2015-11-02 21:01

今日のナマポ:「生活保護アクション25条大集会」in日比谷野外音楽堂


10月28日、東京・日比谷野外音楽堂で「生活保護アクション25条大集会」が開催された。宇都宮弁護士など、人権派有識者らが企画したナマポの祭典である。腐れ野党オールスターズ、民主党・共産党・社民党・維新の党・太郎の党も応援に駆けつけた。

祭典においては、例によってナマポ共が貧困アピールを行ったようである。ダイヤモンド・オンラインが紹介していたので、本エントリでアピール内容を検証してみたい。


1.電気ストーブのせいで電気代が6万円(涙)
「生活保護費が全く足りないため、まず食費を削っています。電気ストーブしか使えない住まいに住んでおり、電気代が冬季には6万円かかります。電気代のため、食事ができないこともあります。」

なるほど、電気代が6万円もかかるのではさぞ苦しかろう。この困窮状況を無視して、情け容赦無く補助額を減額した国の非道は断罪されねばなるまい!。・・・などと思ったそこのあなた、騙されてはいけません。この発言だけでは生活状況を判断出来ない。

このナマポは、「電気ストーブのせいで電気代が高い」と訴えている。しかし、肝心の電気ストーブの電気代が不明だ。「冬季に6万円」と言うが、「冬期」とは何ヶ月分のことなのか。また、電気ストーブが6万円の内のいくらを占めているのか。

世帯人数が明かされていないのも問題だ。電気代は世帯人数で大きく変わる。さらに、居住地域も説明が無い。生活保護の冬期加算は居住地域で単価が異なる。全国6段階、各段階に1~3級に分けられ、例えば北海道と栃木県なら最大5倍だ。

居住地域は電力会社の種類にも関わってくる。震災後、原発を停止させられた電力各社は大幅な料金値上げを実施したが、値上げ幅にはばらつきがある。この点も検証材料には不可欠だろう。

で、ナマポの冬期加算は11月~3月の5ヶ月間であることから推測すると、6万円とは5ヶ月分の電気料金と推察される。月額にして1万2千円だ。これは二人以上の世帯であれば、総務省家計調査の平均電気料金とほぼ合致する。

「食事が出来ない」などと嘘くさい感情論を持ち出す前に、最低限、電気ストーブ代がいくらで冬期加算はいくらなのか程度は説明すべきだろう。これを隠しての困窮アピールは無意味だ。


2.収入認定のせいで働いても補助が相殺されて苦しい(涙)
「生活保護費がまったく足りない状況を何とかしようと、また将来は脱却しようと、アルバイトをしています。しかし収入認定される金額が大きく、働けるだけ働いても、せいぜい2万円程度しか手元に残りません。」

何を言っているのだこいつは(笑)。働けるなら働くのが当たり前、その分の不労所得が相殺されるのも当たり前だ。生活保護はナマポの小遣いでは無い。


3.食費を減らし町内会を脱会して近所づきあいも止めました(涙)
「生活保護費が削減されたため、まず近所付き合いをやめ、町内会費がかかるので町内会からも退会しました。ついで食費を減らしました。」

生活保護費の削減金額は、高くてもせいぜい月額数千円だ。相殺させた各項目の金額を示してもらいたい。町内会費はいくらか、どの様な近所づきあいだったのか、食費はいくら削っていくらになったのか。それらが分からなければ判断不能である。


4.生活保護の苦しい暮らしを見てください(涙)
「生活保護の暮らしを見た上で、政策を決めてください。」

だったら見せろよ!。

困窮アピール全員に共通することだが、生活保護受給者がナマポ呼ばわりされる根本的な原因は、君達が生活実態を隠すからだ。君達は「食事を減らした」とか「風呂は週一回」とか言うけれど、そんなもので生活実態は評価出来ない。

必要なものは「家計簿」である。家計簿を公表すれば良い。それなのに、君達は感情論に訴えるばかりで家計簿を見せない。大阪がICカードで家計管理を支援しようとしたとき、君達は「監視」「プライバシーの侵害」等とあたまから拒否した。

