2016-05-19 20:53

護憲派は低次元、改憲派は高次元


「次元が違う」とはこのことよ。

安倍総理ら改憲派と、サヨク野党やメディアら護憲派が、お互いに「思考停止」だの「ご都合主義」だのと言い争っている。護憲派の理屈や気持ちも理解出来るが、論理的に考えれば、思考停止したご都合主義者は護憲派と言わざるを得ない。

護憲派の思考は点にすぎず、安倍総理らの思考は点を繋ぎ合わせた面で構築されている。護憲派は低次元的発想で、改憲派は高次元的発想だ。例えば、安倍総理らは「憲法」と「現実課題」をリンクして考えるが、護憲派は分けて考える。

安倍総理らは現実課題を解消するには憲法改正も含めて柔軟に考えるが、護憲派は9条死守が前提にあり、それを正当化するための点を選び寄せ集める。点と点の関連性を考慮しないから論理矛盾が生じるが、何故か護憲派は気にしない。

護憲派が論理矛盾に気がつかないのは、「9条=唯一絶対」で思考停止しているからだ。これを正当化するために点を選ぶことは、普通に考えてご都合主義そのものだろう。そして、護憲派は自分と同じ次元で安倍総理ら改憲派を見る。

だから、護憲派には安倍総理ら改憲派が思考停止でご都合主義に見える。要は、護憲派が見ているのは自分の姿を自分で投影した幻だ。物事を客観的に見られないから、鏡に映った自分に罵声を浴びせる滑稽な現実に気がつかない。

東京新聞が2月5日に掲載した社説「首相9条発言 ご都合主義の改憲論だ」は、まさしく低次元的視点で埋め尽くされていた。社説は「安倍総理はご都合主義だ」と批判しているのだが、どう見てもご都合主義は東京新聞側である。

安保法案では憲法学者の違憲判断に従えと言いながら、自衛隊については憲法学者の意見判断より過去の閣議決定に従えと言う。過去の閣議決定は認めながら、現在の閣議決定は認めない。面で見ず点で見るから矛盾するのだ。

憲法も、9条も、安保法も、自衛隊も、閣議決定も、全ては国家安全保障の大きな面の中に抱擁される点にすぎない。だが、東京新聞ら護憲派は、9条の点が世界を総べる頂点と信じて疑わない。何故か?、上にも書いたが思考停止しているからだ。

社説は、「憲法改正自体が目的化していると危惧せざるを得ない」と安倍総理を批判していた。しかし、憲法改正は手段であり目的ではない。9条死守が目的化した己の姿を安倍総理に投影し、映し出された己の醜い姿を批判しているのだ。

何と惨めで滑稽な社説か。こうした低次元思考は、護憲派だけに限った話ではない。基地でも原発でも人権でも、声の大きなサヨク連中に共通した傾向だ。気が滅入る。

高次元が低次元を理解することは容易だが、低次元は高次元を理解出来ない真理だ。これでは対話にならない。どうにかして、彼らにも高次元的思考を涵養できないものか。無理だろうなあ。このエントリだって、彼らには理解出来ないだろうし。




東京:首相9条発言 ご都合主義の改憲論だ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016020402000146.html
 戦力不保持を規定した憲法九条二項の改正は、自民党結党以来の党是なのであろう。しかし、憲法学者の「自衛隊違憲論」を引き合いに出して改正の必要性を主張するのは、ご都合主義ではないか。
 衆院予算委員会はきのう、安倍晋三首相と全閣僚が出席して、基本的質疑が行われ、二〇一六年度予算案に関する実質審議が始まった。金銭授受問題が報じられた甘利明前経済再生担当相の閣僚辞任で、数日遅れのスタートだ。
" 首相が、稲田朋美自民党政調会長との質疑で言及したのが、九条二項改正論である。
 九条は一項で戦争放棄、二項で戦力不保持を定めている。にもかかわらず自衛隊が存在しており、「現実に合わなくなっている九条二項をこのままにしておくことこそが立憲主義の空洞化だ」というのが稲田氏の指摘だ。"
 これに対し、首相は「七割の憲法学者が、自衛隊に対し憲法違反の疑いを持っている状況をなくすべきだという考え方もある」と、九条二項改正の必要性を訴えた。
" ちょっと待ってほしい。
 集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法をめぐり、多くの憲法学者らが憲法違反として反対の声を上げたにもかかわらず成立を強行したのは、当の安倍政権ではなかったのか。"
 自衛隊は、日本が外国から急迫不正な侵害を受ける際、それを阻止するための必要最小限度の実力を保持する組織であり、戦力には該当しないというのが、自民党が長年、政権を担ってきた歴代内閣の見解である。
 自衛隊を違憲とする意見があるのは確かだが、国会での議論の積み重ねを通じて定着した政府見解には、それなりの重みがある。
 安倍政権が憲法学者の自衛隊違憲論を理由に九条二項の改正を主張するのなら、集団的自衛権の行使を認めた閣議決定や安保関連法についても、憲法違反とする憲法学者の意見を受け入れて撤回、廃止すべきではないのか。
 都合のいいときには憲法学者の意見を利用し、悪いときには無視する。これをご都合主義と言わずして何と言う。それこそ国民が憲法で権力を律する立憲主義を蔑(ないがし)ろにする行為ではないか。
 憲法改正には国民の幅広い支持が必要だ。九条二項を改正しなければ国民の平穏な暮らしが脅かされるほどの緊急性が今あるのか。一九五五年の結党以来の党是だとはいえ、憲法改正自体が目的化していると危惧せざるを得ない。






