2016-02-17 20:47

丸川環境相発言で再認識した反原発メディアの醜い人間性


福島原発事故による放射能汚染について、当時政権にあった民主党は、除染基準に国際放射線防護委員会(ICRP)勧告を採用した。勧告は年間1~20ミリシーベトを目指すべきとされており、民主党は一番厳しい1ミリシーベルトの目標を定めた。

この目標については、早くから原発・放射能などの専門家らから疑念の声が上がっていた。ICRP勧告は安全より安心を追及した非科学的な勧告で、過度な目標設定は非現実的で莫大な費用もかかり、人々に余計な不安と負担を与えてしまう。

だからと言って、直ちに民主党を批判するものではない。早急に除染基準を定めねばならず、しかし基準に関する科学的根拠がどこにも存在せず、もっとも「それらしい」根拠としてICRP勧告を用いた判断は、ベストが無い中でのベターな選択だった。

ただ、緊急時の判断としてはベターであっても、非科学的で非合理的な決定である以上、なるべく早い段階で見直されねばならない。なのに、今もって当時の基準は見直されず、警鐘を鳴らした専門家らの指摘どおりの事態に陥っている。

そして、問題認識の無いアホの民主党にも責任はあるが、政権交代しても基準が見直されない最大の原因、諸悪の根源は、反原発メディアによる著しい偏向報道にある。

まともな専門家は、判断に私情を挟まず科学的・論理的に意見を述べるから、必然的に除染基準は緩和される方向に議論が進む。これは、原発と放射能を絶対悪とみなす反原発メディアにとって、感情論的に許されない不都合な言論だった。

そこで、反原発メディアは科学的・論理的な専門家に「原子力ムラの御用学者」のレッテルを張り排除した。代わりに多用したのが、有識者という名の門外漢やプロ市民や芸人で、「原発イラナイ」「放射能キケン」の感情的な連呼が世論を塗り潰した。

ありもしないリスクで原発を批判し、放射能の恐怖を煽り、脱原発は世界的な潮流と嘘をつき、経済的負担を無視して電気は足りていると言い張り、とにかく反原発無罪の精神で偏向報道を垂れ流し、不都合な言論には黙殺あるいは攻撃で応じた。

偏向報道で操作された世論と、反原発メディアのヒステリックな攻撃を目の当たりにすれば、さしもの自民党も除染基準に関する言及は躊躇せざるをえない。「緩和すべき」などと発言すれば、反原発メディアの総攻撃を受けることは目に見えている。

一方で、自民党はしっかり問題認識を持ち、非科学的基準で不要な避難生活を強いられている被災者の問題、時間と金ばかりかかって復興が遅れ、コミュニティが崩れていく現状を理解していた。どうにか改善したいと考えていた。

そういう中にあって、丸川環境相は「除染基準は非科学的」「帰れるはずなのに帰れない人がいる」と述べた。発言は正しい。事実であり、現実であり、直視すべき課題である。

だが、これを正当な認識と評価した反原発メディアは皆無だった。「被災者を愚弄する失言」、「環境相の資格無し」、といった非論理的で感情的なバッシングが続いている。反原発思想こそ被災者を苦しめている張本人なのに。何たる理不尽。

反原発メディアは何も変わっていない。被災者より反原発願望を優先し、反原発・反アベのためなら被災者をも利用する。そのくせ、被災者に寄り添う社会的良心を自負し、真の良心に対して偉そうに説教を垂れている。人として最低ではないか。

最近は放射能がらみの報道が少なく忘れかけていたが、丸川環境相バッシングで再認識することが出来た。反原発メディアは腐りきっている。奴らの人間性はこの上なく醜い。



毎日:丸川環境相 自覚と誠実さに欠ける
http://mainichi.jp/articles/20160216/ddm/005/070/060000c
 放射線量がどれぐらいになったら安心して古里に戻れるのか。福島第1原発の過酷事故で放射能に汚染された地域の人々にとって非常に深刻な問題である。
 政府は国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づき帰還の条件や除染の目標を定めているが、人々の納得が得られているとはいえない。帰還する人としない人の判断は分かれ、結果的に家族やコミュニティーの分断も招いている。
 そんな中、丸川珠代環境相が7日に長野県松本市で開かれた会合で、除染などによる年間の追加被ばく線量の長期目標について「何の科学的根拠もなく、誰にも相談せず、その時の環境大臣が1ミリシーベルトまで下げた」と発言した。「その結果、帰れるはずのところにいまだに帰れない人がいる」とも述べたという。
 長期目標はICRPが事故後に目指すべき線量として勧告する年1〜20ミリシーベルトのうちの最も低い値だ。この政策を現政権も維持している。にもかかわらず、除染の責任を担う環境相自らが、それは前の政権が決めた政策で意味がない、と言わんばかりの発言をするのは無責任だ。
 丸川環境相は先週末になって発言を撤回しているが、当然のことだ。ただ、発言の中身や、その後の対応を併せて考えると、撤回すればすむような「失言」とは思えない。
 この発言が報道された直後の記者会見や国会答弁で、丸川環境相は「そういう言い回しを使ったかどうか記憶にない」と述べた。その後も「誤解を招いたとしたら言葉足らずで申し訳ない」と釈明しつつ、発言は撤回しなかった。それが12日の夕方になって、「自分の発言内容が確認できた」として、「福島に関する発言を撤回する」と表明した。
 こうした一連の対応や受け答えからは、自分の誤った発言を率直に認め、責任を取ろうとする誠実さが感じられない。記者会見でも国会答弁でも質問に正面から答えず、はぐらかしているようにみえる。ICRPの勧告を知りつつ、野党批判のために被ばく線量を持ち出したのだとすれば、なおさら問題だ。環境相としての自覚に欠け、適性にも疑問を感じる。
" 原発事故から5年。除染と被ばくの問題は福島の人々を翻弄(ほんろう)し続けてきた。古里に帰りたい人々に安心して帰ってもらうためにどうすればいいのか。帰らないと判断した人々をどう支援していくか。政府が人々の信頼を得つつ解決しなくてはならない課題は山積しているのに、十分な対策が取られてきたとはいえない。
 そうした中での丸川発言は、政府への信頼をさらに失わせ、解決を遠のかせてしまう。"







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コメント

反原発カルト集団

もう、80年代ですが、一時的に良くわからない、反原発ブームがありましたが、結局ひたすら脅して恐怖を煽っただけで、終わりましたね。
今も悪質な、反原発カルトどもが、お得意のレッテル貼りと、嘘で塗り固めた、自己伝説化で、御用学者だの原子力ムラだのと、でたらめを口先であおるばかり。
特に悪質なのは、小出です、さも自分が大学で出世できず首になったのは、反原発だからと大嘘ついていますから、実際は、学者の仕事、査読論文を書いていなければ、仕事もしないで、給料泥棒だっただけ、よくもまああんなに、偉そうな嘘がつけるのやら、呆れます。
  1. 2016-02-19 19:24
  2. URL
  3. 政界ウォッチャー三十年 #9idrcG5E
  4. 編集

To 政界ウォッチャー三十年 さん

こんばんは。

小出裕章ですか・・・。

こいつはやっかいな学者先生ですよねぇ。肩書だけは立派で、経歴だけは理系で、人間偽装も甚だしいです。

原発事故以降、かなりの数の反原発本を出版しておられるようで。「反原発学者」は儲かるのでしょうね、レアな存在ですから。

  1. 2016-02-19 21:12
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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