2016-04-21 21:10

伊方原発から避難するではなく、伊方原発への避難を考えるべき

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「佐田岬半島は、四国の最も西に位置し、愛媛県伊方町にある半島。三崎半島とよばれることもある。八幡浜港付近から西南西へ、中央構造線に沿い長さ約40kmにわたって直線的に突き出しており、北の瀬戸内海と南の宇和海を隔てている。」※wikipediaより

この佐田岬半島には伊方原発があり、周囲には人口1万人の伊方町がある。先日、伊方原発3号機の再稼働審査が終了し、結果は基準クリアだった。伊方原発については、もちろん反原発派が再稼働に反対している。というか、主戦場の一つだ。

伊方原発には分かりやすい反対理由がある。避難計画だ。避難計画は再稼働の絶対条件ではないが、それはまあ脇に置くとして、反対派の主張は「地形的に避難は不可能」というものだ。

佐田岬半島は東西に細長い半島で、そのほとんどは山地が占め、道と呼べる道は1本しか無い。巨大地震が発生した場合、道は寸断され陸の孤島と化し、漁港は津波で破壊されるから、原発事故が起きても放射能から逃げられない、と。

4月20日、衆院経済産業委員会で民進党の落合貴之が、同様の見解を示して伊方原発を批判した。朝日新聞によると、落合は次の様に述べている。

「道路の左右に海が見える細長い半島の、一本しかない道の真横に伊方原発がある。万が一、想定外の原発事故が起きたら、確実に道路での避難はできない。」

「地元の伊方町は(周辺住民)5千人を港に運んできて、漁船で運ぶという避難計画を立てている。津波で港が使えなくなったら、その5千人はどうなるのでしょうか。」


うんざりする。どうして、反原発派はどいつもこいつもこうも低脳なのか。

避難が難しいことは分かる。しかし、巨大地震&津波が発生する前提なら、心配する順序が違うだろう。原発で過酷事故が発生し放射能が撒き散らされ健康被害が発生することを心配する前に、地震と津波から住民の命を守ることを考えるべきだろう。

巨大地震が発生した場合、佐田岬半島の太平洋側には最大20メートルの津波が試算されている。漁港がどうこう言う前に、町は丸のみされ壊滅する。山が近いので高台に逃げるのは容易かもしれないが、到達時間によっては全滅するかもしれない。

津波で原発事故が発生する確証は無く、でも津波来襲は確実(という前提)ならば、まずは津波から住民の命を守ることを考えるのが順序だ。なのに、反原発派は放射能から避難する計画は求めても、津波から避難する計画には興味を示さない。

町が津波に飲み込まれ、道路と漁港が破壊されヘリも着陸できず避難経路は全滅し、水も食料も無く、高台の山中で余震と土砂崩れに怯え、寒さに震えることになるだろうに、反原発派は原発事故から逃げることしか考えない。アホかと。

そもそも、伊方原発が津波に濡れる可能性は限りなく低い。伊方原発は半島の北側に立地し、太平洋側から来る津波は山地を越えられない。また、北側から来る津波は最大2.6メートルと試算され、伊方原発は海抜10メートルにある。

はっきり言って、佐田岬半島で最も安全な場所が伊方原発だ。圧倒的に高い耐震性能があり、津波を受ける心配も無く、そして居住地域からも近い。伊方原発は避難場所として最適なのだ。

南海トラフ地震が発生したとき、反原発派は伊方原発から離れろと言うだろう。しかし、no-risuは伊方原発に駆け込めと言いたい。住民の命を守るために考えるべきは、原発からの避難計画では無く、原発への避難計画と、そのための備えだ。




朝日:「伊方原発には避難の問題がある」民進・落合氏
http://www.asahi.com/articles/ASJ4N4CJ7J4NUTFK00B.html
"■落合貴之・民進党衆院議員
 (愛媛県伊方町の四国電力)伊方原発3号機で、再稼働への審査が終わった。原発自体の構造に問題がなくて安全基準をクリアし、立地自治体の同意を得られたとしても、伊方原発には避難の問題がある。"
 道路の左右に海が見える細長い半島の、一本しかない道の真横に伊方原発がある。万が一、想定外の原発事故が起きたら、確実に道路での避難はできない。
 地元の伊方町は(周辺住民)5千人を港に運んできて、漁船で運ぶという避難計画を立てている。津波で港が使えなくなったら、その5千人はどうなるのでしょうか。
 私には福島の原発近くに親戚がいます。(原発事故で)地域も、個人の生活もめちゃくちゃになってしまいました。こういう人たちへの配慮がなければ、核燃料サイクルも原発再稼働もできないんじゃないですか。国民的な理解は得られないんじゃないですか。
 私はこういう5千人が見捨てられるような政策を行う政府であってはならないと思います。そしてそれに配慮するのが政治の役割ではないでしょうか。(20日、衆院経済産業委員会で)





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コメント

こんばんは。

最近の反原発派にはイライラさせられっぱなしです。昨日は日テレのキャスターが川内原発を止めるべきと番組内で言い放ち、テレ朝のワイドショーも、ここは臆病になるべきだと言っていました。
しかし、それなら20万人が死亡すると推定されている南海トラフの被災予想地域に暮らす住人などは、全員どこかに疎開すべきではないでしょうか。

今日の週刊文春の広告でも、原発をトップで取り上げていました。「火砕流には打つ手なし」とか書いています。どこの原発の話か分からないですが、もし川内原発の話なら、原発に届く前に何十万人死者が出るか分からないし、原発が無くても人が住めなくなる可能性大です。文春は芸能人のスキャンダルだけ追っかけていてほしいものです。
  1. 2016-04-21 23:55
  2. URL
  3. kachikachi5120 #-
  4. 編集

原発に避難した過去

確か、東日本大震災の時、原発に避難して助かった方々がいたかと。
一応頑丈で、耐震性はばつぐん、一つの事故で、反対っても、いざとなれば安全な場所が、必要、
放射脳の皆さんは、しねとはいいませんが、やはり非常事態には、何か穴か決断が、必要だと思います。
  1. 2016-04-22 01:09
  2. URL
  3. 政界ウォッチャー三十年 #YT8B7Zr6
  4. 編集

To kachikachi5120さん

こんばんは。

文春は反原発、新潮は推進、とはっきり分かれましたね。他の週刊誌はほとんど反原発なので、新潮に理性が残っていて本当に良かったと思います。というか、ここ数年の新潮は本当に質が良くなってます。文春なんて、スクープ以外は飯島元内閣参与のコラムくらいしか読むところが無いです(笑)。

  1. 2016-04-22 21:28
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To 政界ウォッチャー三十年さん

こんばんは。

福島事故以後は知りませんけど、従前の立地自治体の避難計画は、原発が避難先に設定されていることが多かったはずですからね。

>放射脳の皆さんは、しねとはいいませんが

私は言いたいですが(笑)。
  1. 2016-04-22 21:34
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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