2016-09-02 21:40

キャンプ・ハンセン返還に怒る反基地派(笑)


1990年、沖縄米軍基地のキャンプ・ハンセンについて、名護市に隣接する土地162ヘクタールを返還することで、日米両政府が合意した。まずはさっさと北側の55ヘクタールを返還し、その1年後に残りをまとめて返還する計画だった。

ところが、返還計画は遅れに遅れ、先日になってようやく55ヘクタールの返還実行が決まった。この返還に沖縄メディアら反基地派は激怒している。彼らのお怒りの理由は「返還が遅すぎたから」ではない。「返還するな!」と怒っている(笑)。

返還合意以降、当該地域の名護市幸喜区、許田区、喜瀬区は揃って返還延期を求めてきた。返還されたら借地料収入が消滅するからだ。そこで、彼らは「跡地利用やるやる詐欺」で時間稼ぎをした。「計画完成まで返還は待ってね」と。

日米両政府は誠実かつ寛容だったので、地元の意向を尊重して待ち続けた。ひたすら待ち続けた。1999年、もう十分待ったと思い返還しようとしたら、また「跡地利用計画ができるまで待って」と言われた。心優しい政府はさらに5年待った。

しかし、2004年になっても「跡地利用計画は未完成」と延期を要請された。政府の空よりも高く海よりも深い慈悲により、さらに2010年まで猶予が与えられた。だが、2010年になっても「跡地利用計画は未完成」と言い、3地区は延長を求めた。

要するに、名護市の3地区は、最初から跡地利用計画など作成するつもりは無かった。ずるずると借地料をゆすりたかり続けたかった。3地区はそれを隠しておらず、正直に「欲しいです」と言っていた。話をおかしくさせたのは反基地派だ。

借地料を欲しがる地区の存在は、反基地派にとって不都合な事実だった。しかも、3地区の内の許田区と喜瀬区は、「辺野古移設を容認するから返還は延期してください!」とまで言い出していた。これは不都合極まりない!(笑)。

でも、さすがに同朋批判はできない。悪者は常に政府と米軍でなければならない。だから、反基地派は基地に反対しつつ、返還拒否を正当化しつつ、国と基地を批判した。もちろん論理的に破綻してしまうが、そんなことはお構いなしだ。

3地区は、返還より借地料が欲しくて跡地利用計画を作らなかっただけなのに、反基地派は「返還予定地が悪条件だから跡地利用計画が作れないのである。そんな土地を返還するとは酷い嫌がらせだ!」などと言い出した。

そのくせ、沖縄基地負担の常套句、「米軍基地の75%が沖縄に集中」の「75%」には、ちゃっかり返還予定地も含めている。何たる厚顔無恥(笑)。

さらに、彼らは「細切れ返還」なる難癖も生み出した。「返還面積が小さいから跡地利用計画が立てられない。細切れ返還で嫌がらせ!」と主張している。しかし、返還面積は東京ドーム35個分だ。普通、これを「細切れ」とは言うまい。

そもそも、跡地を何に利用するかは決まっていない。「こうしたい」という計画があれば、それに対して広いか狭いか議論出来るわけで、何も決まっていない段階で議論できるわけがなかろうに。

反基地派の難癖はまだある。

今回の先行返還55ヘクタールは、辺野古移設に反対する幸喜区の土地だった。残りの返還は来年で、幸喜区は一足早く借地料収入が途絶える。このことについて、沖縄メディアらは「辺野古反対派へのみせしめだ!」と政府を批判している。

冒頭に書いた経緯のとおり、55ヘクタールの先行返還は1990年の合意事項だ。反基地派は被害者を装い国の無慈悲を批判するが、事実は辺野古移設なんて関係無い。沖縄メディアだって知っているはずで、とことん卑劣な連中である。

反基地派のご都合主義は最低最悪だ。いくつものウソとダブスタが入り交じり、単純な事実が非常に複雑化されてしまっている。反基地派と議論すると言うことは、こういう愚劣なウソやダブスタに一々向き合わねばならないことを意味する。

アホらしい。奴らとの対話なんて完全に時間の無駄、理解する気のない連中のご理解は不要だ。何が「地元意向無視は許されぬ」か。地元の意向はゆすりたかりの継続、それを隠し歪める沖縄メディアは恥を知れ。その汚いペンを折り口を閉じろ。




