2016-03-07 21:08

裏沖縄旅行記 最終回・前編 沖縄を食べた!


「ヤギでも食いますか?」

沖縄料理を所望したところ、R君がヤギ料理なるものを勧めてきた。それまで知らなかったが、沖縄にはヤギ食文化がある。祝い事があったときなどに食べる「ハレの日の料理」。おそらく、肉が貴重品だった時代に家畜をつぶしたのだろう。

大抵の沖縄料理は本土でも味わえる。でも、ヤギ料理だけは、今も沖縄に行かなければ食べられない。ヤギ料理こそが沖縄料理の中の沖縄料理だ。牛と豚だけでは不足、ヤギ料理を食さずして「沖縄を食べた」とは言えないのである。

だが、no-risuはとても不安に感じた。

ヤギ。それ自体は、特に珍しい生き物でもなんでもない。昔からそこらにいる。それなのに、どうして本土でヤギ料理が発展していないのか。ジビエすら注目されるご時世に、「ヤギだって美味い!」といった情報を見聞きしないのは何故か。

数々の沖縄料理が本土にもたらされた中で、ヤギ料理が海を渡れなかったのは何故か。ガイドブックに載らない理由は何なのか。これらの疑問に対する答えは、とどのつまり、ヤギ料理とは「ヒジョーに不味い!」からではなかろうか。

no-risu 「美味いのか?」

R君 「けっこう好きな人はいますよ、はまる人ははまります」

no-risu 「で、美味いのか?」

R君 「人によりますが、臭いはマトンの3倍です」

no-risu 「・・・美味くないよな?」

R君 「刺身なら臭くないですよ♪」


栄町商店街に移動。良いところだ。昔ながらの沖縄を色濃く残し、人情味が溢れた癒やしスポット。国際通りから、徒歩なら20分、ゆいレールなら110円、タクシーなら初乗り運賃と近距離ながら、国際通りに目が眩む観光客は栄町に来ない。

いかにも魅力的な居酒屋などを横目に、足取り重くヤギ料理屋へ向かう。暗闇に怪しく浮かぶヤギ料理の看板を発見。今回お世話になる店は「まるまん」さん。



marumannkannbann.jpg


かなり気合いの入った店構え。このドアを開けるには度胸が求められる。


marumanniriguti.jpg


白状すると、no-risuは看板発見から入店するまで、「本当に入るの?」、「やめよう?」、「行きたくないよう!」、等々、およそ日本男児らしからぬヘタレっぷりであった。こんな気持ちで入店してしまい、お店の人には本当に申し訳なく思う。

店内はまさしく昭和の居酒屋といった風情。肉屋を連想させる、人なつっこそうなオカン(沖縄風)がお出迎えしてくれた。カウンターと座敷があり、客は誰も居なかったので座敷をチョイス。食事メニューは以下の4種、いたってシンプル。

【ヤギの刺身 1200円】
【ヤギ汁 1200円】
【ヤギソーセージ 1000円】
【ご飯 100円】


逃げ場は無い。な、ならばせめてソーセージで!、肉はソーセージにすりゃ大概美味くなる!、と思ったが、何と大口予約が入っているため品切れ。一瞬うろたえるも、大勢が食べに来る店と分かり安堵した。「刺身」と「汁」、それにオリオンを注文。


次回、「裏沖縄旅行記 最終回・後編 沖縄を食べた!」





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テーマ:沖縄米軍基地問題
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コメント

コメントのやり取りに上がっていたあの哺乳類とは…

山羊でしたか。これは楽しみです。
臭みがあるなら生ヨモギで消せばあるいは…
  1. 2016-03-08 11:03
  2. URL
  3. もらもら #Fldqm66o
  4. 編集

 ファウストの一節が・・・・。

>魔女は屁をひる、雄山羊は臭い。

 昔ファウストを読んだ後暫くしてから、偶々公園の隅に飼われいた雄山羊を見たのです。
 周りに一種異様な悪臭が漂っていました。

 ああ、ゲーテが言ったのはこれだ!!

 と思い当りました。
 
 ちなみにドストエフスキーの「死の家の記録」にはシベリア徒刑囚達が子ヤギを飼って、その子ヤギが少し大きくなると「臭くなるから」と去勢する話が出てきます。

 その山羊は最後には屠殺されて囚人達が食べたのですが、非常に美味しかったと書かれていました。

 さて沖縄の山羊はいかに?

 非常に楽しみです。

 

 
  1. 2016-03-08 11:08
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

To もらもらさん

こんばんは。

なかなかするどい指摘ですね、そりゃ入ってますよ(笑)。

  1. 2016-03-08 18:26
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To よもぎねこさん

こんばんは。

囚人達がヤギを美味いと感じたのは、彼らが悲惨な食生活を続けておりかつ非常に空腹だったか、沖縄出身者だったかのどちらかでしょうね(笑)。

ちなみに、沖縄のヤギ料理については本編に書きますが、そこまで酷いことにはなりませんでした。九死に一生を得た、という感じですが。

  1. 2016-03-08 18:32
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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