2017-06-06 20:38

忙しい人のための獣医学部新設に係る議事録4(27年2月3日)


※本エントリは、国家戦略特区ワーキンググループ ヒアリング(27年2月3日分)を、no-risuが主観で超簡略化したものです。岩盤規制に風穴開けたい内閣府と、露骨に既得権益を守ろうとする文科省の姿勢がよく分かります。

事務局
「引き続き、獣医師養成系大学・学部の新設計画について。」

牛尾課長
「まず文科省のスタンスを説明する。獣医学部を無制限に増やされると質が落ちる、増やしたところで就職先も無い。獣医学部新設には反対する。また、適正な定員規模は以前から当省が今も未来もずっと鋭意検討中であることから、その検討結果を待つべき。」

八田WG座長
「あっそう。ではみなさんご意見どうぞ。」

鈴木 亘 学習院大学経済学部経済学科教授(以下、鈴木WG委員)
「新潟と今治は、地域的に獣医師養成系の大学がない。四国も、北陸も。空白地帯で需要もあるから新設しようという計画。無秩序に増やす前提で質が落ちるどうのは議論に合理性が無い。」

牛尾課長
「定員規模は検討中と説明した。その結果をお待ちいただきたい。なお、検討途中であるため内容は秘密です。」

鈴木WG委員
「その『検討』だが、メンバーも、検証方法も、責任の所在も、スケジュールも全て非公開だ。オープンにするべきではないか。」

牛尾課長
「結果が出れば公表する。それから、獣医師の需給予測なら農水省に聞いてください。うちは農水省の調査結果を参考に予測している。」

鈴木WG委員
「農水省さん、どうなんです?。」

藁田課長
「農水省は需給見通しなんて調査してませんがな。」

鈴木WG委員
「つまり、文科省に需給予測を立てる能力は無い、ということですね。」

牛尾課長
「ぐぬぬ!」

八田WG座長
「獣医師は国家資格ですから、生徒数が増えても質は落ちないのではありませんか?。結果、優秀な獣医師が増えて、収入の下がる獣医師も出てくるかもしれませんが、それは規制存続の理由にならない。」

八田WG座長
「ところで、獣医学部が増えると質が落ちますか?。」

牛尾課長
「競争するようになるので質は落ちます。」

八田WG座長
「普通、競争によって質は高まるのでは?。質の悪い学部は潰れるわけですし。」

牛尾課長
「ぐぬぬ!」

阿曽沼 元博 医療法人社団滉志会瀬田クリニックグループ代表(以下、阿蘇沼WG委員)
「結局、どうすれば文科省は新設を認めるの?、そちらの条件は?。」

牛尾課長
「条件など無い、特区は認めない、獣医学部新設に反対する。我々は、特区などでなく全国的な新制度を鋭意検討中だ。」

八田WG座長・阿蘇沼WG委員
「その検討の中身とは?。」

牛尾課長
「・・・・・あらゆる可能性。」

本間 正義 東京大学大学院農学生命科学研究科教授(以下、本間WG委員)
「獣医師の需給調整を、官庁がやらなければいけないという理屈がどうもわからない。」

八田WG座長
「獣医学部の先生の質、研究水準などで獣医学部の新設を認めるための制限をする。次に医師の質を国家試験で、非常に厳正に制限する。その2つで十分だと思いますね。」

牛尾課長
「地方に新設したって、どうせ卒業したら全国に散るんですよ。意味ないですよ。」

本間WG委員
「全国から集まって全国に散っていくのは、それでもいいのですよ。全く問題ない。そこで学生が6年を過ごすということの地元にとっての意味、そういうことも含めて考えましょう。

鈴木WG委員
「だいたい、漠然と全国から来て全国に散りますというのと、空白地域で獣医学部がないので違うところの地域に行って戻ってきます、というのとでは話が全然違う。」

八田WG座長
「文科省は検討中と言った。それがすぐに実現するなら私も特区にこだわりません。が!、結論を何年も引き延ばす気なら、新潟を直ちに承認して改革の先駆けとしましょう。」

阿曽沼WG委員
「検討結果はいつ頃でそうですかね?。」

牛尾課長
「検討中でございます。いろいろ検討中でございます。」

平成27年6月8日続く






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