2016-01-25 21:10

宜野湾市長選で反辺野古候補落選、現実を認められない惨めな反対派


1月24日の宜野湾市長選は、政府・与党の支援を受けた現職の佐喜真淳氏が2万7668票を獲得し、元県幹部で翁長県政与党の支援を受けた新人の志村恵一郎氏の2万1811票に5857票差をつけて再選を果たした。上々とは言い難いが悪くない結果だ。

この選挙は、政権与党と沖縄与党の代理戦争として注目されていた。辺野古移設を推進する安倍自民と、断固阻止する翁長県政の戦いとされた。宜野湾市民が本当にそう考えていたかは知らないが、少なくともメディアはそう報じていた。

安倍VS翁長とまでは考えていなくとも、辺野古容認VS断固反対の構図は浸透していただろうと思う。佐喜真市長は従前から普天間早期返還を求め、返還のためなら移設先は県内外を問わず、もちろん辺野古も選択肢として容認してきた。

翁長ら反対派の「辺野古絶対阻止・普天間無条件返還」について、「普天間を固定化させる非現実的な主張」等と公然と反発した。推進派とまでは言わないが、明白な辺野古容認派で、それだけに翁長ら反対派にとって邪魔な人間だった。

だから、翁長ら反対派は佐喜真市長を排除しようと独自候補を擁立した。そして、辺野古絶対阻止を掲げて、翁長・沖縄メディア・島ぐるみ会議に沖縄シールズら「オール沖縄」で選挙戦に挑んだ。そして、小さくはない差をつけられて負けた。

宜野湾市民の民意は、辺野古阻止に固執して普天間基地を固定化させるより、普天間基地返還のためなら辺野古もやむなしと考える人々の方が多かった、そうno-risuは理解している。

ただ、市長選が基地問題を左右することがあってはならないし、投票数の4割は志村票だったことも考慮すれば、これをもって「宜野湾の民意は辺野古OK」と言うことにはならない。与党には、結果を十分斟酌した上で粛々と移設を進めて欲しい。

ちなみに、萩生田官房副長官が「宜野湾の皆さんも一日も早い普天間の移転を望んでいることが選挙で明らかになった」と述べていたが、こういう物事を単純化した発言は好ましくないし正しくも無い。反対派と同レベルだ。浮かれてんじゃねーぞ。

さて、この結果に見苦しい言い訳を並べているのが反対派の面々だ。全力で辺野古を争点にしたくせに、もし勝っていたら「辺野古反対の民意が示された!」とバンザイしたくせに、負けた途端に「辺野古は争点ではなかった!」と言い出したのだ。

主な反対派メディアの社説は以下の通り。何たる無様。なお、朝日新聞は社説に書かなかった。感情に溺れた他紙と異なり、インテリサヨクとしての理性を示したか。まあ、過去の傾向からして、近日中に同様の社説を書く可能性も高いが。


沖縄:社説[佐喜真氏再選]辺野古外しが奏功した
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=151177

琉球:<社説>佐喜真氏再選 新基地容認ではない 国に「5年以内」閉鎖責任
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-209783.html

東京:宜野湾市長選 辺野古信任とは言えぬ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016012502000142.html

毎日:宜野湾市長選 辺野古に直結はしない
http://mainichi.jp/articles/20160125/ddm/005/070/050000c


「辺野古外し」、「新基地容認ではない」、「辺野古信任とは言えぬ」、「辺野古に直結はしない」、よくもまあぬけぬけと(笑)。揃いも揃って恥ずかしくないのかと(笑)。

敗戦の弁を求められた翁長は、「沖縄の民意は先の知事選で示されている」「オール沖縄の民意が届かなかった」等と言い放ち、辺野古阻止の決意を新たにしていた。唖然とする。そこは嘘でも「結果は真摯に受け止める」くらいのことが言えないものかね。

翁長や反基地メディアらにとって、宜野湾市民の民意は沖縄の民意では無いらしい。先の知事選でも、仲井真現職に投票した県民の民意は無視された。一方で、反対派意見なら非県民でも積極的に取り込む。いったい、オール沖縄とは何なのか。

このブログでは常々述べてきたが、辺野古反対派らサヨクリベラルの人間性は心底腐っている。反対なら反対で構わないが、どうして、普通に社会のルールや倫理を守って、現実的かつ論理的に反対出来ないのか。そんなに難しいことか?。

宜野湾市長選で辺野古反対派は負けた。それが事実であり現実だ。沖縄は断固反対の一枚岩ではない。オール沖縄は存在しない。素直に認めれば良いじゃないか。その上で、堂々と反対活動を続ければ良いのだ。つまらん小細工をするな。



※以下参考、4社説のダイジェスト。


沖縄:社説[佐喜真氏再選]辺野古外しが奏功した
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=151177
 予想を超える差がついたのはなぜか。市長選は米軍普天間飛行場の返還問題が最大の争点だったが、佐喜真氏は普天間の移設先である「辺野古」の是非には一切言及しなかった。普天間の「固定化を許さない」と主張し、返還合意から20年たっても返還が実現していないことに対する市民のいらだちを代弁した。
 選挙が終わった途端に、佐喜真氏が辺野古移設を容認するような発言をすれば、有権者を軽んじたことになり、政治不信を高める。公約の着実な実行を期待したい。


