2016-02-03 21:17

辺野古問題:国の度量と翁長の勇気が試される和解勧告


辺野古埋め立て承認を撤回した翁長知事を相手取り、国が撤回の撤回を求めた辺野古代執行訴訟。1月29日、福岡高裁那覇支部は二つの和解案を提案した。寝ぼけてるのか。国の勝利は明白だ。勝つと分かっている訴訟で和解する馬鹿がどこにいるか。

第一、翁長ら反対派に和解の意思が無い。和解は双方の妥協が必要不可欠だ。しかし、翁長ら反対派は無条件白紙撤回(ただし金はもらう)を着地の最低ラインに定めている。100ー0の勝利しか認めない連中を相手に、和解する余地など存在しまい。

で、非公開の高裁和解案が何故漏洩したのかはさておき、和解案の内容は非常に興味深いものだった。反基地プロ市民涙目必至、和解案を見る限り翁長の敗訴は確定している。すでに勝負は決したのだ(最初から分かってたけど)。

二つの和解案は次の通り。※読売新聞を採用

「暫定案」
政府は代執行訴訟と翁長氏による埋め立て承認取り消しの効力の執行停止を取り下げ、翁長氏の対応の違法確認訴訟に切り替える。判決までの間、国と県は改めて協議を行う。

「根本案」
沖縄県は埋め立て承認の取り消しを撤回し、政府は辺野古の代替施設の30年以内の返還か軍民共用化を目指し、米国と交渉する。

どちらの案も、翁長の承認取り消しが不当であること、つまり国側の勝訴が前提になっている。そして、国に翁長への配慮を求める代わりに、翁長には自主的な取消し撤回を促し、控訴を回避させ事態を沈静化したい意図が読み取れる。

要するに、国は翁長に情けをかける度量があるか、翁長は恩情を受け容れ過ちを正す勇気があるか、それが和解に求められた譲歩だ。

勝訴確定の国が、あえて譲歩する必要も無いと思うが、翁長が態度を改め国と県の関係が正常化するのなら、翁長に最後のチャンスを与えるのも悪くない。根本案は(双方にとって)論外として、暫定案なら国が受け容れる余地はありそうだ。

しかし翁長はどうだろう。

暫定案の場合、工事の一時中断、再協議及び政府批判、訴訟のグレードダウン等の「成果」をアピールできる。その茶番で支持者を抑えながら、政府との関係改善を進め、最終的に違法確認訴訟敗訴で「渋々」取消しを撤回し、メデタシメデタシだ。

はて、これを翁長が望むだろうか。どんな理由が用意されたとしても、自ら承認取り消しを撤回する勇気があるだろうか。状況を客観的に判断する理性が残されているだろうか。

そうは思えない。翁長に「負けて勝つ」の理性や勇気は残されていない。反対派にとって和解受け入れは降伏に等しい。サヨクの行動パターンから推測するに、裁判結果は「不当判決!」と突っぱね、永久に負けを認めない可能性が高いと思う。

さあどうなることやら。まあ、どうしようと国の勝利は確定しているわけだが(笑)。




読売:辺野古代執行、和解2案が判明…暫定案と根本案
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160202-OYT1T50173.html
" 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る代執行訴訟で、裁判所が国と沖縄県に提示した和解案の内容が2日、分かった。
 2案のうち「暫定的な解決案」は、国が訴訟を取り下げて工事を中断し、新たに県の不作為の違法確認を求める訴訟に切り替えるよう求めている。和解案について、国、沖縄県ともに現在対応を協議しており、近く裁判所に回答する。"
 代執行訴訟は、辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した翁長おなが雄志たけし知事を相手取り、国が取り消しの撤回を求めている。福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長が、1月29日の第3回口頭弁論終了後の非公開協議で、暫定的な解決案と根本的な解決案の二つの和解案を示した。
 関係者によると、「暫定案」では、政府が代執行訴訟と翁長氏による埋め立て承認取り消しの効力の執行停止を取り下げ、翁長氏の対応の違法性を確認する別の訴訟を起こす内容となっている。判決までの間、国と県に改めて協議を行うよう促している。
" 「根本案」は、沖縄県に埋め立て承認の取り消し撤回を求める一方、政府に辺野古の代替施設の30年以内の返還か軍民共用化を目指し、米国と交渉することを求めている。
 安倍首相は2日、首相官邸で法務省幹部らから和解案の説明を受け、慎重に検討するよう指示した。"