生活保護の暮らしを見せると言うことは、君達のお涙頂戴式三文芝居の上演などではない。一にも二にも家計簿の公表、それ以外に無いのだ。


やれやれだ。生活保護アクション25条大集会は、ナマポ集会としては過去最大だったらしいが、結局中身はいつもと同じだった様だ。こんな集会ならば、あと何回開催しても、さらに規模を大きくしても、ナマポ問題は何も変わらないだろう。




ダイヤモンド:「このままでは生きていけない」生活保護削減で厚労省に涙の訴え(抜粋)
http://diamond.jp/articles/-/80822?page=3
" 引き続き、生活保護利用者の男性2名・女性1名が、
「生活保護費が全く足りないため、まず食費を削っています。電気ストーブしか使えない住まいに住んでおり、電気代が冬季には6万円かかります。電気代のため、食事ができないこともあります」"
「生活保護費がまったく足りない状況を何とかしようと、また将来は脱却しようと、アルバイトをしています。しかし収入認定される金額が大きく、働けるだけ働いても、せいぜい2万円程度しか手元に残りません」
「生活保護費が削減されたため、まず近所付き合いをやめ、町内会費がかかるので町内会からも退会しました。ついで食費を減らしました」
「生活保護費を減らすことで、国は私たちをどうしたいのでしょうか? 単なる弱い者イジメに見えてしかたがありません」
「生活保護の暮らしを見た上で、政策を決めてください」
「今、生活保護基準引き下げに対する訴訟に原告として加わっていますが、厚労省さん側は、『資料は次回に出します』といって、いつも出してくれません。『物価は下がった(だから、生活保護費を引き下げた)』とおっしゃいますが、物価は下がっていません」
と、実情を口々に訴えた。









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テーマ:貧困問題
ジャンル:政治・経済

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コメント

楽しみに待ってました‼︎
家計簿もですがぜひ国籍もみたいものです。
自分達が税金で生かされてる事に感謝もせず足りないとは……
もう国民年金の支給額で統一しましょう。
  1. 2015-11-02 21:55
  2. URL
  3. 大門 #-
  4. 編集

To 大門さん

こんばんは。

お待たせしました。
定期的にチェックしているのですが、貧困アピール報道が少なくて。

国籍も重要ですね、最高裁判決も出たわけですし、国民に知らせるべき情報だと思います。

  1. 2015-11-02 22:48
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  3. no-risu #-
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国民年金のみで生活されている人は、困窮した生活をしているのに何も言いません。しかし、ナマポで生活している人って何でこんなに厚かましいのでしょうか?
  1. 2015-11-03 09:50
  2. URL
  3. 雄の三毛猫 #-
  4. 編集

家計簿

おっしゃる通り家計簿の公表につきますね。
ちゃんとしたデータを元に具体的な対策を立てないと、税金を無駄にするだけです。

医療補助の利用状況等もちゃんと表に出すべきです。以前警備員として勤務していた病院で、お金が足りなくなると救急車呼んで病院に来て、入院させろとゴネる生活保護受給者を見たことが有ります。
  1. 2015-11-03 13:33
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  3. もらもら #Fldqm66o
  4. 編集

もうそんな時期ですか。
このエントリーは毎年の風物詩になりつつありますね。

去年も仰っていた通り家計簿は公開するべきです。
でないと彼らの話を聞いても何も感じることができません。
  1. 2015-11-03 15:46
  2. URL
  3. tomo #-
  4. 編集

福祉にたかる働かない怠け者ばかりが弁を弄し立てていたんでしょうねえ。
謙虚な心があれば、もっと聞く人の心を打つ様なスピーチ内容になっていると思うのですが。
  1. 2015-11-03 19:56
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  3. 三助 #-
  4. 編集

To 雄の三毛猫さん

こんばんは。

厚かましいと言うか恥知らずと言うか、まずは心の貧困をどうにかしろと思いますね。どうしてああなのか、私にもよく分かりません。ただ、良からぬことを吹き込む人権派の影響もあるでしょうね。

