2017-06-05 20:01

忙しい人のための獣医学部新設に係る議事録3(27年1月9日)


※本エントリは、国家戦略特区ワーキンググループ ヒアリング(27年1月9日分)を、no-risuが主観で超簡略化したものです。岩盤規制に風穴開けたい内閣府と、露骨に既得権益を守ろうとする文科省の姿勢がよく分かります。

事務局
「引き続き、獣医師養成系大学・学部の新設計画について。」

藁田 純 農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課長(以下、藁田課長)
「前回、うちの課長補佐が獣医の偏在を認めたようだが、あれは取り消す。偏在など存在しない、完璧に分布している。」

原WG委員
「完璧に?。」

藁田課長
「完璧に。そして、ペットの頭数は減少傾向です。少子高齢化でさらに減少するでしょう。ペット医療の高度化需要ですが、高度医療は一部の金持ちしか受けられないので需要に影響しない。つまり獣医師数は足りている、学部新設など言語道断。」

八田WG座長
「資料によると高齢者の方がペット飼養率が高く、高齢化を理由にするなら新規需要も認めるべきと思いますが。」

藁田課長
「減ります。減るのです。獣医師は足りています。」

秋山 咲恵 株式会社サキコーポレーション代表取締役社長(以下、秋山WG委員)
「過去5年間くらいの間、ペットビジネス業界市場はずっと成長してきています。獣医学部の新設・定員増に対する背景として、そういうところも考慮すべきポイントかと思います。」

原WG委員
「獣医師に定年は無いが、獣医師も高齢になれば業務終了する人もいるはず。しかし、そういう辞めた獣医師も獣医師としてカウントされているのはおかしい。また、ペット獣医が東京に偏在しているのは事実で、偏在は完璧に無いの説明はおかしい。」

藁田課長
「偏在ではない。地域の経済力に応じた適正分布である。」

八田WG座長
「まず、需給に応じて制限するのはそもそも変な話です。需給は市場に任せるべきで、政府が介入すべきではない。我々は今、百歩譲って、需給のことを考えてもかなり不足するでしょうと言っているのですよ?。」

原WG委員
「経済状況に応じているから偏在無く配分されますよ、ということであれば、供給量についてもマーケットに任せるのが筋ですね。」

藁田課長
「そういうご意見は文科省へどうぞ。当省は獣医師供給に関して物を言う立場ではございませんので。」



平成27年2月3日に続く





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コメント

こんにちは。
ご苦労さまです、やっぱりネットって有益ですね、なぜ一般公開されているこの資料を報道しないのか不思議です。
52年間も獣医学部の規制をしていた理由は獣医師が充足していただけとのことですが(それも怪しい)大きなお世話です、仮に入学者が少なくなれば必然的に競争力を上げるか撤退、縮小するだけ、獣医師の人数が増えれば競争が起き、ろくでもない獣医師は廃業となるだけで規制の必要性は全くありません。
この規制でメリットがあるのは既存の大学、獣医師会だけでしょう、獣医学部を目指す学生にとっては選択肢が狭められ、特に四国に住む学生は四国差別ガーと叫ぶべきです。
既存大学、獣医師会の意向を忖度した文科省の問題こそ
国会やマスコミで追及すべきです。
  1. 2017-06-06 08:37
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  3. kazusa #-
  4. 編集

To kazusaさん

こんばんは、ありがとうございます。

地味だし読んでもつまらないし難しいし、そういうのは読者視聴者にも喜ばれないし、注目集められないから儲かりもしないし、報道するに見合わないし、だからメディアは消極的なのでしょうね。

実際、これをまとめるのは私にとっても面白くない作業でした。私自身が「忙しい人」ですし。ただ、加計問題の賞味期限もせまるなか、誰も触れないまま闇に消えていくのは不愉快だったので、急ぎまとめているところです。

速度優先なのでかなり雑なまとめになり恐縮ですが、今夜中に完結させる予定です。
  1. 2017-06-06 18:06
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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