2017-04-17 21:04

「イジメ」でなく「反原発派への攻撃」が許せない


4月17日の東京新聞社説は、「原発避難いじめ 『心の傷』は見逃さない」だった。

文科省が行った避難者イジメ実態調査によると、福島原発事故後に福島県の内外に避難した小中高生ら約一万二千人について、16年度は129件、15年度以前は70件の計199件。このうち震災や原発事故に関連したケースは13件だったらしい。

東京新聞様はじめ反原発派の皆様は、この「原発避難者イジメ」に随分と嘆き悲しみお怒りであられるが、「どの口が言うか!」と軽蔑せずにはいられない。そもそも、お前らはいつからそんなイジメ被害者に寄り添うようになったのか。

言うまでもないことだが、学校でのイジメは避難者だけが被害者ではない。普通の子供もイジメに苦しんでいる。学校の数だけ、学年の数だけ、学級の数だけイジメがあると考えてもいいくらい、ありふれている。ところが、マスゴミはそれらの被害者に関心を持たない。

被害児童がどれだけ苦しもうが無視。苦しみぬいて自殺して、それでようやく関心を持つ。なのに、原発避難者イジメだけは、「○○菌」と呼ばれたとか、「おごらされた」とか、その程度の些細なイジメでも社会的大問題のごとく大騒ぎする。なんだそりゃ。

放射脳メディアが大騒ぎしたせいで、原発避難者イジメが頻発しているかのように錯覚するが、実は全然そんなことはない。上記に紹介した文科省の調査でも、2年間に発生した199件の内、原発絡みはたったの13件にすぎなかった。

避難者イジメ全体の199件にしても、千人あたりのイジメ件数は8.3件(2年平均)で、これは全国平均13.7件(26年度)・13.4件(25年度)と比較してかなり低い。「避難児童は既存児童よりもイジメられにくい」、というのが現実なのだ。

通常のイジメより発生件数が少なく、イジメ内容のレベルも高いわけでもなく、それでも原発避難者イジメばかり特別扱いして擁護するのは非論理的だろう。それこそ差別である。イジメ問題を報道するのは良いが、それなら分け隔てなく報じるべきだ。

東京新聞らは言う。「199件など氷山の一角」だと。しかし、捕捉率の低さは通常のイジメ件数でも同じことだろう。

東京新聞の社説には「慣れない避難先で不安な生活を送っている子どもが、さらにいじめに遭うのはあまりにも理不尽」と書かれていた。それはそうだが、二重の苦しみを負っているのは、通常のイジメ被害者の中にも大勢いるはずだ。

また、「松野博一文科相は避難者いじめの防止策として、子どもらが放射線に対する科学的な知識を身に付けることも呼び掛けた。だが、子どもたちに求める放射能の知識とは何を指すのか。原発事故の影響を矮小化しようとする思惑があるのなら見逃せない」とも書かれていた。

その直前には、「避難者の子どもたちに放射能や賠償金のイメージがついて回るのは、大人が持っている差別や偏見の影響があるだろう」と書いているにもかかわらず、だ。

東京新聞は、「(イジメの原因に)大人が持っている差別や偏見の影響がある」と主張している。よく聞くフレーズだが、東京新聞らは「大人の持つ差別や偏見」の具体的な中身について言及しない。

言及しないのは、東京新聞ら反原発派が広めた「ピカの毒から逃げろ~!」的な風評(デマ)こそ、「大人の持つ差別や偏見」の正体だからだ。不都合な事実を無視して、他に犯人を捜して、見つからないから「社会の責任(ただし自分達は除く)」に逃げる。

で、松野文科相がデマ(不都合な事実)を払拭しようとしたら、とたんにイジメも子供もそっちのけで「原発事故の影響を矮小化しようとする思惑だ!」と批判する。反原発メディアのなんたる醜さよ。

東京新聞の社説を俯瞰したとき、「子供」や「イジメ」は主張の核心でないことがよく分かる。彼らにとって、「原発避難者イジメ」とは「反原発派に対する攻撃」なのだ。だから、特別扱いして騒ぎ立てるくせに、「子供を救う」という意識が希薄な主張になる。

違うというのなら、「原発避難イジメは許さない」でなく「イジメは許さない」と言うがいい。通常のイジメに対しても同じくらいの熱量で報じるがいい。まあ、できないだろうけど。だって違わないから。図星だから。



