2017-06-05 19:53

忙しい人のための獣医学部新設に係る議事録1(26年8月5日)


※本エントリは、国家戦略特区ワーキンググループ ヒアリング(26年8月5日分)を、no-risuが主観で超簡略化したものです。岩盤規制に風穴開けたい内閣府と、露骨に既得権益を守ろうとする文科省の姿勢がよく分かります。

事務局
「本日、最初の議題は、新潟市から提案された獣医師養成系大学・学部の新設計画について。」

吉田 大輔 文部科学省高等教育局長(以下、吉田局長)
「獣医師数は足りているので、学部新設は認められないというのが文科省の考え。また、獣医学部は大学設置等認可基準の第1条4号で規制されている。それでも新設したければ以下のハードルをクリアするべき。」

・特区とは別の全国的な新たな制度を作る

・獣医学関係者、隣接分野、関連分野の専門家等も含め、さらに広く意見を求める

・増減要因等を総合的に勘案して決定することが望ましい

・つまり文科省は獣医学部新設など絶対に許さねーぞ!

八田 達夫 大阪大学社会経済研究所 招聘教授(以下、八田WG座長)
「認可基準の第1条4号とは何時作られたのか?。」

吉田局長
「昭和59年」

八田WG座長
「この号は、競争的な市場環境を保つためには、そもそも存在すべきではないと思う。100歩譲って需給調整するのなら、既存の学校を削除していくプロセスがないと新陳代謝が起きない。必ず既得権擁護をもたらす仕組みだ。この号自体が大問題だと私は思う。」

原 英史 株式会社政策工房 代表取締役社長(以下、原WG委員)
「獣医師は足りているそうだが、具体的な数字で説明願う。」

牛尾 則文 文部科学省高等教育局専門教育課長(以下、牛尾課長)
「足りないと決める根拠が無いから足りている、と考えます。(そんな根拠を探すつもりはないが)」

原WG委員
「需給判断は誰が行うのか。」

牛尾課長
「文科省では判断しない。農水省の調査をパク・・・参考にしている。(つまり判断の責任者はいない。口は出すが責任は負わない、これが官僚のシステム)」

原WG委員
「これまでの分析結果や経過については?。」

牛尾課長
「我々としては基本的に需要を満たしている状況がずっと続いてきていると認識している。」

原WG委員
「先ほどから、文科省は獣医師会の代弁をしているようにしか聞こえないのだが。」

八田WG座長
「既得権は全部認めた上で追加は認めないなんてあり得ない仕組み、大問題です。既得権者の獣医師会らは喜ぶだろうが、国民経済的には最も避けるべきこと。少なくとも、この仕組みの中でもそういう弊害をなくすような方向の改革を、やるべきだろうと思います。」

牛尾課長
「アメリカと比較して日本の獣医師数が少なくないと分かるデータがある。」

八田WG座長
「業界団体が強い政治力を使って、既得権益を守るため物すごい需給調整をやっているアメリカと比較してもねぇwと思います。たとえばOECD諸国と比較してどうなのでしょう?。」

牛尾課長
「調べて後日提出する。」

宇野 善昌 内閣府地域活性化推進室参事官(以下、宇野参事官)
「地域的な偏在はどうか。本件の新潟だけでなく、以前から議論している愛媛(加計学園)も偏在を課題としている。偏在は事実なのか。」

牛尾課長
「調べて後日提出する。」


26年8月19日に続く。






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