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2018-01-23 19:21

今日のナマポ:青森県の女性(48)


生活扶助の減額が決定し、反対する人権派メディアは、生活保護受給者の困窮事情を懸命にアピールしている。1月21日の東奥日報の記事もそれで、読んでみれば語るも涙聞くも涙の物語、社会的弱者を苦しめる安倍政治許すまじ!という気分になってくる。

でも、果たして記事は事実なのだろうか。冷静に考察するとどうも様子がおかしいのだ。今回は、東奥日報に登場したある女性について検証したい。彼女は守られるべき生活保護受給者なのか、それとも世間の感覚から乖離したナマポなのか。

では、対象者の基本的な情報からご紹介。


受給者
青森市の早川美由紀(48)仮名

家族
夫=DVで離婚 子供一人=障害により施設に入所

受給額
10,3000(生活扶助+住宅扶助)

貧困状況
1.簡素なアパートで一人暮らし
2.スーパーの見切り品や半額弁当で食費は月2万5千円(1日800円)に節約
3.入浴は週2回に我慢
4.暖房費節約のため昼間はスーパーの飲食コーナーや図書館で過ごす


うむ、色々と首を傾げたくなる状況だ。

まずは受給額10万3千円。夫は離婚し、子供は障害者施設(受給者は無料)に入所、10万3千円は早川さんが一人で使う扶助だ。ここには住宅扶助も含まれており、青森県の支給要件から、家賃は上限の3万円と推察される。生活扶助は7万3千円だ。

「7万3千円では生活が苦しい!」と言われても、ちょっと腑に落ちない話だろう。普通に暮らしていける金額のはずだ。普通に暮らせず困窮してしまうのは、扶助額よりも生活スタイルや金づかいに原因があると推察するのは自然なことだろう。

次に食生活。1日800円しか使ってない=食費は目一杯切り詰めてます!と言いたいのだろうが、800円もかければ、普通は余裕で人並みの食生活が送れるはずだ。それなのに苦しいと感じる原因は、彼女が自炊をしないからだろう。

まあ、1日800円の食費を高いとか贅沢とか言うつもりはないが、貧困アピールに使うなら不適切と言うほか無い。自業自得、自炊しろ自炊を。その方が本人のためでもある。値引き弁当食い漁るより、はるかに生活が充実するし、健康にも良い。

で、食費を差し引いた残金は4万8千円だ。風呂は週2回、自炊はしない、昼間は外出なら光熱費を引いても4万円は残るだろう。その4万円、いったい何に使っているのか?。

そして暖房費。記事には書かれていないが、彼女は10万3千円の保護費とは別に、冬期加算が支給されている。最低でも18,500円/月が、11月~3月の間に支給される。灯油も随分と値上がりしたが、青森県で直近1月半ばの単価は85円/Lだ。

冬期加算により、彼女は月に約218Lの灯油を購入できる。よくある赤い18Lポリタンクなら、月に12回も買いに行ける計算だ。簡素なアパートなら十分な灯油量と思うが、彼女は暖房費が不足し、スパーや図書館でしのぐ等の節約を強いられている。

ここから推察されるのは、「冬期加算を暖房費以外の何かに流用しているのではないか?」と言うことだ。毎月4万円、そして冬は4万円+冬期加算の一部を「何か」に使っている、と推察されるわけだ。いったい、彼女は何に金を使っているのか。

・・・ナマポの臭いがする。

そもそもだ。普通に考えて、家賃ゼロで月に手取り7万3千円もあれば、人並みの暮らしは余裕で可能となる。早川さんの場合、生活を圧迫させる何らかの浪費があるとしか考えられない。そこを検証するには、何度も言っているように家計簿をみせてもらうしかない。

しかし、ナマポは保護費が削減されるたびに「私たちに死ねというのか!」と怒声を上げるくせに、家計簿だけは「死んでも見せない!」のである。これでは、いくら生活が苦しいと言われても納得できない。むしろ、不信感ばかりが増していく。

結論。本受給者は、生活保護受給者ではなく「ナマポ」の疑いが濃厚。彼女の幸せのために必要なことは、扶助費減額阻止などではなく、生活スタイルの改善及び適切な家計管理を実現させる助言だ。四の五の言わずに家計簿を公表するべし。