  1. 2015-11-04 20:15
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  3. no-risu #-
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To もらもらさん

こんばんは。

病院を悪用するナマポ、薬の転売もニュースになっていましたね。そういう不届き者は一部ではありますが、そういう奴に限って文句垂れるに違いありません。ナマポ=社会的弱者=可哀想な善人、といった構図は幻想ですよね。

  1. 2015-11-04 20:16
  2. URL
  3. no-risu #-
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To tomoさん

こんばんは。

シーズン何てありましたっけ?。

あ、寒くなるとこの手の話題が出てきますねぇ。年越し村もありますし。なるほど、冬はナマポと人権派のターンなのかもしれません。

  1. 2015-11-04 20:17
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

いやあ、あれで結構心打たれる人もいるみたいですよ?。深く考えずに聞けば、普通は同情してしまうような内容ですからねぇ。

  1. 2015-11-04 20:18
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

残念ながら私は、精神障害者なので

確かに、福祉の世話にはなっております。
お恥ずかしい限りですが、精神障害者の為の施設に行くと、生活保護だらけ、おかげで生活保護のおかしなカラクリや、裏技を書けないほど知っています。
私より生活水準高い人もいます。
生活保護の一番問題点は、医療費なんです、あれは笊です、驚くほど笊です。
ですから、私は生活保護でも、働いたら、公的貯金を認め、独立資金を持てるように、すべきだと思います。
市区町村の担当者が、貯金を管理し、専門学校や資格学校などに、利用できるようにする。
また自営業の、資金にする、もちろん公的管理下での話です。
医療費の改正と、公的貯金で、今の捨て扶持みたいな、生活保護制度は、少しずつ変えるべきだと思います。
労働がペナルティーみたいな、仕組みは明らかに間違いです。
  1. 2015-11-07 03:33
  2. URL
  3. プロ市民嫌い #6txGS3Mk
  4. 編集

たびたび申し訳ありません

アメリカでは、フードクーポンが、昔ありましたが、管轄が農務省でした。
一応、食品のみ酒煙草などの嗜好品は、買えない仕組みでしたが。
韓国係のコンビニが、裏で手数料取って、現金化したものでなくなりました。
今は、デビットカードらしいです。
それなら、管理も楽、不正利用もしにくい。
日本も、今は交通からコンビニ、スーパーでも、デビットカードや、特定のカード(PASMOやナナコ)なんてありますから、生活保護カード、造ればいいのですよ、今ならプログラムで、すぐできます。
生活保護は、いくら取り締まっても、無理ですしあれは不正が発覚すると、自治体が国庫に返納しなければならないので、見て見ぬふりです。
ちなみに、生活保護には二つのグループに、はっきり別れます。
某宗教と某政党です(笑)
入院した時も、わかりました(笑)
  1. 2015-11-07 03:52
  2. URL
  3. プロ市民嫌い #6txGS3Mk
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To プロ市民嫌いさん

こんばんは。

支援を受けるべき人間が、正当な社会福祉を享受することは、何も恥じることではありませんよ。問題は、おかしなからくりや裏技で生活保護費を食い物にする人間や、強欲ナマポ等ですから。

独立・自立資金の積立制度は一考の価値ありだと思いますが、労働がペナルティーはナマポ的考え方であって、それと積立とはまったく分けて考えるべきだろうと思います。

  1. 2015-11-07 21:01
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To プロ市民嫌いさん

こんばんは。

カード管理を実際に始めたのが大阪の橋下市長ですが、任意にしたせいで参加者が少なくうまくいっていませんね。任意なのに、人権派共がメタメタに批判しましたし。

こういう制度は、強いリーダーシップを持つ政治家が、批判覚悟で強制するしかないかもしれません。

生活保護2グループ、有名な話ですね(笑)。

  1. 2015-11-07 21:05
  2. URL
  3. no-risu #-
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