2017-01-18 20:26

教員試験口利き疑惑:オール沖縄は安慶田副知事を切れるか


翁長知事の盟友、安慶田光男副知事が、2015年の公立学校教員試験で口利き圧力をかけた疑惑が生じた。暴露したのは沖縄県教委で、沖縄タイムスはジャーナリスト魂に目覚めたか、オール沖縄への打撃を無視した精力的な報道姿勢を見せている。

琉球新報は申し訳程度にしか報じていない。常々指摘しているとおり、沖縄2紙を比較したとき、報道機関としての質は圧倒的に沖縄タイムスが上だ。

さて、この疑惑について、当の安慶田は完全否定している。したがって、安慶田か県教委のどちらかが嘘を言っていることになる。報道を読む限り、嘘つきは安慶田だと感じる。県教委の証言はかなり具体的で、しかも組織として告発しているからだ。

県教委の説明は次のようなものだ。

1.安慶田は、複数の受験生を合格させるよう口利きを行った。

2.口利きは、複数の県教委に対し、複数回行われた。

3.安慶田は、意中の受験生の氏名や受験番号のメモを渡した。

4.県教委は、緊急会議を開き対応を協議した。

5.協議の結果、圧力には屈せず公正な試験を実施した。

6.試験の結果、口利き受験生は全員不合格だった。

7.試験結果を知り激怒した安慶田は、電話で県教委を恫喝した。


これが嘘であれば、沖縄県教委という組織がふき飛ぶ大問題になるし、それだけの危険を冒してまで嘘をつく目的などおよそ思いつかない。また、県教委の様な役所組織がこの手の告発をする場合、その動機は「組織防衛」と相場が決まっている。

沖縄県教委は、副知事を敵に回してでも告発せねばならない窮地に陥った、と推察するのが自然だ。「やらねばやられる」と。たぶん、逆恨みした安慶田が県教委の人事に介入でもしたのだろう。で、県教委が潰しにかかったわけだ。

もちろん、この推察に確たる証拠はない。でも、告発者、告発内容、告発のタイミングから、そう悪い推察ではないと思うがどうだろう。もし推察が正しければ、今後の展開は4通り考えられる。

一つ目は、安慶田が口利きを認めず県教委と敵対しつづけるケース。この場合、県教委はさらなる証言や証拠を示すだろう。受験生の名前や受験番号が書かれていたというメモ、かかってきた電話の録音、あるいは人事介入について、二の矢が放たれる。

二つ目は、内々に和解するケース。介入人事案を白紙撤回し、もう意趣返ししないと約束し、ゴメンナサイすれば、県教委は騒がなくなり、沖縄メディアも黙殺する。

三つ目は、騒ぎがでかくなる前に翁長が安慶田を切るケース。それで手打ち。

四つ目は、県議会が騒いで勝手な幕引きを許さないケース。自民党はすでに調査に着手したらしい。この場合、「県政を混乱させたくない」といった理由で、安慶田が罪を認めないまま辞職して終了かな?。

さあどうなる。

ちなみに、オール沖縄にとって一番良い選択は、翁長がズバッと断罪して正義とリーダーシップを示すことだと思う。次点は和解だろうか。個人的には、安慶田と県教委で泥沼の抗争を繰り広げていただきたいが(笑)。



沖縄:安慶田副知事、15年の教員試験で合格を不正依頼か 本人「断じてない」
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80262
 2015年に実施された沖縄県教育委員会の公立学校教員候補者選考試験(教員採用試験)で、安慶田光男副知事が特定の複数の受験者を合格させるよう、県教委に依頼していた疑いのあることが17日分かった。複数の県教委関係者が証言した。県教委は「不正行為に当たる」と判断して応じず合否への影響はなかったが、試験の信頼性が揺らぎ、副知事としての資質に疑問が持たれかねない。安慶田氏は沖縄タイムスの取材に「(不正な依頼は)断じてない」と否定した。(社会部・鈴木実、嘉数よしの)
" 関係者によると、安慶田氏から働き掛けがあったのは15年7月の1次試験の後。
 県教委の職員が副知事室に呼び出され、複数の受験者の氏名や受験番号が書かれたメモを直接渡されたり、副知事から県教委に依頼の電話が掛かってきたりしたという。
 こうした働き掛けは複数回あり、合計すると2~4人の受験者について依頼があったとみられる。県教委は内密に対応を協議し、選考作業に手を加えることはしなかったという。
 関係者の一人は「副知事の地位を利用した事実上の指示。どう断るかが内部で問題になった」と話す。
 地方公務員法は全体の奉仕者としてふさわしくない行為があった場合の調査や懲戒処分について定めているが、特別職は対象外。
 他県では条例などで取り決めている事例もあるが、沖縄県職員倫理規程は一般職だけが対象になっており、特別職による口利きなどを防止するルールは整備されていない。
 15年実施の教員採用試験では4404人が受験し、最終合格者は451人。平均倍率は9・8倍、校種によっては20倍を超えるなど、全国でも有数の「狭き門」になっている。
 平敷昭人県教育長は「自分の就任前の話であり、口利きがあったとの報告も受けていない」とし、「不正は制度上できない。採用試験は客観的、公平に行われている」と話した。
 安慶田氏は1980年、那覇市議会議員に初当選。市議会議長を経て2014年12月、副知事に就任した。"






関連記事
スポンサーサイト

テーマ:沖縄米軍基地問題
ジャンル:政治・経済

  1. 沖縄
  2. TB(0)
  3. CM(0)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する