2016-11-28 20:41

ますます提案型から遠のく民進党


安保関連法案が議論されていたとき、反対派は「戦争法案」のレッテルを貼り、「殺し殺される国になる」などと世論を煽っていた。「戦争法案」は共産党が作った言葉だ。意外に思われるかも知れないが、民進党は党として積極的にこの言葉を使ってはいなかった。

4野党共闘していたから全く使わなかったわけではないけれど、民進党オフィシャルブログ等ではほとんど確認出来ず、法案賛成派も少なくない党内事情のためか、共産党らの愚劣なレッテル貼りに嫌悪したのか知らないが、おそらく意識して回避していた。

no-risuは、戦争法案などとぬかす連中は全員クズだと確信しているので、なかなか言わない民進党に何度か舌打ちさせられた。「ちっ、民進党の分際でまだ矜持だか理性だかが残っているのか」と。

その民進党が、年金改革法案について率先して「年金カット法案」と連呼している。かすかに残っていた理性や矜持は消滅した、あるいはハナから残っていなかったらしい。

今回の法改正は、「年金を支える側が苦しいときに支えられる側だけ優遇される」という不平等を解消するものだ。賃金が下がったら、物価が上昇していたとしても年金も下げる、これを「年金カット法案」なるレッテル貼りで批判するとは程度が低すぎる。

もし批判するならば、批判のための批判でなく生産的な議論にするならば、論点はそこじゃない。

何故、与党がこの法改正を行ったか。不平等是正の目的もあるにはあるだろうが、そりゃ表向きだろう。「物価が上昇して賃金が減少する事態」に対処する、ここが法改正の急所だ。そういう事態が起こりうるのはどういう場合か、そこを突かねばならない。

当然、与党側はその様な事態が起こりうる理由を理解している。だから法改正した。おそらく、与党らが想定しているのは消費税増税だ。普通、物価が上がれば賃金も上がる。しかし、消費税で強制的に物価を上げても賃金は上がらない。

消費税増税は、年金など社会保障財源を目的にしている。ところが、年金財源確保のために消費税増税したら、物価スライドで年金支給額も増えてしまう。だから、与党はいずれ実施する消費税増税の前に、先手を打って法改正したのではないか。

したがって、論点にするべきは「いつ、何%、消費税増税する予定なのか」ということだろう。もちろん予定は決まっているが、国民に改めて「痛税感」を思い出させることになり、与党にとっては触れられたくない、突かれると痛い論点だ。

もっとも、ここを突くには消費税増税に関する民進党の方針と、年金財源に関する対案が必要になる。が、それは大丈夫だろう。消費税増税は条件付賛成で、年金財源は「公共事業費転用」「赤字国債」「埋蔵金」という立派な対案をお持ちである(笑)。

蓮舫は提案型野党を目指すと宣言した。「年金カット法案」なるレッテル貼り、議長席に押し寄せ物理的に採決妨害、最後はプラカード掲げて記念撮影、提案型とは対極の無責任野党だ。言われたそばから田舎のプロレスじみた茶番やってどうする。


年金カット法案

つくづく底無しのアホだな。安倍総理が苦言を呈したとおり、今の民進党と何時間議論しても時間の無駄だ。



ブロゴス:年金カット法案強行採決、「本当に憤っている」蓮舫代表
http://blogos.com/article/199560/
 与党が25日夕刻、衆院厚生労働委員会でいわゆる年金カット法案を強行採決した(写真上)ことについて、蓮舫代表は記者団の取材に応じた。
" この中で蓮舫代表は、「とにかく安倍内閣は、強行、強行、また強行と。総理の思うがままに立法府は動くと勘違いをしているということがよく分かった。『こんなの何時間やったってしょうがない』というような発言までしていて、驚いた。総理としてどうなのか、本当に憤っている」と安倍総理の姿勢を厳しく批判した。
 過去の重要な年金関連法案についてはいずれも衆院で30時間程度審議した経緯があるのに対し、今回の年金カット法案の審議時間はまだ19時間。蓮舫代表は「19時間で国民の年金が3割カットされるリスクを誰が納得するのか。本当に今の政権のおごり、上から目線、『国民はどうせ分からない』という姿勢が、非常に残念だ」などと述べた。"





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