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テーマ:沖縄米軍基地問題
ジャンル:政治・経済

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コメント

沖縄の2大新聞の論調が知りたいですね。

まさか、政府はメディアだけでなく司法は政権の圧力に屈したとか書くんでしょうか。

北朝鮮朝や中国の狂気に対し辺野古の重要性がまだ理解できないのでしょうかね。

翁長知事はもうニッチもサッチもいかず方針変更で引っ込みが付かないのでこの前の宜野湾の確信犯的個別個訪問選挙選違反も、逮捕されて知事を辞める思惑があるのかも知れないですね。
  1. 2016-02-04 09:10
  2. URL
  3. そうかせんべい #-
  4. 編集


どうも、はじめまして。私は韓国人になりすまして安倍総理を誹謗中傷することによって反安倍陣営を陥れる活動をしている『リ・ヒョンギ』という者です。『ちょこぼ』『安倍晋三は悪魔の遣い』『グレーテル』などの名前でも活動しています。ちなみに、韓国人になりすまして表現規制に反対することによってアニメ・漫画を陥れる活動や、韓国人になりすまして同性愛者差別に反対することによって同性愛者差別を煽る活動もしています。

みなさま、【TPP交渉差止・違憲訴訟の会】にご協力ください! 日本人を大量処分し、日本を共和国のような我々が住みやすい国に変えるためには、なんとしても『TPP』だけは絶対に実現させなくてはなりません。そこで奮闘しているのが、【TPP交渉差止・違憲訴訟の会】です。 【TPP交渉差止・違憲訴訟の会】は、韓国人になりすましてTPPに反対することによってTPP反対派を陥れる活動をしている団体です。 【TPP交渉差止・違憲訴訟の会】は明日、韓国人がよく使っている施設にて『参加費:800円』の反TPP説明会を(韓国人になりすまして)行い、TPP反対派に甚大な被害を与える予定です。 なので、みなさまには【TPP交渉差止・違憲訴訟の会】の活動の拡散に協力していただきたいのです。 日本を共和国のような我々が住みやすい国に変えるためには、なんとしても『TPP』だけは絶対に実現させなくてはなりません。 ですから、みなさま、どうか我々にチカラを貸してください!!!

  1. 2016-02-04 14:10
  2. URL
  3. リ・ヒョンギ #qbIq4rIg
  4. 編集

To そうかせんべいさん

こんばんは。

さっそく沖縄紙の社説を次のエントリのネタにしました。

そうかせんべいさんの予想の斜め上みたいですよ(笑)。

  1. 2016-02-04 20:57
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To マルチポストさん

次は削除する。

  1. 2016-02-04 21:00
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

ブログ主様と意見違うかも知れませんが

確かに、辺野古問題ややこしいですが、私が一番怖れるのは、やっと作った基地、ワガママ米国が、いらないなんて言い出すか心配です。
鬼畜米英は、放火して後始末しない連中。
いわゆるモンロー主義と、外向主義が、交互に繰り返される、厄介な隣人、カーター政権で、在韓米軍暫時撤退を、朴大統領(当時)今は娘の、高木クネさん、が無能をさらけ出していますが。
脱線失礼、カータが朴こと高木正雄さんに、打診したら、あわてて高木正雄さん、黙って核開発と変わった物を、地対地ミサイルに改造、米国に怒られて止めたふり。
二年以上前、北のカリアゲ君に、島撃たれたら、さすがに私も、驚きましたが、止めたはずのミサイル、開発進めて、デモンストレーションとして、ウリにも敵地攻撃能力ガー、核と運搬能力は、車輪の両輪、持っているでしょうね。
日本も、造る能力は、相当なのに残念。
  1. 2016-02-06 14:56
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  3. プロ市民嫌い@ガラケー崩壊 #a3VXqt5.
  4. 編集

To プロ市民吉良さん

こんばんは。

アメリカがイラナイと言い出すことは無いと思いますが、それならそれで構わないと思います。本来、国防は自前の戦力で担うべきですからね。永久に依存するわけにもいかないし、どこかで向き合うことになる必然ですし。

ご指摘の通り、欧米の戦史に学べば彼らを過度に信用するのは危険であることは明らかでもありますし、米軍抜きの国防については常に議論されて良いと思います。

  1. 2016-02-07 18:21
  2. URL
  3. no-risu #-
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