東奥日報:生活保護 18年度から減額へ、青森県内受給者に不安広がる
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-21131028-webtoo-l02
" 国が昨年末、生活保護受給額を2018年度から減額する方針を示したことで、青森県内の受給者に不安が広がっている。減額基準の詳細はまだ示されていないが、都市部を中心に10月以降、食費や光熱水費に充てる「生活扶助」や、ひとり親家庭を対象とした「母子加算」が減額される見込み。前回の13年度の見直しから連続削減となり、県内の受給者からは「これ以上、切り詰められない」「死ねということか」と悲痛な声が上がっている。
 青森市の早川美由紀さん(48)=仮名=は、以前住んでいた福島県いわき市で、夫からDV(家庭内暴力)を受け続けていた。2011年の東日本大震災後、障害のある長男とともに、出身地の青森へ戻り、暮らし始めた。その後、夫と別れた。
 うつ病やてんかんを患い、フルタイムの仕事ができないため生活保護を受けている。長男は、障害者福祉施設に入所。質素なアパートで1人で暮らす。
 住宅扶助や生活扶助など生活保護費は月10万3千円。スーパーの見切り品や半額弁当を買って、食事代を月2万5千円(1日当たり約800円)に抑えている。入浴は週2回に我慢。暖房費を節約するため、昼間はスーパーの飲食コーナーや図書館で過ごす。
 時々、夫から受けたDVの記憶が頭をよぎり、涙があふれる。精神的に不安定な状態が続く中で、生活保護減額のニュースを聞いて、さらにふさぎ込んでしまった。
 将来の不安の中で、睡眠薬がないと寝られない毎日が続く。「人間らしい生活を維持できるように配慮してほしい」と涙ながらに訴える。
 厚労省の発表によると、18年度からの生活保護費の見直しで、受給世帯の3分の2にあたる67%が減額になる。「生活扶助」が、都市部の母子世帯や単身高齢者世帯などで最大5%引き下げられる一方、地方の小規模自治体の母子世帯では増額となるケースもある。県内でどれだけの世帯が影響を受けるかは不明だが、「2級地の1」と県内で最も保護費基準が高い青森市では減額の可能性が高い。
 青森市の長峰和歌子さん(66)=同=はC型肝炎から肝細胞がんになり現在、生活保護を受けながら市内のアパートで1人で暮らす。月2回の通院にはバスを利用しているが、体調が悪い時にはタクシーを利用したいと思う。しかし、年金と生活保護費の合計10万3千円から、タクシー代を捻出するのは難しい。
 「今でも大変なのに、これから、さらに減額されるとなると『早く死ね』と言われているようなもの」と絶望感を口にした。
 てんかんのため、仕事ができず生活保護を受けている同市の石川伸幸さん(61)=同=は「生活保護受給者が多くなった今、減額は仕方ない」とため息交じりに話す。一度作ったスープを2~5日に分けて食べるなど、工夫して食費を削っている。「確かに今でもきつい。ただ、自分はまだいい方。重度の病気を持っている受給者がどうなるのか心配だ」と話した。
 県立保健大学社会福祉学科の村田隆史講師は「生活保護基準は、生活保護世帯に影響を与えるだけでなく、就学援助、住民税の非課税基準、最低賃金基準など一般の人も関係する制度にも影響し、社会格差や貧困を深刻化させることになりかねない」と話す。"



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テーマ:生活保護
ジャンル:政治・経済

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コメント

こんにちは。
困ったときはお互い様、日本の美徳です。
働きたくても働けない本当の社会的弱者を助けることは大事です。
だからと言って問題提起するためにこのようなオーバーな印象操作は逆効果であり本来受けるべき働きたくても働けない本当の社会的弱者への見る目もつめたくなることを知るべきです。
世の中10数万円で税金、医療費、住居費を負担して生活している、あるいは経験した人間は沢山います、私もしたことがありますのでその記事は感覚的におかしいとすぐにわかります。
まずはno-risuさんの主張通りエビデンスを示すべきです、出せないでしょうけど。
  1. 2018-01-24 08:25
  2. URL
  3. kazusa #-
  4. 編集

