が使われている、等と囁かれ、「マクドならやりかねない」と多くの人が心の奥底で疑念を抱いていた。

一連の異物混入騒動の報道により、あまりにもマクド不利に偏った報道により、人々の「疑念」は「確信」に変わってしまった。「もしかして?」から「やはりそうか!」になってしまった。マクドバッシング、マックいじめの土壌が完成したわけだ。

客観的に見て、マクドの異物混入事例のほとんどは、消費者の誤解か嫌がらせが原因だろう。それでも、マクドは一言たりとも消費者の責任に言及せず、不公正なマスコミ報道についても堪え忍び、食品企業として模範的対応を続けてきた。

はっきり言って、日本マクドナルドほど誠実な対応が出来る企業は珍しい。食品産業界の片隅に身を置くno-risuから見て、異物混入問題によりマクド株は下がるどころか爆上げした。さあ、もういいでしょう。マクド叩きはほどほどにしようじゃないの。




アゴラ:ネット上での「マックいじめ」はもうやめよう --- 内藤 忍
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151018-00010000-agora-soci
 マクドナルドの新しい戦略がネット上で話題になっています。「昼マック」を終了し、新たに「おてごろマック」を導入するということです。マックは個人的にはほとんど利用しないのであまり関心がありませんが、「著名ブロガー」の中にはマックの経営戦略に強い興味を持っている人がいるようです。
 しかし、そんなマクドナルドをテーマにした記事やコメントを見ていると、ほとんどがネガティブなものばかりです。「戦略が迷走している」とか「久しぶりに行ったらお店が荒れていた」といった内容です。しかし、たまにしか行ったことのないチェーン店に、なぜそこまで執着して否定的なコメントを書く必要があるのでしょうか。マックフリークでも無い人たちが、そんな非生産的な行動に走る理由を考えてみました。
" 仮説1 マック批判の記事は人気が高く、PVを稼ぐことができる
「マック」「ユニクロ」「スタバ」といったブランドをネタにした記事は読者の注目が高くなります。また、不祥事を起こしたり、経営状態が芳しくない企業を批判する記事は、同調者も多くネット上で注目を集めやすいのです。アクセスランキングなどを気にする人であれば、マック批判は「おいしい」のです。"
" 仮説2 「マック=悪」という先入観があって、ニュースがあると、とにかく攻撃したくなる
ネットで取り上げられる著名企業には「正義」と「悪」というわかりやすい、決めつけをされる傾向があります。ワタミ、マックは「ヒール=悪」の代表企業です。ファストフードで言えば「スタバ=善、マック=悪」といった構図です。このステレオタイプな思い込みによって、マックが何をやっても、とにかく揚げ足取って批判したくなるということです。"
" どちらにしても、あまり気持ちの良い動機ではありません。
 確かに、マクドナルドの日本での経営戦略は間違っていて迷走しているかもしれません。お店も荒れているかもしれません。しかし、自分が愛用しているのでなければ、別に行かなければ良いだけのことです。普段行きもしないお店に、メディアの取材記者のように出かけて、素人目線で経営についてコメントする。「なんだかな~」という気分になります。"
 そもそも、日本国内の店舗をいくつか見たくらいで、グローバルな飲食チェーンの経営を語るのは無謀です。しかも知識も責任もない経営の素人が評論家気取りで、上から目線でコメントしているのは、何だか滑稽に見えてきます。
 マクドナルドだって営利企業ですから、必死に日本の市場での生き残り策を考えて実行しているはずです。子供が弱いものいじめをするようなネット上での「マックいじめ」はもうやめて、静かに見守ってはどうでしょうか。





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コメント

マクドナルドよりモスバーガーが好きです。

単なる嗜好です。ちと値が張りますが。
それはともかく…
マクドナルド=マクド
てことはno‐risuさんって関西以西の方ですか?
我が愛知県ではマックと呼ぶ人のほうが多いようです。

ちなみにそのマクドナルドが攻撃されているという事は、このエントリーで初めて知りました。
世間の動きに付いて行けて無いようです。
  1. 2015-10-22 23:15
  2. URL
  3. もらもら #Fldqm66o
  4. 編集

To もらもらさん

こんばんは。

モスは美味しいですよね。

で、私は関西の人間ではないです。

知人にPCのマックユーザーが多く、紛らわしいのでマクドと呼ぶようになりました。

ちなみに、愛知県は私の古い故郷です。スパゲティにはアンがかかっているもの、と信じていました(笑)。

  1. 2015-10-22 23:51
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

マックが弱って喜ぶのは?

ロッテリアが、喜んだりしますから

マック叩き→裏に?

可能性無きにしもあらず。
  1. 2015-10-25 18:24
  2. URL
  3. プロ市民嫌い #a3VXqt5.
  4. 編集

To プロ市民嫌いさん

こんばんは。

無いと思います!(笑)。

いや、嫌がらせの主としてならあるかも・・・?。

  1. 2015-10-25 20:14
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

なるほど!工作員着手の片鱗に見えてきますね!類似メニューからスキルレベルが低下してますね~!
  1. 2015-10-26 11:00
  2. URL
  3. 三助 #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

ハンバーガーだけでなく、ライバル社の妨害はいろんなところであるもんですよ。いちいち報道されないだけで、私はよく耳にしています。

  1. 2015-10-26 20:45
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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