東京:原発避難いじめ 「心の傷」は見逃さない
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017041702000131.html
" 原発事故のために避難した子どもに対するいじめの状況を文部科学省が公表した。把握されたケースは氷山の一角かもしれない。避難を余儀なくされた子どもらを見守り、異変を見逃さずにいたい。
 調査は、福島原発事故後に福島県の内外に避難した小中高生ら約一万二千人を対象に行われた。二〇一六年度は百二十九件、一五年度以前は七十件の計百九十九件。このうち震災や原発事故に関連したケースは十三件だった。"
" 調査のきっかけは昨年秋、横浜に避難した男子生徒が小学校時代に、同級生から暴力をふるわれたり、遊興費などのために百五十万円を要求されていたことが発覚したことである。
 同省は十二月、同様のいじめがないか調べるように学校に求め、子どもたちに面談などをして確認を行った。十三件の内容は「福島へ帰れ」「放射能がうつる」などと心ない言葉を投げ付けられ傷ついている場合が多い。被害に遭ってもすぐに親や教師には言えなかったというケースもある。慣れない避難先で不安な生活を送っている子どもが、さらにいじめに遭うのはあまりにも理不尽である。"
" 原発避難者たちが各地で提訴している損害賠償裁判でもいじめの問題が出ている。避難者に限らず、いじめの問題への対応は難しいが、原発避難という特別な事情を踏まえ、子どもの様子を見守ることで異変のサインもキャッチできる。問題の芽を早めに摘めるのではないか。
 避難者の子どもたちに放射能や賠償金のイメージがついて回るのは、大人が持っている差別や偏見の影響があるだろう。今村雅弘復興相が区域外の自主避難者の避難について「自己責任」と発言した。国策が招いた原発事故なのに、被害者に責任を転嫁するような認識を閣僚が率先して示すようでは、偏見や差別を助長させる。"
" 松野博一文科相は避難者いじめの防止策として、子どもらが放射線に対する科学的な知識を身に付けることも呼び掛けた。だが、子どもたちに求める放射能の知識とは何を指すのか。原発事故の影響を矮小(わいしょう)化しようとする思惑があるのなら見逃せない。
 横浜の生徒は「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」と手記に書いた。自分と同じように苦しむ子どもたちのために生徒が出した勇気に、大人たちは正面からこたえなくてはならない。"






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コメント

放射脳は一度CTスキャンで脳調べたら?

放射脳は放射能も放射線も原子炉と原子力発電所の違いも知らない。

また、核兵器の本当の威力も知らない。

確かに、広島では黒い雨で放射能障害はありましたが、長崎では?

地形の関係と落とすタイミングで威力がかなり違ったんですよ、それも落としたB-29も被害を受け墜落寸前かろうじて沖縄や硫黄島に着陸、私は等乗員には罪を感じません、兵隊は駒、悪いのは最高責任者、ルーズベルトとトルーマン、少し脱線しましたが、正直な話まだ放射能と身体への影響はまだ
100%どころか良くわかりません。
また、放射脳の決めつけは吐き気がします、原子力村だの御用学者だの、本当に脱原発なら協力すべき、攻撃してどうする?
確かに、核サイクルは失敗です、では他のエネルギーは?
東京新聞はガリ版刷りですか?
東京新聞は電気使っていますか?
我と我が身を振り返ってから、東京新聞は新聞と名乗るように。

ちなみに、核兵器の本当の威力は、数千度の熱線と衝撃波です、半径300メートルで生き残った方々の記録からわかります。

http://otokogumdoronikazu0000000.blog.jp/

http://wwwjtheravadanetsatoutesuroushibuykusyogaisyaombudsman0000.dreamlog.jp/

http://sesesekurokawashigeru.blog.jp/
  1. 2017-04-18 06:13
  2. URL
  3. 永田町の雀 #HurUS3vk
  4. 編集

To 永田町の雀さん

こんばんは。

CTで調べれば、たぶん反アベ連中の脳味噌に異常が見つかると思います。
容量が少ないとかしわが少ないとか。

だって、そうでもなければ説明が付きませんよ。
どうしてあそこまでアホなのか。
  1. 2017-04-19 20:59
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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