2016-06-20 20:55

舛添問題の本質は政治資金規正法


舛添が辞職した。ザマミロだ。昔から書いているが、no-risuは舛添が大嫌いである。セコく卑しい人間性が世間に周知され、人々の怒りがだぎる最中に追い出される形で辞職したことは、舛添を再起不能にする最高のタイミングだった。大変結構。

「東京五輪中の選挙になる」、「イジメだ」等と後出しでご高説垂れる恥ずかしい有識者様がポコポコ湧いているが、アホかと思う。税金を私物化したクズに、私物化された有権者が怒って、それのどこがイジメか。被害者と加害者をすり替えるな。

また、東京五輪中の選挙がそこまで深刻な問題ならば、次の都知事の任期を短縮すれば良いだけの話だ。民進党にいたっては、舛添より自民党バッシングに熱心な有様。百条委員会の設置に反対しておきながらよく言うわ。

だいたい、民主党が前回都知事選で支援した細川は、佐川急便など政治と金の問題でフルボッコにされて、舛添の1/3(約8ヶ月)しか耐えられず総理を辞めた人間ではないか。心底クズだな。

で、これでメデタシメデタシとするわけにはいかない。

メディアを見ていると、最大の関心事項は後任候補に移ったようだ。舛添問題の追及不足も聞かれるが、辞職されたことで若干の諦め気配が漂う。でも、そうじゃないでしょ。確かにそれらも大事な話だけど、舛添問題はもっと本質に目を向けるべきだ。

東京都議会は舛添を追放したが、その都議らは清廉潔白なのだろうか。そう信じる有権者は一人も居ないだろう。厳しい第三者が精査すれば、おそらくほとんど全員から何かしらの「不適切だが違法ではない使途」が見つかるに違いない。

そして、東京都議だけでなく、全国の地方議員及び国会議員らも、同様にいかがわしい金遣いをしているに決まっている。違法ではないのだから、好き勝手使うためのザル法(政治資金規正法)なのだから、まともな使途であるはずがない。

舛添問題の本質は政治資金規正法だ。東京都知事が辞職するほど「不適切」なのに「違法にならない」なんて、こんな馬鹿な話があるか。政党交付金における使途の厳格化と監査の強化、これこそが問題解決の本丸である。

ザル法のまま放置したければ、税金を原資とした政党交付金は直ちに廃止するべきだ。そもそも、政党交付金は献金禁止の代わりとして導入された。ところが、実際には献金を温存したまま政党交付金も受け取っている(共産党除く)。

ただ、やはりまずは政治資金規正法の改正だ。ザル法の放置は弊害が大きすぎる。参院選も近いことだし、マスコミは政治資金規正法について各党に厳しく見解を求めてはいかがか。甘利や山尾の問題も残っているし、聞かない手は無いだろう?。

余談。

舛添辞職のせいで、都知事選に46億円かかるらしい。ちと高過ぎるのではないか。突然だから割り増し特急料金になるのも分かるが、例えば橋下市長の大阪市長選は6億3千万円だった。人口当たりコストは大阪の1.5倍かかる計算になる。

単純比較できない理由はあるのだろうけど、それは何だ?。知事選のコストも、一度「厳しい第三者の目で精査」してはどうだろう。まあ、今回はさすがに間に合わないだろうけど。




珍しく意見が一致した琉球新報:<社説>舛添都知事辞職 真相究明、ザル法改正を
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-298722.html
" 舛添要一東京都知事が辞職した。甚だしい公私混同に関する釈明はどれも苦しく、信頼回復はもはや不可能だった。辞職は当然だ。
 だがこれで幕引きにしてはならない。金の使途はあいまいなままである。真相を徹底究明すべきだ。
 家族と泊まったホテルで面談した相手は明らかになっていない。本当に誰かと面会したのか。架空の話なら虚偽記載となり、政治資金規正法違反が疑われる。他の飲食費も同様だ。うやむやにしてはならない。
 舛添氏に調査を依頼された弁護士は違法性なしと結論づけた。だが彼らは舛添氏から依頼されたのであり、「第三者」ではあり得ない。真の第三者に都議会が委嘱し、使途をきちんと解明して、必要なら刑事訴追すべきである。
 再調査でも違法性がないと判断されるかもしれない。それならそれで、ザル法を改正すべきだ。
 政治資金規正法では虚偽記載や不記載は違法だが、支出の中身についてはほとんど制限がない。だから違法性がないという理屈である。しかし高級美術品を買い、家族旅行の宿泊や飲食を賄って、全て「政治資金だ」と言われても、納得できる有権者はいるまい。
 ザル法は政治資金規正法だけではない。甘利明衆院議員もおとがめなしだ。現職の大臣とその秘書が道路整備の補償交渉に口利きし、国の所管する都市再生機構に「もっと色を付けて」と求め、600万円を受け取ったのに、である。道路整備は経済再生担当相の所管ではないから、あっせん利得処罰法違反の構成要件には当たらないという理屈なのだ。
 これでは民主国家とは言えない。これほどの欠陥法を放置するなら国会の自浄能力が疑われる。
 舛添氏は公私混同、放漫支出を厳しく指弾されたが、問題は2代前の石原慎太郎氏も同様だった。
 石原氏も15回の海外出張で2億4千万円かけたと指摘された。ガラパゴス諸島で高級宿泊船航海をしたこともある。同氏肝いりの美術館事業では自身の四男延啓氏を外部役員に登用し、公費で欧州に出張させた。他の都立文化施設の予算は削る一方、この事業の予算は増え続けた。
 議会で公私混同を指摘されても、石原氏は「余人に代え難い」と主張した。こうした在り方を追及し切れず、許したからこそ、現在の問題があるのではないか。都議会の検証能力も問うべきだろう。

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コメント

どっちもどっち

笑っちゃうのは舛添スキャンダルの熱も冷めないうちから都議会はリオに五輪の事前視察で26名の都議会議員を派遣するそうです。
26名もです。
それで視察団は帰国後のレポートも何も提出の義務はなく、逆に現地で色々質問や指摘は外交上の礼儀に反するからと要は単なるリオツアーのお遊びに行くということですよね。

なら、五輪担当の都庁の職員にでも行ってもらえば良いことです。
そしてビデオ撮影してきて帰国後に都議会で報告会でもすりゃ良いことだと思います。

どうせ視察に行く議員の半数近くは次の都議会選挙で落選して2020年には議員ではないでしょうから。

舛添問題の審議でテレビに晴れ姿を映して得意満面の議員もいるでしょうが舛添も都議会議員も金銭感覚はどうせ一緒でしょ?
  1. 2016-06-21 07:55
  2. URL
  3. そうかせんべい #-
  4. 編集

To そうかせんべいさん

こんばんは。

27人だったような。

東京都議会に限らず、議員の視察などほとんどが旅行ですよ。税金旅行です。

舛添を糾弾していた都議も、金銭感覚やモラルはたかがしれています。都議はまだまし、地方議員の多くは腐りきってますから。

  1. 2016-06-21 21:16
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

横から失礼致します

都議団の視察中止になりました、世論にまけみたいです。

あと、政治資金の問題、下手につつくと、自分たちに跳ね返る見たいで、私は都民なんで、体調落ち着いたら情報開示請求と住民監査請求してきます。
  1. 2016-07-05 01:34
  2. URL
  3. 政界ウォッチャー三十年 #luHOg6ls
  4. 編集

To 政界ウォッチャー三十年さん

こんばんは。

視察は中止になって良かったと思いますよ。
明らかに遊びでしたからね。
  1. 2016-07-05 21:12
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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