2016-02-19 21:33

改憲派と護憲派、どちらも平和を望んでいる


日本国憲法の前文には、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」、とある。

ご立派で秀麗な理想であり、国民の誰もがそうありたいと願うだろう。しかし、この前文には重要な疑問と欠陥が内包されている。

「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」するのは良い。では、信頼が裏切られたら?、諸国が平和を愛していなかったら?、公正や信義を持たなかったら?、公正・正義・平和の定義が異なったら?。これらに対する答えは憲法に無い。

日本が平和を希求する羊の国となってから、諸国は我々の信頼を何度も裏切った。また、諸国における公正・正義・平和の定義は、必ずしも日本のそれと一致せず、日本の一国平和主義こそ無責任であり裏切りであるとの批判も受けた。

理想とかけ離れた国際社会の厳しい現実だ。そして、数々の厳しい現実的課題を目の当たりにして、その課題を解決するために、すなわち国際平和と我らの安全と生存を保持するために、憲法改正の必要性を訴える人々が生まれた。

改憲を進める安倍自民党について、護憲派は「戦争反対」「誰も殺し殺させない」等と批判する。しかし、改憲の目的は、まさしく戦争を回避し人々の命を守ることが目的だ。つまり、改憲派も護憲派も、手段は違えど目的は同じ「はず」だ。

なのにどうして護憲派はこうも過激に、知性や人間性を疑いたくなる様な言動で安倍自民ら改憲派を攻撃するのか。本当に不思議だ。目的は同じ「はず」なのだから、もっと理性的で知性的な反論や活動を示してはいかがだろう。

護憲派は改憲が戦争に結びつくと考えていが、改憲派は9条放置こそ有事を招きかねないと危惧する。でも、改憲派は護憲派みたく「戦争法案」などとレッテル張りはしない。国会デモを戦争デモと揶揄したり、護憲こそ人殺しの思想、などとは批判しない。

護憲派の中心人物を歴史上の罪人になぞらえて中傷することもないし、団体をナチス呼ばわりすることもないし、国会での議論を物理的に妨害しないし、性を武器にした女性の壁を作ったりもしないし、デモに子供を活用する虐待的動員もしない。

護憲派はこれら全てを実行しているが、これに何の意味があるのか。せいぜい、威嚇・威圧・嫌がらせといった類の効果しか見込めないと思うが、崇高な憲法と平和を守る言動としては、ちょっと恥ずかしすぎやございませんか?、と。

9条を守る方法は単純明快だ。それは国会前の絶叫ではない。改憲を促す諸課題について、山積し緊迫する現実問題について、改憲に頼らない解決方法を示すことだ。ちゃんとした代替手法があれば、改憲にこだわる必要も無くなる。

東京新聞は19日の社説で「国民の無関心が安倍自民の暴走を許す」と苦言を呈した。これは誹謗中傷に近い。「国民が無関心」の根拠は無く、「暴走」も主観的にすぎる。こんなことばかりやっているから、普通の国民はドン引きして背を向ける。

国民から相手にされていないことを「国民の無関心」と勘違いし、関心を集めたくて「暴走」などと過激な表現に走る。焦る気持ちは察するが、それは逆効果だろう。身内を鼓舞する効果はあれど、本質的には暴走族の自己アピールと大差無い。

もうね、そういうの止めた方がいいから。それがマジで護憲派のためだから。そもそも、ここまで改憲派を敵視する必要もないでしょ。目的は同じ「はず」なのだから。さあ議論を始めよう。「9条」ではなくて、「平和と命」を守るための議論を。