琉球:<社説>佐喜真氏再選 新基地容認ではない 国に「5年以内」閉鎖責任
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-209783.html
" ただし佐喜真氏再選で沖縄の民意が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設容認に変わったわけではない。佐喜真氏は選挙戦で辺野古移設の賛否を明言せず、市民が容認したことにはならないからだ。
 重視すべきは、佐喜真氏が公約した普天間飛行場の5年以内運用停止を、市民が国に突き付けたことだ。佐喜真氏を支援した安倍政権には5年以内の期限である2019年2月までに運用停止を実現する責任がある。"


東京:宜野湾市長選 辺野古信任とは言えぬ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016012502000142.html
 米軍普天間飛行場がある沖縄県宜野湾市長選は、安倍政権が推す現職が再選を果たした。基地の閉鎖を願う民意の表れだが、名護市辺野古への県内「移設」が信任されたと考えるのは早計だ。
 安倍政権は県民の民意を尊重して、辺野古移設を強引に進めるべきではない。県内に米軍施設を新設しなければ普天間返還は進まないという、住民を分断する姿勢も改めるべきだ。


毎日:宜野湾市長選 辺野古に直結はしない
http://mainichi.jp/articles/20160125/ddm/005/070/050000c
 だが、今回の結果は、あくまで「世界一危険」といわれる普天間を一日も早く返還してほしいという市民の願いの表れだ。辺野古移設が承認されたと解釈するのは無理がある。
 辺野古問題は6月の沖縄県議選、夏の参院選でも引き続き問われる。国と沖縄県との裁判も続いている。宜野湾市長選の結果を奇貨として、政権が移設工事をこれ以上、強行することがあってはならない。







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テーマ:沖縄米軍基地問題
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コメント

基地被害(飛行機、騒音等)の御当地 宜野湾市で『辺野古阻止』『オール沖縄』を掲げるって事自体、気が触れていますが というか宜野湾市長選に 流星の如く現れた、どこの馬の骨か分からないコノ志村と言うモノを支持する、お方が居られるのも不思議ですね!? 負けて当然と思いました。が・・ 沖縄全メディア(もはや!犬)は選挙当選直前まで志村が現職を追い抜きそうだ的な煽りを終始演っておりましたトホホ・・です。
  1. 2016-01-26 02:18
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  3. 三助 #-
  4. 編集

往生際が悪いですね

凄いですねえ。
これで県議選も参院選も負けたらどう奇弁を弄するのでしょうか。
いや、いや、3月にも裁判の結果が出て翁長知事が負けたら負けたで日本の司法は民主主義が壊れたと宣伝するのでしょうか。

確かに佐喜真市長は普天間返還が第一ですが辺野古は政府と米軍が決める問題だとハッキリしてるのですからあとは政府の交渉に委ねることを表明しているのですからねえ。

当然宜野湾市民の民意は政府に判断の下駄を預けた訳ですから政府が辺野古推進と言うことは何ら問題ないと思います。

負けた候補は辺野古反対を主張して負けたのですから市民の民意は辺野古反対を否定したことになるのですから民意は辺野古容認と解釈するのが自然体と思います。

本当にサヨクは往生際が悪く屁理屈で自説を通そうとするから一般の市民に拒絶されるのでしょう。
  1. 2016-01-26 07:57
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  3. そうかせんべい #-
  4. 編集

 普天間基地を返還されたら生活が破綻する人が沢山いるんじゃないですか?
 米軍の消費をあてにした歓楽街など破綻するし、何より地主様も地代が入りません。

 そもそも宜野湾市は普天間基地のお蔭で発展した街なのです。
 だから辺野古移設絶対反対なのです。

 だったら世界一危険な基地なんて嘘は止めて、米軍様末永くいて下さいと言えば良いのです。
  1. 2016-01-26 10:24
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

ようやく、菅官房長官や島尻大臣もオール沖縄の実像について疑念を口にし始めましたね。虚像が崩れつつあります。今に、沖縄メディアも凋落するでしょうから、その時を楽しみに待ちましょう。まあ、そうなればそうなったで寂しいかもしれませんが。
  1. 2016-01-26 20:37
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  3. no-risu #-
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To そうかせんべいさん

こんばんは。

これで今後の選挙も破竹の勢いで辺野古容認派が勝つ、何てことはないだろうと思います。そこまで楽観していませんが、そうなってくれたら面白いですねぇ。

佐喜眞市長のスタンスは仰る通りですよね、市長の立場をよく理解していらっしゃる。自民党に長いだけのことはありますね。島尻大臣と共に、辺野古移設の推進力になっていただきたいものです。

>負けた候補は辺野古反対を主張して負けたのですから市民の民意は辺野古反対を否定したことになるのですから民意は辺野古容認と解釈するのが自然体と思います。

4割は志村を支持していたので、単純に民意=辺野古容認とするのは4割の切り捨てです。それでは翁長らと同レベルですよ。容認派が勝ったというだけで、容認派一色ととられかねない表現は慎むべきだと思います。

  1. 2016-01-26 20:45
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To よもぎねこさん

こんばんは。

反基地派は、よく「基地が無い方が経済発展する」と言いますよね。とんだお笑い草です。

確かに、基地を無くして他の産業で基地を上回る経済効果を出すことは可能でしょうが、「可能」と「出来る」は別物で、じゃあどうするのかと具体策を聞けば何もない(笑)。

容認派の方が、よっぽど真面目に返還後のビジョンを考えてます。まあそうですよね、反対派は普天間固定化が前提ですからね。

  1. 2016-01-26 20:49
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  3. no-risu #-
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