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コメント

こんばんは。
次元が違うということで、ひとつ。

ここに三角コーンがある。
「三角コーンは四角でもある」と政府が言うと「三角と四角が同じわけあるか、ふざけるな!」とサヨクが怒る。
「三角コーンをひっくり返して底から見ると角の丸い四角形だ」と政府が言うと「勝手にひっくり返すなんて横暴だ!」とサヨクが怒る。
サヨクが自分でコーンを返すことはない。

お粗末さまでした。
  1. 2016-05-19 21:23
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  3. ciel #-
  4. 編集

To cielさん

こんばんは。

サヨクA:「三角コーンは三角である」
サヨクB:「三角コーンは四角である」

政府:「横から見れば三角、上から見れば四角、でも総合的に見て三角錐である」

サヨクA:「はぁ?、三角だろ!」
サヨクB:「四角でしかありえない!」

って感じかと。

  1. 2016-05-19 21:33
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

この道はいつもくる道必ず落とし穴に落ちる道

相変わらず、平和念仏九条踊り、お爺ちゃん、お婆ちゃん、もうご飯食べたでしょう?
薬飲んで寝ましょうね。いやはや、毎回同じ念仏書いて給料貰えるなんてうらやましい限り(笑)
輪転機と新聞配送、新聞配達は、下請け任せ、もう新聞社は労基署の立ち入り調査対称団体、いや公安調査庁の監視団体かも(笑)
破防法適用団体でしょう?
民進党(偽)もお仲間、小日本国として、お仲間共々、竹島、北方領土、尖閣諸島あげるから、そこで護憲とやらで頑張ってください(笑)
  1. 2016-05-20 02:56
  2. URL
  3. 政界ウォッチャー三十年 #luHOg6ls
  4. 編集

To 政界ウォッチャー三十年さん

こんばんは。

本エントリにおいて、民進党は関係ないのでは。だいたい、民進党は改憲派ですからね、一応。
  1. 2016-05-20 19:09
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

思考したうえで守旧派になっているのがサヨク?

no-risuさん

お久しぶりです。労農派(お花畑)サヨクのazarashです。

歴史や時代がめまぐるしく変わる中でサヨクは保守以上に古きにこだわる存在になってしまいましたね。
no-risuさんは嫌いな方かもしれないですが、労組の役員時代に民進党の辻本議員の講演を聞いたことがあります。
女史いわく歴史は繰り返すのだそうです、過去に戦争があり、もうこりごりと戦争を反省した理念を作ったにもかかわらず、また戦争に身を投じる。
武力解決という手段を正義とするべきか、おろかしさを繰り返さないよう思考すべきか、70年以上前のカビの生えたWW2から教訓を得たうえでサヨクは花畑になっているのかなと思います。
でもこんな考え方はISILや人民軍のタカ派などの前では何の効果もないのでしょうが。
  1. 2016-05-20 19:35
  2. URL
  3. azarash #-
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To azarashさん

こんばんは。

古きにこだわるのは嫌いじゃないですよ、政治以外の話ですけどね。

>もうこりごりと戦争を反省した理念を作った

憲法9条のことですよね。
でも、それってほんとうに戦争を反省して日本が作ったのでしょうか。
私にはそうは思えません。
そう判断する根拠が無い。調べれば調べるほど、「押しつけ」の根拠ばかり見つかるし、現実問題として9条が平和に貢献するとも思えません。

教訓なんて関係ないですよ。
サヨクが平和を望んでいることは、批判も否定もしないです。
でも、彼らの主張では平和を維持できない、そう思うから私は彼らを認めないのです。

  1. 2016-05-20 19:45
  2. URL
  3. no-risu #-
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