東京:廃止法案きょう提出 安保の根幹 正さねば
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016021902000139.html
" いくら積み重ねたとしても土台が揺らいでいれば、いつかは崩れてしまう。憲法違反と指摘される安全保障関連法。今こそ根幹を正さなければならない。
 昨年九月十九日未明、安倍政権が「平和安全法制」と呼び、採決を強行した安全保障関連法が参院本会議で可決、成立した。"
 あれからちょうど五カ月。政権のおごりか、ほころびか、閣僚や議員の相次ぐスキャンダルで、国会はすっかり政府・自民党の釈明の場と化し、安保法をめぐる議論は隅に追いやられた感がある。
 しかし、安倍政権の安保関連法をこのまま放置し、既成事実化させるわけにはいかない。他国同士の戦争に参加する「集団的自衛権の行使」を可能にし、多くの憲法学者ら専門家が「憲法違反」と指摘する法律だからである。
" 民主、共産、維新、社民、生活の野党五党はきょう安保関連法を廃止するための法案を提出する。
 野党側には安倍政権による安保政策の是非を、夏の参院選で争点化したい狙いもあるのだろうが、あえてその意義を認めたい。"
" 廃止法案に先立ち、衆院で統一会派を組む民主、維新両党はきのう、安保関連法の対案となる領域警備法案など三法案を提出した。
 安倍晋三首相が「全体像を一括して示してほしい」と野党側に求めていた対案の提出である。与党側は、廃止法案と合わせて、真摯(しんし)に法案審議に応じるのが筋だ。"
 安倍政権が成立を強行した安保関連法の最大の問題点は、主に自民党が担ってきた歴代内閣が踏襲してきた、集団的自衛権の行使をめぐる政府の憲法解釈を、安倍内閣が一内閣の判断で変更してしまったことにある。
"◆専守防衛、本来の姿に
 おさらいしよう。
 戦後制定された日本国憲法は九条で、国際紛争を解決するための戦争や武力の行使、武力による威嚇は行わないと定めた。"
 日本国民だけで三百十万人の犠牲を出し、交戦国にとどまらず、近隣諸国にも多大な犠牲を強いた先の大戦に対する痛切な反省に基づく、国際的な宣言でもある。
 その後、日米安全保障条約によって米軍の日本駐留を認め、実力組織である自衛隊を持つには至ったが、自衛権の行使は、日本防衛のための必要最小限の範囲にとどめる「専守防衛」を貫いてきた。
" 一方、集団的自衛権とは、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力で阻止する、国連憲章で認められた国際法上の権利だ。
 歴代内閣は、日本が集団的自衛権を有していることは主権国家である以上、当然だが、その行使は専守防衛の範囲を超え、許されない、との見解を貫いてきた。"
" 国際法との整合に挑んだこの憲法解釈は、国権の最高機関である国会や政府部内での議論の積み重ねの結果、導き出された英知の結集でもある。
 自国に対する武力攻撃は実力で排除しても、海外で武力を行使することはない。日本国民の血肉と化した憲法の平和主義は、戦後日本の「国のかたち」であり、安全保障政策の根幹である。"
 安倍内閣が二〇一四年七月に行った、集団的自衛権の行使を一転認める閣議決定は、憲法の法的安定性を損ない、安保政策の根幹をゆがめるものだ。この閣議決定に基づく安保関連法に対して、多くの憲法学者が「憲法違反」と断じるのは当然だろう。
 日本の安保政策を、専守防衛という本来の在り方に戻すには、集団的自衛権の行使を認める閣議決定を撤回し、安保関連法を廃止する必要がある。
 野党側による安保関連法廃止法案の提出を、専守防衛を逸脱しつつある安保政策の根幹を正す第一歩としたい。与党側も逃げずに、堂々と論戦に応じるべきだ。安保関連法は三月末までに施行されるが、とりあえず施行の延期を検討してはどうだろうか。
"◆無関心が暴走を許す
 憲法を逸脱しつつある安保政策を根幹から正すには、世論の後押しが必要だ。国会周辺をはじめ全国各地できょうも行われる路上の訴えに、安倍政権はあらためて耳を傾けるべきだろう。"
" そして何よりも、専守防衛という戦後日本の国是を守り抜く決意を、国民が自ら選挙で示すことが重要だ。諦めや無関心は、政権の暴走を許すだけだ。
 私たちの新聞が、平和主義を貫こうとする国民の側に立つのは当然だ。政府の言い分をうのみにせず、自らの判断力で問題提起を続ける。新聞として当然の役割を、この機にあらためて自任したい。"








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コメント

護憲派など、平和念仏、九条躍り、憲法が九条しかない、お馬鹿さん。

平和など、ヘイワーヘイワー、唱えれば済む、おばかさん。
軍オタなれど、平和の追語が、安定か均衡にすぎない、事をしらない、アホ連中、三人ほど、ブログで、反論していますが、軍事をしらない、九条信者、てっていてきに、叩いています。
まあ、向こうは、あせって、います。
http://wwwjtheravadanetsatoutesuroushibuykusyogaisyaombudsman0000.dreamlog.jp/

http://sesesekurokawashigeru.blog.jp/

こんごとも、よろしくおねがいもうしあげます。
  1. 2016-02-21 02:53
  2. URL
  3. プロ市民嫌い、あらため、政界ウォチャー三十年。 #HurUS3vk
  4. 編集

To プロ市民嫌い、あらため、政界ウォチャー三十年。 さん

こんばんは。

返信が大幅に遅れて申し訳ありません、こちらこそよろしくお願いいたします。

実は沖縄に行っておりました。
今日から、しばらくのエントリはそのレポートになる予定です。

  1. 2016-02-23 18:11
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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