2016-07-29 20:16

民進党争奪戦


民進党は民主党時代から不安定な政党だった。政治思想より政局を優先した寄り合い所帯で、自分勝手なサヨク思想の人間がやたら多く、党にガバナンスは存在せず、安倍総理みたいなリーダー人材もおらず、継ぎ接ぎだらけの泥船の様相だった。

それでも、選挙互助会として共通の利益があったから、小沢一派離脱以降はどうにかこうにかまとまってこれた。ニセ維新と野合して、ますますバラバラになりそうになったゴミクズの塊を、「反アベ」の細い紙ひもでひとまとめにしてこらえてきた。

だが、ここにきて民進党をめぐる勢力争いは大きく変化しそうだ。これまでの闘争とは一変する可能性があると考えている。具体的には、「内紛」から「侵略」に変化する恐れがでてきたと思う。

これまでの権力争いは、民進党内部の有力者が覇権を争う内紛だった。民進党という井戸の中の蛙が、身内でケンカしているだけだった。誰が勝っても民進党は民進党、民主党を前身とする党の性格に変化を与える争いではないかった。

これが変わりそうなのだ。

何と、江田憲司が民進党内にニセ維新会派を結成するらしい。しかも、ニセ維新会派は民進党内で最大勢力になる見込みという。ついにきたか。参院選あたりから不気味に沈黙していたが、やはり水面下では活発に動いていたのだ。

no-risuの目から見て、民主党における江田一派は外部勢力だ。身内ではない。野合後も、江田は従前の政策を変えていない。民主党への配慮や妥協は一切無く、民主党にも江田を抑える力が無く、仮面夫婦みたく別々に動いている。

現在の民進党は事実上の民主党だが、江田一派が主流派になれば民進党はニセ維新になる。江田は、最初から民主党乗っ取りが目的で野合したが、それがいよいよ現実性を帯びてきたわけだ。これは、明らかに民主党に対する侵略だろう。

そして、江田一派の侵略を快く思わないだろう別の外部勢力がある。共産党だ。共産党にとって、現在の不甲斐ない民進党は非常に美味しい存在だ。参院選における野党連合はメリットしかなかった。共闘の効果も実証された。

また、共産党は、死骸に寄生するキノコみたく民進党内部に菌糸を浸透させ、菌糸が出す麻薬成分で着実な友朋化に成功している。このまま進めば、民進党は事実上の共産党支援団体となるだろう(すでにそんな感じになってるけど)。

江田が民進党を乗っ取り、民進党の性格がニセ維新になれば、おそらく民共共闘は崩壊する。政策は水と油、江田は協力より謀略や侵略を好み妥協もしない、何より民主党ほどアホではない。民進党をしゃぶる共産党には面白くない展開だ。

これを共産党が黙って見ているとは思えない。江田の侵略に負けじと、共産党も民進党の取り込み工作を強化するのではないか。つまり、民進党は江田一派と共産党から同時侵略を受ける構図になるのではないか。

民進党は民主党のままでありたい岡田らと、支配して自分色にしたい江田と、江田に食われるくらいなら自分で食いたい共産党の争い。江田のニセ維新会派結成は、それら3勢力による民進党争奪戦開始の号砲であり、宣戦布告だろう。

面白くなってきたじゃないの(笑)。



時事:維新系、代表選で主導権狙う=民進内最大グループ結成へ
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072800822&g=pol
 9月の民進党代表選をにらみ、江田憲司代表代行ら旧維新の党出身議員が党内グループを来週にも結成することが28日、分かった。メンバーは衆院21人、参院2人の計23人で、党内グループとしては最大規模となる。代表選では、維新時代から掲げてきた「既得権と闘う改革」に賛同する候補を推し、主導権を確保したい考えだ。
 3月の民進党結党以降、維新系議員は「情報連絡の場」として定期的に会合を開くなど一定の結束を保ってきたが、党内融和に配慮してグループ化は控えてきた。だが、代表選が参院選後の党再出発の好機になるとみて、江田氏を代表とする集団として正式に発足させることにした。改革姿勢を表すグループ名も検討中だ。
 維新系は今のところ、代表選で独自候補擁立までは想定していない。主要メンバーの1人は「改革を実行し、党を再生できる候補を推す。その見極めに入る」と述べ、党内最大勢力として存在感を発揮したいとの意向を示す。
 旧民主党系の各グループは、重複登録のケースもあり、実質的な活動ベースでは十数人規模がほとんど。代表選に出馬の意欲を見せる前原誠司元外相のグループも名簿上は約25人だが、「実質的に10人程度」(関係者)とされる。出馬には20人の推薦人が必要なため、前原氏は維新系の支持取り付けを視野に接近を図っている。代表選出馬を模索している細野豪志元環境相も同様に維新系に接触している。
 一方、岡田克也代表は27日夜、野田佳彦前首相と東京都内で会談。野田氏のグループに所属する蓮舫代表代行の擁立論が出ていることを踏まえ意見を交わしたとみられ、党内の駆け引きが活発化している。







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コメント

政党再編は常といえど

今回のような、意味不明な主導権争い、もう野党など存在しないようなものです。
かつての、細川連立政権が、一瞬にして崩壊したのを思い出しました。
  1. 2016-07-30 12:17
  2. URL
  3. 政界ウォッチャー三十年 #luHOg6ls
  4. 編集

To 政界ウォッチャー三十年さん

こんばんは。

なりふり構わず主導権争いしたくなるくらい、野党とは言えど国会議員の権力には魅惑的な「何か」があるのでしょうね。

  1. 2016-07-30 21:08
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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