2017-06-16 22:11

前川文書漏洩は重大な情報セキュリティ違反、処分無しは文科省の自殺行為


文科省の再調査が終了し、どうやら前川文書は実在したようだ。反アベ連中は大喜びしているが、はっきりいってどうでもいい。文書の中身は何ら問題なく、見つかって「だから何?」というだけの話、戦勝ムードの反アベ連中の思考回路は理解不能だw。

さて、文科省の公表を聞いていて気がかりなことがあった。文科省は、前川文書の漏洩犯を特定できているみたいだが、どうも漏洩犯の処分まではしたくない様子なのだ。これはおかしい。文書は明らかに機密情報で、公益通報保護法の保護対象でもない。

ブロゴスを見ていたら、「守秘義務違反で処分したがるのはネトウヨの意趣返し」的な意見が散見された。しかし、それらの人々は国家公務員の情報セキュリティを理解していない。政治的主張など関係なく、厳罰に処すべき重大な情報漏えいなのだ。

国家公務員が扱う情報(文書・メール)の全てには、大きく3種類の機密レベル格付が付される。「機密性情報1」、「機密性情報2」、「機密性情報3」だ。3が最もレベルが高い。1は公開済みやほぼ無価値の情報で、圧倒的多数は2に分類される。

ちなみに、3の上には「特定秘密」があるけれど、一般的でないので今回は無視。

で、「機密性情報2」は、職員が日常的に作成している文書やメールが該当するが、この段階ですでに「関係者限り」の制限がかかる。どの情報がどのランクに該当するかは、詳細な分類が定められていて、複数の非公開省庁間協議の情報で構成される前川文書は「機密性情報3」、それもかなり上位のレベル3に相当するはずだ。

「機密性情報3」になると、当該省庁の職員であっても許可無く閲覧できない。さらに、配付禁止、暗号化必須、書換禁止、削除禁止などの厳しい制限がかかる。どこまで徹底されているかは知らないが、こうして省庁は情報セキュリティに努めている。

それでもたまに情報漏洩は発生してしまうわけだが、よくある名簿流出などは「機密性2」の情報に相当する。当然、漏洩した職員は処分される。レベル2だろうと、悪意があろうと無かろうと、うっかりミスだろうと処分される。お咎め無しはありえない。

前川文書は最高レベルの機密3、よりにもよって前川と協力者は意図的に流出させ、それを前川はマスコミ各社に持ち込んだ。明白に深刻な違反であり、これを処分しないならば、情報管理と国家公務員倫理における文科省の自殺行為ではないか。

「あったものを無かったことにはできない」と前川は言った。

うむ、重大な守秘義務違反が確かにあり、それを無かったことにするべきではない。反アベメディアらによれば、前川は頭脳明晰かつ人格優れた御仁らしい。事実なら、処分を渋る文科省を批判して、自ら処分を求めそうなものだが、そんな気配は微塵も無いなw。





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テーマ:報道・マスコミ
ジャンル:政治・経済

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コメント

 だから政府は「調査しない」と言っていたのに・・・・。

 出ても意味のない文書だから、調査しなければ怪文書で済んだのに、調査して見つかれば、流出させた奴を公に処罰しない訳に行かないのです。

 違法行為を温情、その他の理由で処罰しなければ、それこそ公権力の私物化です。

 今頃この文書流出に関わった連中は、眠れない夜を過ごしているでしょう。
  1. 2017-06-18 09:08
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

こんばんは。

見つかったら見つかったで、処罰するならするで民進他はいろいろ難癖をつけてくるでしょう。
年金問題のリークをさも正義の味方よろしく国会で披露し、結果改革につながったにしろ、国家公務員の特定機密漏洩を利用して国民をだまくらかした輩ですから。
ただR4の特定機密公開にはしりすぼみのようで。
  1. 2017-06-18 18:07
  2. URL
  3. koguma #-
  4. 編集

To よもぎねこさん

こんばんは。

そうなんですけど、処罰しない気配が感じられます。なんなんでしょうね。

まあ、処罰しない方が文科省的にも官邸的にもウインウインなんですけど、お前らに正義は無いのか!と言いたいです。マジふざけんなと。官僚のプライドは無いのかと。本当に情けないです。

  1. 2017-06-19 20:12
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To kogumaさん

こんばんは。

難癖しかない、って感じですね。
それだけ安倍内閣の防衛が高度だということの証でもありますが、国民にはそれが理解できない。

特に、ここ最近のマスゴミの劣化報道には腸が煮えくり返る思いです。国民に事実を伝えない、それがどれほど罪深いか、改めて実感しています。
  1. 2017-06-19 20:15
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

官僚の諸氏はいったいこのことをどう考えてるんでしょうか。

小生は立場の数だけ正義があると思ってますから前川助平の方にも何らかの理はあるんでしょう。でも考えてもらいた。文書の内容や当否じゃなく今後は何か怪文書が出れば官僚諸氏のパソコンは捜査ができるという前例を作ったということに気が付かないんでしょうか。

小生はこれは文部官僚の誰かが作り流したんだろうと思ってました。後から何らかの切り貼りはあるにしろ何か元になるものはあったんでしょう。文科大臣は敢えて共有フォルダーしか調べなかったのは、これ、文部官僚諸氏に対する忖度だったと思います。怪文書ならば意味無しで放置、にすれば傷は何もないわけです。

本気になって探さないからお前らもいい加減なことはやるなよ、というわけです。しかし、マスゴミもそれを考えずに後先に調べろと言ってしまいました。こうなれば今後怪文書がでれば皆の個人のPCまで調べられます。まず以前のような造反は厳しいでしょう。そのうえ自分達の根回しと協議のための内容まで筒抜けになります。どうするんでしょう。これは捜索の範囲を各人のスマホまで広げることは何も問題がないでしょう。

前川助平氏は自分の正当性の主張のために後輩諸君にとんでもないことをしたという自覚はあるんでしょうか。

マスゴミもおそらくこれで内部文書のリークということでネタを得ることはえらく困難になるでしょう。自分の首を絞めてるという自覚はあるんでしょうか。

不不思議なものを見た気がしましたね。
  1. 2017-06-19 20:50
  2. URL
  3. kazk #-
  4. 編集

To kazkさん

こんばんは。

推測でしかありませんが、文科省官僚のほとんどは、前川のスタンドプレーに迷惑していると思います。
メリットが全然ありませんし、官僚の多くは普通の良識を備えているという期待もあります。

文科官僚は前川シンパばかりという報道も目にしましたが、そんなのは嘘に決まっている。
ほとんどの文科官僚は前川と無関係だし、部下が上司に忠誠を誓いたがる組織など不気味です。

前川は「自分は面従腹背がポリシー」などとアホなことをどや顔で暴露してましたが、そういう人間にはその程度の官僚しか寄ってこないでしょう。

で、懸念されることは一々その通りだと思います。とんでもない前例を作ってくれましたね。
同時に、「こうすれば情報漏えいしても罪に問われない」という前例も作ってしまいました。

官僚社会は前例主義ですから、これは無視できない懸念だろうと思います。
危惧している官僚は多いと思いますが、今のところ、その声を伝えたメディアは産経だけですね。
  1. 2017-06-20 20:15
  2. URL
  3. no-risu #-
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