 ワタシも病身で無職と言う身の上ですから、青森市の早川さんと似たような身の上ですが、彼女より少ない生活費で済んでいます。

 生活保護費って一番割の悪い単身者でも、その地域の高卒正規職員の初任給の手取り程度はあり、しかも医療費、上下水道費、NHK視聴料等が無料ですから、単身者としては十二分な生活保だと思うんですけどね。

 それをいつも「死ぬ」とかそういう嘘話をしなくちゃならないんでしょうね。

 生活保護費は公金なので、家族構成やその他の状況を想定したら、正確な金額がわかります。

 本来国民にはまずその金額を知らせて、それが過大が過少化を判断させるべきでしょう。

 一体なんでいつもこの手の馬鹿馬鹿しい貧乏物語を書くのでしょうね。
 
 
  1. 2018-01-24 08:56
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

思わず出る「業界用語」???

>以前住んでいた福島県いわき市で、夫からDV(家庭内暴力)を受け続けていた。2011年の東日本大震災後、障害のある長男とともに、出身地の青森へ戻り、暮らし始めた。その後、夫と別れた。

…ほほう。家庭環境の他に「大震災」きっかけが出て来た。勿論、事例はあろう…

>「人間らしい生活を維持できるように配慮してほしい」と涙ながらに訴える。

…「人間らしい」と言って「涙ながら」になるってのは、日共やパヨクの「演技パターン」であり「フレーズ」「台詞」…果たして「消える(た)4万円」はの行方は…?

  1. 2018-01-24 16:56
  2. URL
  3. RIHAD! #JmHcGUZQ
  4. 編集

To kazusaさん

こんばんは。

私もそのような生活をしたことがあります。
全然問題なく楽しく暮らしていけました。

もっとも、社会人になったとき、「こんなに金があってどうしよう」と驚きましたけど(笑)。
あ、普通の平均的な初任給ですよ?。
  1. 2018-01-24 19:56
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To よもぎねこさん

こんばんは。

とどのつまり、彼らは国民を馬鹿にしているのですよ。騙せると。
実際、けっこう騙せますしね(笑)。

彼らの立場に立って考えれば、この戦略は実に正しい。効率的です。
軽蔑しますけどね。

  1. 2018-01-24 20:02
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

To RIHAD!さん

こんばんは。

あ、やっぱり気になりました?。
私も2011年にかなり反応しました(笑)。

というか、ものすごく胡散臭くなりましたよ。
自主避難者の自己中心的なアレじゃねーの?、と。

まあ、そのあたりの事実は確認のしようがありませんねぇ。
  1. 2018-01-24 20:07
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

減額の影響を具体的に示したいので、ある程度の数字を入れてはいます。しかし、節約した成果がどこに飛んだのか、すべて明かせない理由はお察しのとおりでしょう。
住宅費を伏せたりして、詰めて読まない人向けのプロパガンダが記事の目的だと考えられます。
  1. 2018-01-25 22:20
  2. URL
  3. 大盛 #-
  4. 編集

To 大盛さん

こんばんは。

紙面で許される文字数も限りがあるのは分かりますけど、ちょっと情報量が不足していますよね。
しかも、その方が都合がよいかのような印象も受けます。

こういう記事や活動は、本当に支援が必要な人々にとって害悪としか思えませんねぇ。

  1. 2018-01-26 18:29
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

人間らしく生きたいのに、命を切り詰めてます、タヒにたいです、、、えっ?!保護費をどう使うかは、受給者の勝手で、赤の他人に言われる義理はないよね~、、
だから、灯油も買えない、銭湯にも行けない、スーパーで安売りしか買えない、、、金額が少ないんです、、、
  1. 2018-03-04 14:29
  2. URL
  3. 名無しさん@Pmagazine #-
  4. 編集

To 名無しさん@Pmagazineさん

こんばんは。

そういうのはもういいから、さっさと家計簿を公開してもらいたいものです。でなければ、理解も議論も全く前に進みませんからね。

  1. 2018-03-05 19:58
  2. URL
  3. no-risu #-
  4. 編集

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