琉球:<社説>基地細切れ返還 地元意向無視は許されぬ
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-329667.html
" 県民が反対する基地建設を強行する一方で、地元が求めてもいないのに、跡地利用が困難な基地の一部を刻んで返還する。地元の意向はどこまで無視されるのか。
 米軍キャンプ・ハンセン内で返還が合意された一部土地約162ヘクタール(名護市幸喜、許田、喜瀬)のうち、2014年6月末に先行返還された幸喜区の市有地55ヘクタールが引き渡される。"
"  磁気探査による銃弾などの支障除去作業を終えた沖縄防衛局が名護市と幸喜区に意向を伝えた。土地の引き渡しによって、市や区に支払われてきた支障除去期間に伴う保障金は終了する。
 跡地利用が見込まれる基地返還ならば地元は歓迎するはずだ。しかし、この土地は傾斜地であるばかりか、土地の一部を刻んで返還する「細切れ返還」のため、跡地利用は困難な状況にある。そのため幸喜区など3区は返還延期を沖縄防衛局に求めてきた。"
"  有効な跡地利用が見込めず、区財政に痛手となる返還に地元幸喜区や市が慎重だったのは理解できる。沖縄防衛局は地元の意向を尊重すべきではないのか。
 先行返還の経緯も疑問だ。許田区と喜瀬区は普天間飛行場移設を条件付きで容認する辺野古区を支持し、防衛業務にも協力する考えを伝え、返還延期を防衛局に求めた。幸喜区は移設を認めていない。先行返還は辺野古移設に反対していることへの「見せしめ」だと幸喜区は疑問視している。
 言うまでもなく、新基地建設と名護市の西海岸側に位置するキャンプ・ハンセンの一部土地返還は全く別の事案だ。もし新基地建設に対する姿勢によって恣意(しい)的に返還時期や返還地域を決めたのであれば到底許されない。沖縄防衛局は幸喜区の疑問に答えるべきだ。"
"  米軍基地の「細切れ返還」はこれまでも跡地利用や地権者の生活保障面で問題視されてきた。地権者や地元自治体は、効果的な跡地利用が可能となる規模の計画的返還を求めてきた。しかし、米側の都合で小規模返還が実施されてきた。跡地利用は進まず、収入の途絶えた地権者の生活にも打撃となった。
 戦後の基地建設は地域計画の障壁となった。生活基盤の土地を奪われた地権者の中には故郷を離れた人もいる。返還に当たっては基地を抱える地域や自治体、地権者の意向を踏まえるべきだ。二重の苦しみを課すことは許されない。"







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コメント

こんな茶番が 永続的に 続けれるなんて税金の無駄遣いも在るのでしょうね。手も足も出ない状態で吊り上げたいですよ!
  1. 2016-09-02 22:18
  2. URL
  3. 三助 #-
  4. 編集

軍用地主の闇

裏にうごめく、軍用地主、正直私にはわかりません、早くブラックボックス化している軍用地主をなんとかしませんと、軍用地主は売買され安定資産だとか、意味不明です国税庁仕事しろ!
  1. 2016-09-03 05:05
  2. URL
  3. 政界ウォッチャー三十年病み上がり #r6C8noIs
  4. 編集

軍用地主の闇

基地は、土地台帳が失われていたので、自主申告通り地権の受付をしたとか。従って帳簿上と実測ではまるで合わないと聞きます。それが返還反対の一つの主要動機ではないか?

その辺の調整はどのようにできているのでしょうか?
詳しい人がいたら教えてください。

  1. 2016-09-03 08:19
  2. URL
  3. かわた #qFCkdryo
  4. 編集

土地利用に問題があるなら
名護市や県に言うべきでしょう
何のために高い交付金を出してると思ってるんでしょう…
  1. 2016-09-03 11:50
  2. URL
  3. 大門 #-
  4. 編集

To 政治ウォッチャー三十年さん

こんばんは。

いくらかは明らかになっていますが、全体的に見てブラックボックスですよね。全てオープンにしろと。特定秘密じゃあるまいに。
  1. 2016-09-04 21:26
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To 三助さん

こんばんは。

安倍政権のおかげで、徐々に正常化されてはいますね。この流れを大切にしましょう。
  1. 2016-09-04 21:27
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To かわたさん

こんばんは。

実測と支払いが異なる、それは事実だと聞いています。
支払い面積は、実面積より大きくなっているとか。

絶対に表には出てこないでしょうけど、反対理由の一つになっていることは容易に推察されますね。

  1. 2016-09-04 21:29
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To 大門さん

こんばんは。

基本的に、「国がー」の連中ですからね。自分達で解決する能力も、解決する意思も無いのです。その方が好都合ですし。

  1. 2016-09-04 21:30
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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